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シエラレオネとはどんな国?国旗がファミマに似てると話題!基本情報と見どころを解説【こんな国あります!!世界の秘境】

鉄道博物館の入り口に掲げられた国旗のマークはファミリーマートそっくり。

鉄道博物館の入り口に掲げられた国旗のマークはファミリーマートそっくり。

アフリカ西岸に位置するシエラレオネ。国名は聞いたことがあっても、「それってどこ?」と首をかしげる方が多いかもしれません。海に面した首都フリータウン、独特の歴史背景、そして「アフリカの最貧国」といった少し強烈なイメージ。正直なところ、私たちも出発前はそれなりに身構えていました。

ところが実際に旅してみると、良い意味で予想を裏切られることの連続でした。思わず突っ込みたくなる出来事が起きたり、「え、そうなる?」と笑ってしまうような習慣に出会ったり。人との距離感の近さや、肩の力がふっと抜けるような空気感に触れるうちに、頭の中にあった「シエラレオネ像」は少しずつ書き換えられていきました。

この記事では、旅行作家でチーフトラベルアドバイザーの井原三津子と、トラベルプランナーの橋本が、実体験をもとにシエラレオネを少し違った角度からご紹介します。基本情報だけでは伝わらない、この国ならではの小さな豆知識や雑学、正直どうでもいいようで、でも妙に記憶に残るエピソードまで。

読み進めるうちに、シエラレオネの素顔が少しずつ見えてくるはずです。

シエラレオネってどんな国?

たくさんのチンパンジーと会える保護区もあります

西アフリカのシエラレオネは「アフリカの最貧国」とか「平均寿命が最も短い国」とかとっても不名誉な呼び方をされています。
貧困の原因の一つが1991年から10年もに及んだ内戦。そのきっかけはダイヤモンドで、紛争ダイヤモンドと呼ばれました。詳細は映画「ブラック・ダイヤモンド」で描かれています。ディカプリオ主演で話題になりました。シエラレオネに興味があったら見る価値あり。

フリータウンの鉄道博物館は見どころのひとつ

シエラレオネの首都はフリータウン。この街の空港は「世界で最も不便な空港」と私は名付けたのでした。その詳細はこの後の文章をご覧ください。とりあえずこの国を旅して最もインパクトのある出来事は空港から市内で起こりました。

最貧国なのにこの国には誇れることがありました。それはアフリカでモーリシャスとセイシェルに次いで3番目に治安がいいと言われている(らしい)こと。またエボラ出血熱はすでに収束しているので、この心配はありません。

この後登場の愛らしいチンパンジーもこの国の見どころです。いろいろ問題はあっても自然も豊かなこの国は魅力に溢れていました。

シエラレオネのおすすめツアーはこちら


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説明会バナー

シエラレオネへの行き方

空港から船で街へ着いたらちょっとボロイ桟橋を渡ります

シエラレオネへ行く場合、日本から直接、首都のフリータウンに入りたい場合は最も便利な便はイスタンブール経由のターキッシュエアラインズです。羽田からイスタンブールまで直行で、早朝に到着後は夕方まで時間が空きます。そのあと経由便などで10時間ほどかかるので、待ち時間も併せて合計25時間は覚悟です。秘境の国へ行くので仕方がないですが、道中イスタンブールで入国観光などのアレンジも可能です。フライト数が少ないので、計画する際は事前に要チェックです。
また、アジスアベバ乗り換えのエチオピア航空もリーズナブルな価格でいけるので魅力です。

ホテルのスタッフは陽気で親切でした

シエラレオネはかつてイギリスから独立したので、てっきりロンドンからのフライトがあると思いましたが、現在は直行はなくヨーロッパからだとブリュッセルからの直行が飛んでいます。ブリュッセル航空で7時間弱。
他にもガーナのアクラからケニア航空が飛んでいたり、モロッコのカサブランカからもモロッコ航空が飛んでいたりして、経由地で滞在して2か国、3か国のミックスプランの計画も可能です。

シエラレオネのツアーは?

