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絶景の連続!行くなら断然夏がおすすめ、クロアチア&ボスニアの旅[2015年06月25日]

6月初旬。日照時間が長くなり、気候も真夏ほどではない適度な暑さ。ハイシーズンのちょっと手前、航空券もちょっと安い。私的にベストシーズンではないかと思うこの時期、クロアチア&ボスニア・ヘルツェゴビナを旅してきた。
あぁ…。今思い出してもため息の出るような景色の連続。何度、感嘆の声が漏れたことか。

さて、今回はザグレブ~プリトヴィツェ~スプリット~ドブロヴニク~モスタル~サラエボをすべてバスで移動することに
クロアチアもボスニアも列車はあまり発達しておらず、バスや専用車を駆使して旅するのが一般的なのだ。
ザグレブの蚤の市を見てみたく、日曜日にザグレブの観光があたるような日程にした。美術館など、日曜はクローズしていることが多いのだが、結果からいうと、夏のザグレブの日曜日は最高に楽しい。
前述のブリダンスキの蚤の市はもちろんのこと、街の至る所で様々なイベントが催されていた。
まずは衛兵さん。お昼くらいから街の至る所を行進して回っているので、どこかしらで出会えるだろう。

衛兵の行進

こんなにかわいらしいお姉さんが民族衣装を着て、ザグレブ定番のハートモチーフのお土産を売っている。

おしゃれなおじいちゃんがギターの弾き語り

手回しオルガンのレトロな音調が街に溶け込んでいた…

ザグレブと言えば、赤いパラソルの青果市場があまりにも有名。ザグレブ観光には欠かせないフォトスポットでしょう!たくさんの新鮮な野菜や果物が並び、活気に満ち溢れている。

ドラツ広場の更に階段を上ったところにかわいい刺繍のお店があり、お土産を買うならその近辺がおすすめだ。スプリット、ドブロヴニクと旅をしたが、ザグレブが一番安く品物が豊富だった。

女子ウケするお土産

街をうろうろしていたら、どこからともなく民族衣装をきた人たちが集まり伝統的な歌や踊りを披露し始めた。衣装がめちゃくちゃかわゆい~。

イェラチッチ広場にて

そして、公園でいきなり始まった、青空クラシックコンサート!日本ではこういうの絶対ないよなぁ、心が豊かになるなぁ。

週末は美術館などが閉まっているというデメリットがあるが、断然こういったイベントの方が私は大好きだ。やっぱり、週末ザグレブINにして大正解!

翌日バスにてプリトヴィツェ国立公園へ。
この区間のバスは座席指定ではなく、早い者勝ち。プリトヴィツェ行きのバスはかなり混んでいる。30分前にはスタンバイをしていないと座席がなくなってしまうこともあるだろう。
さて。プリトヴィツェに到着し、公園でチケットを購入したら、どのようなルートで自分が周りたいのかを決めなければならない。私が選んだのは、すべての湖を周る5~6時間コースだ。本当に素晴らしい景観なので、ぜひ頑張って長めのコースに挑戦していただきたい。普段運動をしない私でも、全く問題なく、4時間弱で終えることができた。
公園内にはエコロジーバスが走っていて、まずはこちらに乗りハイキングスタート地点へ向かう。いよいよスタート。

ため息の出そうな美しさ…。この透明度と滝に日々の疲れが癒されていくような気分。

このスポットからの写真は有名

ハイシーズン目前にして、すでに園内は人人人…。人の渋滞が起きたり、途中フェリーで移動するときも長蛇の列だったりと余計な時間がかかってしまう。
私が訪ねる1週間前は雨が続き水かさが増していたそう。そうなるとハイキングコースも変更を余儀なくされる。水量が多く、結構足元が水びたしになるので、足元をしっかり固定できるサンダルで行くのが正解かも。

翌日、長時間バスに揺られスプリットへ向かう。
スプリットはドブロヴニクに行くための中継地程度にしか考えていなかったがとんでもない!さすがは世界遺産、見応えのある古代・中世の建物が残る、それはそれは魅力的な街だった。
バスはフェリー乗り場近くのターミナルに到着する。この近辺にはスーツケースなど大きな荷物を預かってくれるクロークがある。街は石畳で、ホテルまで結構距離があるため、スーツケースを預けた方が移動がスムーズかもしれない。
スプリットはリゾート感満載!城壁の前にはおしゃれなカフェが並び、そこからは港が一望できる。シーフードも安くておいしい。有名ガイドブックにも載っているが、大衆食堂のFIFE、郷土料理が有名なSPERUN はお勧めレストランで、いつも人で賑わっている。

スプリットの街並み

名物シーフードのリゾット(FIFE)

タコのサラダ(SPERUN)

