モルドバ MOLDOVA
古き良き文化を継承した、東西の架け橋
モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた旧ソビエト連邦の一部だった国で、九州よりやや小さいほどの面積です。西隣のルーマニア東部に「モルドバ地方」という同名の地域があるように、かつては今のルーマニアと一つの国だった時代が続き、公用語は、ルーマニア語とほぼ同一のモルドバ語で、宗教もルーマニアと同じ東方正教会。国旗までルーマニアとそっくりになりました。世界最古(紀元前3000年頃)のワイン生産国の一つで、今もワイン作りが盛んです。
旅のプロが選ぶモルドバのツアー

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Reccomend SPOT モルドバ旅行のおすすめ観光スポット&ツアー
ROMANIA'S BROTHER COUNTRY, MOLDOVA
ルーマニアとモルドバは兄弟国です
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01
ルーマニアとモルドバ。実はこの2国。深い関係があるのです。お隣の国というだけではありあません。もともとモルドバは中世にルーマニア人が建国したモルダヴィア公国の一部でした。19世紀にロシアに割譲さてて以来、帰属が変転し、一時はソ連の構成国の1つになったこともありました。現在は独立国となっているのです。モルドバとルーマニアは同一民族、モルドバ語とルーマニア語もほぼ同じ。東欧のラテンといわれる明るい民族性にも共通点があります。ほぼ兄弟国といってもいいかもしれません。このツアーではそんなルーマニアとモルドバを訪問。東欧の2つのラテンの国を周遊するコースです。
CAVE MONASTERY ORHEIUL VECHI
断崖絶壁の上に建つ洞窟教会 オルヘイ・ヴェッキ
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モルドバの首都キシニョウからは車で約1時間のところにあるのがオルヘイ・ヴェッキです。ラウト川の上の自然の石灰岩の尾根と崖に掘られた洞窟教会と修道院がある、非常にユニークな場所です。のどかな田園風景を一望できる断崖絶壁の上にあります。その断崖のギリギリに囲いもなく建てられた十字架の碑。その回りを一周すれば願いが叶うといわれていて、観光客はそこを一周して記念写真を撮りますが、くれぐれも落ちないようにご用心を!
THE CHANGING CITY OF CHIȘINĂU
旧ソ連から西側のヨーロッパへ、移りゆく街キシニョウ
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モルドバ共和国はかつてのソビエト連邦を構成していて、その首都キシニョウはソ連時代に都市として建設された、新しいソ連の町でした。碁盤の目のように整然と敷かれた道路がそのことを表しています。モルドバではソ連崩壊後も社会主義政権が続き、社会には旧ソ連色が濃く残っていて、他の西側のヨーロッパとは少し違う国の様子が続いていました。しかし2009年頃からEU加盟をめざす自由主義政党に政権が移り、この国の先頭を切ってキシニョウは、西側ヨーロッパの街へ移りゆこうとしています。古い建物や賑やかな市場などソ連時代を覗わせるシーンの中に、ヨーロッパ風のはやりのファッションが垣間見える街です。
THE BEST WINERY MILESTII
世界一のワイナリー ミレシュティ(ミレシュティ・ミッチ)ワイナリー
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世界最大のワイン・セラー、ミレシュティ・ミッチは、首都キシナウの南20キロに位置するMillesiti Mici村の近くにあるワイン醸造会社と、収蔵されているワイン・コレク ションです。石灰岩層の地下ワイン都市になっていて、セラーは全長が延べ250キロあり、そのうちの120キロが現在使われています。また深さ80mにも及ぶスケールは桁外れです。このミレシュティ・ミッチの複合セラー施設は世界最大と認定されています。トンネルになっている坑道は「カベルネ」、「シャルドネ」、「フェテアスカ」、「ソーヴィニョン」と命名され、このワイン都市の交通網を形成しています。ワイナリーの中を移動するには自動車が必要で、自動車に乗って蔵から蔵へ移動する職員を見かけることも稀ではありません。
CRICOVA WINERY
クリコバ・ワイナリー120kmの網の目のトンネルはワインの大貯蔵庫
