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カンボジアには、旅行好き・遺跡好きをうならせる見どころがたくさん!
日の出が美しく映えるアンコールワット、遺跡を侵食する木の根が圧巻のタ・プローム、「クメールの微笑み」と呼ばれる観音菩薩像が印象的なアンコールトム、誰もが微笑みの魅力の虜になる「東洋のモナリザ」のレリーフがあるバンテアイスレイ・・・。カンボジアはたくさんの魅力的な遺跡で溢れています。今回は、アンコール遺跡観光の拠点となる街・シェムリアップ、そして、その近郊にある穴場スポットまで一挙にご紹介。たっぷり観光に時間を取って、カンボジアの遺跡にどっぷりハマっちゃいましょう!それでは皆さんレッツゴー!
アンコールワット

旅好きならきっと皆さんご存知。これぞ「アンコールワット」でございます。
トリップアドバイザーで2017年・2018年に「世界の訪れたいランドマーク」1位にも選ばれたアンコール王朝を代表する遺跡です。東南アジアの大帝国クメール王国が残した巨大遺跡群の中心であり、ヒンドゥー教寺院の総本山であるアンコールワットは、多彩なヒンドゥー教の3大神の1人ヴィシュヌ神へ捧げた壮大な宗教建築です。

アンコールワットをちょこんとつまむポージングが流行ってるらしい?!
神々の住む山をイメージした中央祠堂を頂点にピラミッドのような形になっており、壁にはヒンドゥー教や古代インドの叙事詩などが語られたレリーフを見ることができます。アンコールワットを含む遺跡群が「アンコール遺跡」として1992年に世界遺産登録され、同年に危機遺産にも記載、2004年に危機遺産リストから削除されました。
| 営業時間 | 05:00~17:30 |
| チケット料金 | 1日券37ドル(5,969円) 3日券62ドル(10,002円) 7日券72ドル(11,616円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約15分 |
| 創建年代 | 12世紀初頭頃 |
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サンポープレイクック

こちらはアンコール遺跡群よりもちょっと先輩にあたる遺跡です。
サンポープレイクックはプノンペンとシェムリアップの間に位置し、2017年7月にカンボジア第3の世界遺産として登録されました。日本の聖徳太子による大和朝廷時代と同時期で、アンコール遺跡群より前の7世紀初頭に作られたとされています。

まるで蛇が絡みついているかのような光景。
中国の王朝正史24書の隋書には伊奢那城と記述されており、象牙と金の玉座も置かれていたと書き残されています。遺跡は主に3つの遺跡群と多くの遺跡からなり、東西6km・南北4kmという巨大な遺跡群です。人気のアンコールからは離れているため、訪れる観光客は少なめですが、保存状態のよいアンコール初期の遺跡を見ることができます。
| 営業時間 | 07:00~17:00 |
| チケット料金 | 10ドル(1,613円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約3時間 |
| 創建年代 | 7世紀初頭頃 |
アンコールトム

アンコールトム南大門。門の両脇には無数の像が・・・。
カンボジアのアンコール・トムは門と城砦、寺院などから成る12世紀末の都市遺跡で、12kmにも及ぶ城壁に囲まれています。アンコールトムとは「偉大な王都」の意味で、ジャヤヴァルマン7世がチャンパ(ベトナム)との戦争に勝利した記念に作られました。12世紀から15世紀にかけて約10万人が暮らしていたといわれています。

アンコールトム バイヨン 第一回廊の壁の彫刻。
遺跡の中心に位置するピラミッド型の寺院はバイヨンと呼ばれ、高さ43mの中央祠堂を16の塔堂が囲み、中央祠堂と尖塔には「クメールの微笑み」と賞される50を超える観音菩薩の四面仏像が配されています。象の彫刻が多く施された象のテラスは、土台の壁面に並ぶガルーダがテラス全体を支えているかのようです。
| 営業時間 | 05:00~17:30 |
| チケット料金 | アンコールワット遺跡券に含まれています |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約20分 |
| 創建年代 | 11~12世紀頃 |
タ・プローム

