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☆モンゴルで大自然と一体になる旅☆[2014年07月18日]

南ゴビ モルツォク砂丘にて大の字になってみる

モンゴルの大空の下ではみんなこのようになってしまう。というのは大げさだが、モンゴルの大地と空は不思議な力を持っている。その魅力を言葉で伝えるのはなかなか難しい。観光するにあたって、モンゴルはある意味では「楽しい」国ではないと私は思っている。すごく簡単に言ってしまうと、草原と空と家畜以外、何もないからだ。ただ、すごく心が豊かになる国だ。

その何もなさがゆえ、騒々しい日本からやってきた私はモンゴルに来て2日ほどは落ちつかず、何だかそわそわしていたが、3日目くらいになってくると、だんだん心地よくなってくる。することがなければ単純に寝てしまえばいいのだ。と思い始める。散歩をし、星を眺めて、お酒を飲んで、少し話をして、それじゃあもう寝ようか、でいいのだ。

朝起きて、観光か乗馬をして食事をし、暗くなってきたら眠る。すごく動物的で簡素化された毎日の中で、どんどん思考が鈍るどころか研ぎ澄まされていく。暇であっても退屈ではなく豊かな暇があると、モンゴルは教えてくれる。
遊牧民の人も、ツーリストキャンプの人も、彼らの日常の中でちゃんと働いているのにどこかゆったりして見えるのは、そういう毎日を送っているからなんだろうか。

なんとちっぽけな私の影(南ゴビ)


大草原で迎えた初めての夜。明日、もし起きれたら地平線から昇る朝日が見たいな・・と思いつつ、私には起きられないだろう、と思い普通に目覚ましをかけ眠りについた。

ところが、なぜか早朝にパチリと目が覚め、ゲルの天窓から少しだけ見える空が明るいことに気付いた私は飛び起き、外へ飛び出した。するとまさに今!地平線から今昇ろうとする朝日!!!!!

ゲルと朝日

こういうとき、1人ではしゃぎながらもあえて私は誰も起こさない。いじわるな私は誰も他に朝日を見ている人がいないのを確認し、私だけの朝日だ、と少しいじわるく微笑み、もう一度朝日をしばらく眺めて、ゲルに入った。モンゴルが大自然と一緒になって私のことを歓迎してくれたとしか思えないあの奇跡の朝は、とてもじゃないが忘れられない。

 「ゴビ砂漠」というと一種のロマンのようなものを感じてしまうのは私だけだろうか。そんなゴビ砂漠は、ウランバートルから国内線で1時間ほどで着く。この国内線がくせ者で、必ずといっていいほど遅れる。私のときは往路が2時間ほど、復路が4時間ほど遅れた。空港でキャンプの人が持たせてくれたお弁当の焼きそばを食べながら待ちぼうけしたのも、今ではいい思い出である。

モンゴル風やきそば

ゴビ砂漠の空港

砂漠というだけあって暑いが、日本の夏のようなじっとりとした暑さではなくカラッとしていて風が涼しいので、そこまで暑さが苦にはならない。ただ日差しが強いので帽子は必須だ。

だからモンゴルでは夏であっても半そでの上にパーカーか、長袖シャツを羽織ったほうがよい。半袖を着て直射日光にあたるよりも、陽を遮ってくれるシャツを着ていたほうが涼しいのだ。そして女性には日やけ対策も兼ねられる。

いまにも画面左から恐竜がでてきそう

南ゴビで1番印象的だったのはバヤンザクだ。辺り一面ジュラシックパークのような世界が広がる。南ゴビは実は、恐竜の卵の化石が 世界で始めて発見されたところなのだ。
確かにこの景色をみればそれは納得。恐竜がひょいと出てきても驚かなかっただろう。ちなみに恐竜の卵の化石は、場所は離れるがゴビ自然博物館で見ることができる。

バヤンザク全景

ガイドさんと少しバヤンザクをハイキング?した後、ちょうどよいところで腰かけて風にあたった。モンゴルでどれだけの風の音をきいたことだろう。とにかくモンゴルは静かだ。ここも鳥が飛んでいるだけで、他の生物はおらず、遠くにゲルがポツンとあるだけだった。

腰掛けたところからの景色

モンゴル人はよく歌を歌う。草原で、星空の下で、車の中で、馬に乗りながら。確かに、乗馬をしているとなぜか歌いたくなってくるし、車の中でも同様だ。これもモンゴルの力か・・・

今回私を案内してくれたガイドさんは日本が大好きで日本に長期で滞在したこともあり、日本の歌をよく知っていた。中でもお気に入りが浜崎あゆみの歌。最初は草原と浜崎あゆみは合わないなぁと思っていたが、聴きなれると実にぴったりで、モンゴルの何でも受け入れてくれる大きな自然に感心した。私は今でもその曲をきくとモンゴルの大草原を思い出す。

ある丘の上で

モンゴルでの宿泊は、ホテルかツーリストキャンプでのゲルか、遊牧民のゲルになってくる。今回はツーリストキャンプのゲルを紹介しよう。結論としては、清潔で温かく、居心地がよい。

ゲルの中には主にベッドと暖炉があり、鏡台が置いてあるところもある。トイレ・シャワーは共同として外にあり、トイレは水洗、シャワーは温水が出る。シャンプーや石鹸はないので持参しないといけないが、タオルは洗ったものがゲルに用意されている。ドライヤーはない。そしてゲルに金庫はないが、南京錠として鍵が用意されている。

色彩がかわいいゲルの内装 (南ゴビ)

寒い夜はスタッフさんが暖炉に火をつけてくれる

 料理は正直なところあまり期待していなかったのだが、どこのツーリストキャンプもすごく美味しかった。内容は大体、サラダとパンと、お肉か餃子を出してくれる。モンゴルでは昼食を多めに摂り、夕食は少し少なめに摂る習慣があるそうだ。

レストラン(ウンドゥルドブ)

お肉は羊も食べるが夏は牛か鶏が多く、羊は主に冬に食べる。遊牧民の食事は油っぽいらしいが、ツーリストキャンプは欧米のお客様が多いからだろうか、油っぽくなく、とても口にあった。毎回の食事が楽しみだったほどだ。

モンゴルの伝統料理の水餃子、バンシタイ・シュル

羊のお肉と小麦粉のパスタのようなもの

渡航前、モンゴルに行った人に話をきくと、モンゴルには本をたくさん持っていくように、または何か時間をつぶせるものを持っていくように、とみんな教えてくれた。あぁ、そうか、夜とか暇なんだろうなぁと思った私は素直に本を持っていたのだが、その本は結局飛行機以外では1度しか開かなかった。

暇だったら辺り一面の草原を散歩してみるといい。どこからか遊牧民が歌う、馬の歌が聞こえてくるかもしれない。

羊の毛をかる遊牧民のお父さん

モルツォク砂丘でラクダ乗り(南ゴビ)


【スタッフおススメ度】
バヤンザク(南ゴビ) ★★★★★ 今にも恐竜がでてきそう。世界の絶景
モルツォク砂丘(南ゴビ) ★★★★  ラクダに乗りたい方はぜひ

2014.07 楠本 悠子

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