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丸顔なみの、ベトナム・カンボジアまるっと旅[2017年12月26日]

11/26~12/4の間、出張にてベトナムとカンボジアへ行ってきました!2か国とも初めての目的地だったので、アンコール遺跡群や、青い空と透き通る海が印象的なビーチ、メコン川やサイゴン川のクルーズなど、どの景色も新鮮でわくわくすることばかりでした。プノンペンでは一変、カンボジアの歴史上最も残酷な闇の時代であったと言っても過言ではないポルポト政権時代に現地で一体何が起こっていたのか、自分の目で確かめることができ、自分で足を運んだからこそ感じたこと、学んだことがたくさんありました。
そんな私のベトナム・カンボジア旅のハイライトを、まずはムービーにてご覧ください★今回は、フリータイムに訪問させていただいたシェムリアップの日本語学校の学生のみんなが、お別れの時に私に歌ってくれた「上を向いて歩こう」とともに...

~旅のチェックポイント~
*アンコール遺跡群観光…どの遺跡も魅力的。残しておきたい瞬間がたくさんある、私の大好きな場所。
*アンコールワットの日の出鑑賞…絶対おすすめ。一瞬一瞬表情を変える姿はとても魅力的で、何枚も何枚もシャッターを切った。
*バンテアスレイ遺跡…遺跡群の中で私の1番のお気に入り!★他の遺跡とは一風変わった赤色の砂と彫りの深い彫刻でできた美しい遺跡。
*フリータイムは日本語学校へ…シェムリアップで日本語を一生懸命に学ぶ学生の姿に心動かされるひと時。みんなありがとう!
*ワットプノン…プノンペンの名前の由来ともなったお寺とは?
*王宮+国立博物館+シルバーパコダ…どうしてシルバーパコダ?中に入ると謎が解ける、面白い建築。
*トゥールスレン博物館+キリングフィールド…人類の負の遺産。プノンペンを訪れたらぜひ足を運んでほしい場所。残酷すぎる光景に言葉も出ずカメラも向けられない。でも絶対に目を背けてはいけない現実が、そこにはありました。
*シアヌークビル…シェムリアップ、プノンペンとは一味違う、エキゾチックさ満載の港町
*ロン島…シアヌークビルから船で1時間、そこはきれいな空と海がどこまでも続く、印象的なビーチでした。
*サイゴン川ディナークルーズ…きれいな夜景にうっとり。ステージではショーも楽しめて、気分はまるで豪華客船に乗ったよう!
*メコン川デルタクルーズ…ベトナム南部の町ミトが出発地点。ヤシの木が生い茂る狭い水路を何隻もの小舟が行き交うのはスリル満点!
*「プチパリ」を探して、ホーチミン市内ぶらり旅…仏領時代の建築物が数多く残るホーチミン市内。プチパリと呼ばれるスポットを探してカメラ旅にしゅっぱーつ★
※旅行記中の[☆☆☆☆☆]星の数は、私個人の主観による評価です。

【1日目】NRT-HAN-REP
到着後すぐに夕食をとって、さっそくナイトマーケットへ。ホテルから一本道を20分ほど歩くと”NIGHT MARKET”というチカチカを発見。分かりやすくて方向音痴な私でも簡単にたどり着けました(笑)

バイク社会のカンボジア、ナイトマーケットにもバイクがずらり

彼の描く象が好き。「日本にもゾウはいるの?」「いるけど、動物園にしかいないし、カンボジアみたいに遺跡の周りで乗ったりできないよ。あれすごくいいね!私もタイで乗ったことあるけど、ゾウってすごく高くて見晴らしがいいよね」「そうか~日本では動物園にしかいないのか~。このゾウたち、うまく描けてるでしょ?好き?」「うん!すごく好き!」
私にとって1人旅で一番すきな瞬間は、地元の人たちとのこうした何気ない会話。こんな何でもない会話がすごく楽しくて、あぁ今回の旅もいい出会いをくれたなと思う瞬間。

