井原三津子 旅のコラム 旅行作家でありファイブスタークラブスタッフの井原三津子が贈る旅のコラム

アフリカで見つけたとっておきのリゾート メネンバ島(タンザニア)

アフリカで見つけたとっておきのリゾート メネンバ島(タンザニア)

東アフリカはタンザニアの沖合、珊瑚礁に囲まれた大きな島ザンジバル。アラビア支配の時代の宮殿跡、スパイスを売るマーケットなど、同じ国でもタンザニア本土とはまったく異なるエキゾチックなムードが島中に溢れている。
ヤシの木に彩られた白い砂浜に沿って車を走らせると、いくつもの漁村が現れ、イスラム教の島らしく白い帽子をかぶった島民たちがニコニコと手を振ってくれるのどかな島である。
島の南西にあるザンジバル空港から1時間15分ほど走っただろうか。島の北東部に着くと、そこからモーターボートで15分。やっとのことで離れ小島のメネンバ島に到着である。そのロケーションの辺鄙さがいいではないか。歩いて一周20分くらの小さな島には桟橋などなく、波打ち際に飛び降りてのワイルドなチェックインである。
海底の生物が多彩なら、陸上も負けてはいなかった。夜ともなるとその大群はバンガローのなかまでやってきて、床や壁をはい回りカサコソと音を立てる。恐れを知らぬ彼らはベッドの蚊帳にまで上ってきて、驚かされるのだ。
それはメネンバ名物、体長30センチはある白いカニの集団であった。
10軒のバンガローからなる「メネンバ・クラブ」はイタリア人経営のプライベートアイランドとあって、気さくで陽気なイタリア人夫妻がマネージャーで、出迎えもいたって和やかなものだ。
ナチュラルの一言に尽きるバンガローは、籐製で窓ガラスもなく外鍵もなし。ザンジバル名産のムサラというカラフルなゴザが床に敷かれ、窓ガラス代わりの布もエキゾチックな色柄で異国情緒をそそるのである。
バンガローの前のビーチは小麦粉より粒子が細かいサラサラのパウダーサンドで、もちろんいつも独占状態だ。ビーチの心地よい寝椅子で、お隣のスイス人美人はほとんどオールヌードで寝そべっていたが、海に入る気配はない。シュノーケリングセットを借りてひと泳ぎしてみると、青ブダイにハタタテダイをはじめ色とりどりの熱帯魚が群れ泳いでいてすごい海なのに。

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