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ラオスの世界遺産 ルアンパバーン おすすめスポット ベスト10<ツアーも紹介>

寺院も素朴で可愛らしい

ラオス北部の山の中にある町ルアンパバーンの旧市街は町全体が世界遺産に登録されており、どこか懐かしくもある昔ながらの建物や町並みが残されています。アジア最後の桃源郷とも言われており、特に欧米人に人気。最近は隣国中国からの観光客も多く、町はとても活気が溢れています。そんな人気のルアンパバーンをスタッフ大野史子と能祖文子がそれぞれ訪れ、見て、感じたおすすめスポットをご紹介します。まるで京都のような、全ての旅人を暖かく迎えてくれる美しい古都。日本人でも何となく懐かしくなるような雰囲気がとても魅力的なのです。

朝の托鉢風景

ルアンプラバンの朝の風景

ルアンプラバンの朝は早い。まだ暗い中待っていると、鮮やかなオレンジの集団がやってきます。僧侶が喜捨を求めて歩く「托鉢」という行列です。
喜捨とは僧侶や貧しい人に寄付をすることで、ここでは主にもち米やお菓子を僧侶に寄付します。世界遺産に登録されて以来、観光客も増加していますが、今でも篤い信仰心を持った人たちがこの風景を守り続けているのです。

マナーを守って見学したい

見学するなら寺院が多く並ぶサッカリン通りに行くのが良いでしょう。観光客向けにもち米も売られているので、参加することもできます。
しかし、あくまでも神聖な行事なので、マナーを守って参加・見学するように心がけましょう。
旅の恥はかき捨てと、写真を無遠慮に撮ったり大声を出す事は厳禁です。この美しい風景がこの先も続いていくかは私たち観光客のマナーにかかっています。

【サッカリン通り】
エリア ルアンプラバン郡
住所 Sakkaline Rd, Luang Prabang
アクセス ワット・シェントーンから徒歩5分
説明会バナー

ワット・シェントーン

ルアンプラパンのシンボル寺院

ラオスで最も美しいとも言われるワット・シェントーンの本堂は、大きくて緩やかに湾曲した屋根が特徴的です。これはルアンプラバン様式といわれ、屋根は重なっており、美しくもあり可愛い外観をしています。
中には仏像があり、高い天井には美しい模様が描かれています。何となく座ってゆっくりしたくなるような居心地の良さがあります。

モザイク画が美しいレッド・チャペル(赤堂)

本堂の裏側にはレッド・チャペルという祠があり、こちらもピンク色のモザイク画で彩られています。小さくてピンク色の姿は写真映えすること請け合いです。
私が訪れた時には、レッド・チャペル内に持ち上げられれば願いが叶うという仏像がありました。20キロ近くあるらしいので持ち上げるのに一苦労しましたが、何とか成功!是非チャレンジしてみてください。

【ワット・シェントーン】
エリア ルアンプラバン郡
住所 Khem Khong, Luang Prabang, ラオス
拝観時間 8:00~17:00
拝観料 20,000 キープ
アクセス 半島の先端に位置。ツーリストインフォメーションセンターから半島の先端方向へ向かってメインストリートを歩いていくと、
左手に入口が見えます。徒歩 約10分。
参考URL https://tourismluangprabang.org/ja/things-to-do-ja/buddhism/wat-xiengthong/
注意点 ・ノースリーブやひざ上丈の短パン、ミニスカートでは入場できません。
・本堂では帽子、靴を脱いでください。
・女性が僧侶に触れることは禁止されています。
・手をつなぐ、肩をくむ等のスキンシップはしないようにしましょう。
・骨董品の輸出、売買は違法です。

ナイトマーケット

食べたいものを指さすだけの簡単オーダー

夕方頃から始まるナイトマーケットは、ラオス料理を楽しむにもラオス土産を買うにもおすすめです。ナイトマーケットが出るシーサワンウォン通り周辺には屋台が立ち並び、美味しい匂いと活気が溢れます。
麺類、鍋料理、焼き鳥など様々な食事が並びますが、食べたいものがあれば指をさせば良いだけなので、メニューが読めなくても楽しめるのが屋台飯の素敵なところです。