丘の上から見渡すフリータウンの街並

見所がそれほど多い国とは言えないので、この1国だけのツアーはありません。団体旅行などの西アフリカ周遊ツアーに組み込まれていたりしますが、行きたいところだけピックアップして個人旅行をする方が自由が効いて楽しめますね。かといって情報が少ない国なので、航空券だけ持ってふらりと行くのは危険です。アフリカ個人旅行に強い会社に相談すれば、ガーナとシエラレオネとかギニアやガンビアとのコンビネーションプランなど個人ベースで手配してくれます。

ホームスイーツブティックホテルはフリータウンの4つ星ホテル

モデルプランを作っている旅行会社がファイブスタークラブです。実際に行ったことのあるスタッフが親身に相談に乗ってくれるところがポイントです。何といっても混沌とした秘境への旅。たくさんの情報をゲットできることが大切です。

シエラレオネの出入国は結構大変だ~!

かつてはイギリスの植民地でした

入国時にはいの一番にイエローカードのチェックでした。黄熱病は必須の国です。イミグレーションは入国カードなどなくシンプルかと思いきや、日本で取得したe-ビザとパスポートを提示すると、滞在先や目的、職業など細かく訊かれ、アメリカのように指紋も採られました。空港を出たところでたまたま以前サファリロッジで買った迷彩柄の帽子を被っていたら、兵士に呼び止められ「これは禁止だ!コンバットか?!」ときつく叱られたのです。特殊な国では迷彩柄も要注意!

入国さえしてしまえば、人懐こい子供たちとも会える!

出国は簡単かと思いきや、最後まで気が抜けないのがシエラレオネ。しつこく質問されて、どうやら賄賂を要求するために長引かせようとしているのでした。どこに泊まった?何をしている、どこ行った?などなど。指紋や顔写真を出国時まで撮るとは、なかなかしつこい国です。
あからさまにプレゼント!と言い出す係官もいたりして、さすがは辺境の最貧国と再認識したのでした。

フリータウンを世界一不便な空港に認定!!

シーコーチエクスプレスへようこそ。船内のサービスはよかった!

フリータウンは空港が海を挟んで陸続きで街の対岸にあり、陸路では5時間もかかるので、皆さん船で移動することになります。それも混沌たる空港から船乗り場までのミニバスに乗るのも船のチケット購入もひと苦労。いきなり味わうアフリカの世界!!
とはいえ、最速のヘリ利用はよく墜落するらしく(!)、US$1くらいでも乗れる安いボートも時々沈むらしいので(!!)、やはり多少高くても片道US$40ほどのフェリーがお薦め。

このフェリーに乗り込むまでがひと苦労!!乗ったらこっちのもん

私は出迎えスタッフを頼んでいたけれど、大混雑の空港内で会うこともできず、フェリーのチケットは出迎え係員を装った怪しげな人から購入させられる羽目に。あとでガイドさんに会って聞いたらちゃんとチケットは用意してくれていたので、慌てて払い戻しに行ってくれたのです。チップ欲しさに言い寄ってくる人もワンサカいて、バスに乗っても人の荷物が頭にぶつかったりして、わけのわからないままフェリーに乗り込んでホッと一息。これがシエラレオネだ!これぞアフリカの世界!そんな状況にほくそ笑んだ私でした。

フリータウンの街の見所は?

街中の大きな目印がこのコットンツリー

1991年から10年も続いた内戦による影響は大きく、貧しい国になってしまいましたが、今では平和な国に生まれ変わっています。奴隷貿易で開放された奴隷の居住地となった「フリータウン」のシンボル、樹齢500年のコットンツリーは必見。撮影スポットになっています。アフリカの歴史を知る一端となるはずです。かつての鉱山の積み出し用に使われていた鉄道の博物館や、活気に満ちた市場の観光もはずせません。

鉄道博物館にて

鉄道博物館はフリータウンで一番見ごたえのある観光名所と言えるでしょう。イギリス植民地時代からある蒸気機関車なども展示され、その運転席に乗って記念写真も撮らせてくれます。実際に鉱山にあって使われていた小さなトロッコに乗って動かしてみるのも楽しい体験です。

