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クリスマスマーケットとビール 探求の旅~ドイツ・ベルリンからチェコ・オーストリア経由、ミュンヘンへ~[2011年12月19日]

プラハのクリスマスマーケット

12月初旬、ドイツに旅行する機会を得た。
フランクフルトは学生時代に貧乏旅行で一度行ったことはあったので、フランクフルトを含まない別のルートで面白そうな場所を巡ることはできないか、と考え、ベルリンから入り、列車でチェコ・オーストリア経由し、ミュンヘンから出国するプランを考えた。滞在都市はベルリン、ドレスデン、プラハ、チェスキークロムロフ、ザルツブルグ、ミュンヘンである。そうなるとほぼ1都市1泊しかできない弾丸ツアーになるが、それでもすべて魅力的な街なので無理をおしていくことにした。

またどうしても行きたいひとつの理由があった。
それはクリスマスマーケットがこの時期ドイツやチェコで開かれるからだ。もともとクリスマスマーケットはドイツの発祥らしく、クリスマスの1ヶ月前から始まる。まさにぴったりなタイミングだったことも、大きなあと押しとなった。

1日目 成田→ベルリン

ルフトハンザにてフランクフルト乗り継ぎでベルリンへ。
ドイツの人口が最も多い都市であるにもかかわらず首都であるベルリンには日本からの直行便はなく、どこかの都市を乗り継いでゆく必要がある。もともとルフトハンザは西ドイツの航空会社だったためベルリンとは縁が薄いからのようだ。


乗り継ぎのフランクフルトの空港では、国内線乗り継ぎだが成田でボーディングパスを受け取れ、荷物は最終目的地のベルリンで受け取れる。
フランクフルトに到着後、ドイツ入国審査を受け、手荷物検査を終え国内線のターミナルへ。
乗り継ぎ時間は1時間しかなかったので割と焦った。手荷物検査が厳しく国内線ターミナルと国際線ターミナルは離れているので要注意。

無事間に合い一路ベルリンへ。

ベルリン・テーゲル空港到着後、飛行機を降りるとすぐにバゲージ受け取りのベルトコンベアがあり、荷物を受けとり進むと直ぐに出口であった。非常にコンパクトな空港だ。
テーゲル空港には列車は直接の乗り入れをしていないため、通常はバスで市内までゆく。
空港外にバス停があり、そこからベルリン中央駅へ。
バスは約20分で中央駅へ、料金は2.3ユーロ。

駅からは歩いてホテルへ。
ホテルはADINA APARTMENT HOTELSというベルリン駅からは徒歩7~8分のホテル。

<ADINA APARTMENT HOTELS>
ベルリン駅に近くアクセスがよい4ツ星の7階建のデザインホテル。
部屋は素晴らしく清潔で、キッチンもあり、長期の滞在にもお勧めだ。1階にはレストランにジムもある。ロビーには暖炉があり、来客を暖かく迎えてくれる。全体的にお洒落すぎず、落ちつきのある感じのよい雰囲気。
有料のWIFI、テレビ、ドライヤー、アイロン、湯沸かしポット、ミニバー、セーフティボックスあり。バスタブ、スリッパはなし。
ホテル近くには数件のレストランがあるだけであまり賑やかではない。駅まで行けば駅構内にレストランやフードコート、スーパーマーケットまである。

ホテルで一休みしたあと、今回の目的の1つであるクリスマスマーケットへ。

<ベルリンのクリスマスマーケット>
ベルリンのクリスマスマーケットはいくつかの場所で行われており、その中でもっとも規模が大きいのが、ベルリン動物園近くのカイザー・ヴィヘルム教会のクリスマスマーケットが有名らしい。
ベルリン駅からSバーンで3駅のツォー駅まで移動。

ちなみにベルリンの市民の足であるSバーン、Uバーンは列車のホームに券売機がある。Sバーン、Uバーンの料金体系は同じでエリアによって料金が異なる。ツォー駅までは2.3ユーロだった。チケットは買ったものの検札の人がくるわけでないので、無賃乗車は多くないのかなと思った。

