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トルコ周遊ツアー|東西文化の融合と古代遺跡巡りを堪能

素朴な屋台でトルコアイスを売るお兄さん♪

素朴な屋台でトルコアイスを売るお兄さん♪

メルハバ!この記事は私が愛してやまない国、トルコで巡りたいツアープランを綴ったものです。初めてのトルコというよりは、2回目以降のトルコ旅を想定して西トルコを巡る内容となっています。トルコは何度も行きたくなってしまう国。単純に、多くの観光資源が存在し、世界遺産も多く1回の渡航では網羅できないからという理由もありますが、東西文化が混ざった独特な街や世界三大料理とされるトルコ料理、そして現地の方の人懐こさに触れると、どうしても再度行きたいと感じてしまう。そんなトルコのさらなる魅力を探しに行きましょう!

【1日目】日本→イスタンブール→アンタルヤ

アンタルヤにどっしりと構えるハドリアヌス門

アンタルヤにどっしりと構えるハドリアヌス門

まずは日本からトルコへ!フラッグキャリアであるターキッシュエアラインズの直行便で玄関口のイスタンブールへ。美味しい機内食が魅力です♪今回は西トルコの周遊プランなので、国内線に乗り換えてアンタルヤを目指します。日程に余裕があるけど費用をおさえたい場合は、長距離バスを使ってみましょう。10時間以上かかりますが、バックパッカーになった気分でロードムービーのような旅を体験できます。

カレイチで出会った笑顔の素敵な少年

カレイチで出会った笑顔の素敵な少年

アンタルヤはリゾート地として有名ですが、カレイチ(旧市街)にはオスマン帝国の名残が趣深い城壁や建造物が美しく残っています。その歴史は古く、第14代ローマ皇帝のハドリアヌス帝が建てた門が残っているほど。もちろんリゾートなので、海水浴も楽しめます。青い地中海と歴史ある街並みの共演は、トルコでは定番ながらも尊い景色です。

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【2日目】アンタルヤ→カシュ

深い青が美しいカシュのビーチ

深い青が美しいカシュのビーチ

アンタルヤからバスに揺られて約4時間。次の目的地はカシュという小さな港町です。ちなみに、バスの路線が広く普及しているトルコでは、各地にバス専用ターミナルの「オトガル」というものがあります。東京でいうところのバスタ新宿ですね。バス移動の場合はオトガルを目指しましょう。カシュもまた歴史の古い町で、円形劇場や王の墓が残り、トルコとギリシャが融合したようなポップな旧市街が魅力的です。

ミラ(ミュラ)遺跡に残る顔型のレリーフ

ミラ(ミュラ)遺跡に残る顔型のレリーフ

カシュの近くには、ミラ遺跡という岩窟ネクロポリス(墓地)があり、カシュからの日帰りや、アンタルヤからの道中にバスを降りて立ち寄ることも可能です。また、カシュから簡単にギリシャの島へ小旅行をすることも出来ます。メイス島(カステロリゾ島)という島は、青の洞窟があるということで有名な場所です。2つの国を堪能できるカシュで1泊!

【3日目】カシュ→クサントス→マルマリス(フェティエ)

廃墟のような遺跡跡に風情を感じるクサントス

廃墟のような遺跡跡に風情を感じるクサントス

カシュからバスに揺られて目指す場所はクサントスの遺跡です。その先のフェティエやマルマリスという都市を目的地として、移動途中の立ち寄りが理想的ですが荷物が心配であれば専用車の手配か、フェティエに宿をとって日帰りで訪れる方法が良いと思います。今回の旅程は移動が多いため、必要最低限の荷物で可能であればバックパックのみ!が楽です。

かつては立派な神殿が建っていたであろうレトーン遺跡

かつては立派な神殿が建っていたであろうレトーン遺跡

クサントスは世界遺産にも登録されている、古代リュキア王国の都市遺跡です。この都市がつくられはじめたのは、紀元前1200年ころというから驚き。しかし、長い歴史の中でペルシア軍やローマ軍の侵略を受けて集団自決したという、悲劇の過去を持っています。クサントスと同様に世界遺産に登録されており、古代ギリシャ・ローマ時代の神殿跡が残るレトーンという遺跡も近くにあるため、余裕があれば行ってみましょう。観光後は、マルマリス(もしくはフェティエ)に宿泊します。

【4日目】マルマリス→(ロドス)→ボドルム

RPGの世界のようなロドス島にも行ってみたい!

