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カタール航空+タリンクシリヤラインで魅惑のバルトの国々へ!<スウェーデン・エストニア・ラトビア>[2011年06月29日]



このたび、カタール航空はじめ、たくさんの方々のご協力の下、素晴らしい研修に参加させていただくことができた。

この研修のポイントは、カタール航空を使って北欧+バルトの国へ行く!である。
現在カタール航空は、スウェーデンのストックホルム・デンマークのコペンハーゲンに就航しており、バルト三国へは残念ながら就航していない。そのため、ストックホルムの往復でカタール航空を利用し、ストックホルム~タリン(エストニア)、リガ(ラトビア)~ストックホルム間をタリンクシリヤラインで優雅にクルーズする、となんとも贅沢な内容に!

カタール航空はスカイトラックス社より5ツ星エアラインの認定を受け、エコノミークラスは2009年ベスト・エコノミークラスを受賞。ヘッドレストや、オンデマンドのパーソナルモニターが全席に設置され長距離の移動も快適。日本路線では日本食のサービスや、アイマスクや歯磨きセット、靴下等が入ったアメニティーキット付きとありまさに5ツ星のおもてなし。また、全日空やユナイテッド航空、アシアナ航空(2011年6月現在)などでマイレージも貯められる。

関西空港23時55分発のカタール航空に乗って、乗り継ぎ地ドーハまで11時間20分。
混雑解消のため、出発空港のチェックインカウンターでもらう搭乗券入れと機内持ち込み手荷物タグの色によって、ドーハ到着後どのターミナルへ進むか識別ができるようになっている。便利なのが、乗継ぎ時間が短い場合オレンジと黄色の2色の搭乗券入れを渡される。ハブ空港であり、乗継ぎ手続きに混雑する事が多いが、この2色の搭乗券入れを見せれば優先的に通してもらうことができるのである。



今回、ドーハでの約3時間の乗継時間を利用し、2011年度BEST PREMIUM SERVICE AIRPORTに選ばれたビジネス、ファーストクラス専用のプレミアムターミナルを視察。
最先端の会議室や、ビジネス施設、保育所、医務室、ゲームルーム、シャワールーム、レストランなどたくさんの施設を利用できる。スパ(有料)、マッサージ器、仮眠室はファーストラウンジのみ。それ以外の、設備は全て同じである。広々としていて、料理もおいしく、スタッフのホスピタリティーも素晴らしい。さすが世界一!と感心しながら、今後自分は2度と足を踏み入れる事はできないだろう・・と名残惜しい気持ちでプレミアムラウンジを後にした。



北欧のベニス!美しき水の都・ストックホルム
ドーハからストックホルムまでは6時間半。
ストックホルム・アーランダ国際空港から市内のストックホルム中央駅までは、アーランダエクスプレスが便利。
30分間隔で運行しており、所要15~30分、片道240SEK(約3,600円)。

空港⇔市内を繋ぐ早くて快適なアーランダエクスプレス


ストックホルム市は現在、数年単位での大規模な道路工事に着手しており、空港から市内へ向かう道はどこも大渋滞。値段は高いが、朝の5時から深夜1時まで運行しているアーランダエクスプレスを使うのが一番効率的な手段である。

空から見たストックホルムはまさに水の都!


14の島から成る水に彩られたストックホルムには、日本でも人気の低価格ブランドIKEAやH&Mをはじめ、かわいい北欧雑貨や家具屋さん、おしゃれなカフェがいっぱい。また、数百年間自然災害を受ける事もなく、他国からの侵略や占領に見舞われる事もなかったストックホルムには、古くからの建物が数多く残り、中世の面影を色濃く残している。
水と緑の溢れる豊かな自然、歴史と伝統が息づく街並、最先端のデザインが綺麗に融合した、洗練された都市ストックホルムは見どころ満載。

<市庁舎>

ノーベル賞授賞者の公式晩餐会会場となる市庁舎

市庁舎の庭園からの眺めは抜群


<ガムラ・スタン>

ストックホルム発祥の地ガムラ・スタンのランドマーク的存在の大聖堂

ヴェステルロングガータン通り

バイキンググッズがいっぱい


<ノーベル博物館>

ストックホルム出身のノーベル博物館


<ドロットニングホルム宮殿(郊外)>

今も国王一家が暮らす世界遺産のドロットニングホルム宮殿


初日の夕食は、市庁舎の地下にある有名なレストラン『スタッズヒュース・シェラレン』。ここは、ノーベル賞受賞記念パーティーと同じメニューを味わえる。また、好きな年代のメニューをリクエストすることができる!日本人の方は、日本人が受賞した年のメニューを希望される方が多いそう。ただし、必ず事前予約が必要。前年度のメニューであれば前日まで、それ以前のメニューは1週間前までの予約が必要。どの料理もおいしく、ボリュームもあり大満足。特にやまめのソテーが本当においしかった。