ツォー駅から徒歩で5分ほど。クリスマスのイルミネーションが見えてきた。ツリーには電飾が施され、そこのあたりの一帯は明るくなっている。
お店はクリスマス用のオーナメントや飾りつけの道具屋、木工人形屋さん、そのほかにカリーヴルストを売る店や、グリューワインを売る店があった。
カリーヴルストは焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をまぶした食べ物で大体安いところでは2ユーロくらいで食べられる、ベルリンのカジュアルな食べ物。街中でも至る所に見つける事ができる。
グリューワインとはホットワインに香料やフルーツのシロップが加えられた暖かい飲み物。大体4から5ユーロ程度で、飲み終わったマグカップをお店に返却すると2ユーロ程度がカップ代として返却される。もちろんお土産として持ち帰ってもよい。ほかにも様々な食べ物が売られていた。
クリスマスマーケットは縁日に似ている。ぶらぶら歩いて美味しそうなもの買っては食べ歩きするのが楽しい。

クリスマスマーケットは食べ歩いたためか、あまりお腹は減っていなかったのでベルリン駅フードコートでカリーヴルスト(本日2回目)と駅構内のスーパーでベルリナーキンドル(ビール)を買って食べた。

ドイツのスーパーは楽しい。
日本で馴染みのあるドイツ生まれの商品がめちゃくちゃ安い。特に驚くのはビール。ドイツではビールは水と同じくらい生活に浸透しているらしく、水と値段的に大きく変わらない。日本のドイツ料理屋で注文すると1杯1000円ほどするビールがなんと1ユーロでお釣りがくる。何なんだドイツは最高じゃないか。また資源保護の意識からかスーパーの袋はなく、エコバックを用意しなければならない。そのため各スーパーではオリジナルの独自のエコバックを有料で用意している。それを見るのも面白い。

この日はすでに夜も更けて来たのでホテルに戻って就寝。

2日目 ベルリン→ドレスデン

朝6時に起床、朝食を食べ8:30にはホテルをチェックアウト。
ベルリン駅のクロークにスーツケースを預ける。
ベルリン駅にはコインロッカーはなく、有人の荷物預かり所があり1日5ユーロで預かってくれる。

身軽になって観光開始。

<イーストサイドギャラリー>
ベルリンの壁が残るエリア。ギャラリーの名の通り、ドイツのアーティスト達が壁画を1.3キロも続く長さのベルリンの壁の上から施した。近くにはシュプレー川が流れ、観光客も多く、当時の緊張感は微塵も感じられないほど平和的な場所になっている。お土産屋さんで壁の一部を利用したマグネットのお土産があったので記念に購入した。(約1000円)

<ハッケシャーホーフ>
ホーフとは中庭のあるアパートの集合体で、その1階にはお洒落な雑貨屋さんやカフェ、ブティック、更には映画館や劇場まで入っておりセンスの良いショッピングモールのようなものである。ベルリンで一番有名なホーフがこのハッケシャーホーフである。
またこの周辺は若者向けのセレクトショップが軒を連ねており、日本でも有名なビルケンシュトックもあり、日本よりも安く手に入る。

昼食はハッケンシャーホーフのカフェレストランで。
ここで前から気になっていたシロップで割ったビールのカクテル、ベルリナーヴァイセを頂く。見た目はいまいちだが酸味と甘味が程よく、ビールが苦手な方でも美味しく飲めそうな一品だった。

<タヘレス>
もともと廃墟だった建物がベルリン統一後にお金がないアーティスト達に不法占拠されてしまった建物。今は認可され、観光の一部として観光客で賑わっている。中にはバーや若いアーティスト達の作品が購入できるようなお店がある。館内は落書きだらけで、よくもここまで描いたもんだ、と感心させられる。

<バウハウス展示館>
ポツダム広場のソニーセンターを抜けて15分位、川沿いを歩いた場所にあるのがバウハウス展示館。近代建築の礎となったドイツのモダニズム建築の先駆者ヴァルター・グロピウス。彼が創立したのがバウハウスというデザイン学校だった。このバウハウス展示館はそのバウハウスでも教鞭を振るったクレーやカンディンスキーの絵画や彫刻、また建築模型などの展示もある。

ベルリン駅にもどり、クロークからスーツケースを引き取る。
バリテーションのため、チケットを購入のための「みどりの窓口」のようなところで列車パスのバリテーションをする。思いもよらず並ぶ羽目になって、直前の列車に時間ギリギリ飛び込む形となった。このようなことがないようできれば使う前日までにはバリテーションを終えていたい。