巨木の根に飲み込まれる寺院
タ・プロームはアンコール王朝21代目の王であるジャヤヴァルマン7世が自身の母を弔うために建てた仏教僧院で、荒廃した寺院遺跡と自然の力強さが共存する様を目にすることができます。寺院自体は12世紀後半に建てられたもので、そこから長い時を経て遺跡を飲み込むように育った大樹と、さらにその木の養分を求めて絡みつく蔦が何とも言えない独特な雰囲気を醸しています。過去にはハリウッド映画「トゥームレイダー」の撮影にも使用され、聖地巡礼として多くの観光客が訪れるようになったことで一躍有名になりました。

タ・プローム 内部
これから長い時を経てさらに巨大樹が育ち、ゆっくりとその姿を変えていくのか……。この遺跡が長い歴史を経て行きつく先も気になるところ。遺された過去の寺院でありながら、その中に力強く自然が生きている様子を感じる一風変わった観光地です。こちらもアンコール遺跡群の一つとして世界遺産に登録されており、アンコールチケットの提示で入場することができます。自然に飲み込まれた寺院の景色はもちろん観光の一大ポイントですが、他の寺院遺跡と同じく壁にほどこされた細かいレリーフの模様などにもぜひ注目して観光してみてくださいね。
| 施設名 | タ・プローム |
| エリア | シェムリアップ |
| 住所 | Krong Siem Reap, カンボジア |
| TEL | +85563765577 |
| 営業時間 | 7時30分~17時30分 |
| 休館日 | なし |
| 入場料 | アンコールパス利用で入場可能 |
アンコールワットの夕日鑑賞

夕刻のアンコールワット
1日をかけて寺院などを回りたっぷり見学した後、遺跡観光のクライマックスにぴったりなのがアンコールワットからの夕日観光です。アンコールワットと言えば早朝から多くの観光客が集まる日の出観光も人気ですが、夕刻の日没も一見の価値あり。アンコールワット敷地内の池のふちに腰かけてじっくりと日が落ちるのを見守ります。静かな池の水面に鏡のように景色が映りこむ様子も圧巻で、まるで2つ赤い太陽があるかのような美しい姿を写真に収めることができます。珍しい光景が見られる時間は決して長くはありませんので、くれぐれもシャッターチャンスを逃さずに。

池に映る大きな夕日
もちろん夕日が美しいのは世界中どこの土地でも言うまでもありませんが、驚くべきはその大きさと色の鮮やかさ。日本で見る夕日の何倍もあるように感じられるような大きな太陽と、そこから放たれるオレンジ色の濃い光が空を染め上げ、あっという間に夕焼け模様に。私の見たスポットが穴場だったのか、日の出観光のときよりも人はまばらでその分のんびりと心ゆくまで夕日を満喫することができました。日が傾き始めたと思ってからがとても早く、美しい太陽はすぐに地平線の向こうに姿を消してしまいます。その瞬間を写真に収めたくなるのはもちろんですが、しっかりと目に焼き付けるのも忘れずに。
クバルスピアン

クバルスピアンの滝。思わず見上げちゃいます。
川の底に遺跡があることから水中遺跡と呼ばれるクバルスピアンは、11世紀の初めにシェムリアップ川の源流のひとつである、ストゥンクバールスピアン川の川岸や川底に作られた遺跡です。インド神話をモチーフとした彫刻や碑文などを数多く見られます。