タリンクシリヤラインでバルト海クルーズ。エストニアの首都タリンへ!
タリンクシリヤは、バルト海トップの旅客船会社で、19隻の船がフィンランド、スウェーデン、エストニア、ラトビアへ年間を通して定期運行している。

シリヤラインの船が発着するターミナルはストックホルムの中心部から北東にあるストックホルム・バッタハムン港。中心から約2.5km。NO.13又はNO.14の地下鉄でGardetまで行き、「Silja Line→」の道標に従って徒歩約10分。又は、タクシーで中央駅より約20分で行くことができる。



正直、今回シリヤラインに乗れると聞いた時、船内には吹き抜けのプロムナードがあり、屋上にはジャグジー・・・の豪華客船をイメージしていたが、それはストックホルム-ヘルシンキ間の船。ストックホルム-タリン/リガ間を運行するのはあのプロムナードがない、ひとまわり小さいものであった・・・。しかし、ストックホルム-タリン間を運行するバルティック・クィーン号は、建造されたばかりのバルト海で最も新しい船!客室もこじんまりしていたが、すごく綺麗で清潔だった。

乗れなかったストックホルム-ヘルシンキ間の豪華客船

プロムナードはないけれどバルト海最新の船

Aクラス海側キャビン

バスルーム

乗船時にはゆるキャラがお出迎え

夕食はシーフードいっぱいのビュッフェ。メインから付け合せ、サラダ、デザートまでどれも種類が豊富。船酔いの心配をすっかり忘れ、お腹いっぱい食べた。



船内には、雰囲気の違うバーがいくつもある他、イベントフロア、ゲームコーナー、Wi-Fiエリア、お土産屋さん、スーパーなどがある。そしてなんと、船内は全てTAXフリー!これを目当てに乗船する地元の人も多いとか。確かに下船時、お酒の箱を積んだカートを引いている人をちらほら見かけた。夜にはショーや抽選会などのイベントもあり、(プロムナードがない船でも)十分に船旅を満喫できた。

ジョニーデップ(?) の生演奏

かわいい魅力がいっぱいのエストニアへ!
エストニアはバルト三国で一番北に位置し、北欧に開かれたバルトの窓となり、2004年にEUに加盟、2011年より国内通貨もエストニアクローンからユーロへと移行した。また、インターネット電話Skypeの開発拠点は実はタリンであり、2007年には世界で初めて議会選挙でインターネットを利用した電子投票が行われたIT大国!また、何百年も前から歌い継がる民謡が数多く残り、歌声の素晴らしさは世界遺産にも指定されている。

5年に1度無形文化遺産とされる大きな歌の祭典が行われる歌の原


シリヤラインの船が発着するターミナルは首都タリンの中心から約1.5kmの距離にあるタリン港・Dターミナル。タクシーで約10分と移動が楽ちん。

首都タリンの旧市街も世界遺産に登録されており、北ヨーロッパで最もよく保存されている旧市街のひとつ。約2Kmの城壁にぐるりと囲まれ、800年の歴史が今も息づく石畳の通りの両脇に中世と変わらぬ建物が軒を連ねる。26もの塔が立ち、細い通路や坂、階段がひしめき合う街並みは、どこを切り取っても絵になる風景。2011年ヨーロッパ文化首都に指定されているタリンは、かつて閉ざされたソ連の一地方都市だった時代は遠く去り、明るい空気に満ち溢れている。

コフトウッツァ展望台から眺めるタリン旧市街

旧市街を歩くと、たくさんのハンディクラフトショップが目に付く。木彫りの人形やバターナイフ、伝統柄のセーターやフェルトの小物などなど。長く寒い冬の間、手間暇かかる織物や刺繍など、手仕事に励んだエストニアの人々の賜物である。

ねずの木のバターナイフはお土産の定番

そして噂には聞いていたが・・・美男美女がいっぱい!!!!

