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今が旬!夏の北欧3か国 サンクト、タリン、ヘルシンキ周遊の旅[2017年07月10日]

今まで足を踏み入れたことのなかった北欧。
今回、サンクトペテルブルク、タリン、ヘルシンキの3か国出張を命ぜられた。一番に頭に浮かんだのはショッピングだった。北欧といえば、マリメッコやイッタラーなどおしゃれ雑貨がたくさんあるじゃないか。ちょうど時期は白夜の真っ盛りだし、なんだか楽しくなりそうな予感…期待を胸にいざしゅっぱ~つ!

世界遺産のタリン旧市街

まず一か国目、ロシアのサンクトペテルブルクに到着。
サンクトペテルブルクはかつてのロシアの都。時の皇帝、ピョートル大帝のもとたくさんの豪華絢爛な宮殿が建てられた。ペテルゴーフ(1717~1721年建設)、エカテリーナ宮殿(1717~1757)、冬宮・現エルミタージュ美術館(1754~1762建設)、メンシコフ宮殿(1791~1798年)と、同時期にこれだけたくさんの且つ豪華な宮殿が建てられていくのを、市民はどのような気持ちで見ていたのだろう。まず初日、私は日本語ガイドに連れられ、ペテルゴーフとエカテリーナ宮殿に赴いた。

ペテルゴーフ

まず最初に訪れたのはペテルゴーフ。ここは残念ながら館内撮影禁止だったために、建物内部の写真はない…。ここはピョートル大帝の夏の別荘だった。この時代、フランス式の建築が人気だったらしく、ペテルゴーフもかなりその影響を受けて造られているそうだ。宮殿は上下に庭園があり、その名も“上の庭園”と“下の庭園”。上から下へ階段状に流れ落ちる噴水はペテルゴーフ一番のフォトスポットだ。敷地内にはたくさんの噴水がある。その数なんと142!ぱっと見では噴水とわからない、ベンチの噴水もあり遊び心がうかがえる。

次にエカテリーナ宮殿へ。

エカテリーナ宮殿

エカテリーナ宮殿は、ピョートル大帝の妃、エカテリーナ1世のために建てられた。宮殿の色は彼女が好きだったというブルーだ。第二次世界大戦で多くが破壊されてしまい、現在は修復後の姿である。横幅は300m、ロシア・バロック様式で当時の通り修復されている。内部は豪華絢爛!キンキラキン!まぶしいほどの黄金色だ。中でも琥珀の間はエカテリーナ宮殿一番の見どころだ。部屋一面の琥珀のモザイクは第二次世界大戦でナチスドイツ軍に持ち去られてしまったが、2003年に修復が完了し、再び現代にその姿をよみがえらせた。

エカテリーナ宮殿

エカテリーナ宮殿は撮影可能なのに、なんとこの琥珀の間だけは撮影禁止とな。ガイドさん曰く、ショップで売っている琥珀の間の写真集が売れなくなるからだとか・・・。

夏にエカテリーナ宮殿とペテルゴーフに行く場合、ツアーに参加することを強くお勧めする。大変混みあうために、個人で当日チケットを買おうとするとかなり並ぶ上に、売れきれていることもあるのだとか。
ロシアで私がぜひとも見たかったもの、それは木造教会。木造教会はキジ島にしかないと思っていたのだが、なんと、サンクトペテルブルクにもあるらしい。実際に連れて行ってもらった。その名もポクロフスクカヤ教会。舌を噛みそうな名前。
18世紀に建てられて焼失していたものを数年前に建て替えが完了したのだという。

ポクロフスクカヤ教会

北欧は現在、白夜のピーク。23時を過ぎてようやく少し暗くなるものの、完全に火が落ちることはなく、朝の5時には完全に日が昇っている。
カーテンを閉め眠っていると夜中に爆音によって眠りから引きはがされた。
なにが起きた?!思わず、数か月前のテロ事件のニュースが頭をよぎる。恐る恐るカーテンを開けてみると、なんと花火が上がっているではないか。時計を見てみると深夜の1時。
いくらその時間にならないと暗くならないとはいえ、深夜の1時に花火大会が始まるとは思わなかった…。

そして翌日も日本語ガイドさんについてもらい、世界三大美術館の一つエルミタージュ美術館へ。

エルミタージュ美術館

日本では美術館なんてめったに行くこともないし、美術関係にとんと疎い私。それでも世界三大と名の付くものなら見てみたい。価値とかよくわからないけど、見てみたい。

エルミタージュ美術館

大使の階段

レオナルドダヴィンチが書いた、ブノアの聖母

ガイドさんは美術にも大変造詣が深く、美術品をとても丁寧に説明してくれる。エルミタージュにはレオナルドダヴィンチの作品がいくつかあるが、世界的にダヴィンチの作品だと認められているものは2点で、そのほかはエルミタージュではダヴィンチの作品だと信じられているが、真偽のほどが定かではない作品もいくつかあるということに驚いた。