一等パスを購入していたため、EC179の一等席に乗車。席の並びは1-2、途中、軽食や飲み物が買える売り子もいた。

ドレスデン到着。
列車内ではアナウンスや電光掲示板がないが、ドレスデンの駅はすごく大きいので問題なく分かった。


ホテルはNHドレスデン・アルトマルクト。

ドレスデン駅から徒歩10分程度にある、聖十字架教会隣のアルトマルクト広場に面した4つ星ホテル。旧市街地区のど真ん中で非常にロケーションはよい。ヒルトンやケンピンスキーなど比較的高級ホテルが多いエリアでの中でリーズナブルなホテルである。
部屋は狭いが清潔である。カジュアルな雰囲気のモダンな内装。
バスタブ、有料のWIFI、テレビ、ドライヤー、ミニバー、セーフティボックスあり。スリッパ、アイロン、湯沸かしポット、ジムの設備はなし。

ホテルに荷物を置いてクリスマスマーケットへ

<ドレスデンのクリスマスマーケット>
ドレスデンのクリスマスマーケットはドイツの中でももっとも歴史が古く1434年以来続いていると言われている。メインはアルトマルクト広場で行われているがクリスマスの電飾などが至る所になされ、この時期は街全体がクリスマスムード一色になっていた。ベルリンのものと比べると、やはり力の入れ方が違っているように見える。お店で売られているものも種類も豊富だった。観光客も多く、ベルリンよりも賑わいを見せていた。食べ物の屋台も多く、手を伸ばしたかった夕食が食べられなくなるので我慢。

夕食はプルファー・トゥルムという中世の食堂をイメージしたザクセン料理のレストラン。お店のスタッフも中世風の服装。もちろんお客さんも観光客ばかりだが、メインの料理は16ユーロ前後でそこまで高くはないため利用しやすい。ビールはドレスデンのビール、ラーデベルガーを飲む。

夕食後、街を散策してホテルへ向かう。
ライトアップされたドレスデン城などバロック様式の建物が美しく圧倒される。さすが「エルベのフィレンツェ」と称えられる街だ。

3日目 ドレスデン→プラハ

朝食を食べ、チェックアウトし荷物をホテルに預け出発。
ドレスデンの街は小さく歩き回るだけであれば半日で十分である。
しかしあいにくこの日は雨。できればエルベ橋を渡り、向こう岸からドレスデンの旧市街を眺めたかったが断念。

アルテ・マイスター絵画館の会開館が朝10時からのため、ドレスデン城の外壁のマイセンのタイルに描かれた「君主の行列」などを鑑賞して待つ。

<アルテ・マイスター絵画館>
ツヴィンガー宮殿の中の一画、ドレスデン市内の中の大きな見所の一つ。ラファエロ、フェルメール、レンブラント、ボッティチェリなど日本でも有名が画家達の作品が一同に集まる。入場料は10ユーロ。

ドレスデンはこれでもか、というほどデパートやショッピングセンターが多いのはなぜ?ベルリンと比べお店がメインのフラーガー通りに面しているため、移動に時間をかけずショッピングを楽しめる。もしドレスデンの観光が思いがけず早く終わっても退屈することはないだろう。

13:08発のEC175にてドレスデンからプラハまで約2時間。
プハラ本駅から本日宿泊のJOSEFまで歩いて移動。


プラハ本駅から15分くらいにあるデザインホテル。
プラハ旧市街にあり観光に便利な立地。旧市街広場まで5分もかからない。ホテルはスタイリッシュでスタッフの感じは良い。
バスタブ、無料のWIFI、テレビ、ドライヤー、ミニバー、セーフティボックス、湯沸かしポット、スリッパあり。アイロン、ジムの設備はなし。

ホテル近くのボヘミアンベーグルというお店にて軽食。
ユーロも使えるが、レートが悪いため近くのATMで現金を引き出した。
プラハの旧市街地区では両替所がたくさんあるので両替には困らないだろう。

