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ヒマラヤの絶景に焦がれて、地震後のネパール旅[2016年04月20日]

約1年前の2015年4月25日にネパール大地震で8000人以上の多くの犠牲者を出したニュースは、日本にも届き記憶にも新しい。しかし地震後のネパールの現状はあまり届いていないこともあり、ネガティブなイメージがしっかりついてしまった。そんな中、約1年が経過した2016年の3月にネパールを訪問する機会を得た。
ネパールのイメージは、ただ一つ「エベレスト」を筆頭にしたヒマラヤ山脈に憧れを抱き一度は訪問したいと昔から思っていた。出発2週間前に現地から国内線墜落のニュースが飛び込んできて、期待から大きな不安に変わりつつある中で出発したのである。
ネパールの首都カトマンズまでは、キャセイパシフィック航空を利用し香港で乗継ぎ、バングラディッシュのダッカを経由し機内食や香港でのトランジット時に飲茶を食べ約15時間後の日付の変わる前に到着した。
カトマンズに到着後は、アライバルVISAの取得に申請機械を利用し、申請書を作成した後にVISAカウンターでUS$25を払いレシートを持って入国審査を通過した。
特に難しいこともなく荷物を取って無事にガイドとミートし、空港からタメル地区のホテルまでは、渋滞もなく30分ほどで到着した。深夜にもかかわらず、タメル地区の路上には多くの人が歩く姿が見受けられます。
エベレストに代表されるヒマラヤ連峰を目指しアルピニストやトレッカーを含む旅行者の多くが玄関口の首都カトマンズのタメル地区には今も変わらずに集っている。トレッキングショップやレストランや土産物屋が密集し賑わっているので、ネパールに来たらまずはここに行くだろう。

ヒマラヤを望む静かな湖畔の街「ポカラ」
現地ガイドにポカラを訪れる観光客の7割が国内からのネパール人だと意外でもあり、納得も出来る街が「ポカラ」である。旅行客の中心地のレイクサイドには多くのホテル、レストラン、土産物などのショップなどが軒を連ねカトマンズの喧騒から逃れ静かなフェワ湖畔でゆっくりするバックパッカーの姿も多く見られる。サランコットからは天候が良ければ、間近で美しいヒマラヤを拝むことができる。またポカラへは往復とも国内線を利用し30分間、天候も良く窓から見るヒマラヤ山脈が間近に見える景色は圧巻の一言です。ポカラへのフライトは右側の座席をカトマンズへのフライトは左側の座席を確保したい。心配していた国内線も天候が良く揺れもほとんどなく、心配が嘘のように楽しめた。

国内線の16人乗りのシムリックエアー

CAも腰をかがめてサービス

機内からみるヒマラヤ

アンナプルナ山域の絶景ホテル「タサン・ビレッジ」
ジョムソンへはポカラから国内線を利用し約25分のフライト、窓から見るヒマラヤ山脈が間近で出迎えてくれる。ジョムソンからローカルバスを乗り、凸凹の山道を進むこと1時間で、ジョムソン街道上のラルジョン村に到着した。ラルジョンから山道を運動不足の身体にムチを打ち、息が切れながらも休み休み歩いて登ること約30分、ナウリコット村に建つタサン・ビレッジに到着します。玄関口には桜が咲き正面にはダウラギリ(8167m)の雄姿と氷河が背後にはニルギリとヒマラヤ山脈のパノラマに圧倒された。
ロッジ内には暖炉やこたつもありヒマラヤの山中とは思えないほど快適に過ごせる。新鮮な野菜やソバ粉など土地の食材を使った日本料理も美味しい。ロッジの屋上からは満点の星空や日の出時には、黄金に輝くダウラギリを屋上から眺めることが出来る。

コックピットが目の前に・・・

フライト中ずっと不安で祈り無事に到着した笑顔

タサン・ビレッジからの日帰り往復5時間のトレッキングは、無理の無いように休憩をしながら歩いて標高2727mに位置する山上湖へ行くことが出来る。湖畔から見る、鏡のような湖面に映るニルギリ峰はまさに絶景。ロッジから山道をゆっくり下り、そして急坂を登る。決して楽ではないが、目の前にアンラプルナ、ダウラギリ、ニルギリを見ながらのハイキングは最高に気分が良い!帰った後は、お風呂で疲れを癒す事も出来る。

タサン・ビレッジでのうれしい日本食。

念願のヒマラヤを間近で思う存分堪能した後、カトマンズに戻り市内を含め近郊の世界遺産の町を訪れた。

美の都「パタン」
カトマンズの南に位置するパタンは車で30分ほどに位置している。「パタン」は、サンスクリット語では「Lalitpur(ラリトプル)」、ネワール語では「Yala(イェラ)」と呼ばれいずれも「美の都」と意味している。
世界遺産のダルバール広場は旧王宮に面し、歴史的な建築物がいくつも立ち並び震災で被害を受け、いくつかの建物が崩落しているが、すでに問題なく観光ができる状態になっている。
そして生き神と信じられているカトマンズのクマリは有名だが、他の町や村にも居るとのことでパタンのクマリさんを訪れると直に対面でき、まずはお祈りをし、寄付をすると額にオームのご朱印を貰うことが出来た。
またカトマンズのクマリは、写真がNGだがパタンでは写真も許された。
パタンは工芸の町としても知られ掘り出しものを探すのもよいでしょう。

ネワール族の古都「バクタプル」
世界遺産に認定されているバクタプル(バドガオン)はカトマンズから東に12キロ離れた場所にある。15世紀から18世紀にかけてネワール文化とともに発展したが古都であるが為に、ネパール地震では町全体がダメージを受け、一年が経った今でもダルバール広場などの寺院などが再建中である。旧王宮や寺院が並ぶダルバール広場、トゥマディー広場、最も古い町並みが残るタチュパル広場の各広場と徒歩で観光しているときに通る裏道には今なお瓦礫が積まれている。復興までには時間を要するかもしれないが、古きよき文化の香りがする雰囲気を感じることが出来る。

カトマンズの主要観光地であるダルバール広場、スワヤンブナート、ボダナートの世界遺産も地震により被災し、
現在もまだ一部寺院を含め復興および再建中であるものの観光客や参拝客ですでに賑わっている。また良くも悪くもカトマンズ市内の喧騒や渋滞を含めネパールの親切な人達は何も変わらずに迎えくれる。

パシュパティナート

軍人も並んで故人を偲ぶ

復興中のボダナート

カトマンズのクマリの館

到着翌日に会った現地旅行会社の人に今のネパールを見て、今のネパールを日本人の方に伝えて欲しいと頼まれました。ネパールの地震の後、ネパールの主な産業である「観光」も同様に打撃を受け、観光収入が激減して職を失った人々もいるそうです。一つ言えることは観光が出来るのか心配など不要ということです。
ネパールの人達は、日本人の旅行者が大好きで日本人が訪れてくれることを待っています。
今だからこそ復興の一助に、ネパール旅行に訪れて欲しい!

タサン・ビレッジ ★★★★★ ヒマラヤ山脈が眼前に!
ポカラ ★★★★ 湖畔でゆっくり。
カトマンズ★★★★★ タメル地区で旅に必要なものはすべて揃う。

(2016年 3月 大道隆宏)

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