RPGの世界のようなロドス島にも行ってみたい!

マルマリスは、エーゲ海に浮かぶギリシャの島への入口として有名なリゾート地。日程に余裕があれば、連泊をしてこの街を拠点に、中世の街並みが残るロドス(ロードス)島へフェリーで渡ってみるのがおすすめです!ロドスで1泊しても良いかもしれません。この日はさらに西に位置するボドルムという都市へ移動します。

ギリシャかと見紛うようなボドルムの白い街

ギリシャかと見紛うようなボドルムの白い街

マルマリスからはバス、ロドス島からはフェリーでボドルムへのアクセスが可能です。ボドルムもエーゲ海沿岸のリゾート地で、一見ギリシャの島かと思うような真っ白い家々が連なる街並みが魅力的です。街のシンボルである聖ペテロ城を中心に東西に分かれており、西はお洒落で貴族的、東は素朴な庶民的エリアとなっています。今回は中継地点として宿泊のみで立ち寄りますが、ゆったりとリゾートを満喫したい方には連泊がおすすめです。

【5日目】ボドルム→イズミール

新鮮なフルーツが並ぶ八百屋さんを訪問!

新鮮なフルーツが並ぶ八百屋さんを訪問!

ボドルムから北へバスに揺られて約3時間。次に目指す街はイズミール(イズミル)です。この街には2泊する予定です。イスタンブールとアンカラに続くトルコ第3の都市で、エーゲ海の重要な港町です。商工業も盛んですし、お洒落な建造物も多く都会ながら古い遺跡が残る見所満点の賑やかな場所なんです。中でも、街の中心部から徒歩で観光可能なアゴラ遺跡は必ず見ておきましょう!

アーチの屋根の下には排水溝が通っている

アーチの屋根の下には排水溝が通っている

アゴラは、古代ギリシャの都市国家であるポリスにおける重要な公共空間として「広場」を表す言葉ですが、市場の役割も持っていました。イズミールに現在残るアゴラはローマ時代のものですが、古代ギリシャ時代からすでに存在していたとされています。何千年も前に造られたものが今の時代に残されているのだと思うと、ぞくっとしますね。

【6日目】イズミール→エフェソス

ギリシャ神話の勝利の女神ニケの彫像

ギリシャ神話の勝利の女神ニケの彫像

イズミールに滞在する最大の目的は、エフェソス(エフェス)遺跡に行くためです。ボドルムからバスを乗り継ぎ移動中に立ち寄っても良いのですが、移動続きのため連泊にしました。まず遺跡近くのセルチュクという町まで行きますが、バス・ミニバス・電車の選択肢があります。電車が最も安いですが、バスの方が快適です。イズミールから約1時間半でセルチュクに到着します。町から遺跡までは4キロほどで歩けないこともないですがミニバスで行くのが便利です。

遺跡の中でも特に有名なセルスス図書館は圧巻

遺跡の中でも特に有名なセルスス図書館は圧巻

エフェソスはトルコの古代都市遺跡で、保存状態が良く世界遺産にも登録されています。ヘレニズム、ローマ時代、そして初期キリスト教時代の遺跡が残る貴重な場所で、エジプトのクレオパトラも滞在したという極めて重要な都市。世界七不思議のひとつであるアルテミス神殿が存在したことでも有名です!

