世界遺産・マルタ島と近未来都市・ドバイの旅＜マルタ送迎付き＞

マルタ島の南部には、美しい青い海に岩の洞門のあるグロッタ、青の洞窟があります。青の洞窟といえばイタリアのカプリ島が有名ですが、マルタにも、美しさで引けを取らない素晴らしいグロッタがあるのです。天候次第で舟に乗って洞門に近づくことも可能です。またマルタでは紀元前3600年の巨石神殿の遺跡ハガール・キム神殿や、紀元前3000年から2400年ほどのムナイドラ神殿も見どころです。今から5000年もの昔ですから、石を積み上げた祭壇などの立石建造物としてはかなり古いものですね。それらの巨石神殿はいずれも世界遺産に指定されています。このようにマルタにはバラエティーに富んだ見どころが点在し、訪れる旅人を飽きさせません。

地中海の中央にありヨーロッパとアフリカの間に浮かぶマルタ島は、戦いの歴史に彩られた島です。1565年、後にグレートシージ（大包囲）と呼ばれる、5万人のオスマン帝国からの攻撃を迎え撃つは、わずか9千の聖ヨハネ騎士団。騎士団は激闘の末に大軍から島を守り抜きました。首都ヴァレッタは当時の騎士団長バレットにちなんで名づけられています。大戦後ヨーロッパ中から集まった莫大な資金を元に、騎士団はさらに堅牢な城壁で街を囲い、碁盤目状の街を築いていきました。その他、病院や豪奢な大聖堂、騎士団長の宮殿建設などマルタ黄金時代へと続いていきます。聖ヨハネ騎士団を抜きにしてマルタを語ることはできないのです。