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マダガスカル旅行|観光スポット10選【秘境】

愛くるしい表情でこちらを見つめてくるカメレオン

アフリカ南東のインド洋に浮かぶ島 マダガスカル。ここでしか見られない動物や植物に出会える不思議な国。この国の雄大な自然が織りなす絶景は、旅人を魅了してやみません。世界で4番目に大きな島であるマダガスカルの旅は、高級リゾートホテルに宿泊してビーチでのんびりしたり、マダガスカル固有種の動物たちを探しにナイトサファリをしたり、魅力がたくさんあふれています。実はかつてフランス領土だったこともあり、食事もとてもおいしい国なのです。まだまだ旅行先としてはマイナーな国マダガスカルの知られざる魅力をご紹介いたします。

マダガスカルの基本情報
首都 アンタナナリボ
面積 58万7041㎢(日本の約1.6倍)
宗教 伝統宗教、キリスト教
言語 マダガスカル語、フランス語
通貨 マダガスカル・アリアリ(MGA)
気候 地域により気候は様々で、東部は雨量が多く森が広がり、西部は乾燥して特異な植物が見られるのが特徴。

モロンダバ(ムルンダヴァ)のバオバブの並木道

『星の王子様』で知られる不思議な姿の木、バオバブ。

はるばるマダガスカルまで来たからには、この景色を見ずには帰れません。それがモロンダバにあるバオバブの並木道です。並木道といっても人が植えたわけではなく、自生している樹木で樹齢は100年以上。道はあとから人間がつくったものです。天に向かって手をのばしたような形がとっても特徴的。これほどバオバブが立ち並ぶ風景は世界広しと言えども、 ここマダガスカルだけです。夕暮れどき、バオバブの木々のシルエットの向こうに真っ赤な夕陽が沈む幻想的な風景に、ただただ感動します。朝日が昇る夜明けの時間帯だと他に観光客が誰もいなくておススメです。

ピュアな子供たちの笑顔にこちらもついつい笑顔になります。

モロンダバのある西海岸一体は、美しい海と真っ白なビーチが広がっていて、リゾート気分も味わえます。ここには漁業を営むヴェズ族が住んでおり、カラフルなピローグと呼ばれる丸木舟に乗って漁をする人々の姿を見かけることもあります。地元の人懐っこい子供たちとのふれあいも、この地を訪れる魅力のひとつです。

バオバブの並木道
アクセス アンタナナリボからモロンダバまでは、国内線で約60分。
モロンダバの中心部からバオバブの並木道までは、車で約30分。
備考 事前に旅行会社で車を手配しておくか、宿泊先のツアーを利用するのがおすすめ。雨季は、4WDの利用が必須。
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ペリネ特別保護区/モラマンガ

鳴き声が不思議な声の ボフィスフロッグ

ペリネ特別保護区は、首都のアンタナナリボから車で3時間。ここでは世界最大の原猿類であるインドリをはじめ、マダガスカル固有の爬虫類や植物、昆虫などを見ることができます。ナイトウォーキングサファリでは、とても小さいカエルのツリーフロッグなど夜行性の動物や昆虫を見ることができますので、ぜひ1泊してナイトウォーキングを楽しみたいところです。

歌を歌うような鳴き声が特徴的なインドリ

ペリネ特別保護区には、絶滅危惧種のインドリが自然のままで生息しています。ローカルガイドと一緒に動物たちが暮らす森の中に踏み入ると、響き渡る動物たちの鳴き声が聞こえてきます。ここではインドリまであと2、3メートルほどの距離まで近づくことができるのです。現地の人々はインドリを先祖の化身として考え、狩りをすることもしなかったそう。「神の遣い」とでも呼びたくなる、そんな雰囲気を漂わせるインドリに出会うことができれば、きっと良いことが起こるはずです。

ペリネ特別保護区
名称 Reserve Speciale de Perinet
アクセス アンタナナリボから車で約3時間
備考 ベストシーズンは、乾季の5月~9月頃。

キリンディー森林保護区/モロンダバ(ムルンダヴァ)

ベローシファカも触れられるほど近くで見ることができる。

野生動物を身近で見たいならキリンディー森林保護区がおすすめです。キリンディー森林保護区の森の木は背が低いので、木の上にいる原猿たちをとても近くで見られます。ここには8種類のキツネザル、鳥類やカメレオンなどが生息しています。

体長はなんと11~15cm。世界最小の霊長類のネズミキツネザル。

モロンダバからの日帰りも可能ですが、夜行性の動物も多いので、宿泊してナイトウォーキングに参加するのがおすすめです。世界最小の霊長類であるネズミキツネザルなどの夜の様子を知ることができます。星の光しかない、漆黒の夜の森をガイドさんと探検隊気分で散策できるのは、ワクワクドキドキの体験です。シーンと静まり返る夜の森に入れるのは、ここの宿泊者のみの特権です。宿泊施設は本当にシンプルですが、満点の星空と豊かな森に囲まれて眠るのはとても素敵な体験です。キリンディーに宿泊して、時間帯によって様々な表情を見せる動物達の姿を心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。