ナイトマーケットをぶらぶらしていると、ヘナタトゥーを発見!これ、やってみたかった!!私の周りには旅好きの仲間が多く、東南アジアへ出かけた子たちはよくコレをして帰ってくるから、ずっと気になっていた。大小200種類くらいあるデザインの中から自分好みのものを選ぶ。古代から染料として使われてきたヘンナという植物を使い、身体にお気に入りのデザインが描かれていく。お菓子のデコレーションに使うチョコペンのようなものを使うので痛みは全くない。私は小さいころからアレルギー体質なので少し心配したけど、痒みもなく、私の体との相性もばっちり。

ヘナタトゥー体験中に近寄ってきた男の子。よく笑う、人懐こい子だった。言葉は通じなくても同じ空間にいて一緒に笑える、誰かの笑顔ってやっぱり最強★

完成したヘナタトゥーがこちら!うん、いい感じ♪大きさによって値段が違い、これは$5。マーケットでは値段は交渉次第。このタトゥーも最初は$7でした。

ナイトマーケットには他にも、かわいい雑貨屋さんやおいしいフレッシュジュースのお店など、夜のお散歩を楽しませてくれるところがたくさん。18:00ごろから始まり23:00くらいまで開いているので、シェムリアップを訪れたら一度立ち寄ってみては?


ちなみにこのフレッシュジュースは、さっきの男の子のママが作ってくれた。マンゴーとドラゴンフルーツとパパイヤのミックス。実はマンゴーもパパイヤも苦手なのだけど(笑)、なんとこれが相性ピッタリでおいしくて、とても驚いた。さすが、地元の人たちのおすすめに勝るものはないなぁと実感した。

▼シェムリアップ滞在先:ANGKOR HOLIDAY HOTEL(ツインルーム)
・4つ星ホテル
・Wi-Fi完備 通信速度問題なし
・アメニティ タオル、シャンプー、ボディジェル、歯ブラシなど
・ユニットバス バスタブ付き、シャワーはお湯が出ます
・無料の水2本
・有料ドリンクあり
・金庫あり

フロントとロビー

プール

ツインルーム

【2日目】REP
▼ホテルの朝食:ビュッフェスタイル

アンコールトム遺跡観光[★★★★☆]
遺跡巡りの前にチケット売り場に立ち寄り、遺跡チケットを購入。1日券($37)、3日券($62)、7日券($72)とあり、自分の滞在日数に合わせて買うことができる。このチケットがあれば市内の主要な遺跡には入場可能で、遠方の遺跡に行く際は別途お金がかかる場合もある。その場で写真を撮られ、顔写真付きのチケットが完成。

日数によってチケットに載っている遺跡の写真が異なる。こちらは3日券。カンボジアでは、12歳までは医療費が無料のため、チケット代は病院の支援などに使われるらしい。
このチケットは遺跡に入るたびにチェックカウンターで提示を求められ、1日に1回穴を開けてもらう。私が購入したチケットは、1週間の内で連続しない3日間利用可能なフレキシブルタイプの3日券。この他、3日間連続券もあり、どちらか好きな方を選ぶことができる。購入後の変更は不可なのでご注意を。

アンコール=町・都市、トム=大きいという意味。日の関係で、アンコールワットは午後の方が写真が上手に撮れるということで、まずはアンコールトムへ。カンボジア人も午後になると友達や家族、恋人と遊び来るんだとか。

ヒンドゥー教の神話「乳海攪拌」を表現する彫刻の間を通り、門へ。西南北にそれぞれ大門と、東側には勝利の門と死者の門。これらの門の中で破損が少なく、当時の姿を残すのは南大門ただ一つ。

① バイヨン
アンコールトムの中央に位置するバイヨン寺院。アンコールトムといえば!と、想像するのはみなさんこちらなのでは?と思うくらい、アンコールトムの中心的存在。初めて行った私はその顔の多さに驚き。どこを撮っても顔、顔、顔!!ガイドさんがいなければ確実に道に迷うでしょう。(笑)