【7日目】イズミール→イスタンブール→ブルサ

イスタンブールのキベレホテルは内装が可愛すぎる!

イスタンブールのキベレホテルは内装が可愛すぎる!

旅の後半は、イスタンブールを拠点にして都市を巡ります!イズミールからイスタンブールまでは、長距離バスもありますが国内線で移動してしまった方が楽です。移動が苦でない場合、夜行バスであれば宿代が浮きます。イスタンブールは何週間でも住めるなあ、と思うほど居心地が良かったことを覚えています。

独特な内装のウル・ジャーミィに心を奪われる

独特な内装のウル・ジャーミィに心を奪われる

イスタンブールから行きたい場所のひとつがブルサです。日程に余裕があれば、イスタンブールに1泊してから翌日出発をした方がゆったりと移動出来ます。これまでの古代遺跡とは打って変わって、トルコらしさ溢れる世界遺産の街です。ここはオスマン帝国発祥の地とされ、最初の首都が置かれた場所。中心部にある大規模なモスクのウル・ジャーミィは、モスクには珍しい泉があり、巨大なカリグラフィが圧倒的な存在感を放つ独特な内装が特徴的です。

【8日目】イスタンブール→エディルネ

遠目に見ても存在感のあるセリミエ・モスク

遠目に見ても存在感のあるセリミエ・モスク

イスタンブールから行きたい場所がもうひとつあります。バスで北へ約3時間。エディルネという街です。長距離バスでオトガルに到着したあとは、市バスやミニバスで中心部まで移動します。日帰りの場合、夕方は街の中心部からオトガルへのバスが混み合うので1時間くらいかかると想定しましょう。ここはギリシャやブルガリアと国境を接する街で、オスマン帝国時代には首都として栄えた歴史があります。

ドームの装飾が壮麗すぎてこの世のものとは思えない

ドームの装飾が壮麗すぎてこの世のものとは思えない

この街には代表的なモスクが3つありますが、中でも最大の見どころはトルコ史上最高の建築家とされるミマール・スィナン設計のセリミエ・モスクです。16世紀に約6年かけて建てられた大規模建築で、その麗しい内装はつい時間を忘れて静かに瞑想をしてしまうほど尊いもの。トルコの国花であるチューリップも沢山描かれ、華やかさに目を奪われます。

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【9日目】イスタンブール→日本

アヤソフィアの儚い雰囲気のランプが好きすぎる

アヤソフィアの儚い雰囲気のランプが好きすぎる

最終日のイスタンブールです。日程に余裕があれば、どこかの都市にもう少し連泊するともっとじっくりと観光を楽しめます。どの都市も魅力的ですが、イスタンブールは本当に何度訪れても飽きのこない場所です。言葉では表しきれない、五感に語りかけてくる魅力があります。

美味しいケバブを作って待ってます☆

美味しいケバブを作って待ってます☆

いかがでしたか?街並みの美しさは勿論のこと、パフォーマンスが楽しいトルコアイスの店員さんや、気軽にチャイに誘ってくれるおじさん、一緒に写真を撮ろうと駆け寄ってくる子供たち、そして街中やモスクに時々現れる気ままな猫や犬などの動物たち。トルコに暮らす人たちからは優しさやユーモア、心の豊かさを感じられる部分が多々あり、どうしても惹かれてしまう不思議な国なのです。もしトルコを再訪する予定がある方は、今回の記事で気になる都市があれば是非行ってみて下さい☆

今回のトラベルアドバイザー
山口 優/36か国訪問

世界遺産、建築、音楽、歴史好き。幼少期に見た世界の旅番組と北欧神話風RPGゲームの影響で、漠然と日本以外の国に行ってみたいと考え、大学にてヨーロッパ文化を学ぶ学部に所属。学生初の渡航はドイツ。憧れのケルン大聖堂に魅了され、その後も各国に渡航を続ける。夢は生涯できるだけ沢山の世界遺産を制覇すること。

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