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紅葉ベストシーズンのカナダへ[2009年11月05日]

モントランブランついにやってきましたアメリカ大陸!これまで海外旅行では日本より西に行くことはあっても、東側に行く事はなく、ましてや日付変更線を越えるのも初めてであった。今回は
カナダベストシーズンの紅葉を満喫するべく、トロントからナイアガラ滝、モントリオール、ケベック、ロレンシャン、プリンスエドワード島と駆け足で巡った。
 それぞれについて訪れた順に書き綴ろうと思う。



1、ナイアガラフォールズ(10月1日~3日)
ナイアガラフォールズトロントの空港に到着してから、そのまま車でナイアガラフォールズへ。1時間半から2時間程度かかる。途中に見えるオンタリオ湖は、日本でいう四国くらいの大きさがある。海と見紛う大きさがあるのに、五大湖の中では一番小さいというのだから驚きである。まずはじめにアメリカ大陸の大きさを感じた瞬間であった。
ナイアガラフォールズ ナイアガラフォールズ観光の日は、あいにくの小雨。と、思っていたら、風向きがアメリカ側からカナダ側に吹いていて、滝の水しぶきが周辺の町に霧雨を降らせていたということがわかった。テーブル・ロックというカナダ滝横の観光スポットでは、雨は降っていないのに、全身びしょぬれになるほどに滝のしぶきがかかってしまう。この時期紅葉を見に来た日本人観光客の団体が多く、皆しっかりと雨合羽を着込み、滝観光に備えていた。


ナイアガラフォールズ ナイアガラフォールズの観光のメインと言えば、なんといっても「霧の乙女号」!
窓のない船で滝ギリギリまで近づき、その迫力を味わうというもの。暑い夏は冷たい水が気持ちいいアトラクションになるが、シーズン終了間際はひたすら寒くて寒くて、風邪を引かないように十分用心しないといけない。


ナイアガラフォールズ 写真のような青くて大きなカッパが配られ、老若男女問わず船に乗る全員が着込み、いよいよ出発。滝に近づくと年齢国籍問わず、テンションが上がり、辺りは大騒ぎ。不思議と一体感が生まれるからおもしろい。こういう場合は、いっそのことびしょぬれになる覚悟で思いっきり楽しんだほうが得であろう。
ナイアガラフォールズ ナイアガラフォールズで時間と体力があればぜひ行っていただきたいのが、アメリカ側。
カナダのみに来たつもりが、橋を渡っただけで簡単にアメリカにも行けてしまうのだ。島国に住む日本人には徒歩で国境を越えるという経験はなかなかできないし、ましてや橋から眺めるアメリカ滝、カナダ滝の眺めもなかなかのものである。
余談ではあるが、カナダに再入国する際に押されるスタンプが、ナイアガラフォールズ限定で通常のスタンプよりかわいい!カナダは出国スタンプが押されないので、スタンプを集めたい人には、ぜひともオススメ。
ナイアガラフォールズナイアガラフォールズナイアガラフォールズ







2、モントリオール(10月3日)
 「北米のパリ」と呼ばれる街モントリオール。昔冬季オリンピックが開催されたという程度のイメージしかなかった街にやってきた。空港に降り立った途端、フランスの雰囲気に包まれた。カナダ東岸はフランス系が強いと噂には聞いていたが、まさかここまでとは思わなかった。カナダ西岸に行ったことがないので、比較しようがないのであるが、フランスには行ったことがあるので、その雰囲気が非常に似ていることはわかる。街行く人の雰囲気も洗練されている感じがしてくるから不思議だ。
 そんなモントリオールの街は、ベテランガイドさんと散歩観光。空港から街へ向かうときに、ケベック州の自治権に関わる歴史について話を伺うことができた。資源豊富な国土に恵まれ、イギリス、フランス、後にはアメリカが勢力を競い合い、複雑な歴史を持っている。そして今、公用語はフランス語。一気に大西洋を飛んでヨーロッパに来たのかなという錯覚に陥ってしまう。
 モントリオールは、高層ビルの立ち並ぶ新市街と、趣のある街並みが続く旧市街があり、歩いてまわることが出来るくらいの大きさである。地下鉄も通り、冬の気候が厳しいため、地下街が発達している。更にチャイナタウンもあるため、個人的に神戸に似ているなぁと思いながら、古い街並みと新しい街並みの散策を楽しんだ。
地下鉄の入り口これは地下鉄の入り口の写真で、パリのメトロの入り口と全く同じものである。







