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アドリア海の小さなリゾート コルチュラ島 ~クロアチア~[2009年05月27日]

今回の研修はクロアチア、コルチュラ島へ。コルチュラ島はたった200メートル四方の旧市街とエメラルド色の海が旅人をひきつけてやまない、アドリア海に浮かぶリゾート地。島に空港はなく、クロアチアの沿岸のドブロブニクから毎日1本のバスと週に2回の船があり、またそのほかの周辺の島や町からも週に数便の船がでている程度。これまでの経験上、行きにくければ行きにくいほど、その分だけすばらしいところが多かったが、それまでに滞在したザグレブもドブロブニクもあまりにきれいな街並みだったのでそれに大満足の私は、ドブロブニクから3時間もかけて、ドブロブニクよりも小さい旧市街を見にコルチュラ島は行くということは相当なすばらしいところに違いない、と出発。

コルチュラ島はガイドブックにも数ページのっているだけで、どこにホテルがあるのか、どこにバスや船が着くのかもわからないまま日本を出発。日本ではまだまだ情報が少なく、船のスケジュールもバスの路線もわからず、手配の段階から現地の手配会社時刻表などを取り寄せながらとなりました。今回ドブロブニクからコルチュラ島へバスで向かい(クロアチア本土と島の間は15分くらい、バスごとフェリーに乗ります)、帰りはフェリーにてドブロブニクへ戻る日程を組みました。
午後3時にドブロブニクを出るバスに乗るため、ドブロブニク旧市街からタクシーで向かい、2時過ぎにはターミナルに着いて、止まっているバスの中から、コルチュラ島行きを探したがまだ来ていないようだったのでベンチでぼーっと座って待つこと30分。出発10分前になっても、バスがこないのでまわりの人に聞いてみるとすでに止まっていたコルチュラ島の街「ベラルカ」というところへ行くバスがコルチュラを経由していくらしい。言い訳ではないけれど、バスには「こんな小さな字読めないから!」っていうくらい小さい文字で確かにコルチュラ経由と書いてあった・・・はずかしいことに、ここで初めてコルチュラは島の名前でもあり、島の旧市街のあるところを指していることに気づく・・・。こうしてぎりぎりのところで何とか乗車。
ドブロブニクは結構大きなバスターミナルなのに出発の案内や放送が一切ない。海外ではよくあることだけれども、何でも放送してくれる日本とは違うところ。自分で動かないとあっという間に置いていかれてしまうので要注意。


乗ったバスは途中の小さな村のバス停で止まって数人のお客さんをのせて、そして途中3件くらいの家で小包などをピックアップ(荷物だけのせていったので、おそらくそのバスが荷物運びもしているのだと思います)しながら、アドリア海沿いの道を行きます。途中ワインの生産がさかんな街や(後から知ったのですが、ワイン街道というところを通過したようです)や村を通って、ローカルなクロアチアも見ることができました。コルチュラ島まで残り15分というところでクロアチア本土のオレビッチからフェリーに乗って移動します。全体で3時間15分の道のりですが、景色も雰囲気も動きがあって楽しめるのがこの区間のバス移動の魅力です。

午後6時すぎにようやくコルチュラ島の旧市街近くにあるバス停に到着も、ガイドブックがないため宿泊予定のホテルの場所がわからない。インフォメーションセンターも閉まっているので、近くにあったかなり簡単な地図をみてその方向へ。これが結構大変。コルチュラ島は山がちで坂が多いため、距離はなくても意外と時間がかかります。ここは無理をせずバス停に止まっているタクシーでホテルまで行くのがおすすめです。結局、かなり遠回りをしたようで1時間もかかってホテルへ到着。
ホテルのマネージャーが「ハワイのダイヤモンドヘッドより海もきれいで、街並みもすばらしいと思うよ 」とチェックインの際に言ったとおり、ホテルのテラスからみえる夕日に照らされた旧市街の街並みと、ホテルの前のどこまでも透き通る青い海をみてそれだけで大感動!早速近道をきいて、午後8時、旧市街へ。ホテルからは歩いて10分の道のりです。この時期のヨーロッパはまだまだ明るい。時間を有効にたっぷり使えるのがうれしいところです。