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モルドバの首都キシニョウの郊外にあるクリコバ渓谷の地下には、全長120kmにも及ぶトンネルが東京ドーム11個分の広さに網の目のように掘られ、あたかも迷宮のようになっています。トンネルは広いところではトラックがすれ違えるほど。昔は石灰岩の鉱山でしたが、第二次大戦後、ソビエト連邦はこのトンネルを最高級ワインの絶好の貯蔵場所と見出したのです。ここでは発泡性ワインを作っている工場や、超貴重な年代物のワインの貯蔵庫も見られます。モルドバはぶどう栽培に理想的な地域でジョージアと並ぶ世界最古のワイン生産国です。紀元前3000年頃からのワイン作りの伝統を受け継いだ最上のワインが、ここでは極めて安く購入出来ます。
CITY TYRASPOL
ティラスポールはソ連の幻影のような街
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ティラスポールは「幻の未承認国家 沿ドニエストル共和国」の首都。モルドバのキシニョウから約55km、車で1時間ほどの距離です。事実上の国境を越えるので、少し時間がかかるとは言え、このわずかな距離の西と東では異なる世界が生きています。そこはかつてのソビエト連邦の都市のような光景の街。人々はもちろんロシア語を話し、ソ連風の、装飾が無い四角いだけのアパートが建ち、そこここにロシアの国旗やロシア軍と見える兵士が立っていて、時には「CCCP」の文字(エスエスエスエル:「ソ連」のロシア語)や「鎌と槌」のマークも見られる、モスクワにもとっくに無くなってしまったソ連の幻影を現実に目にすることが出来る場所なのです。
Tour Information モルドバツアーの新着情報
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Infomation
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現地旅行情報
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Knowledge モルドバを知る
基本情報
- 首都
- キシニョウ
- 言語
- モルドバ語、ルーマニア語。ロシア語も通じやすいが、英語は一般的には通じない事が多い。
- 宗教
- キリスト教(ルーマニア正教会、モルドバ正教会)
- 時差
- 日本との時差は-7時間 ※サマータイム時-6時間(日本が正午のとき、モルドバは6:00)
- 通貨・両替
- モルドバの通貨単位はレイ(Lei)です。ほとんどの銀行や両替所で日本円から現地通貨モルドバ・レイに両替できません。両替ができるところでもレートが非常に悪いため、事前にドルかユーロを用意しておきましょう。クレジットカードはホテル以外ではあまり通用しません。物価は日本より安く、特に食費は高めのレストランであってもリーズナブルに楽しめます。
- 物価・チップ
- 物価は全般的に安めになっていて、コーヒーが一杯約20円くらいから、375mlの缶ビールが約100円、750mlのワインが約300円で手に入ります。タクシー等公共交通機関も安く利用できます。チップの習慣は無く、基本的に不要です。個人的に特別なサービスなどを受けた場合や、感謝の気持ち程度のチップを渡せば良いでしょう。
- 気候・ベストシーズン
- ベストシーズンは気候の良い4~10月頃です。ブドウが収穫され、ワイン祭りがおこなわれる10月も人気があります。モルドバには四季が有り、大陸性気候の影響が見られます。夏の日中は40℃近くまで気温が上がる事もある一方で、冬は氷点下30℃以下と厳しい寒さになる事もあります。
- 服装・マナー
- 夏の日中は最高気温が30℃程になり、日本と同時期の服装で過ごす事ができますが、朝晩は20℃を下回る事もあり、上着を持参した方が良いでしょう。秋や冬はかなり冷え込むので、厚手のジャケットやコートも必須です。ヨーロッパ最貧国の一つとも言われる国ですので、スリやひったくり対策として高価で派手な服装も避けたいところです。
- 治安
- 治安はヨーロッパ諸国の中でも比較的良好で、安心して旅行ができます。しかし、モルドバはヨーロッパ最貧国の一つとも言われており、スリや置き引き等の軽犯罪はどこの国でもそうですがおこりえるため、用心し貴重品には気を付けるなど、基本的な注意は欠かさずにしたいところです。夜の単独での不要な外出もできるだけ避ける方が無難です。
- 病気