施設名 鉄道博物館 Sierra Leone National Railway Museum
エリア フリータウン
住所 Cline Street, Cline Town, Freetown, Sierra Leone
TEL 030 473076 / 074 879956
営業時間 月-金 09:30-16:30 土曜 事前予約制
休館日 土曜・日曜
入場料 US$5(海外観光客)
アクセス 現地ではタクシー移動が一般的なので、ホテルや現地手配先に依頼
公式サイト https://www.sierraleonerailwaymuseum.org/

いたずらチンパンジーに会いに行く

カクマガ・チンパンジー保護区<フリータウン近郊>

カクマガ・チンパンジー保護区<フリータウン近郊>

シエラレオネに行くなら見逃せないのが、首都フリータウンの郊外、車で約45分のジャングルの中にある「タクガマ・チンパンジー保護区」です。広大な保護区内には100頭を超えるチンパンジーがより自然に近い形で保護されています。餌を与え、病気になったら治療もして育てるのに、なんと1頭につき年間US$1000かかるのだそうです。

写真撮ってんじゃねーよ!これでもくらえーー!!といたずらチンパンジー

フェンス越しとはいえかなり近い距離で観察できるのは楽しい体験です。上の方から観察しつつ写真を撮っていると、突然土を固めたものが飛んできました。チンパンジーのいたずらです。見るとみるからにいたずらっ子のようなチンパンジーが狙いを定めています。あぶないあぶない。それにしても悪賢いチンパンジーにびっくりでした。(註:皆がいたずらチンパンジーではありません)

施設名 タクガマ・チンパンジー保護区 Tacugama Chimpanzee Sanctuary
エリア フリータウン郊外
住所 Regent Village, Sierra Leone
TEL +232  31 77 77 77
営業時間 10:30~16:30
休館日 なし
入場料 350レオン(海外旅行者)
アクセス フリータウン西側から目安40分程度(4WD推奨)
公式サイト https://www.tacugama.com/
備考 予約制のツアーでの見学となります。
10:30-11:30 12:00-13:00
14:00-15:00 15:30-16:30

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シエラレオネで平和について考える

シエラレオネ内戦後の「和解・責任・平和」を象徴したレリーフ

シエラレオネ内戦後の「和解・責任・平和」を象徴したレリーフ

「平和」という言葉は、旅をしていると案外つかみどころがありません。安全な国にいると当たり前すぎて意識もしないし、逆にニュースで見る紛争地では、どこか遠い出来事のようにも感じてしまいます。
そんな中で訪れたシエラレオネは、「平和とは何か」を静かに問いかけてくる国でした。

首都フリータウンにあるシエラレオネ平和博物館は、内戦の歴史や復興への歩みを淡々と伝える場所です。展示は決して派手ではありませんが、写真や証言の一つ一つが重く、ここで実際に起きた出来事なのだと実感させられます。

内戦犠牲者を象徴する追悼プレート

内戦犠牲者を象徴する追悼プレート

街を歩くと、人々は驚くほど穏やかで、よく笑い、よく話しかけてきます。あの内戦を経験した国とは思えないほどの明るさです。でもそれは、忘れたからではなく、忘れないと決めた上で前に進んでいる強さなのかもしれません。

シエラレオネで感じた平和は、完成形ではなく、守り続けるもの。博物館を出たあと、日常の風景が少し違って見えてくる、そんな旅でした。

施設名 シエラレオネ平和博物館 Sierra Leone Peace Museum
エリア フリータウン
住所 Jomo Kenyatta Road, New England Ville, Freetown, Sierra Leone
TEL +232 79880549 / +232 77355749 / +232 76917818
営業時間 月〜金 10:00〜16:00
休館日 土日・国の祝祭日は休館
入場料 40レオン(海外旅行者)
アクセス フリータウン市内からタクシーが一般的
公式サイト https://www.sierraleonetrc.org/index.php/sierra-leone-peace-museum

気になる食事や移動手段は・・・・??