コルチュラ島の旧市街はとても小さく、1周は歩いて20分程度といわれています。ただ路地には歴史的に古い教会や民家が立ち並び、ただそこをじっくりみて歩けば1日では足りないかもしれません。旧市街全体が美しい建造物であふれた、博物館のような島でした。
2日間とにかく旧市街を歩きとおし、旧市街をくまなく調査。おすすめしたいスポットをいくつかご紹介したいと思います。

サンマルコ大聖堂

高い尖塔を持ち、遠くからでもよく見えるランドマーク的存在の教会です。日中は教会の中を見ることができます。(日曜など教会の行事があるときを除きます)装飾がとてもきれいで、中は静かで神聖な気持ちになります。ちょうど私が見学したときは、中学生くらいの子供たちが牧師さんの話きいていました。学校みたいな役割もあるのでしょう。
そしてこの大聖堂ではずせないのが、夜のライトアップです。夏は日が長いので、明かりが点灯するのが夜9時くらいでした。近くの島から日帰り観光でやってきた観光客も少なくなったあと、黄色い電灯に照らされる教会はとても美しいものでした。


旧市街のレストラン

旧市街には細い路地にテーブルを並べて営業するレストランがいくつかあります。オープンエアのテラスだけではなく、お店の中にもテーブルを並べている店がありますが、旧市街の古い建物の一角を利用しているので、誰かのお宅におじゃまして食事をしているようなそんな雰囲気です。コルチュラは旧市街の外側にもレストランはあります。やはりどちらかというと旧市街のレストランの方がお値段は少し高め。それでも日の暮れてくるころに路地のテラスで食べる食事はやっぱり最高です。メニューはアドリア海でとれる新鮮なシーフードがメイン。コルチュラ島だけではなくクロアチア全体的に言えることですが、味付けはイタリア料理に近く、味付けは日本人好みだと思います。リゾットやパスタがおいしいです。コルチュラ島へ行かれる方は旧市街での食事、ぜひお試しください。

高台からコルチュラを眺める

ホテルのスタッフの方から教えていただいたのですが、旧市街を高いところから眺めることができる場所があります。旧市街の背後には小高い丘があります。その一番高いところからは、晴れていればイタリアも見えると聞きました。歩きだと数時間かかるとのことで、それは厳しい・・・早々にあきらめ、旧市街から20分ほどのところまで坂道を登りました。そこからも十分コルチュラの旧市街を眺めることができました。遠くに見える旧市街はレンガの屋根の家々がならび、絵葉書になりそうなくらい絵になる風景です。おそらく日が暮れてからは街全体がライトアップされ、もっときれいな風景がみられるのだと思います。ガイドブックには載っていない穴場スポットがこの丘です。


帰りはコルチュラ島の港からフェリーでドブロブニクへ向かいます。フェリーの設備は結構しっかりしていて、レストラン、バーなども完備。船のテラスでお茶をしている人もいれば、日向ぼっこするカップルもいたりして穏やかな雰囲気でした。船酔いを心配しましたが、車もたくさん乗せる船なのでほとんどゆれもありません。アドリア海は船の航行が盛ん。ドブロブニクからはバーリなどイタリアへ向かう船もでています。途中小さなヨットや、世界的なクルーズ船などとすれ違い、小さな島の間をぬってドブロブニクへと向かいます。3時間はあっという間に過ぎ、沿岸に港と小さな家がたくさん見えてきたらドブロブニクへ到着です。コルチュラ島へ行くため、船とバスを両方利用しましたが、小さな島やの沿岸部の美しい景色を見ながらの移動ができる船も大きな魅力です。

                           

コルチュラ島の海はおそらく、ドブロブニクのビーチと比べてぐっときれいです。海の色はこれまでみたこともない色で、エメラルドグリーンが近いと思いますが、人口的には作れないような色をしていました。コルチュラ島の旧市街も、それからそこに住む人もみな、古くから残る旧市街を大切にしています。古くて美しい街並みと、決して古くない現代の暮らしが共存しています。古い昔にタイムスリップしたような不思議な感じがしました。ドブロブニクの旧市街よりもぐっと規模は小さいですが、この1周たった20分のコルチュラ島の旧市街には数えきれないほどのみどころがあります。これはまだお伝えしたかったコルチュラ島の魅力のまだ半分にもなりません。ぜひこのすばらしい島を皆様の目で見てください。


2009年5月 吉木

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