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中国の中でもスケールの大きい北京。その魅力はバラエティー豊富な観光スポットにあります。北京市内には秦、明、清王朝時代に作られた建築物の多くが世界遺産として登録されています。中でも、故宮や天壇公園、頤和園といった世界遺産はカラフルかつ巧みな建築方法で作られています。故宮へ行く前に数々の歴史の舞台となった天安門広場に立ち寄るとよいでしょう。世界最大規模のこの広場はまさに中国の縮図で、「中国」にいるということを実感出来ます。また天壇公園、頤和園は観光客のみならず、地元の人でも賑わっています。有名な太極拳、ダンス、トランプや将棋と言ったバリエーションで庶民の憩いの場としても活用されています。

華清池は西安市内から約30kmの驪山の麓に位置する温泉地で、秦の始皇帝などの歴代皇帝の保養地として利用されてきました。この華清池を有名にしたのが唐代の玄宗皇帝と楊貴妃とのロマンスです。2人は毎年冬から春にかけてこの華清池で享楽生活にふけり、その贅沢極まる生活は白楽天の有名な「長恨歌」でも歌われています。現在も華清池には楊貴妃が入浴していた「海棠湯」、玄宗皇帝が入浴していた「蓮華湯」などの浴槽が当時のまま残されています。またこの華清池は蒋介石が監禁された西安事件の舞台でもあり、蒋介石の寝室や銃弾跡などを見ることも出来ます。歴史が好きな方にオススメなスポットです。