かわいい街並みに王子様とお姫様・・・・まさにタリンはおとぎの国の世界であった。

エストニアでウルルン体験!世界遺産のキフヌ文化空間へ
エストニアは、ラトビアやリトアニアにはない島がある。大小あわせて1500もの島があり、そのうちのひとつキヌフ島は、島の長さ約7km、幅約3.3km、人口約600人の小さな島。本土で失われつつあるエストニアの伝統文化が今でも生き生きと残っており、「生きたエストニア文化博物館」と呼ばれ、この島全体の文化空間が無形文化遺産に登録されている。
今回、エストニアの夏の首都と言われる、リゾート地であり医療的効能があるマッドバス(泥風呂)を利用したメディカル・スパでも有名なパルヌに滞在し、郊外にあるムナライド港から出る片道約50分の船を利用して日帰りでキフヌ島を訪れた。

キフヌ島の女性は、島のシンボルでもある赤いたくさんの縦縞が入ったカラフルな民族衣装キフヌスカートを身にまとっている。そしてこのキフヌスカートを穿いた年配の女性が、サイドカー付のオートバイにまたがり、2人乗りで疾走する姿が名物(?!)というなんともユニークな島。

生まれも育ちもキフヌ島の、笑顔が素敵なガイド、マリーさんが案内してくれた。

<キフヌ博物館>

数ある伝統の中でも有名なキフヌ島の婚礼の儀式

伝統的な柄の手袋

<小・中学校>

羊毛から毛糸を作る実習中

<保育園>

かわいい椅子が並ぶ明るい教室

<キフヌ島の墓地>

キフヌ島の伝説的船長キフヌ・ジョンのお墓

昼食はマリーさん宅に招待していただいた。マリーさんのおばあちゃんとおばさんの手料理フルコース。チキンやハンバーグ、魚のマリネ、野菜のスープをはじめ、ジュースやパン、ジャム、デザートのチーズケーキに至るまで全てが手作り!その素朴で素材の味がぎゅっと詰まった温かい手料理に大感動!!

食後には、嫁入り道具や穀物保存倉庫など、おうちの中を案内してもらった。また、キフヌスカートを試着させてもらい女子一同大喜び!

その後、キフヌ島最南端の灯台へ行き、青空演奏会&舞踏会。
キフヌ島の伝統、人々の温かさをいっぱい感じることができ、とても思い出深い一日となった。

エストニアは九州ほどの大きさであり、だいたい半日で国のどこへでも行けてしまう。バルト3国の首都3か所を足早に駆け抜ける旅行パターンが多いが、是非地方都市にも足を延ばしてみてもらいたい、とても魅力的な国であった。

中世の街並みの旧市街、活気溢れる中央市場、芸術作品の建築群!見所がぎゅっと詰まったリガ!
いくつもの国の支配を受けながらもバルト最大の都市に発展し、その端正で美しい佇まいの街並みからバルトの貴婦人と称えられるラトビアの首都リガ。中世の面影を色濃く残す旧市街には、バルト最大の教会であり、美しいパイプオルガンの音色が流れるリガ大聖堂、展望台から旧市街を一望できる聖ペテロ教会、新婚カップルの聖地?はたまた心霊スポット?と噂されるスウェーデン門、かわいい猫がちょこんと屋根にのった猫の家などが所狭しと立ち並ぶ。

美しい街並みのリガ旧市街

大聖堂のステンドグラスにはリガの歴史が描かれている

かわいいだけでなく歴史的意味もある屋根の猫

そして、ユニークなマトリョーシカやバルトの国々の伝統的なデザインのアクセサリー、ラトビア産の天然素材を用いた人気の石鹸屋さんなどショッピングも楽しい。

新市街には飛行船の格納庫を再利用した庶民の台所中央市場がある。屋内・屋外に広がる大きな市場には、バルト海の幸・鮮魚から燻製、キャビア、イクラなど白米と醤油を持って歩きたくなる食材がいっぱい!また、森の恵み・ベリー類やはちみつ、チーズなどお土産にも最適。

蜜ろうで作られたロウソク

また、新市街のアルベルタ通りには、19世紀末にヨーロッパ各地を席巻した優雅なユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群が立ち並び、通り自体が一つの芸術作品となっている。

日本人にはまだまだ馴染みの薄いバルトの国々。
次のご旅行にヨーロッパの隠された都、知られざる魅惑のバルトの国々へご旅行されてみては?

2011年5月 冨樫 聡子

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