可愛いお土産はナイトマーケットで

小物やTシャツ、サンダルなどなんでも揃ってしまうので、もし持ってくるのを忘れたものがあってもここで大体は手に入ります。
民族模様のポーチや、手すき紙にラオスらしい絵が描かれたポストカードなど、お土産もほとんどここで揃います。昼間に開いているお店より安いかも?
値段は付いていたり付いていなかったりなので、お店の人と交渉してみましょう。

【シーサワンウォン通り】
エリア ルアンプラバン郡
住所 Sisavangvong Road, Luang Prabang, Laos
開催時間 17:00〜22:00
アクセス ルアンパバーンのツーリストインフォメーションから徒歩約3分。
ワット・シェントーンから徒歩15分
参考URL http://www.lao.jp/page_lpq.html

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パクオー洞窟

絶壁に掘られたパクオー洞窟

ルアンプラバンから船に乗って約2時間、メコン川沿いにパクオー(パークウー)洞窟という神秘的な洞窟が姿を現します。
絶壁に掘られた洞窟には、ボートから直接アクセスするしかなく、洞窟内には大小新旧合わせて約4000体もの仏像が置かれており、観光客は多いながらも神聖な雰囲気を味わうことができます。

無数の仏像が安置されている

洞窟を見た後は崖の上まで階段で登ることもできますが、なかなかきついのでちゃんとした靴を履いていくことをお勧めします。
パクオー洞窟への途中には、ラオスで有名な焼酎ラオ・ラーオの酒造りをしているサーンハイ村に立ち寄り、見学することができる。度数は16~50度と様々あるので、お土産にいかがでしょうか。試飲することもできますが、その後も船に揺られることになるので、飲みすぎないように注意しましょう。

【パクオー洞窟】
エリア パークーウー郡
住所 26X6+V32, Pak Ou, ラオス
開催時間 8時~17時
料金 20000キープ
アクセス ルアンパバーン中心街からボートで約2時間
参考URL http://www.lao.jp/page_lpq.html

プーシーの丘

山頂からはルアンプラバンの町が一望できる

高さ約150メートルの小さなプーシー山ですが、ルアンプラバンには高い建物が無いので、山頂からはキレイに世界遺産ルアンプラバンの町並みを一望することができます。
山頂までの階段の途中には、ブッダの足跡があったり、金の仏像があったり、プーシーで修業をしていた仙人の洞窟があったりして、面白いものを見ながらちょっとしたハイキングが楽しめます。

山道の所々に仏像がある

ここはハイキングとしても楽しめますが、是非夕陽の時間に合わせて登ってみてください。
山頂にはタトー・チョムシーという黄金の塔が建っており、夕陽の時間にもなるとその塔の周りはたくさんの人でぎっしりになります。
ここから見る、素朴な町の向こうに夕陽が落ちていく姿は本当に美しく、オレンジ色に染まり次第に夜に沈んでいく街の姿は一見の価値ありです。

【プーシー山】
エリア ルアンプラバン郡
住所 Luang Prabang, ラオス
電話番号 +8562098972772
営業時間 6:00~19:00
入場料 20000キープ
アクセス ルアンパバーン国立博物館から徒歩2~3分に表入り口があります。
ナムカン川の向かいに裏の入り口があります。
参考URL http://www.lao.jp/page_lpq.html
備考 高い段差などもあるので、なるべく歩きやすい靴を履くのをおすすめします。

モーニングマーケット

地元の人たちの買い物風景を楽しもう

ルアンプラバンといえばナイトマーケットが有名ですが、朝托鉢を見るのに早起きしたのなら、足を運んでほしいのが朝市です。国立博物館近くの、ナイトマーケットが開かれる大通りを一本入ったところで開かれています。
狭い路地には所狭しと屋台が出ており、ナイトマーケットとは違い、生鮮食品など地元の人たち向けのものがたくさん売られています。