キリンディー森林保護区
名称 Kirindy Forest Reserve
アクセス モロンダバから車で約2時間30分

アンカラナ特別保護区/ディエゴ・スアレス(アンツィラナナ)

地表に現れた石灰岩が何万年もかけて雨風にさらされてできあがったツィンギー。

ディエゴ・スアレスからおよそ100㎞南に位置するアンカラナ特別保護区には、剣先のように尖った石灰岩が連なるツィンギーや、たくさんの洞窟があります。一番大きなグランド・ツィンギーまでは片道2時間のトレッキングになります。日差しがとても強くかなりの暑さの中、険しい道を歩くためトレッキングシューズで行くのがおすすめです。険しい道をひたすら歩いてやっとたどり着いたツインギーは、見る者を飲み込んでしまうような、圧巻の迫力でした。
ツィンギー・ベナヴォ二イは、釣り橋がかかっており、上からツィンギーを見下ろすことができます。

起こしちゃってごめんなさい!お昼寝中だったシロアシイタ チキツネザル。

森の中ではカンムリキツネサルやシロアシイタチキツネザルや珍しい昆虫にも出会うことができます。保護区内に入るには、必ず公認ガイドの同行が必要になりますので注意しましょう。

アンカラナ特別保護区
名称 Reserve Speciale d’Ankarana
アクセス ディエゴ・スアレス(アンツィラナナ)から車で約2時間30分

ノシ・ベ(ヌシ・べ)

手つかずの白砂のビーチが美しい ナチュラルエレガントなリゾート ノシ・べ

マダガスカル北部に浮かぶ島「ノシ・ベ」は、マダガスカル最大のリゾート地であり、フランスを始めとするヨーロッパ諸国から多くの観光客が訪れる人気の島です。 立派なホテルが立ち並ぶリゾートエリアと、素朴な村の風景や、自然豊かな風景も楽しめる魅力あふれる島です。ノシベは気候が安定しており、海は静かできれいで「インド洋のタヒチ」と呼ばれています。またノシ・ベは、「香料の島」と呼ばれ、香水の原料であるイラン・イランが島中で栽培され、芳しい香りを放っています。

美しい離島にある天国 コンスタンス・サルバンジナ

ノシ・ベからスピードボートで約90分の所にあるサルバンジナ島。ここには極上のリゾートホテル、コンスタンス・サルバンジナがあります。客室はわずか25室で全てが独立したヴィラタイプ。ベッドルームはプライベートテラスへとつながり、コバルトブルーの海を眺めながらくつろげるようになっています。珊瑚礁に囲まれた透明度の高い海で、のんびりリゾートライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

コンスタンス・サルバンジナ
名称 Constance Tsarabanjina
アクセス B.P.380, Helville 207, Nosy Be – Madagascar
電話 +261-034-02-15229
アクセス アンタナナリボからノシベまで国内線で約1時間。
ノシベ空港からリゾートへは船で約90分
公式サイト https://www.constancehotels.com/en/hotels-resorts/madagascar/tsarabanjina/

レッド・ツィンギー/ディエゴ・スアレス(アンツィラナナ)

真っ赤に燃える、地獄の針の山 レッド・ツィンギー

マダガスカルの北部に位置するディエゴ・スアレスは、ブラジルのリオに次いで世界で2番目に大きな湾として知られています。港町のため新鮮で美味しいシーフードが堪能できる街です。ディエゴ・スアレスの一番の見どころは、市内から南東へ65㎞のところにある、赤土の岩が削られてできるレッド・ツィンギーです。無数の切り立った細い岩が折り重なるようにそびえたつ不思議な景色は、どこか違う星へ来てしまったかのよう。谷底にあるレッドツインギーを見下ろしたり、近寄って触れるところもあり様々な方法でレッド・ツィンギーを堪能できます。

T字型のバオバブ スアレゼンシス

ディエゴ・スアレスでは、珍しいT字型のバオバブの木など、マダガスカルで見ることのできる8種のバオバブのうち、7種を見ることができます。地元の人々でにぎわうバザール・ケリー・マーケットで、現地の人の生活を垣間見るのも楽しいです。

レッド・ツィンギー
名称 Les Tsingy Rouge
アクセス ディエゴ・スアレス(アンツィラナナ)から車で約1時間30分

レミュールアイランド

仲睦まじくじゃれあうチャイロキツネザルのカップル

ペリネ自然保護区近くにあるレミュールアイランドでは、自然の中では遠目にしか見られない原猿を間近に見ることができます。豊かな自然の中にある園内では、ワオキツネザル、チャイロキツネザル、シロクロエリマキキツネザル、2種類のシファカなどが放し飼いにされており、パークのガイドが生態について説明しながら案内してくれます。人懐っこい原猿たちは、餌を求めて人間の肩に乗ってきます。かわいい原猿たちとのふれあいは他ではできない体験です。