<プラハのクリスマスマーケット>
プラハで一番賑やかなクリスマス市は旧市街広場にて行われる。
これまでのドイツのクリスマスマーケットよりもさすが観光地のプラハのらしく規模の大きなものだった。大きなステージがありそこで楽器の演奏があった。また羊やポニーなどの動物もなぜかおり、見物客達のアイドルとなっていた。屋台はドイツのものと若干の違いはあるけれどほぼ同じものが並ぶ。焼きソーセージやホットドック、焼鳥に、名物のクリスマス菓子トゥルデルニークなどが売っていた。ここでもホットワインが販売されているがカップは紙コップだった。

<旧市庁舎と天文時計>
旧市庁舎はあたりが真っ暗になっても、開館しており塔に登ることができる。入場料は100コルナ。エレベーターを乗り継ぎ塔のてっぺんまでいくことができる。さすがの混雑だったが、クリスマス市の美しい夜景をここから一望することができた。
旧市庁舎の壁に天文時計があり、格好の記念撮影ポイントになっている。

夕食を食べようと街をうろうろ。
チェコのホスポダ(居酒屋)のウ・メドヴィードクーにてまず一杯。食べ物を食べようとしたらメニューがない。どうやらホスポダはバーエリアとレストランエリアに別れているようで私はバーエリアに来てしまったよう。このまま同じ店のレストランに行ってもよいがせっかくなので近くの別のホスポダ、ウ・ドゥヴォ・コチェクに行く。しかし、あいにく満席。プラハでは人気のレストランはお昼時や夕食時には満員で入れないレストランが多い。もし確実に入りたいところがあるのであれば予約するか、混んでない時間帯を狙うのがいいだろう。

仕方なく、帰り際のクリスマスマーケットの屋台で軽く食べてホテルへ。

4日目 プラハ→チェスキークルムロフ

朝食を食べて荷物だけ預けてホテルをチェックアウト。
まずはプラハ城を目指す。

<プラハ城>
プラハ市内の丘の上にあるプラハのシンボル的な観光スポット。
プラハ城の敷地にはいくつもの博物館と美術館、教会があり、すべてを見て回るのには1日はかかる。プラハ城は入場券を購入しなくとも敷地内には入ることができる。私は滞在時間の関係でチケットは購入しなかった。聖ヴィート大聖堂は入場券なしでも礼拝堂は見る事ができるが、さらに奥にはチケットを持っていないと入れない。プラハ城内をさらに進んでいくと黄金小路から先はチケットの検札があり、入場はできなかった。もし先に進みたい場合は、チケット売り場が検札の近くにあるので引き返す必要はない。

私はプラハ城から引き返し、フランツ・カフカ博物館へ。

<フランツ・カフカ博物館>
カフカはプラハに生まれの短い生涯のほとんどをプラハで過ごした。今や一大観光都市となったプラハだが、彼の作品の中のプラハはどんより暗く、機械的、無機的な都市だ。博物館はカフカのイメージを再現しており、館内はちょっとおどろおどろしい雰囲気だ。「流刑地にて」での拷問機械がミニチュアで再現されている。

<カレル橋>
まるで原宿の竹下通りのように賑わっている、プラハの絶好の写真スポット。橋の両側には30体もの聖人像があり、中には日本人に馴染みのあるフランシスコ・ザビエルの像も。橋からはプラハ城を見渡せ、反対側にもティーン教会など旧市街のシンボルも見える。橋には大道芸人や似顔絵描きなどもいる。

次なる目的地のチェスキークルムロフに向かうため、ホテルに預けた荷物を引き取る。歩いてもプラハ本駅まで行くこともできるが、石畳の道はきついので地下鉄を乗り継いで行くことにした。

プラハの地下鉄は難しくはない。
線はA・B・Cの3ライン。
チケットは基本3種類ある。30分、90分、24時間の中から自分の乗車時間に合わせて販売機にて購入する。乗る時には機械で刻印を押す。

プラハ本駅に到着。
市内では時間がなかったためレストランで食事ができなかった。
プラハ本駅にて何かレストランはないかと探したが、これが全くない。レストランは1つもなく。サンドイッチやハンバーガーを売るところが数件あるだけ。仕方なく駅のスーパーにてビールとバーガーキングで買ったバーガーを食べる。

チェスキークルムロフにはプラハから約2時間半のチェスケー・ブディェヨヴィツェにて乗り換え、そこから約1時間でチェスキークルムロフとなる。

今回はR647便でチェスケー・ブディェヨヴィツェまで。1等車は車両が1つしかなかった。2等と同じく6人用のコンパートメントとなっており、設備は1等も2等も大差ないように見える。1等の方が空いていた。