ラオスのお餅スイーツ、カオ・チー

野菜や魚、果物など、見慣れた物から初めてみる物まで様々なものが売られており、食べ方を想像しながら歩くだけでも楽しいです。
魚の隣に丸々太ったネズミなども売られており、日本人の感覚だと「可愛い~!」となるのですが、ちゃんと食用だということです。
朝食やスイーツの屋台も出ているので、食べ歩きを楽しむこともできます。

【朝市】
エリア ルアンプラバン郡
住所 シーサワンウォン通りと川との間の辺り。シーサワンウォン通りを歩いていると、
路地に人だかりができているのが見えるので、それが目印になります。
おすすめプラン 托鉢見学→朝食→朝市

美しいクワンシーの滝で泳いでみるのはいかが?

クワンシーの滝<ルアンパバーン>

クワンシーの滝<ルアンパバーン>

ルアンパバーンの中心部から車で約1時間の山の中にあるクワンシーの滝は、ルアンパバーンに滞在するなら行きたい人気のスポットです。石灰岩を流れ落ちるこの滝は美しいターコイズブルーで、ラオス一美しいと言われています。
町からバスや車でクワンシーの滝の駐車場に着いたら電気カートで滝の近くの入口へ向かいます。入口からは徒歩で下の滝壺から順に見ながら上って行きます。ベストシーズンは乾季(11〜4月)で、水が落ち着いて美しい時期になりますが、雨季には水の量が多く迫力がある滝となり見応えがあります。

クアンシーの滝の更に上にあるビューテラス

クアンシーの滝の更に上にあるビューテラス

この滝壺では遊泳も可能で、主に欧米人は水着で大人も子供も泳いでいました。少し水が冷たいですが、もし泳ぎたい場合は水着を事前に着ていきましょう。またタオルも忘れずにご持参を。
一番上の最大の滝を観賞した後にビューテラスへ上がる階段があるので時間があれば上ってみて下さい。500段近い階段を上がった先にはツリーテラスが建っており、そこからはラオスの山々を見渡せます。カフェもあるので涼しい風とマイナスイオンを浴びながら休憩もいいものです。
※行き方 バスを利用するか、又はツアーに参加するのがおすすめです。

サーンコーン村とシェンレック村で工芸品に触れる

シルクハンドメイドのお店

シルクハンドメイドのお店

ルアンパバーンの町からトゥクトゥクで15分、自転車で約20~30分の空港に近い場所にあるサーンコーン村とシェンレック村。この村ではラオスの伝統的な様々な工芸品を作っています。織物や紙漉き、木彫りなどの商品もルアンパバーンの中心部より安く買える他、工房での作業を見学も可能です。家業の仏像彫りを継ぐ若き木彫師の方の作業風景を間近で見られたり、藍染の行程を知れたり、一つ一つ手作りで作られた工芸品をその場所で買う事が出来ます。

ハンドメイドグッズを販売するお店

ハンドメイドグッズを販売するお店

この村では少数民族の伝統的な刺繍の入った小物も取り扱っています。色とりどりの糸や布を使ったコースターやランチョンマットなど、帰宅してからも生活に取り入れられるグッズがあるので、ラオスの思い出にいかがでしょう。また、カフェもあるのでひと休みしながら村歩きを楽しめます。このエリアまではトゥクトゥクで来るか、ルアンパバーン旧市街で自転車をレンタルしてくるのが一般的。最近ではスマホアプリでレンタルする短距離用の電動スクーターもあるので、利用してみても。お店が数件あるだけのエリアですが、のんびり田舎町散策も楽しいものです。時間に余裕があったら訪れてみてください。

