ハイチ HAITI

ハイチ北部、国内第2の都市カパイシャンはフランスのコロニアルな街並みを持つ活気あふれる港町。ハイチの他の都市同様アフリカの雰囲気漂う街ですが、治安も安定しており街歩きも楽しめます。この街の郊外、ミロの村には世界遺産にも登録された壮大な建造物、ベルサイユ宮殿を模して造られたといわれるサン・スーシ城と巨大な要塞シタデル・ラフェリエールがあり、約200年前の独立当初の姿を後世まで伝える貴重な遺産になっています。またボートで行くことができるラバディ村にはカリブのイメージそのものの美しいビーチがあり、クルーズ客もよく訪れます。歴史と自然に彩られた都市カパイシャンは、ハイチを旅するならぜひ訪れたい街です。

2010年の大地震で被害を受けながらも復興が進むハイチの首都ポルトープランス。アフリカ系黒人が大多数を占める都市で、街並みもアフリカの雰囲気が満載。あちこちで見かけるタプタプという乗り合いタクシーやバス、トラックはカラフルに彩られ、見る度に度肝を抜かれます。ブードゥー教関係の珍しい品物もある市場はいつも現地の人々で混みあい、カオスや喧騒という言葉がぴったり。ありとあらゆる品物が売られる露店も街中あちこちで見かけます。また各所で見られる独立指導者の像や国立博物館の歴史的展示品からは、黒人初の共和国として独立した国民の誇りが感じられます。貧困や震災被害に負けない、人々の逞しさが感じられる街です。