黄金の間

エルミタージュはとにかく広い!現在は4つの建物に分かれていて、冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュとなっている。といってもすべて廊下でつながっているので、今いる場所がどこなのか頭が混乱してしまう。
美術に疎い私でも名前くらい聞いたことのある画家、レンブラント。彼の絵画がここ、エルミタージュにもある。その一つ、ダナエという作品。

レンブラントのダナエ

毎日ダナエを見に来ている青年がいた。彼はこの作品の女性が自分を誘惑するといって、1985年のある日、この名画に硫酸をかけ、2回にわたってナイフを切りつけたのだという。修復にはなんと12年もかかった。その箇所をじっくり見ると、確かに少し周りと違うような…。でも言われなければ、いや、言われてかなりじっくり見なければ気づくことはないだろう。そんな凄惨な事件があったことを忘れさせる修復の技術がすごいし、なによりその青年を狂気の行動に走らせた、この作品の魅力(魔力?)もすごい…

サンクトペテルブルクは街歩きも楽しい。

ネヴァ川の近くに立つ、血の上の救世主教会

今回ロシア、エストニア、ヘルシンキと周って、たくさんの教会を見たが、この地の上の救世主教会が一番好きだ。何といってもこの色合い!中はロシア正教らしい、彩り豊かなイコンが見られた。

カザン聖堂

サンクトペテルブルクにあるロシア正教の総本山。回廊が左右対称に広がる。なかは厳かな雰囲気で、さすが総本山といった佇まいだ。内部は撮影禁止!

イサク聖堂

地の上の救世主教会、エルミタージュとならぶ、サンクトペテルブルクの見どころの一つ。高さは101.5mもあり、入口の円柱は48本、装飾には金100㎏、孔雀石16トン、そのほか花崗岩や大理石など豪勢な教会。ステンドグラスも見事!

そういえばロシアに行くと友人に話したら、ぜひ!とお土産を頼まれたものがある。スタバのタンブラーだ。言われたままに購入するも、帰国後ガイドブックを見たら“世界で一番かわいいスタバのタンブラー”との記載が。確かにマトリョーシカの絵が描いてあったけど、世界一かわいいとは知らなんだ。私にはあまりピンとこなかったが、世界一かわいいというのだから、是非お土産にお勧めしたい。写真ないんかい!と言われそうだが、残念ながら世界一だと思っていなかったので撮っていない。

普段触れることのない芸術に触れ、次の目的地エストニアの首都、タリンへ。
バルト三国で興味があったのはエストニアだった(十字架の丘に行ってみたかった)が、大好きになってしまった…タリン。
まるで中世のままのような旧市街、オレンジ屋根の家、遠くに見えるバルト海。あの絶景を見たら好きにならずにはいられない!
旧市街の入口からして、もう完全にRPGの世界じゃないか!!冒険が始まってしまう。

タリン旧市街の入口

石造りの街並み

旧市街は周囲2.5㎞を城壁に囲まれている

ラエコヤ広場

旧市庁舎のあるラエコヤ広場から、旧市街は広がっている。塔や鐘楼が多いので、少し高いところに登れば、フォトジェニックな写真が撮れる。
おすすめのポイントはこちら。
① 旧市庁舎
② 聖オレフ教会
③ パットクリ展望台
④ コフトゥ通りの展望台
⑤ 旧市街を囲む城壁
私がタリンを訪れた際はエストニアの祝日で、①、②は閉館のため登れず・・・
③、④、⑤から街を眺めた。

パットクリ展望台からの眺め

コフトゥ通りの展望からの眺め

城壁からの眺め

タリンに来てお勧めしたいのは、コスプレレストランである。
私は旧市庁舎の裏手にあるオルデハンザでランチをとった。なぜなら、店員さんがかわいいから。

オルデハンザの店員はみんな中世の恰好をしている

ビールを頼むと、こんなにかわいいビアマグに入れて出してくれる♪
料理もとてもおいしかった。13ユーロ位のプレートを頼んだのだが、これが当たりで、いろいろなタリン料理をちょっとずつ食べることができた。一人旅だと量が多くてたくさんの種類を食べれないから、こういうプレートの料理ってうれしい。