ルアンパバーンから行ける秘境ノーンキヤウ

ビューポイントから見下ろすノーンキヤウの町

ビューポイントから見下ろすノーンキヤウの町

中国と高速鉄道も繋がり、更に観光客が増えたルアンパバーンは昨今オーバーツーリズム気味。そこで欧米人が目指したのがノーンキヤウです。ルアンパバーンからミニバスだと4〜5時間位の山の中にある小さな町で、町自体はこれと言って何もないのですが、取り囲む山々とゆっくり流れるウー川に癒されに旅人が集まるのです。この町には豪華なホテルはありませんが、ウー川沿いにある素朴なリゾートホテルに泊まれば部屋からも雄大な景色を楽しめます。また町中にはいくつかのビューポイントがあり、40分程の軽いトレッキングで上がれるところもあります。山々と川に囲まれたノーンキヤウの町の全貌が見渡せる気持ちのいい展望台です。

ノーンキヤウには外国人向けのカフェもある

ノーンキヤウには外国人向けのカフェもある

この町に数泊滞在するなら町発着の様々なアドベンチャーツアーに参加するのもおすすめです。少数民族の村を訪れたり、トレッキングや、川でのアクティビティなど、大自然を満喫するツアーが沢山あります。また、ノーンキヤウからボートで1時間のさらに素朴な村ムアンゴイを訪れるのも秘境感があり楽しめます。ムアンゴイにもビューポイントや洞窟があり、素朴な村ながら英語のメニューもあったり。ただ、ボートの時間に合わせると1泊は必要になります。ノーンキヤウまで足を延ばすのであれば余裕を持ったスケジュールで訪れたいですね。

タイ料理に似ていてちょっと違う!?ラオス料理

ラオス麺料理 カオ・ソーイ

ラオス料理と言ってもピンとこない人も多いと思います。その国の料理が口に合うかというのは、旅行を考える際にとっても大事なポイントですが、ラオスに関しては全くご心配いりません!
ラオスの主食はカオ・ニャオというもち米で、これに肉や魚を炒めたラープという料理を組み合わせるのが基本。他にも麺料理や春巻きなども有名ですが、どれも優しくてどことなく懐かしい味で、日本人の舌には合うと思います。

美味しくて笑顔になっちゃう

酒飲みには嬉しい、ラオスのお酒もあります。暑い国特有のあっさりすっきりした飲み心地で、朝・昼・夜いつ飲んでもついつい杯が進んでしまいます。
お酒が飲めない方は、スイーツをお楽しみください。こちらも暑い国ならではの甘々なものから、お餅をあぶった五平餅のようなものまで様々あり、朝・昼・夜毎食後に食べたくなってしまいます。

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まとめ

旧市街メインストリートの夜

旧市街メインストリートの夜


ルアンパバーンのおすすめスポットはいかがでしたでしょうか。ラオスにはルアンパバーン以外にも魅力的な町は沢山ありますが、漠然とラオスが気になっている方は、まず世界遺産の町ルアンパバーンに行くのがおすすめです。
日本からは直行便はありませんが、ベトナム又はタイ経由で割と簡単に行くことが出来ます。
ラオスには観光地も少ないですがその分自然が多く残っています。また、観光客にもとても友好的で、まだ素朴なラオスの人々。ラオスへは自然、人々に癒される旅になるでしょう。
ちょっとクセになるかもしれないラオス、次のお休みに是非訪れてみてください

今回のトラベルアドバイザー
能祖 文子/75か国訪問

世界70ヶ国以上を旅する旅好き女子。行ったことがない国に行くのも楽しいが、好きな国に何度も行くリピート派。特にご飯の美味しいアジアが好きで、タイ、ベトナムへは数えるのを止めた程訪れている。まだまだ魅力が眠るラオスやマレーシアなども絶賛深堀り中。
「フォーを食べにハノイに行こう!」という様な気軽さでもっとアジアを訪れて欲しいと常々思っている。

また、アジア以外にもちょっとクールなイメージの東欧や北欧もお気に入りで、歴史ある町並みの中でワインやビールを楽しむのを自分へのご褒美に。旅で心がけているのは、「初めて訪れた町では必ずトラムや地下鉄に乗って町の全体図を知る」こと。自分なりにその町を理解してから旅の提案へとつなげている。

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