バイヨンを特徴付けているのがこの、塔の4面に彫られる人面像。これは、世の人々の救いを求める声を聞き苦悩から救済する、観世菩薩を表すと言われている。

この日はちょうど、結婚式の前撮りが行われていた。カンボジアではちょうどこの時期が結婚シーズンのようで、いろんな遺跡で撮影をするカップルを多く見た。


② バプーオン

「隠す」という意味である「バプーオン」。タイとの戦争のときに王子をここにかくまったという話からこの名がついたそう。見どころは空中参道と呼ばれる、寺院へと続く参道。雨季にはこの参道の周りに水がたまり池のようになるため、空中参道となるが、11月は乾季に入ったところなので、水は溜まっていなかった。でも、そのおかげで下に降りて写真を撮ることができ、乾季は乾季で楽しめる。円柱の柱が何本も並んで造られた参道はとても美しい。

もう一つの見どころがこちら、涅槃仏。少し分かりにくいですが、仏像が見えますか?バプーオンの裏側に突如現れるこの仏像、あなたもぜひ、見つけてみてください。

③ ピミアナカス

ピミアナカスの意味は「天上の宮殿」。王族が儀式を行う場所として使われ、他の人々は近づくことができなかったという。この遺跡は硬い石ばかりで造られたため、彫刻がほとんどない。

④ 象のテラス

こちらは全長350mの象のテラス。王様がこのテラスに座ると、目の前に広がる広場に集まった軍隊が王様に挨拶をしたそうだ。このテラスは、戦いに勝った兵士のみ通ることができた勝利の門へとつながっている。

ここでガイドさんが撮ってくれたおもしろ写真!分身の術、成功★ ニンニン

⑤ ライ王のテラス

象のテラスの隣にあるのがライ王のテラス。ライとは病気の名前(ライ病、ハンセン病)で、このテラスにある像に指がないことや、年月が経ち変色する姿がライ病患者を連想させることからその名の由来となったようだ。

▼昼食レストラン:AMAZON ANGKOR

これはカンボジア伝統料理の「アモック」。淡水魚をココナッツミルク入りの卵でとじ、バナナの皮に包んで蒸したもの。鶏肉が入ったものもあり、日本でいう親子丼のような
感じ(?)。カンボジア料理は残念ながら日本人の口には合わないとよく言われますが、これなら日本人も食べやすい味付けかと思います。一度トライしてみてください。

アンコールワット遺跡観光[★★★★★]

アンコール=町・都市、ワット=寺院で、「お寺のある町」を意味するヒンドゥー教寺院。寺院を囲むお堀は大きな海を表すとされる。他の遺跡はほとんどが東向き、これは、太陽が昇る方角=人が生まれる方向と考えられるため。しかしアンコールワットは西向きに造られているため、とても珍しい。西は死の方角を表すことから、アンコールワットは王の墓として建てられたのではないかという説もあるようだ。
入口は5つに分かれており、真ん中が王様専用、その隣が偉い人や一般人、一番外側はゾウが通る門なので、幅が広くなっているのが分かる。

王様の入口にはヘビの頭が7つ。カンボジアでは、奇数はラッキーナンバーらしい。

まるで隠れミッキー?!笑うデバターを探せ★

アンコールワットには2300ものデバター(女神像)が描かれている。昔、王様に仕えていた女官がモデルになったとされる。この無数のデバターの中に1つだけ、歯を出して笑う像があるのだ。カンボジアでは昔、歯を出して笑うのは無礼とされたため、このような表情の像は非常に珍しい。アンコールワットを訪れたらぜひ探してみてください。見つけられたあなたはラッキー!!

これが噂の逆さアンコールワット。期待を裏切らない美しさに、思わず何枚もシャッターを切ってしまう。この日は風もなく、アンコールワットが水面上にとてもきれいに映し出されていた。

第一回廊の壁に埋め尽くされたラーマーヤナ物語のレリーフ(浮き彫り細工)は必見

1632年、アンコールワットを訪れた森本一房が残した墨書き

第三回廊からの眺め

眺めは最高だが、高所恐怖症の私には怖すぎた急階段。高い所にはなぜか行きたくなり、スカイツリーも観覧車も、行って後悔するタイプ(笑)

プレループ遺跡[★★☆☆☆]
身体を変えるという意味をもつ「プレループ」。昔は火葬場として使われていたことからその名前がついた、ヒンドゥー教の寺院。ちょうど太陽が沈む頃、大勢の人々がその夕日を一目見ようとこの遺跡に集ってくる。急な階段を少しあがり、見晴らしの良い高台へ登ると、そこには眩いほどに輝く夕日が。振り向くと、夕日に照らされた遺跡が美しい色に変化し、それはまるで遺跡が夕日を見て照れているみたい。