とっても積極的。シマシマの尻尾が特徴的なワオキツネザル。

レミュールアイランドと合わせて訪れたいのが、カメレオンファームです。マダガスカルに生息する多種多様なカメレオンを保護しており、自然に近い形で見ることができます。カメレオンだけでなく、珍しいヤモリやカエル、ムカデ、蛾、蛇などもいます。マダガスカルに生息するカラフルな生き物たちは、あまりに不思議な存在で地球の神秘を感じさせます。

レミュールアイランド
名称 Lemur Island
アクセス アンタナナリボから車で約2時間
ペリネ保護区へ向かう途中に立ち寄る人気のスポット。

アンタナナリボ

丘の上にある独立広場から見た、谷間に広がるアンタナナリボの街並み。

マダガスカル島では雨季と乾季がはっきりと分かれています。首都のアンタナナリボは標高1,200mの高地に位置するため、年間を通して涼しく過ごしやすい場所です。観光のベストシーズンは乾季の5月~10月頃になります。アンタナナリボ市内で1番の見どころと言えるのは、「女王宮」と「旧首相官邸」になります。女王宮はアンタナナリボの1番の高台に位置するメリナ王朝時代の宮殿です。

そのかわいさと安さに物欲爆発まちがいなし。

そして、アンタナナリボのもうひとつの魅力はショッピング。市民の台所であるアナラケリーマーケットは、野菜や果物、肉やスパイスなどの食材の他に、日用品や衣料品まで多種多様なものが売られています。市民の暮らしが垣間見られるワクワクする場所です。マダガスカルの各地名産品が揃うディグマーケットでは、カラフルでキュートな雑貨や世界一美味しいと言っても過言ではないバニラビーンズがゲットできます。

イサル国立公園/ラヌヒラ

断崖絶壁の岩山がそびえるイサル国立公園

長い年月をかけて風と雨に浸食された大きな岩山が連なるイサル国立公園。面積が8万1540ヘクタールという広大な国立公園は、しばしば”マダガスカルのグランドキャニオン”と例えられます。ここではマキキャニオンハイキングを楽しむことができます。岩場を歩いてキャニオンの中まで歩いて行きます。砂漠気候で日差しはかなり強いですがカラッとした暑さです。オアシスになっている森では、ワオキツネザルやベローシファカ、アカハラキツネサルなどに出会うこともできます。

こちらをじっと見つめてくる野生のワオキツネザル

乾燥した岩山の間に突如現れるオアシスのナチュラルプールを目指すトレッキングでは、道中公認ガイドさんが、ミニ・バオバブと呼ばれる不思議な形の植物や、蚊を食べる草など、マダガスカル固有の動植物について説明をしてくれます。ベストシーズンは乾季の6~8月。森、岩山、滝、泉、渓谷、洞窟、断崖絶壁などなど・・イサルでしか見られない絶景を味わいたい場所です。

イサル国立公園
名称 Parc national de l’Isalo
アクセス 首都アンタナナリボと南西部の町トゥリアラを結ぶ「サザンクロス街道」沿い。
アンタナナリボからチュレアールまで、国内線で約1時間。
チュレアールからラヌヒラまで、車で約5時間。

アンブヒマンガの丘

アンブヒマンガの丘の王領地

アンタナナリボの北に位置するアンブヒマンガの丘には、16世紀、部族間の争いに初めて勝ってマダガスカルを統一したメリナ王国の首都がありました。1794年にアンタナナリボに首都が移されるまで、代々4人の王がここで暮らしていました。丘の頂上にあるかつての王領地は、豊かな森に囲まれ、総長2.5kmにおよぶ二重の城壁と外堀に囲まれています。この王領地は2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。

アンブヒマンガの丘からみた田園風景

王は民衆から神のように崇められており、今でも王が住んでいたアンブヒマンガの丘は神聖な丘とされています。また、アンブヒマンガの丘からはアンタナナリボと棚田が織りなす絶景を見ることができます。この絶景に出会いに行くとともに、王様のパワーをもらいに行ってみてはいかがでしょうか。

アンブヒマンガの丘
名称 Royal Hill of Ambohimanga
住所 Ambohimanga Rova
開館時間 9:00~17:00
アクセス 首都アンタナナリボから、車やバスで約1時間弱。
公式サイト http://whc.unesco.org/en/list/950
ロゴ

まとめ

幼いころ誰しも歌った記憶のある「アイアイ」。この「アイアイ」が生息しているのもマダガスカル!ワオキツネザルやバオバブの並木道など、ここでしか見られないユニークな見どころが溢れる神秘の島です。ちなみに、食事はといえば、主食はお米ですが、フランス植民地時代、アラブ、アフリカとの交易時代の影響もあり、煮込み料理やスープなどシンプルで日本人にも食べやすいのが特徴です。ぜひ、不思議の国マダガスカルを旅してみてください!

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