チェスケー・ブディェヨヴィツェ行きのOS8129に乗り換え。シーズンによるのかもしれないが、車両は2つで2等のみだった。
ちなみにトーマスクックにはこのチェスケー・ブディェヨヴィツェからチェスキークルムロフまでの列車ナンバーは掲載されていないので確認のため駅員にチェスキークルムロフ行きかを聞くことをお勧めする。

19時ごろチェスキークルムロフに到着。チェスキークルムロフの駅は小さな無人駅だ。外に出るとタクシーがあったのでタクシーに乗車。100コルナで旧市街のホテルまで移動。旧市街まではバスの運行もあるが、あたりはすでに真っ暗で、バスを降りてからも石畳の上をスーツケースを引いて行くのは厄介なのでタクシーをオススメする。

この日のホテルはオールドインというスボルノスティ広場に面したホテルを予約していた。しかしチェックインしようとするとどうやらフルブックらしく、別のホテルにいってくれと言われる。修道院だった建物を改築したホテル、ルージュに泊まることとなった。

<ルージュ>
こちらのホテルもスボルノスティ広場に近く、観光に便利な立地のホテルだ。さすが修道院だった建物らしく中世の雰囲気を残している。建物自体は新しくはないが、改築しているため設備面の不便さは感じない。
バスタブ、テレビ、古いドライヤー、ミニバー、セーフティボックス、そのほかにマッサージやプールもあり。WIFI、湯沸かしポット、スリッパ、アイロン、ジムの設備はなし。日本人のお客さんが多いらしく、室内の日本語の案内も充実している。

チェックイン後、街を探索。チェスキークルムロフの街はとても小さい。旧市街を歩くだけだと1時間でまわれるくらいだ。

<チェスキークルムロフのクリスマスマーケット>
チェスキークルムロフのクリスマスマーケットはスボルノスティ広場にて行われる、非常にささやかなものだ。私たちがチェスキークルムロフに到着した19時ごろにはすでに片付けをしていたほどだった。

夜景を楽しんだあと、街のレストランへ。

レストランではヴェプショヴィー・ジーゼク(トンカツ)とスマジェニー・シール(チーズフライ)を、名産のビール、エッゲンベルグとブドヴァイザー・ブドヴァルにていただく。

明日の出発が早い就寝。

5日目 チェスキークルムロフ→ザルツブルグ

この日はザルツブルグまで移動。チェスキークルムロフからはチェスケー・ブディェヨヴィツェとリンツにて2回乗り換えがある。

朝5時半に起きてチェックアウトの準備をしてからチェスキークルムロフを散歩。

<チェスキークルムロフ城>
チェスキークルムロフのシンボル的な存在。残念ながら11月から3月は休館のようだが、敷地内は入ることはできる。城はいくつかの中庭のある建物で複合されている。城壁からはチェスキークルムロフの美しい街並みを見下ろすことできた。オフシーズンのため人が少ないがその分ゆっくり見学できて良かったかもしれない。

ホテルに戻り、チェックアウト。
ホテルからタクシーをよんでもらう。10分以内でタクシー到着。
タクシーの運転手は若い兄ちゃんで、街の駅までかのかなり遠回りされた。チェスキークルムロフの駅からホテルまでくる時は100コルナだったが、ホテルから駅まではメーター制で190コルナと2倍近く請求された。一方通行なのだろうか?ホテルのスタッフにどのくらいの値段になるか、確認しておけばよかった。


チェスキークルムロフからチェスケー・ブディェヨヴィツェは往路2車両だったが、復路は1車両のみだった。
チェスケー・ブディェヨヴィツェからはR201便でリンツまで約2時間。

リンツからはRJ564でザルツブルグまで約1時間。
RJはレイルジェットという特急で2等、1等、プレミアムの3種がある。
レイルパスの1等を利用していて特に座席の指定はしていなかった。しかし1等席は満席で座れなかったため2等席に座った。