夕日を見るため集まる人


夕日に照らされ輝く遺跡た

1日の終わり、身体の力を抜いてじっくり夕日を眺める。大事な人を想うのもいい、何も考えずぼーっとするのもいい。ただ私に必要なのは、こういう時に生まれる心の余裕だと思った。常に心に余裕がある人になりたい。

▼夕食ビュッフェ:KulenⅡ

ステージで行われるアプサラダンスショーもまた、観客を楽しませてくれる。アプサラダンスとはカンボジアの伝統舞踊で、手足や指の動きが特徴的。様々なタイプのダンス、煌びやかな衣装が、カンボジアの夜を盛り上げてくれること間違いなし!

【3日目】REP
アンコールワットの日の出鑑賞[★★★★★+]
5:00にホテルを出発、日の出鑑賞へ。外はまだ暗い中、アンコールワットへと向かう。高温多湿なカンボジアも、早朝はさすがに半袖では肌寒い。中にはトゥクトゥクで日の出鑑賞へ向かう人もいた。

ライトに照らされた絵もすてき

一瞬一瞬表情を変えるその姿は、本当に魅力的。ただただ美しい、その言葉に尽きる。
この日の出の位置、日本の春分・秋分あたりが最もきれいなんだとか。太陽がアンコールワットのちょうど真ん中の塔から昇るので、まるでロウソクのように見えるそう。3/22~24、9/22~24が狙い目とのこと!
一方4月中旬はカンボジアのお正月シーズンで、アンコールワットがライトアップされたり、お堀の前ではダンスショーがあったりと、こちらも見ごたえありそう。

バンテアスレイ遺跡[★★★★★+]

シェムリアップ市内から車で50分ほど、バンテアスレイ村には、他の遺跡群とはちょっと違う、赤色の石で造られた珍しい遺跡がある。「女の砦」という意味の「バンテアスレイ」はヒンドゥー教の寺院遺跡。ここは、たくさんの遺跡群の中でも私の1番のお気に入り。

この遺跡の棟には、それぞれにヒンドゥー教の神話の物語を表す彫刻が成されている。その一つ一つがとても繊細で、他の遺跡よりも圧倒的に彫りが深いのが特徴的。

中でも正面の入口のちょうど裏手にある、デバターと呼ばれる女神像は必見!「東洋のモナリザ」とも呼ばれるこの像は、そのあまりの美しさにフランス人が盗掘して逮捕されたことも。

東洋のモナリザを、枠の中からパシャリ

ズームアップ!盗掘事件以降、近づけなくなってしまったようで、これが限界

▼昼食レストラン:Tropical

これ、何だか分かりますか?

正解はカエル!!真剣に選ぶガイドさん

ついにカエルを食す日が来ました(笑)でも、カエルって言われなければ気づかない。中には香料が入っていて、味付けも最高。食感は鶏肉のような感じで、たまにコリコリしたものが出てくる。すごくおいしくて、ぺろりと平らげました。カエルを想像してしまうと負けですが、気にせず食べれば絶対おいしい。おすすめです、本当に。

アンコールワット遺跡群観光[★★★★☆]
① タプローム

ラピュタの舞台ともなったとされる遺跡。遺跡に絡みつく樹木の根は迫力満点!

この遺跡はインドの協力のもと修復作業を行ったが、中には修復できない部分もある

木の中に石像の顔を発見!これは神秘的。

これはお尻の形をした木。撮影スポット!もちろん、かんちょ~う(笑)

② プリアカン
聖なる剣という意味の、仏教とヒンドゥー教の習合寺院「プリアカン」。かつては多くの僧侶が生活し、ヒンドゥー教の神々も祀られていたが、ヒンドゥー教信者であるジャヤーヴァルマン8世によって仏教の彫刻は削られてしまった。見どころは中庭のテラス左奥にある、円柱で造られた2階建ての遺跡。他の遺跡は角柱で造られるのに対し、円柱を持つこの遺跡はとても珍しいのだ。