ノートルダム大聖堂ノートルダム大聖堂の写真であるが、この時結婚式を行っていて中に入ることはできなかった。モントリオールの女性の間では、ノートルダム大聖堂で結婚式を挙げるのが大きなステータスとなっているようである。




3、ケベックシティ(10月3日~4日)
 モントリオールからVIA鉄道3時間半でケベックの街に到着。VIA鉄道は快適で、車内販売もあり、車窓を楽しみながらのんびりと移動を楽しむことができる。
VIA鉄道VIA鉄道VIA鉄道









ケベックケベックに到着すると、あいにくの雨でかなり冷え込んできていた。ホテルに着いたのは17時頃で、それから多少街を歩き回ろうと外へ出たものの、雨と風が強くなり、とりあえず夕食を食べてからホテルへ戻ることに。ガイドさんに聞いていたオススメのクレープ屋さんに行ってみた。 フランス風のクレープは、デザートではなく立派な食事。ケベック私の選んだ具はベーコンとチーズで、そば粉でできている生地と合ってとてもおいしい。カナダに来て初めてジャンキーではない食事を採った気がする。ちなみにカナダではチップの文化があるので、支払い額の10~15%を目安にスマートに払うようにしよう。



 翌日はホテルを出発する時間までひたすら街を歩いて観光。ケベックのシンボルといえば、やはり「フェアモント・ル・シャトーフロントナック」であろう。世界で一番写真に撮られるホテルという呼び声も高く、各地からの観光客が思い思いに写真を撮っていた。
そんなわけで私も一枚・・・
フェアモント・ル・シャトーフロントナックフェアモント・ル・シャトーフロントナック






ケベックケベックの街はこじんまりとしていて、それこそ歩き回るのは楽しいところである。狭い通りに絵画が売られていたり、かわいい雑貨屋さんが立ち並んでいたり、街並みはヨーロッパの風情を醸し出しているので、ただ歩いているだけでもさわやかなお散歩を楽しむことができる。ただ石畳の坂の多い町なので、転ばないように気をつけたい。ケベック街並みや建物に見とれてボーっと歩いていたら、石畳の切れ目に足を取られたことだろうか・・・
今回泊まったのは、シャトーローリエ・ケベックという新市街にあるホテルである。旧市街まで徒歩で行ける距離にあり、新しく清潔で、非常に感じのいいホテルであった。 ただ新しいホテルもいいが、ケベックケベックの旧市街にはオーベルジュと呼ばれるプチホテルがいっぱいある。 いくつか回ったが、どこも満室で客室を見せられないと言われてしまった。
客室数が少ないため、団体には不向きだが、個人旅行で行く場合にはぜひともオーベルジュに泊まってみたいと思う。
 余談ではあるが、雨のケベックでは、ナイアガラフォールズの「霧の乙女号」の際に配られたカッパを着て観光をしている欧米人(だと思う)に出会った。たまたま手に入れた「ナイアガラフォールズ」と書かれたカッパを着て街を歩く姿を見ていたら、なんとなくほほえましい気持ちになるものだった。
 
4、ロレンシャン高原/モントランブラン(10月4日~6日)
モントランブラン 今回の一番のメインが、ロレンシャン高原の紅葉!ということで、ケベックからVIA鉄道でモントリオールに戻り、現地ガイドさんとともにロレンシャン高原へ。ベテランガイドさんがついてくれて、ロレンシャンまでの1時間半程度の道のりを、ひたすら話し続けた。 ひたすらハイウェイを飛ばしまくり、山道を進んでいくと、あたりが段々紅葉してくる。 モントランブラン午前中は雨が降っていたのに、午後になると晴れ間が出始め、曇り空の間から陽が差し、その陽によって赤や黄色の森が輝く。その美しさと言ったら・・・ 車中少し寝ようかなと思っていたけれど、もったいない!というわけで、ガイドさんと「ほぉ~。」とか「わぁ~」とか言いながらあっという間にモントランブランビレッジに到着。モントランブラン冬はスキーリゾートで、この時期は紅葉を楽しみながらトレッキングをする人たちで賑わう。主に日本からの団体さんでいっぱいであった。
 ここでの観光のメインは、山の頂上までロープウェーで行き、そこからの眺めを楽しむというものである。体調を万全に、朝一番で山頂へ行くものの、あいにく曇り。ガスっていて全くまわりが見えない状況であった。
モントランブランモントランブラン








