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ブータンで温泉&トレッキング[2013年06月26日]

ブータンで唯一国道がまだ通っていない辺境の地 ガサ。そこには、ブータン1の温泉がある。

ガサ・ゾン

ガサへはプナカから車で片道5時間。いくつもの山を越え、崖沿いの道を行く。
雨季には土砂崩れで通行止めになることもしょっちゅう。
私が帰るときも土砂崩れがあったらしく、私たちより先に出発したバスは土砂を取るために1時間足止めされたらしい。私が着いた時は運良くちょうど土砂が除去された後だった。

ガサの町は10軒程度のお店があるだけでとても小さい。温泉は谷にあるモ・チュ川岸に湧いており町から温泉までは山道を1時間歩いて下る。もちろん帰りは登り。

冬になると農閑期になるため、大勢のブータン人が家族でこぞってやってくるらしい。
2009年の大洪水で川沿いの宿泊施設は全て流されてしまったため、川沿いにテントを張って宿泊するそうだ。現在高台に新しい宿泊施設は建設中とのこと。
私は特別に王様の別荘に宿泊させてもらった。少し高台にあるため、洪水の時も唯一流されなかったらしい。さすが王様の別荘だ。キッチンもあり、そこで自分達で自炊をした。
今回ガサ・ゾンのお坊さんが私の温泉滞在のアレンジをすべてしてくれ、案内人として一緒についてきてくれた。お坊さんが料理を作ってくれたり、朝早く起きて宿泊施設の掃除をしてくれたりと本当に手厚くもてなしてくれた。

お坊さんはお料理上手でとても優しかった。

男女混浴のため、水着を着用してはいる。

お坊さんの話によると、ある日軍人の男性が夜 川に光る大きな宝石を見つけて、それを川から持ってきてガサ・ゾンに奉納した。その年に川が氾濫し大洪水がおきてしまった。それまで一度も川が氾濫したことはなかったらしい。実は、男性が川から持ってきてしまった石は夫婦の石で奥さんの方の石を持って行ってしまったらしく、旦那さんの夫婦離れ離れにさせられてしまった怒りで大洪水がおきたらしいのだ。ガサ・ゾンのお坊さん達がお祈りをして奥さんの石をもとに戻してからは、前のような穏やかな流れにもどったとのこと。なんとも不思議な場所だ。きっとパワースポットなのだろうな。ゆっくり温泉で2泊してたくさんいいパワーを吸い込み充電完了。
温泉は癌をも治してしまう効能があるらしく、家で飲むために大きなケースに温泉の水を持ち帰る人がけっこういた。周囲 山で囲まれた大自然の中の温泉。川の向こう岸にトラの姿も見た… とても遠くて行くのは大変だったけど思い出深い体験ができた。


  日本では山登りは一切しない私。もちろん富士山も登ったことがない。ヒマラヤの桃源郷として知られるブータンでトレッキングに挑戦してみた。
ブータン旅行のハイライトのひとつであるタクツァン僧院。タクツァン僧院の周りにもたくさんの寺院がある。通常一番上にあるブンデラというお寺をめざしトレッキングをし、山の頂上付近で1泊キャンプをして、翌日は周辺の寺院を観光しながら山を下る。しかし今回私はキャンプをしないで日帰りで挑戦した。ここでもお坊さんが案内人としてついてきてくれた。ブータンのお坊さんは優しい人ばかりだ。
ブンデラを目指して朝7時に登りはじめ、時間短縮のため道なき道の急斜面を5時間歩いて、あるお坊さんが一人で瞑想しながら生活している小屋に到着。ここでランチ休憩。この小屋は標高4,000Mの山の斜面に建っている。7,000M級の山々に囲まれ高山植物の花が咲き乱れるすばらしい所だった。7000M級の雪山もとっても近くに見える。

山の中で一人静かに暮らすお坊さん。お坊さんが淹れてくれたミルクティーはへとへとの私の体に元気を与えてくれた。ここへ来れたことで私もちょっぴり心があらわれた気がした。

ランチを食べて元気になったので、ゴール地点ブンデラを目指して出発。急斜面にへばりつくように建つブンデラの姿は見えているのになかなかつかない。一歩一歩重い足を引きずり歩くこと1時間。やっと到着!ブンデラは女神のお寺と呼ばれ女性が行くと幸せになれるらしい。とても小さなお寺だけどお坊さんが修行するには周りに何もないのでとても良い環境なのだそう。辛かったけど無事辿り着けて良かった。

 お祈りをすませ下山開始。帰り道は通常のトレッキングルートでタクツァン僧院を目指す。途中にあるウゲンゼモ寺とサンドペリ寺に立ち寄る。サンドペリ寺からはタクツァン僧院の姿を見ることができるのだが、なんと僧院に虹がかかっていた!ものすごくラッキーだそうだ。日帰りは相当弾丸な行程だったけど挑戦して良かった。

ブータン人は優しくて、世話好きで話好き。今回の旅でたくさんの人にお世話になった。みんな別れ際にはまた来てね、待ってるよと声をかけてくれる。いつかまた近いうちに今回のお礼に行こうと思い 夢の国から現実の国へと帰路についた。

2013年6月 崎

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