③ 東メボン
10世紀に建てられたヒンドゥー教の寺院。かつて周りは人口の湖で、当時は船で東メボンまで渡っていた。壁面に開けられた無数の穴は、漆喰を付きやすくするためのものだったそう。今は抜かれていて、このように穴あき状態となっている。

④ プレループ
2日目に夕日を鑑賞した遺跡へ再び。この日は高台へは登らず、火葬場として使われていた跡を残す遺跡の下の部分を見学。入ってすぐに棺のようなものがあるのが分かった。夕方よりも観光客は少なめで、夕日鑑賞は欧米人が多かったのに対しここでは日本人が写真を撮る姿もちらほら見受けられた。

⑤ スラスラン

かつて王様専用の沐浴池で、雨乞いの儀式なども行われていたという「スラスラン」。夕日がきれいなところをリクエストしたら、ガイドさんが特別に連れて行ってくれた場所。オレンジ色に輝く夕日がちょうど沈む瞬間を見事にキャッチ!というわけで、2日間連続で夕日を眺め1日を締めくくることができました。

【4日目】REP-PNH
シェムリアップでのフリータイムは、日本語学校を訪問することに決めた。前日に言い出したのにも関わらず、すぐに学校と連絡をとってくれたガイドさんと現地手配会社の方々、ドライバーさん、そして突然の訪問者を快く受け入れてくださった先生方や学生のみんなには、本当に感謝でいっぱいです。それはそれは、めちゃめちゃ楽しかった。行ってよかった、出逢えてよかったと、心の底から思った。本当に、ありがとう。

実は大学生のころ、海外に関わる仕事に就くのが長年の夢だったので、将来の可能性の一つとして日本語教師も視野に入れていたことがあり、日本語教育の講義を受講していた。そこでは実際に授業の内容を考え、英語のような媒介言語がない国の子どもたちに日本語を教えるにはどうしたらいいのか、グループみんなで必死に考えた。

この日はちょうど、あるクラスで助詞の勉強をしていた。私も散々悩んだ分野だった。日本語母語話者である私たちは無意識に発することのできる文章、でもそれを教えることは相当難しい。どんな時に「に」を使うのか、「が」と「は」の使い分けは?など、それぞれに規則性を見出し、言語化し、分かりやすく学生に伝える。母語を学習者に教えることがここまで難しいなんて、と、私は学生の時に思い知らされた。

この学校の学生はみんな、明るくて元気で素直で、笑顔がかわいい子たちだった。日本語を学ぶのはすごく楽しいよと教えてくれて、とても嬉しかった。カンボジアの教育制度は日本と同じで、小学校は6歳から、小中高と6・3・3年制。日本語学校に通うのは高校を卒業した後、つまり日本でいう大学生の歳。昼間は日本語学校へ通い、夜間に普通の大学へ通う子もいるんだとか。

10分しかない休憩時間にも私とたくさん話してくれた。「どうして日本語を学ぼうと思ったの?」私が1番気になっていたこと、話した子には全員にこの質問を投げかけた。「日本語ガイドになりたいんだ!」という答えが最も多かった。親がガイドをやっている子も多く、その影響も大きいのだろうけど、数ある言語の中からこうして日本語を選択し、一生懸命学んでくれることに感動した。

またどこかで必ず会おう!

▼昼食ビュッフェ:Chadomok

----------------昼食後、飛行機にてプノンペンへ----------------

トゥールスレン博物館+キリングフィールド[★★★★☆]
仏領時代の建物が多く残るプノンペン。シェムリアップとは一味違い、高層ビルも立ち並ぶ近代都市だ。私の実際の観光では、時間の都合上4日目はトゥールスレン博物館のみ、5日目にキリングフィールドを観光しましたが、この2カ所は深いつながりがあるためここでは一緒にお話しします。
1970年代、3年8か月に渡り続いたポルポト政権。極端な共産主義社会を目指し、政府に反対する恐れのある知識人を次々に虐殺した結果、たった4年足らずでカンボジアの人口は3分の1に激減した。カンボジアの歴史の中で悪夢のようなこの時代に、一体何が行われていたのか、私はこの目に焼き付けた。帰国後何週間経ってもここで見た光景が忘れられず、今この旅行記を書いている瞬間でさえ鳥肌が立つほど、思い出すのがつらい光景だった。決して目を背けてはいけない闇の時代に、実際に行われていた残虐な出来事。信じられない現実が、そこには当たり前のように存在していた。怖くて怖くてレンズを向けることができず、ただじっと見つめ、涙を流すことしかできなかった。

