北に大コーカサス山脈を境にロシアと、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと接し、西に黒海に面する日本の約5分の1の国土のジョージアは、古くからアジアとヨーロッパの十字路として栄えて着ました。首都トビリシの旧市街には19世紀の街並みが今も残されています。トビリシから少し足を延ばせば、紀元前4世紀から5世紀に王国のあったムツヘタの文化財群や、コーカサス山脈を越えて全長210キロに及ぶグルジア軍用道路の車窓からの壮大な眺めを楽しむ事ができます。東部の山間部には、ダヴィット・カレジの荒涼とした大地が広がり、東部・中央部にかけて点在する洞窟住居の景観に圧倒されることでしょう。アッパー・スワネティは勇猛な戦士達の子孫が昔ながらの生活を今に伝える人気の世界遺産です。2015年、日本における国名標記が「グルジア」より「ジョージア」に変更になりました。