ザルツブルグ到着。ホテルはデア・ザルツブルガーホフ。

<デア・ザルツブルガーホフ>
ザルツブルグ駅から徒歩3分程度にある便利な立地のホテル。
室内は至ってシンプルだが比較的広く、清潔。私はホテルの真向かいの別館の部屋に宿泊。別館と言ってもアパートの1フロアをホテル用の部屋に改築したようなところで、改装して間もないようで非常に設備も近代的で居心地はよかった。
有料のWIFI、バスタブ、テレビ、ドライヤー、ミニバー、セーフティボックスあり。湯沸かしポット、スリッパ、アイロン、ジムなどの設備はなし。

旧市街まではホテルから徒歩約20分。
ザルツァッハ川沿いを歩いていると。美しい旧市街の風景が見えてくる。旧市街のメインストリート、ゲトライデガッセに入る。土産物屋さんや高級ブランド店、レストランやカフェが所狭しと立ち並ぶ。

ゲトライデガッセを抜けるとモーツァルト広場にでる。モーツァルトの像が立つこの広場はちょうどスケートリンクが特設され、子供達が楽しんでいる。

<大聖堂>
旧市街の中で目を引くのがこの大聖堂。入場には特に料金はかからない。かのモーツァルトがここで洗礼を受け、オルガン奏者も務めたと言われている。またクリスマスシーズンは大聖堂付近がクリスマスマーケットのもっとも賑やかな場所になっている。

<ザルツブルグのクリスマスマーケット>
ザルツブルグのクリスマスマーケットは旧市街の大聖堂付近がもっとも規模が大きい、また新市街のライナー通り沿いにもお店が立ち並ぶ。
売られているものは土産物、オーナメント、クリスマス細工、ホットワインにホットドックなどは他と同様。違うのはチーズやハムやパン、プレッツェルまでも売られていた。ホットワインもある。カップはドイツと同じくデポジット制。しかしカップのデザインは至って普通。モーツァルトの絵をいれるなど工夫すれば売れるだろうに。

<メンヒスブルグの展望台>
近代美術館に展望台があり、そこから旧市街の夜景が最高に美しい。展望台までは有料のエレベーター(往復3.2ユーロ)にて行くことができる。展望台のレストランM32では夜景を楽しみながら食事もできる。

途中、旧市街のカフェ、デーメルにて休憩しようとしたところ非常に混んでいて入れなかった。有名カフェに行く場合は予約するか空いている時間を狙って行くのがよい。
仕方なく他のカフェに行って、ザッハトルテをいただく。

旧市街を離れ、ホテルに戻る途中のピッターケラーというビアレストランにて食事。チェスキークルムロフと同じくまたトンカツ(ヴィーナーシュニッツェル)を食べる。ビールはザルツブルグ産のSTIERGLとそれをレモネードで割ったラドラーを飲んだ。料金は1人15ユーロほど。

ホテルに戻り就寝。

6日目 ザルツブルグ→フュッセン→ミュンヘン

この日はミュンヘンを乗り継いでフュッセンにてノイシュヴァンシュタイン城まで行く。
朝食を食べ、予約していたミュンヘンまでのRJ260のプレミアム席に乗るためザルツブルグ駅へ。プレミアムシートは1便に10席あるかないかの非常に限られた席で、足が伸ばせるほどのかなりゆったりした作りになっている。お茶やコーヒーの無料サービスがある。

プレミアム席でゆったりしているところに検札がありチケットをチェック。ここでこの順調な旅行中に初めて大きなトラブルが。ミュンヘンに行くはずがなんとミュンヘンから来た列車に乗ってしまった。つまり行きたい方面と逆に移動していたのだ。
検札官も気を聞かせてくれ次のリンツ駅までのっていてもよいと言ってくれたが、約3時間以上はロスしたことになるので本当に悔しい。これもよい経験とポジティブに考え、次にはこのような事がないようにしたい。

なんやかんやでリンツ駅からザルツブルグ駅を乗り継ぎ、やっとこさ目的地のミュンヘンへ。出発前にコピーしたトーマスクックでよると次のフュッセンまでは1時間半ほどの空き時間があった。その場合は午後5時くらいにフュッセンに到着することになるので、真っ暗の中の観光となり少し不便だ。
インフォメーションセンターがミュンヘン駅のプラットホームを抜けたところにすぐあったので聞いてみると8分後にフュッセンにいく便があるという。急いでミュンヘン駅内のコインロッカーに荷物を預けその列車の発着箇所へ。コインロッカーはスーツケースも入るくらい巨大だったのでまったく困らなかった。(大きさによるがスーツケースも入るものは5ユーロで72時間)