川底にみえるリンガ。
クバルスピアンの川底には多数のリンガとヨニがあります。リンガとはヒンドゥー教の神シヴァ(男性)の象徴で、リンガが嵌め込まれている台座のヨニは女性原理(シャクティ)を象徴するものと言われています。リンガとヨニの組み合わせは、平和や繁栄、多産などを意味し、昔から多くの人々に大切にされてきました。
| チケット料金 | アンコールワット遺跡券に含まれています |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約1時間半 |
| 創建年代 | 11世紀頃 |
プリアビヘア(プリアヴィヘア)![]()
プリアビヘアは2008年にカンボジアで2番目の世界遺産として登録された寺院で、カンボジアとタイの国境に位置する海抜625mの山の上に建っています。数年前までタイと国境紛争をしていたこの寺院の周辺には今でもカンボジアの軍隊が駐留し、反対側の山の頂上にはタイの国旗がはためいています。

頂上で思わず、ハイ、ポーズ!自然豊かな大絶景を独り占め。
岩山の上にある世界遺産プリアビヘア寺院の観光は、麓から寺院に向かう急斜面を登ります。起伏のある岩場の道なき道をゆっくり登っていくと、長い斜面に作られた参道が現れます。参道の長さは約850mもあり、一直線に本堂までを結んでいます。プリアビヘアは聖なる巡礼地でもあり、多くの僧侶が訪れたとされています。参道を進むと大祠堂があり、アンコールワット大回廊の基礎となったとされています。
| チケット料金 | 10ドル(1,613円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約3~4時間半 |
| 創建年代 | 9世紀末頃 |
バンテアイスレイ

バンテアイ・スレイ経蔵(北)の彫刻。なんて繊細な手仕事なのでしょう!!
バンテアイスレイはシェムリアップから車で約50分ほどの場所にあります。以前は周辺を森に囲まれており、野焼きされた際にこの遺跡が姿を現したといわれています。ひっそりと位置するバンテアイスレイは、他の遺跡と比べて赤みがかっているのが特徴的で、何と言ってもレリーフや彫刻の美しさが必見です。

「女の砦」の意味を持つバンテアイスレイ。赤色砂岩とラテライトに彫られた繊細な彫刻や控えめな佇まいからは、その名の通り女性らしさが感じられます。東西115m・南北95mとアンコール遺跡群の中では小規模ですが、芸術性の高い彫刻が数多くみられるので、しっかり時間を取って見学したいところ。
| チケット料金 | アンコールワット遺跡券に含まれています |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約1時間 |
| 創建年代 | 967年 |
プノンクーレン

川底に無数に広がるリンガムイポアン。
プノンクーレンはシェムリアップの街から車で約2時間ほどの郊外にあり、ここからアンコール王朝が始まったと言われている遺跡です。802年にジャヤヴァルマン2世がこの遺跡のある山で即位したことから神山とも呼ばれています。歩いて全てを周ると数時間はかかってしまうこの一帯には小さな遺跡が点在し、王朝が滅びた今もなお神聖なる山として人々の信仰を集めています。

苔むした遺跡は、とっても幻想的。
プノンクーレンは山頂の滝から続く美しい川底に残されています。以前王朝があった800年頃に彫られた遺跡が当時のまま水中に数多く残されています。浅瀬でも神域のため中に入ることは良いとはされていませんが、太陽の光を浴びて揺らめく川面をのぞきこむと、透き通った水の下でいくつもの歴史を静かに見つめてきた遺跡を間近に見ることができ、心を打たれます。
| 営業時間 | 06:00~12:00 |
| チケット料金 | 20ドル(3,227円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約2時間 |
| 創建年代 | 9世紀頃 |
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ベンメリア

遺跡に覆いかぶさる根っこ。大自然の力を前に、人類の無力さを感じます。
ベンメリアはシェムリアップから東へ約50kmの場所にある、アンコール時代に築かれた遺跡です。アンコールワットと様式的な共通点が多く、「東のアンコールワット」とも呼ばれています。遺跡内はブロックが散乱しコケや草が生い茂るかなりの崩壊ぶりですが、それがまた独特の雰囲気を放ち、美しさを感じることができます。