- 特に気を付けるべき病気は見当たりませんが、慣れない土地であることや寒暖の差も考慮して体調をしっかり整え、無理のない範囲で観光を楽しみましょう。頭痛薬や下痢止めなど、飲み慣れた常備薬を日本から持って行く様にして下さい。万が一、現地で病気になってしまった場合に備え、日本出発前に海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。
- 食事
- ルーマニア料理やロシア料理の影響を大きく受け、人気の料理は「ママリガ」と「トカナ」です。ママリガは、トウモロコシパウダーに水を加えてつくるマッシュポテトの様な料理で、主食にされています。トカナは豚肉とタマネギを煮た料理で家庭でよく食べられています。チーズを使ったメニューも昔から多くあります。キシニョウには和食や中華料理を提供するレストランが数は少ないですがあります。
- 飲み物
- モルドバは世界有数と言われるワインの生産大国です。スーパーマーケットではビールと共に、豊富な種類で販売されています。安いもので約300円、高いものでは数万円までと幅広い商品展開が見られます。豊富な日照量によって、モルドバワインは癖の無いすっきりとした優しい味わいが特徴です。ヨーロッパのみならず、アジアや北米でも高い評価を受けています。
Nordic Countries Russia モルドバのよくある質問
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Q. 1
あまり英語が通じないというのが不安です。現地の人は旅行客にフレンドリーに対応してくれますか?
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A.
英語を話す人は若い世代を中心に増えていますが、基本的には英語は通じにくいと考えてください。日本人の大多数はモルドバという国の存在を知りませんが、モルドバ人の大半は日本のことをよく知っています。1991年ソビエト連邦から独立した日本はモルドバの独立を早くから支持したこともあり、モルドバ国民は日本に親近感を持っていると言われています。いわば知られざる親日国なのかもしれません。
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Q. 2
モルドバはワインが有名ですが、飲み比べしたり、試飲できたりする場所はありますか?
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A.
ミレシュティ(ミレシュティ・ミッチ)ワイナリーは素晴らしいです。石灰岩層の地下ワイン都市になっていて、セラーは全長が延べ250キロあり、そのうちの120キロが現在使われています。また深さ80mにも及ぶスケールは桁外れです。このミレシュティ・ミッチの複合セラー施設は世界最大と認定されています。またクリコバ・ワイナリーもオススメです。120kmの網の目のトンネルはワインの大貯蔵庫でまるで迷宮のようです。
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Q. 3
モルドバ国内は何日間で周るのがおすすめでしょうか?
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A.
通常3日か4日あればいいでしょう。首都キシニョウに滞在し、キシニョウ市内や近郊を周遊するのが基本的な旅プランです。近郊ではワイナリー巡りや断崖絶壁の上に建つ洞窟教会オルヘイ・ヴェッキに行きたいものです。モルドバ内には謎の未承認国家、沿ドニエストル共和国があります。以前は行けましたが、ウクライナ情勢で危険度が高くなっています。外務省の安全情報が旅行できるグレードまで戻ればツアーを再開します。
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Q. 4
モルドバと周遊できるおすすめの国はありますか
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A.
ずばり、ルーマニアです。お隣の国というだけではありあません。もともとモルドバは中世にルーマニア人が建国したモルダヴィア公国の一部でした。19世紀にロシアに割譲されて以来、帰属が変転し、一時はソ連の構成国の1つになったこともありました。現在は独立国となっているのです。モルドバとルーマニアは同一民族、モルドバ語とルーマニア語もほぼ同じ。東欧のラテンといわれる明るい民族性にも共通点があります。