フュッセン駅には16時に到着した。
帰りの列車の時間は直通では18時のがラストのようだったので観光には約2時間しかない。
フュッセンのバス乗り場は駅を出て右側にぐるっと回ったところにある。列車の到着時間に合わせて運行しているようだ。バスによって行き先が違うので乗るときに運転手に確認しよう。料金は乗車時に払う。(片道2ユーロ)
フュッセン駅にもコインロッカーがあるが、数は多くはないので出来れば荷物は最小限にとどめたい。

ホーエンシュヴァンガウというノイシュヴァンシュタイン城の最寄りのバス停にて下車。帰りのバス時刻をここで確認。

<ノイシュヴァンシュタイン城>
ノイシュヴァンシュタイン城まではバス停から徒歩で約40分。坂道なのでなかなかハード。通常は馬車もあるらしいがすでにおそい時間のためかなかった。さすがに世界に名だたる観光地だけあって、近くで見れば見るほど美しい。精巧で重厚で、幽玄な雰囲気を併せもつ不思議な城である。ミュンヘンから2時間以上かけてもくる価値はある名所だ。冬のシーズンは16時までで閉館のため中を見ることはできなかったが、外観でも十分楽しめる。ノイシュヴァンシュタイン城と向かい合うホーエンシュヴァンガウ城はノイシュヴァンシュタイン城と比べるにはさすがにスケール小さいが、ノイシュヴァンシュタイン城からの帰り道から見えるホーエンシュヴァンガウ城はライトアップされ美しかった。

無事帰りのバスも問題なく乗れ、ミュンヘンへ。
ミュンヘンに到着したのはすでに20時を回っていた。

スーツケースを取り出しミュンヘンのホテルに移動。

<キングスファーストクラス>
ミュンヘン駅から徒歩2、3分の4つ星ホテル。伝統あるつくりのホテルで部屋は狭目だがアンティーク調の内装で雰囲気がある。近くにスーパーもあり買い出しに便利。
有料のWIFI、エスプレッソマシーン、テレビ、ドライヤー、ミニバー、セーフティボックスあり。湯沸かしポット、スリッパ、アイロン、ジムなどの設備はなし。

部屋に荷物を預けたあと、ミュンヘン中心部へ。
ミュンヘンはベルリンと比べかなりコンパクトな街だと感じた。もちろん都会ではあるが、駅の作りや街並みがベルリンよりも古さを感じさせるものが多い。ミュンヘンは人口130万人の「村」と言われているそうだが、確かに親密な雰囲気が漂う街である。
カールス広場では小さいスケートリンクが特設されており、クリスマスマーケットはマリエン広場にて行われていた。

夕食はノイハウザー通りのアウグスティーナー・グロースガストにて。このビアレストランはその名のとおりミュンヘンの最古の醸造所のアウグスティーナー社が経営している。なんと1リットル入りの巨大ジョッキでドラフトビールが飲める。食事もソーセージ料理が充実。かなり混み合っているが本場のビアレストランの雰囲気が楽しめるレストランだ。

いい気分になりながらホテルにもどり寝る。


7日目 ミュンヘン

2日目のミュンヘンは朝食を食べて市内観光、とは言ってもドイツ最後の日のため買い物に費やした。

ミュンヘンは街の規模の割にデパートが多く、ミュンヘンにしかないオリジナルのお店もいくつもあり買い物に最適な街だ。
ミュンヘン駅から地下でカールシュタットというデパートのスーパーとつながっている。カールシュタットのスーパーには日本では手に入らないフレーバーのハリボが豊富に売られている。

日本で人気のスーツケースのリモワもカールシュタット、ガレリア・カウフホーフなどデパートのスーツケース売り場にも必ず売られている。またはノイハウザー通りの街の鞄屋さんだとデパートよりも安く販売されているようだ。モデルによるが通常の半額程度で手に入る。

ミュンヘンにはビルゲンシュトックの専門店はないが、カールシュタットの靴売り場にはビルゲンシュトックのコーナーがある。しかし日本の同様のモデルは売られておらず主にサンダルタイプが多い。


