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赤毛のアンに会いに カナダ[2008年06月21日]

グリーンゲイブルス・アンの部屋青い海はサファイア、赤土の大地はルビー、緑の森はエメラルド・・・「赤毛のアン」の作者モンゴメリは生まれ育ったプリンスエドワード島(PEI)を宝石でできている島と表現したそうです。
PEI行きの飛行機の中で、「赤毛のアン」をなんとか読破!じっくり読んでわかったこと、どうやらPEIは穏やかでのんびりしていて美しいところのようだ・・・ということ。本の中でもこの島は登場人物誰もが賞賛する島でした。

トロントから約2時間、森やくっきりと区画された畑、赤土の海岸が飛行機の窓から見えてきました。私にはそれがパズルのように見えました。案内をしていただいたアイランダーの(PEIに住む人のこと)日本人ガイドさんによれば、その風景をパッチワークみたいという方もいるそうです。

プリンスエドワード島今回の滞在はプリンスエドワードアイランド州の州都で、空港のあるシャーロットタウン、赤毛のアンの舞台になったキャベンディッシュ村の2ヵ所。
空港からキャベンディッシュまでは車で40分くらいです。 その途中の道ではタンポポが一面に咲いているところや、断崖絶壁の海岸、 カラフルなかわいらしい家が並ぶいろとりどりの景色がずっと遠くまで見渡せます。 目に入ってセントローレンス湾くるものすべてが本当にとにかくかわいい。すべて写真におさめたくなる風景です。 ガイドさんにお願いして数キロ走るごとにフォトポイントで止まっていただきました。PEIの海抜は一番高いところでも152mだそうで、視界をさえぎるものがないので遠くまで見えるそうです。



どこも立ち去りがたい、目に焼き付けておきたい景色でした。フォトストップをしすぎて空港出発から2時間、やっとキャベンディッシュ村のホテルに到着です。この景色は今日だけか・・・大丈夫です。アンを訪ねる終日ツアーに参加すれば、もっとかわいくて絵本みたいな景色に出会えますから!

キンドレッドスピリッツカントリーインキャベンディッシュでの宿はキンドレッドスピリッツカントリーインです。パステルカラーのかわいらしいお部屋と、手作りのホットサンドの朝ごはんが魅力のカントリースタイルのホテルです。真っ白なレースが枕に、カーテンに・・・お花模様の小物、手織りのファブリックのランプシェード・・・いたるところに女の子が大好きなものばかり。こんなお部屋に暮らしてみたい!とキンドレッドスピリッツカントリーイン小さいころに夢みたような、そんなお部屋です。スタッフのみなさんが初めて会ったのに、フレンドリーなケアをしてくれるのも小さいロッジならでは。夜にはティーパーティがあったり、ホームスティをしているような気分です。
キャベンディッシュには夏シーズンだけオープンのこういった個性的なロッジ(イン)がいくつかありますが、たいていは個人経営でお部屋はわずか。しかも今年は赤毛のアン出版100年のアニバーサリーイヤーですので、ご予約はお早めに。


キャベンディッシュ村は出版から100年たった今も多くの人が読む、赤毛のアンの舞台です。その作者、モンゴメリやアンにまつわる施設がたくさんあります。アンの家(グリーンゲイブルス)や、郵便局、当時のまま残っている駅などが広く点在しています。終日アンツアーに参加して、効率よく赤毛のアンの舞台をみてきました。案内してくださったガイドさんはPEIに移住した、アイランダーの方です。

アンツアーでは
グリーンゲイブルスインフォメーションセンターモンゴメリのお墓→モンゴメリが働いていた郵便局→グリーンゲイブルス(アンの家)→セントローレンス湾岸沿いの景色→ランチ→モンゴメリ生家→グリーンゲイブルス博物館→フレンチリバー(風光明媚な漁村。景色があまりに美しくPEIのカレンダーなどにも使われる)→モンゴメリも利用したといわれるケンジントン駅・・・