そして店員さんも気さく。

オルデハンザの店員さん

北欧旅行最後の目的地はフィンランド、ヘルシンキ!
ヘルシンキまでは大型フェリーで2時間の船旅だ。

タリン~ヘルシンキのフェリー

車も乗りこむ大型のフェリーで出発前のターミナルは大変な混雑ぶり。身軽になりたいのでコインロッカーを探すも2時間で4ユーロもする!足元みてるなぁ…。
デッキで読書を楽しみながら、いつの間にかヘルシンキに到着した。港からホテルは地図で見る限りそう遠くはなさそうだからと、タクシーに乗ったら初乗りの高さに目を剝いた。初乗りからして9ユーロとは!!初乗りの距離が長いのかな~なんて思っていたら、港の敷地を出るまでに11ユーロになっていた。多少渋滞していたとはいえ、ホテルまで5㎞もしない移動で何と20ユーロを超えた。タリンて物価が安かったんだなぁ。
気を取り直して、楽しみにしていたヘルシンキ!荷物を預けたらすぐに市内に繰り出した。今日の目的地はスオメンリンナ島だ。ここはフィンランドがまだスウェーデンの一部だった18世紀に要塞として建設された。1788年バルト海の覇権をめぐる、ロシアのとの戦いにおいて、重要な基地であった。しかし、1808年の戦いでロシア軍に引き渡され、後にフィンランドが独立し、現在のスオメンリンナ島と名前を変えた。つまり3つの国の重要な国防の拠点だったのだ。今は観光の島として開かれ、世界遺産にも登録されている。

スオメンリンナ島

砲台

キングスゲート

潜水艦ヴェシッコ

島には今なお残された砲台や、軍事博物館、造船ドックなどがあり、確かにここが要塞だったことを物語っている。緑と花が溢れた今の景色からは想像ができない。

フィンランドといえばそう、マリメッコ。私はメトロに乗り、マリメッコの本社に向かった。メトロには同じ目的地であろう、日本人がチラホラ。最寄駅からも徒歩10分もかからず簡単に行くことができる。

マリメッコ本社


お土産♪

意外とシンプルな建物だ。だが中に入ると最新のものからアウトレットまでたくさんの商品が並んでいる。想像した通り、たくさんの日本人が買い物を楽しんでいた。ちょっと微妙な柄はアウトレット出やすくなっているが、定番のウニッコなどはやはり定価だった。

そのあとはイッタラーなどで有名なアラビアへ。

アラビア工場

去年まではここが工場で稼働していて、工場見学もできたのだそうだが、残念ながら現在工場は閉鎖しており、ここはお買い物やカフェ、博物館のみとなっている。

アラビアの商品

ヘルシンキの街中には、地元のクリエイターが店を構えるデザインディストリクトなるものがある。

デザインディストリクト加盟店のマーク

デザインディストリクトでふらふら

おしゃれな雑貨屋さんがたくさんあるが、お値段はあまり安くはないので、すごく吟味してしまう。
ふらふらとショッピングを楽しんだ後は、お食事だ。
マーケット広場にある屋台はとてもおいしくて、おすすめ。

マーケット広場の屋台

シーフートプラッターというお魚3種盛り合わせは13ユーロとちょっと高いけど、とってもボリューム満点で味も良い!

ヘルシンキではそのほか、見どころがたくさん!

ヘルシンキ大聖堂

カンピ礼拝堂

テンペリアウキオ教会

ウスペンスキー寺院

現代美術館キアズマ

フィンランドを代表するデザイナー、アアルト自邸

こうしてあっという間に7泊が過ぎて行ってしまった。
北欧の物価の高さに驚きつつも、十分に買い物や芸術、文化を楽しむ旅となった。久々にお土産にお金をかけたなぁ。同じものを日本で見ても買わない自信があるのに、海外にいるというだけで財布のひもが緩んでしまう。
デザインディストリクトで買った、1枚10ユーロのかわいくて使えないギフトカードや、アラビア工場で買ったイッタラーのお皿と小鉢の各セット、アアルト自邸で買った23ユーロもするエコバック、なぜか12個も買ってしまったマリメッコのペーパーナプキン…これ全部私の楽しい旅行の思い出!

スタッフおすすめ度
サンクトペテルブルク ★★★★芸術と歴史の町!知れば知るほど奥深い街
タリン ★★★★★北欧に比べて物価安、かわいくて愛らしい旧市街
ヘルシンキ ★★★★★物価は高いがセンスも高い!いるだけで楽しい街


ロシア

エストニア

フィンランド


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