エコバックは野外市場のヴィクトアーリエンマルクトやスープ専門店のマギーが種類豊富だった。

個性的なお店が多いのが新市庁舎から将軍堂までの通り。眺めているだけでも面白い。

昼食は新市庁舎の地下のラーツケラーにて。ミュンヘン名物のヴァイスヴルストを食べる。皮をむいて、甘いマスタードをつけて食べるソーセージだ。

<ミュンヘンのクリスマスマーケット>
ミュンヘンのクリスマスマーケットで一番賑やかなのはマリエン広場だ。木工人形やリース、オーナメントなどが売られている。もちろんホットワインもあり、カップはデポジット制になっている。ミュンヘン独自のものとしてはリンゴペーストで食べるハッシュドポテト(ルトッフェルプッファー)がある。料金は3枚で3.5ユーロほど。寒い時期だけにあつあつで美味しい。塩をかけても美味しい。

2日目のミュンヘンのホテルはキングスセンターホテル。

<キングスセンター>
前日に泊まったキングスファーストクラスと同系列の3ツ星ホテル。ロケーションも目と鼻の先で、ミュンヘン駅近く。ファーストクラスと同じくアンティーク調の内装のセンスが光る。ファーストクラス近くのスーパーまで徒歩2、3分の距離。
設備はファーストクラスよりひとまわり小さくした感じ。有料のWIFI、テレビ、ドライヤー、セーフティボックスあり。ミニバー、エスプレッソマシーン、湯沸かしポット、スリッパ、アイロン、ジムなどの設備はなし。

夕食はアウグスティーナー・ブロイシュトゥーベン、アウグスティーナー・ケラーと立て続きに満席のため断られる。(しばらくはラドラーを飲んで空くのを待っていたが)仕方なく駅前のシュパーテンのビアレストランでリンダーブルストという牛肉をコンソメで煮た南ドイツの郷土料理を食べた。

次の日の飛行機に乗り遅れないように早めに就寝。

8日目 ミュンヘン→成田

朝5時に起き、朝食を食べ7時半ごろにホテルを出発。

空港に行くためには列車か空港バスがある。
今回は空港バスでミュンヘン空港まで行くことにした。
空港バスは駅の北側(空港の正面出口からいうと、出口を背にして左にぐるっと入ったところ)にバス停がある。空港バスは20分間隔で運行がある。駅から空港までは約1時間。料金は片道10.5ユーロ。

ルフトハンザのチェックインはセルフサービスとなっており、まずキオスクで搭乗券を各自で発券する。その後、預け荷物のみカウンターにて流す手続きをする。

今回、タックスリファンドを申請したのでその流れを説明したい。

食品や書籍を除く免税の取り扱いのあるお店で計25ユーロ以上を購入した場合、タックスリファンドの申請をしたいとお店おスタッフに言って書類を作成してもらう。書類には自分の住所やパスポート番号や署名を書く欄があるので帰国までに予め書いておく。日本への帰国日、空港にて次の手続きを踏む。

1.フライトのチェックインをして搭乗券を受け取る。

2.税関にて搭乗券とパスポート、記入済みのタックスリファンド申請書類を提示し、各書類にハンコを押してもらう。申請する購入品を預け荷物にする場合は、チェックイン後バゲージタグのみ航空会社のカウンターにて発行してもらう。税関に申請後、バゲージタグをつけた預け荷物はその場で流すことができる。(航空会社のカウンターまで戻る必要はない)

3.タックスリファンドのカウンターにてハンコを貰った書類を提示するとキャッシュ(ユーロか円)で手数料を引いた分の還元を受けることができる。

ドイツでは税率が19パーセントもあるので、大きな買い物をする時には是非とも使いたい。

~旅行を終えて~
今回、ドイツ、チェコ、ウィーンと旅をして来たが一番印象に残っているのはドイツのドレスデンが思った以上によかった。ドイツは料理が美味しい、そしてなによりビールが安い。浴びるぐらい飲んだとしてもそこまで高くはない。それに買い物も楽しいし本当に居心地がよい国だった。寒い時期なので、最初どうなんだろうと思ったがクリスマスマーケットもあり、観光客もまだ少ないので非常に楽しめた。今度はハンブルグからブレーメンやハーメルンのメルヘン街道を経由しフランクフルトまで縦断してみたい。

2011年12月 橋本

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