コソボ KOSOVO
美しいセルビア正教会群が残るセルビア王国の聖地
2008年に独立したばかりの新しい国、コソボの首都であるプリシュティナは、12世紀に初のセルビア人の統一王国が誕生した場所のため、セルビア人にとって聖地だと言えるでしょう。そのためコソボには美しいセルビア正教会群が数多く建造され、現在も美しいフレスコ画を見ることができます。現在、紛争の舞台となったプリシュティナの街は戦場の傷跡が見えないほど復興が進んでおり、牧歌的な雰囲気さえ感じるほどです。
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KINGDOM OF SERBIA KOSOVO
美しいセルビア正教会群が残るセルビア王国の聖地 コソボ
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2008年に独立したばかりの新しい国、コソボの首都であるプリシュティナは、12世紀に初のセルビア人の統一王国が誕生した場所のため、セルビア人にとって聖地だと言えるでしょう。そのためコソボには美しいセルビア正教会群が数多く建造され、現在も美しいフレスコ画を見ることができます。現在、紛争の舞台となったプリシュティナの街は戦場の傷跡が見えないほど復興が進んでおり、牧歌的な雰囲気さえ感じるほど。しかし欧州旗に似たデザインのコソボの国旗や市内に点在するNATOの施設、遺跡を管理する軍人を見るにつけ、やはりどこか他の国とは違い複雑な歴史があるということを再認識させられます。
ANCIENT CITY OF PRIZREN
栄光と挫折の歴史を刻む古都 プリズレン
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13世紀バルカン半島を制圧したセルビア王国の政治と経済の中枢を担った首都プリズレンはかつて「セルビアのコンスタンティノープル」と称えられました。栄華を誇った当時のセルビア皇帝、ステファン・ドゥシャンは自身の墓所としてこの場所に聖アルハンゲリ修道院を建造しましたが、オスマン帝国が14世紀このプリズレンを奪取してから、プリズレンの住民はセルビア人正教徒に変わりアルバニア人の移民が多数を占めるようになりました。華麗な装飾が施された聖アルハンゲリ修道院は、現在プリズレンのシンボルとなっているシィナンパシャモスクの石切場として使われ、今や一部の建物を残すのみとなっています。
PRISTINA
プリシュティナ
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バルカン半島の小国・コソボの首都プリシュティナは、過去と未来が美しく交差する街。石畳の路地にはオスマン帝国時代のモスクや建造物が点在し、そのすぐそばには現代建築が立ち並ぶ、不思議な調和を感じさせる風景が広がります。1990年代のコソボ紛争では大きな被害を受けましたが、独立を果たした今では若い世代を中心に、街全体がエネルギーに満ちあふれています。カフェやギャラリーが並ぶ通りには自由で前向きな空気が漂い、訪れる人々を明るく迎えてくれます。
PEC
古都ペーチ
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コソボ西部、美しい山々に囲まれた場所に佇む古都ペーチ(セルビア語で「ペーチ」、アルバニア語で「ペヤ」)。コソボ第3の都市として知られるこの街は、長い歴史と多彩な文化を今に伝える、静かで魅力あふれる旅先です。街の象徴ともいえるのが、ユネスコ世界遺産にも登録されているペーチ総主教修道院。13世紀にセルビア正教の中心として建てられたこの修道院は、現在も信仰の場として大切に守られており、深紅と金色に彩られたフレスコ画が訪れる人々を静かに魅了します。
GRAČANICA MONASTERY
グラチャニツァ修道院
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首都プリシュティナ近郊の村に佇むグラチャニツァ修道院は、1310年にセルビア正教会の建築物として建設され、その内部には美しいフレスコ画が描かれています。さらに特筆すべきはこの修道院があるグラチャニツァ村の状況です。アルバニア人が大半のコソボにありながら、グラチャニツァ村は住民のほとんどがセルビア人であり、セルビア語で生活しています。コソボの中のセルビアとも言えるこの村を訪れれば一味違ったコソボを体験できることでしょう。
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Infomation
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現地旅行情報
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Knowledge コソボを知る
基本情報
- 首都
- プリシュティナ
- 言語
- アルバニア語、セルビア語。ホテルやレストランでも英語は基本的に通じます。
- 宗教
- イスラム教、セルビア正教
- 時差
- 日本との時差は―8時間 ※サマータイム時は―7時間 (日本が正午のとき、コソボは午前4時)
- 通貨・両替
- 通貨単位はユーロ。クレジットカードは高級レストランやホテルであれば利用できるところもあります。
- 物価・チップ
- 物価は日本と比べて安いです。レストランを利用しても夕食で600円ほどです。バーでビールを飲んで200円ほど、カフェでコーヒーが60円ほどです。チップの習慣は基本的にありませんが、レストランなどで心地よいサービスを受けた際は、代金の10%ほど上乗せして支払ってもよいでしょう。