モントランブランしかし私には時間がある。雲の流れも速く、しばらく待ったらきっと晴れてくるだろうと、山頂のロッジでしばし時間をつぶすことに。多くの団体さんが来ては帰り、来ては帰りという流れを見守ること約2時間。 少しずつあたりが晴れてきて、ついに下の湖まで見えるようになった! 待った甲斐があったというもので、モントランブラン陽光の差す紅葉の山々は見事としか言いようがない。 それでも上の方に雲が残っていたため、写真ではあまりキレイに写すことができなかったものの、 目に焼き付けることはできた。
カナダの人たちは、新緑の時期にこのモントランブランにやってきて、トレッキングを楽しむというが、日本人は何故かこの紅葉の時期に魅力を感じ、はるばるやってくる。 モントランブラン何故日本人は紅葉を楽しむ心を持っているのか、 それを考えながら過ごした2時間。 四季の移り変わりの中で生きてきた日本人は、迎えうる冬の厳しさを前につかの間の美しさに感慨深い思いを抱いてきたのかもしれない。




モントランブラン 山を降りると下の街はすっかり晴れてきていた。心地良い空気の中で、暖かい日差しを浴びて、多くの人が日光浴をしていた。そんな中、紅葉を接近戦で撮るべく、山の中へトレッキング。天気に恵まれ、森林浴と紅葉を楽しむことができる。 山の中で会う人と軽いあいさつを交わしながら、気持ちよく歩きたいものだ。モントランブラン
 またこのリゾートには、ヒロコさんという日本人女性が働いていて、日本から来るお客様の対応をしている。何か困ったことがあっても、日本語で対応してもらえるのが安心である。







5、プリンスエドワード島(10月6日~8日)
 プリンスエドワード島といえば、もちろん「赤毛のアン」。私自身も幼い頃、アニメと映画と本で楽しんだ世代で、かなり親しみのある作品である。シーズン終了間際ではあったが、何組か日本人のお客様がいらしたので、人気は根強いなと感じた。
ホテル/キンドレッドスピリッツカントリーイン モントランブランのあるケベック州とプリンスエドワードアイランド州では、1時間の時差があるので、同じ国内とはいえ時計を動かさなければいけない。キャベンディッシュでの宿泊は「キンドレッド・スピリッツ・カントリーイン」という非常にかわいらしいホテルで、コテージもあり、長期の滞在も可能である。それこそ「赤毛のアン」の世界を再現しているようなホテルである。また歩いてグリーンゲイブルズまで行くことができ、恋人の小径やお化けの森の散策も気軽に楽しむことができる。

 「赤毛のアンツアー」は、1日をかけてアンや作者のモンゴメリさんゆかりの地を巡る。グリーンゲイブルス、博物館、郵便局、モンゴメリさんの生家などなど。「赤毛のアン」ファンにはたまらないツアーであろう。ただキャベンディッシュは観光シーズンが短く、冬季は観光施設・お土産屋さん・宿泊施設も閉まってしまうので、来る時期は選ばないといけない。
グリーンゲイブルス/アンの家アンの家の納屋郵便局








移動も含め9日間でカナダの東海岸を楽しんできた。カナダに対しては広大な大地、圧倒的な存在感を持つ雄大な自然、その中で生活を楽しんでいる人々という構図が出来上がった。行ってみたいスポットがあちこちに点在し、一度に全てまわるなんてことは不可能である。今回は東側に行ったから、次は西側もいいな~、やっぱりロッキー見たいな~とか、ユーコン川にも行ってみたいな~とか、オーロラはかかせないだろう!ということになるから、やっぱり旅はやめられない。日本にはないあの存在感のある大自然をぜひとも実際に体験してみよう。

2009年10月 倉田

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