シエラレオネの郷土料理 グラウンドナッツ・シチュー

シエラレオネの郷土料理 グラウンドナッツ・シチュー

シエラレオネの旅で、まず気になるのが「食事って何が出るの?」「移動ってどうするの?」というあたり。正直、行く前は私もそこが一番の不安でした。でも実際は、慣れてしまえば案外なんとかなるものです。

ガイドのピーターがおすすめしてくれたレストラン「WayLi」でグラウンドナッツスープをいただきました。落花生をすりつぶして作る、とろりと濃厚なスープで、香ばしさとコクがしっかり。ごはんや主食と一緒に食べることが多く、見た目よりもずっと食べやすい味です。初めてでも「あ、これ好きかも」となる確率が高い一品だと思います。ただ、ローカルの料理は全体的に辛いものが多いので、辛さが心配な方は注文のときに「ノット・スパイシー」と一言添えるのを忘れないでください。これだけで安心感がぐっと上がります。

飲み物なら、ジンジャービール。名前にビールと付いていますが、いわゆるジンジャーエールに近い感覚で、ピリッと生姜が効いていて暑い日に最高です。甘さの中に辛みがあって、飲むと体の中から目が覚める感じ。これがあると、移動の疲れも少し軽くなります。

シエラレオネではトゥクトゥクが走っている

シエラレオネではトゥクトゥクが走っている

そして移動手段。街中でよく見かけるのが、ケケと呼ばれる三輪タクシーです。いわゆるトゥクトゥク系で、短い距離をさっと移動したい時に便利。料金は基本的に交渉制なので、乗る前に必ず確認するのがポイントです。風を受けながら走るので、体感的には「乗り物というよりアトラクション」。旅の雰囲気を一気にシエラレオネらしくしてくれる存在でもあります。

施設名 WayLi(アフリカ料理)
住所 17 Rawdon Street, Freetown, Sierra Leone
TEL +232 72111100
予算 150~200レオン
休館日 個室なし 40席程度
入場料 予約可
公式サイト https://www.wayli.rest/
備考 日替わりメニューのため食べたいメニューあれば事前にHPの確認を

説明会バナー

まとめ

巨大なクラフトマーケット Big Makit<フリータウン>

巨大なクラフトマーケット Big Makit<フリータウン>

ウォータールーのトンボ・マーケットにて

ウォータールーのトンボ・マーケットにて

シエラレオネは、地図の端にひっそりあるのに、旅人の感覚を一気に目覚めさせてくれる国です。フリータウンは海を挟んで空港と向き合い、到着後はミニバスと船で街へ渡るところから早速「これぞ西アフリカ」の洗礼。港のざわめき、湿った風、雑多な熱気に包まれて、旅が始まった実感が湧いてきます。街ではコットンツリーや鉄道博物館で歴史に触れ、郊外のタクガマではチンパンジーに笑わされる。食は濃厚なグラウンドナッツスープ、喉を刺すジンジャービールでひと息。辛さが心配なら「ノット・スパイシー」。そしてケケに揺られて走れば、いつの間にかシエラレオネが「遠い国」ではなくなっているのです。

今回のトラベルアドバイザー
橋本 康弘/134か国訪問

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世界134か国を訪れた経験を持つ旅のプロフェッショナル。100カ国以上を巡って得た知見をもとに、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ大陸への旅行はもちろん、ヨーロッパやアフリカ旅行の企画を数多く手がけている。特にイタリアやスイスといったヨーロッパの名所には深い愛着を持ち、近年は活気あふれる西アフリカの魅力を積極的に紹介している。

旅のスタイルは「現地の人と同じ目線で楽しむこと」。観光名所だけでなく、ローカルレストランや市場に足を運び、文化や暮らしを肌で感じる旅を大切にしている。そんなリアルな旅の魅力を伝えるため、YouTubeでは実際の旅行動画も発信中。世界各地を知り尽くした豊富な経験と独自の視点で、トラベルプランナーとしてお客様に唯一無二の旅を提案している。

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