フレンチリバーざっとこのようなところを観光します。私は一般のお客様が2名参加する中に加えていただきました。アンに浸る1日かと考えていましたが、実際は海岸から漁をしているのを眺めたり、名もない湖や入り江の前で下車をしたりと、内容は充実しています。 アンがお好きな方だけでなく写真を撮るお客様がよく参加されるツアーというのもうなずけます。(参加人数次第で内容は若干かわることがありますので、参考までに・・・)





全部をご案内することができないのでアンの家と博物館、そしてランチに関して、ご紹介をしたいと思います。
グリーンゲイブルス恋人の小径物語の中でアンが住む家のモデルとなったのが、グリーンゲイブルスですが、実際はモンゴメリの親戚の家だったといわれています。緑の屋根と白の壁の色が鮮やかで概観をたくさんの観光客が写真をとっていました。 中は物語の中の登場人物の部屋がそのままに再現されています。中ではアコーディオンをひくおじさんがいたり、カフェがあってお茶を飲んだりと和やかな雰囲気です。 近くには本の中で「恋人の小径」と名づけられていた林もあります。トレイルがあるので歩きやすかったです。 背の高い木が生い茂っていて緑があふれています。マイナスイオンもたっぷり、しかも静か! ここはやっぱり1人で歩くより、だれかと手をつないで歩きたい!そんなところです。



モンゴメリ愛用の品が展示されているグリーンゲイブルス博物館は現在もモンゴメリの親族が暮らしている家を半分利用し作られた博物館です。モンゴメリが書いた手紙や愛用していた食器などがたくさん展示されています。(博物館のお手洗いはそのご親族の皆さんが使っているところを利用させていただくんです!)展示物のそばにおいてあったクラシカルなインテリアにも注目です。この中で結婚式もできるそうです。毎年数十組の日本人カップルが式をあげると聞きました。


ここではもうひとつの注目があります。赤毛のアンがひょっこり現れることもあるということ・・・
赤毛のアンにひょっこり出会えることも




ロブスター今回のツアーにはロブスターランチがついています。PEIはロブスターが有名。島の海岸沿いではロブスター漁の船も見えました。今が旬!そんなロブスターもいただきました。ゆでたロブスターに溶かしバターをつけて・・・本当にシンプルな食べ方です。 もちろん丸ごと1匹の本当に豪華なランチです。聞くところによれば、観光シーズンのこの時期は朝とれたてのロブスターがツアーでもたべられるとのこと。出張でこんなぜいたくなランチを食べていたことを社内で言いたくないのですが、これだけははずせないので、みなさんにお伝えします。


シャーロットタウンでは馬車が走っているカナダの夏は太陽がなかなか沈みません。ツアーが終了しシャーロットタウンへ戻った午後5時を過ぎてもまだまだ明るいです。ツアーのあとの散策も可能です。かつてカナダの建国にむけた会議が開かれたシャーロットタウンは「カナダ連邦発祥の地」とも呼ばれています。 おしゃれなレストランやショップが立ち並ぶ、スタイリッシュエリア。キャベンディッシュののどかなヴィクトリア調の街並み雰囲気もいいですが、レンガのビクトリア調の建物もまた素敵です。






PEIは牧歌的な景色とおだやかで優しい島の人たち、クラシカルで優雅な街並み・・・小さいけれどいろいろな顔をもつ島です。私にとっては夢ほど遠いものではないけれど、ずっと昔にこんなところがあったらいいのに思ったことのある、なんとなく懐かしい感じのするところでした。パッチワークみたい、おもちゃみたい、宝石のような島・・・それぞれがいろいろなイメージをふくらませたくなる島なんだと思います。だれの表現にもうなずけます。私がまたPEIに行く機会があれば、そのときもまた今とは違う印象をもつのだと思います。プリンスエドワード島は赤毛のアンだけではない魅力を、たくさんもつ島でした。

2008年6月 吉木

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