- 気候・ベストシーズン
- 北部と南部で気候が異なります。北部の夏は暑く冬は非常に寒くなりますが、南部は夏は乾燥し冬は穏やかに雨が多く降ります。首都プリシュティナは北部の気候にあたります。観光のベストシーズンは5月~9月です。
- 服装・マナー
- 夏は気温が上がりますが、朝晩は冷えることもあるため羽織るものがあると安心です。冬に首都プリシュティナを含む北部を訪れる際は、しっかりとした防寒対策が必要です。
- 治安
- スリやひったくり、置き引きに遭わないよう注意が必要です。また夜の1人歩きや暗い道を避ける、荷物から目を離さないなどの基本的な注意が重要です。
- 病気
- 基本的に水道水は飲んでも問題ないとされていますが、できるだけ飲用は避け、ミネラルウォーターを購入したほうがよいです。また、慣れない土地のため常備薬はもちろん、整腸剤や頭痛薬などもあれば安心です。
- 食事
- トルコ料理やアルバニア、セルビア料理に影響を受けています。定番の料理は「フリーヤ」と呼ばれるパイのような料理。大きな鍋にクレープ状の薄い生地を何層も重ね、サワークリームで味付けをします。ファストフードではグリル料理がよく見られ、羊肉の串焼きや小ぶりのハンバーグなどがあります。
- 飲み物
- ハンバーグなどのグリル料理と相性のいい、「アイラン」というヨーグルト飲料があります。ヨーグルト飲料ときくと日本では甘いものが主流ですが、こちらは塩味が効いていて、肉料理が多いコソボではぴったりです。
Eastern Europe コソボのよくある質問
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Q. 1
現地のレストランや売店などの決済方法は現金が主流ですか?
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A.
はい、現金がまだまだ主流です。ただコソボではユーロが使えるので、現地通貨に再両替の手間はなし。クレジットカードはプリシュティナのホテルや大きめのレストランに限られます。小さなカフェや市場ではクレジットカードの扱いがないことがありますので、ある程度の日本から出発前にユーロの小額紙幣を準備しておきましょう。
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Q. 2
やはり東欧諸国とあわせて周遊するのがおすすめですか
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A.
むしろコソボ単体で旅行する人が少数です。バルカン半島のど真ん中なので、アルバニア・北マケドニア・モンテネグロあたりとセットで周るのが王道パターン。例えば、北マケドニアのスコピエからコソボのプリズレンは車で約125キロ、2時間半程度の距離です。せっかくコソボまで行くのであれば周りの国と併せて滞在を検討してみてください。
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Q. 3
内戦からそれほど経っていない国ですが、公共の交通手段はどれほど整備されていますか。各地を巡って観光しやすいでしょうか。
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A.
コソボに公共交通手段はあまり期待しないでください。コソボのメインの公共交通はバスですが、バスのスケジュールはアバウトなので限られたスケジュールの中でコソボをバスで巡るのはおすすめではありません。タクシーもございますが、メーターを使わない運転手もいるので、乗る前に交渉しなければなりません。英語が公用語ではないので交渉も大変。コソボへの旅行はあらかじめ専用車を手配しておくことが安心です。
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Q. 4
対立の解消されていないセルビアと併せて観光することは避けるべきでしょうか
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A.
これはなかなかデリケートな問題です。コソボからセルビアに直接入国すると、セルビア側で問題となる可能性があります。コソボはセルビアから独立しましたが、セルビアはコソボを国と認めていないためです。よってセルビアとコソボを訪れるなら第三国を経由して、それぞれの国を訪れることを検討してください。
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Q. 5
内戦の影響を受けずに残っている、歴史的建造物が見られる地域はありますか?
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A.
はい、コソボで状態のよい必見の遺跡や建造物がありますので、いくつか紹介します。 ペーチ総主教修道院:13世紀に創建されたセルビア正教会の修道院で、世界遺産に登録されています。美しいフレスコ画が見どころです。 デチャニ修道院:14世紀に建てられた修道院で、驚くほど良好な状態で保存されています。壮麗な建築と装飾が見られ、戦争の影響をほとんど感じさせません。 プリズレン:コソボ屈指の歴史ある町で、オスマン帝国時代のモスクや石橋が残り、バルカンの伝統的な雰囲気を色濃く感じられます。 あまり知られていませんが、コソボには歴史や文化を感じられる魅力的なスポットが多く、観光地としてポテンシャルが高い国です。ぜひ訪れて、その魅力を体感してみてください。