トゥールスレン収容所へと連行された知識人たちは何度も悲惨な拷問を受けた。足を鎖で固定されてむち打ちなどを受けたときの血の跡は、今もなお黒く壁に染みついている。手をロープで縛られて吊るされたり、臭い水に顔を沈められたり、爪をもがれたり、、、悲惨な拷問はこんなものでは終わらない。収容所の各部屋は身分によって広さが違うが、ある棟は人ひとり寝ころべないほど狭く、煉瓦でできた各個室には二つのビンのみ置かれていた。それは、トイレ用と、飲み水用のビン。ビンがない個室には外側の壁に穴が開いており、そこに用を足すように指示されたという。またある棟では、広い部屋の中央に鎖のたくさんついた棒が一つ。この部屋では大勢の人が足に鎖をかけられて収容されたそうだ。
全ての棟のまわりは電気ショックの網で囲われ、決して逃げ出すことはできない。

キリングフィールド独立記念塔

収容所での拷問が終わり、行き先を告げられず連れて行かれたのがキリングフィールド。その名の通り、人を殺すための場所だ。桑や棒、ヤシの枝を使い頭蓋骨が砕けるほどに殴り殺される大人たち、小さな子どもはまるでおもちゃのように木に叩きつけられ、死者はみな穴に投げ入れる。キリングフィールドにある複数の屋根は、特に遺体が多かった場所を示している。

多くの遺体が見つかった場所

赤ん坊が実際に叩きつけられていた木

中央にあるこの木は音楽を流していた木。目隠しをされて連れて来られた人々に、殺される人々の鳴き声や悲鳴を聞かせないため、ここは楽しい場所だと認識させるためにスピーカーを使って明るい音楽を流していたそうだ。
今もなお発見され増え続ける白骨遺体。人類史上最も残虐な悲劇の舞台「キリングフィールド」。プノンペンを訪れるのならぜひ一度、足を運んでみてください。

▼夕食レストラン:KHMER SURIN RESTAURANT

▼プノンペンでの滞在先:SIM BOUTIQUE HOTEL(リラックスツインルーム)
・Wi-Fi完備 通信速度問題なし
・アメニティ タオル、シャンプー、石鹸、歯ブラシなど
・ユニットバス バスタブ付き、シャワーは水に近いぬるま湯、蛇口からはお湯が出る
・無料の水2本
・有料ドリンクあり
・金庫あり

フロントとバーカウンター

リラックスツインルーム

屋上プールとそこから見える夜景

【5日目】PNH-KOS
▼ホテルの朝食:ビュッフェスタイル

ワットプノン[★★☆☆☆]
ワット=お寺、プノン=丘で、丘のある寺を意味するこのお寺は、プノンペンの名前の由来ともなった。

お寺のあちらこちらでスズメが売られている。1匹1ドルで購入し、悩み事をそのスズメにのせて放すのだとか。

胸の前で手を合わせ→土下座する、これを計3回行うのがカンボジア流とのことで、さっそく実践中。

お金持ちだったペン夫人さんには、ネックレスやピアスなど飾りがたくさん。お正月になると蓮の花や果物、料理などをお供えするらしい。

国立博物館+王宮+シルバーパコダ[★★★☆☆]
ワットプノンから車で約5分、続いてやってきたのは国立博物館、王宮、シルバーパコダの一帯。

国立博物館にて、ガルーダとともに♪

王宮入り口付近にある、沙羅双樹の花。1年中花が咲いていて、妊婦さんがこの花を摘んで太陽にあて、色水にして飲むと丈夫な子どもが生まれると言われているのだそう。

即位殿。王様を謁見するための建物

日曜日から土曜日までのラッキーカラー

王宮からシルバーパコダへの入口にて

壁一面に描かれたラーマーヤナ物語(シルバーパコダ)