見どころは大聖堂、宮殿の地下、前庭で、特に大聖堂の鐘楼からの眺めは素晴らしい。これらの観光地はスプリットカードを購入すれば、入場無料もしくは割引になる。

鐘楼からの眺め

前庭

スプリットの夜景

スプリットの青空市場

あぁ、スプリットにもう1泊したい…後ろ髪ひかれる思いで、クロアチア最後であり最大の目的地、ドブロヴニクへ。
ドブロヴニクの長距離バスターミナルは旧市街からはちょっと距離がある、グルージュ港に到着する。ターミナルを出てすぐ右にローカルバスのバス停がある。ここに泊まるすべてのバスは旧市街に行くので、移動は簡単だ。
ドブロヴニクは魔女の宅急便のモデルになったと言われている街。真偽のほどは定かではないが、なるほど、そういいたくなるようなジブリ感満載の街並みであった。胸のドキドキが止まらない!
こんなに素敵な街角、どこを撮っても絵になってしまう小道、素敵なオープンカフェ…

旧市街

旧市街は城壁に囲まれており、この城壁の遊歩道はドブロヴニク観光のハイライト。お昼は非常に暑く、また混み合うので朝8時のオープンとともに城壁に登った。一周1940もあり、のんびり写真を撮りながら回るとゆうに1時間以上はかかる。

城壁からの絶景

パンフレットなどでよく見かけるドブロヴニクの写真を撮りたいのなら、バニェビーチへ行こう。アドリア海の紺碧の海とオレンジ色の旧市街の見事なハーモニー♪まさに絶っっっ景!!

バニェビーチから見た旧市街

ドブロヴニクは現地申し込みが可能なオプショナルツアーもたくさんある。私は、グラスボートのミニクルーズ、フォトスポット巡りに参加した。そのほかロクルム島への日帰り観光やケーブルカーも人気のアトラクション。ケーブルカーでスルジ山からの景色も人気の写真スポットである。

スルジ山からの眺め

ドブロヴニクからバスでボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールを目指した。
ボスニアに入ってから、街の雰囲気がガラッと変わった。銃痕の生々しい建物や、ジプシーが目につくようになってきたのだ。なんとなく街並みに不安を覚える…。

20年前の戦争の痕跡がいまだ残っている

モスタル到着後、早速世界遺産の旧市街とスターリ・モストへ出かけた。これまでのヨーロッパ感はうって変わって、オリエントの香りが漂う街並み。クロアチアとは国境を接しているのに、こうも文化が変わるものか!と驚きを隠せない。
お土産も、旧市街の建物もとてもかわいい。

土産物屋さん


旧市街

モスタルを象徴する、スターリ・モストは1993年の戦争で破壊されてしまい、2004年になってようやく復元されたのだ。イスラム建築も数多く残っている。

スターリ・モスト

コスキ・メフメット・パシナ・ジャミーヤ

かつてのメドレセを改修した土産物屋さん

金物屋のおじさんもイスラム教徒

そして旅の最終目的地、首都サラエボへ。
サラエボという場所に、最初は暗いイメージしかなかった。実際にサラエボについても、古く薄汚れた建物が多く、銃痕も街中で見かける。戦争がいかにたくさんの犠牲者を出したかは、1984年に開催されたサラエボ冬季五輪の跡地で目の当たりにした。オリンピックのために作られたグラウンド一面に作られた墓標の数たるや…。
サラエボでは、1万人の人々が91年から始まった戦争によって犠牲になり、埋葬する場所もなく、このグラウンドが使われたのだ。

サラエボ五輪跡地

そんな悲しい歴史を持つサラエボだが、徐々に明るさを取り戻しているようだ。
サラエボ一番の見どころ、バシチャルシァには観光客が押し寄せていた。日本人もいたが、意外と中国人、韓国人が多かったように思う。

バシチャルシァ

殺伐とした街並みに最初は不安に駆られたが、人々はフレンドリーで、トラムの乗り方が難しかったものの、旅行中危ないことなど全くなかった。
オリエンタルな雰囲気は独特で、クロアチアのようなヨーロッパらしい国と一緒に周遊するとの中欧諸国の文化の多様性を感じられ、楽しいだろう。
たくさんの新しい発見があり、とても得るものが多い旅となった。

おすすめ観光地
ザグレブ…★★★★ 他都市に比べ、物価が安く買い物にオススメ。青空市場は必見
プリトヴィツェ…★★★★★ 感動的な美しさ。夏の涼やかな雰囲気も最高だが、秋の紅葉シーズンも気になる。
スプリット…★★★★★ シーフードもおいしい港町。中世の街並みとリゾート気分を味わえる。
ドブロヴニク…★★★★★ クロアチア観光で最も人気の街。オレンジ屋根家々とアドリア海の美しい風景!
モスタル…★★★★★ オリエンタルな雰囲気が色濃く残る世界遺産の旧市街は見どころたくさん。
サラエボ…★★★★ 悲しい歴史をもつ首都。戦争の痕跡が痛々しいが、平和の大切さを再認識できる場所。

(2015年6月 久保井奈々子)

クロアチア

ボスニア・ヘルツェコビナ

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