シルバーパコダ

「銀寺」という意味であるシルバーパコダ。どうしてこれが銀?と思いますよね。この謎は、中に入ればすぐに解ける。残念ながら内部の撮影は禁止だったため写真はありませんが、床に銀の板が敷き詰められているのです。20世紀初めごろ、王室の先祖の位牌を祀るために造られた寺院だが、権威を示すために銀色にしたという。

シルバーパコダの裏手にあるミニアンコールワットも必見

出口ではカンボジア伝統楽器の演奏も

----------------昼食後、専用車にてシアヌークビルへ----------------

▼シアヌークビルでの滞在先:WHITE BEACH HOTEL(ツインルーム)
・Wi-Fi完備 部屋ではつながりが悪い
・アメニティ タオル、シャンプー、石鹸、歯ブラシなど
・バスルーム バスタブなし、シャワーはお湯が出る
・無料の水2本
・有料ドリンクあり
・金庫あり
・プールあり

プールとフロント

ツインルーム

シアヌークビル[★☆☆☆☆]
到着後、夕食がてら街を散策。ビルが立ち並ぶプノンペンから車で約4時間、都会の雰囲気から一変、ビーチ沿いの町シアヌークビルへ。カジノやバーが立ち並ぶ、海外ならではのエキゾチックな雰囲気は、旅の気分を盛り上げてくれること間違いなし!ただし中国人経営のお店が多く、夜は大人の遊び場という感じなので、夜の一人歩きはご用心。

州のシンボル、金色のライオン。夜になるとここで待ち合わせするカップルが絶えない

夜はネオン一色

【6日目】KOS
ロン島[★★★★☆]
シアヌークビルでのフリータイムは、ロン島へ遊びに行くことに。海好きの方にお勧めしたいのが、シアヌークビルから船で30分~1時間ほどに位置するロングサンローム島とロン島の2つの島。どちらもシアヌークビルのビーチよりも落ち着いた雰囲気で、日帰りで遊びに行くのに最適!

シアヌークビルの船乗り場へはトゥクトゥクで。歩いても行けますが、私はトゥクトゥクが大好きなので♪

これはシアヌークビルのビーチ

これがロン島のビーチ。この美しさ!!

初日にやってもらったヘナタトゥーとの相性も抜群★

フレッシュジュース

欧米人が経営するインフォメーション。島には欧米からの観光客がいっぱい

そして犬もいっぱい。気持ちよさそう

空もきれい

帰りの船

行きよりも帰りの方が船が大きく揺れた。もはやアトラクションなみ(笑)海に投げ出されないように手すりに捕まっていないと危ないくらい。乗り物に弱い私にはとてもつらかったですが、旅のおとも酔い止めのおかげで乗り越えられました(笑)島が好きなのに乗り物に弱いって本当に大変!泣

シアヌークビルに帰ると、美しい夕日が出迎えてくれた。

ビーチでのんびりしていた人たちも眩いほどに輝く夕日にうっとりした様子。

【7日目】KOS-SGN
飛行機にてベトナム、ホーチミンへ。気候はカンボジアとほぼ変わらず、高温多湿。カンボジアでは晴れ女の威力を発揮しお天気にも恵まれたけど、ベトナムへ入ったらいきなりのスコール(笑)盛大なご歓迎ありがとうございます…

お待ちかねのフォー。期待通り、おいしい!

そしてこの日はサイゴン川ディナークルーズ。豪華客船に乗った気分で、ベトナムの夜を満喫!!

ステージにて次々に繰り広げられるパフォーマンス

最高の夜景

ディナークルーズの後は、少しだけ夜の街をお散歩。

ハンドメイドの可愛い雑貨

このトンボが手にちょこんってのるのはかわいい~★全部のるのよ、と見せてくれた店員さん

【8日目】SGN-NRT
メコン川デルタクルーズ[★★★★☆]
ホーチミンから高速道路で2時間ほど、メコン川デルタクルーズの拠点となるのがベトナム南部の町ミト。日帰りで行けるアクセスの良さ、都会では体験できない大自然に触れることのできるクルーズは、ベトナム観光には欠かせないひとつ。

ボートで中洲へ上陸

ハチの巣。ここから取った蜜はすごく甘くておいしい!

エレファントフィッシュ。唐揚げにするのが主流なんだとか

蜂蜜茶(ハチミツ+キンカン+お茶)

ニシキヘビとご対面(TU-DANG養蜂園)

ココナッツ工場

一つ一つ丁寧に手作業で

フレッシュフルーツをいただく

そしていよいよクルーズ!ヤシの木が生い茂る水路を小舟で進むクルーズは、狭い水路にも関わらず、観光客を乗せた小舟が何隻も行き交い、少しでもバランスを崩せば転覆しそうになるほど。しかし、実際に水上で暮らす人々の生活を間近に感じ、現地住民の移動手段ともなっている小舟に乗る体験はとても貴重!

クルーズ後のヤシの実ジュース。「モ・ハイ・バ・ヨ(1・2・3・4)」とベトナム語で乾杯!ふたを開けて果肉がついていたあなたはラッキー★

▼昼食レストラン:MEKONG REST STOP

エレファントフィッシュ

揚げ風船餅

鍋でコロコロしてるとだんだん大きくなってゆく….!

はさみでチョキチョキして食べる。もちもち食感がたまらない!

ティエンハウ寺[★★☆☆☆]
渦巻き型のお線香がたくさん吊るされているのが特徴的なこのお寺。以前は無事故祈願のお寺だったが、現在では商売繁盛を祈ったり、子どもが欲しい人が訪ねてきたりするそう。

この長~い棒で一つ一つ吊るしていくみたい

日本とベトナムでは干支が4か所違う。未→ヤギ、丑→水牛、卯→ネコ、亥→ブタ。そのためネコ年にはドラえもんとキティちゃんが街中に飾られるらしい。

「プチパリ」を探して、ホーチミン市内ぶらり旅[★★☆☆☆]
19世紀後半、フランスの植民地であったベトナム。ホーチミンには、当時の建物があちらこちらに残っており、その町並みは「プチパリ」と呼ばれている。美しい赤レンガに目を奪われる“サイゴン大教会”、コンサートやアクロバットショーを楽しめる“オペラハウス”、エッフェル塔の設計者 A.G.エッフェルが設計した、アーチ型の内部構造が特徴的な“中央郵便局”など、主要なヨーロッパ建築はホーチミン観光の中心ドンコイ通りに集まっているため、半日あれば制覇できる。ホーチミンを訪れたらプチパリを探して歩くのも楽しいはず!

オペラハウス

ホーチミン市人民委員会庁舎

サイゴン大教会。中に入りたかったけど観光客は入れず…..残念

中央郵便局

いかがでしたでしょうか?遺跡巡りに透き通る海、すてきな出会いにスリル満点アドベンチャークルーズ、、、今回の旅も盛りだくさん、朝から晩まで楽しめました!
この後夕食をとって深夜発の便で帰国予定が、飛行機が大幅に遅れて早朝発へ。初っ端からスコールでお出迎えされ、最後は飛行機遅延と、私はホーチミンとは相性が悪いようですが(笑)、遅延のおかげで空港でもある出会いが。ホーチミンから日本へ出張に行く方とばったり会い、たくさんお話し、帰国後も連絡をとる仲に。困ったらいつでも連絡してねと、私がベトナムに行っても彼女が日本に来ても、お互いがお互いを助け合える。私にとって彼女が、またベトナムに行きたいきっかけになった。
結局どこの国に行っても楽しくて、また旅に出たいと思うのは、人の温かさに触れるから。学生のころから一人旅を始め、思い立ったらすぐ行動派の私はたいていどこへ行くのも無計画。その結果ある時はWi-Fiが全くつながらず宿が取れなかったり、ある時はバス停にはたどり着いたもののバスが大量すぎて一体どのバスに乗ればいいのやら・・・、そして致命的な方向音痴のおかげでどこへ行っても道に迷う。でも、どんな時でも助けてくれる人が必ず近くにいて。人って本当にすばらしい。たとえ言葉が通じなくても、分かり合えちゃうんだもん。だから旅ってやめられない!次回もお楽しみに★

《おすすめ度》
No.1 バンテアスレイ遺跡
No.2 アンコールワットの日の出鑑賞
No.3 メコン川デルタクルーズ

(2017年11月 天野奈美)

カンボジア

ベトナム

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