天空の城ラピュタの世界観が漂う神秘的な遺跡・・・。
ベンメリアはアンコールワット建造前の11世紀末の遺跡と推測されています。遺跡の規模は大きくないものの、アンコールワットとの類似点が多い為「東のアンコールワット」とも呼ばれています。風化による損傷が多い中、東門にある蛇の神ナーガの石像は綺麗な状態で残されており、遺跡の風化具合との対比が面白いです。遺跡内は木の足場が組まれており、その上を歩いて見学します。
| 営業時間 | 06:00~17:00 |
| チケット料金 | 5ドル(807円) +アンコールワット遺跡券も必要 |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約1時間半 |
| 創建年代 | 11~12世紀頃 |
コーケ遺跡

コーケー遺跡にて
コーケー遺跡群は、シェムリアップの北東約100km、車で2時間半のジャングルの中にある、10世紀に造成された都城遺跡群です。921年~944年という短い期間だけ、アンコールの地より遷都されたため「幻の都」とも呼ばれています。コーケー遺跡群の特徴はスケールの大きさです。高さ35mの7段ピラミッドは圧巻です。ファイブスタークラブのスタッフの一人はカンボジアの遺跡でコーケーがベストだといいます。まるでメキシコや中米のピラミッドのようなたたずまい、アジアにある遺跡とは思えないところがいいと断言します。このスタッフによると、コーケー遺跡を訪問するのは、乾季よりも雨季がいいそうです。雨季は雨で道路がぬかるむ可能性もありますが、木々が鮮やかな緑になり、遺跡を覆う苔がすばらしいのです。この時期霧がかかることもあり、より神秘的な雰囲気に浸れます。

プラサット・トム/プラン(ピラミッド)にて コーケー遺跡
コーケー遺跡では重厚な存在感を放つ彫像が発見されています。頂上にあるガルーダの台座や大リンガ像などが有名です。2023年にはコーケー遺跡が世界遺産に指定されました。アンコール遺跡以外で世界遺産になったのはプリア・ヴィヘヤ、サンボー・プレイ・クックに次いで3番目です。アンコールとは、また一味ちがった美術様式や雰囲気が楽しめるのでコーケーは必見です。
| 営業時間 | 07:00~17:30 |
| チケット料金 | 10ドル(1,613円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で2時間半 |
| 創建年代 | 10世紀 |
バンテアイ・チュマール

タイとの国境の近くで、密林にひっそりとたたずむバンテアイチュマール遺跡。
バンテアイ・チュマールは、シェムリアップから約170km離れた場所にある遺跡で、ジャヤヴァルマン7世の時代に造営されたとされる大規模な寺院です。王子スリンドラクマーラを追悼する目的を持つともいわれています。バンテアイ・チュマールは東西700m、南北600mの広大な敷地に建てられており、古代インド神話の須弥山を模して造られた構造はアンコールトムにも類似点があるとされています。

より深く遺跡を知ることができるので、ガイドを付けると良いかもしれません。
バンテアイ・チュマールで最も見るべき像は、西回廊に彫られた千手観音のような観世音菩薩の像です。22手を持つこの菩薩は風雨にさらされながらも美しい姿を残しており、必見です。北側には、王様ジャヤヴァルマン7世が悪魔と戦う浮彫や戦車に乗ったジャヤヴァルマン7世の浮彫を見ることができます。
| チケット料金 | 5ドル(807円) |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約3時間 |
| 創建年代 | 12世紀頃 |
ロリュオス

小さな村の中にひっそりと現れるプリア・コー。
ロリュオスはシェムリアップから南東に13km行ったところにある遺跡で、ロレイ、プリア・コー、バコンの3つの遺跡を総称してロリュオス遺跡群と呼ばれています。このロリュオス遺跡群はジャヤヴァルマン2世によって802年に築かれた最初の都城とされています。

プリア・コーは「牛のお寺」という意味だそうです。
シェムリアップから来るとまず最初に目に入るのが「プリア・コー」と呼ばれる寺院です。この寺院はインドラヴァルマン1世によって建立されました。同じく作られた貯水池と共に、クメール王朝最初の都城「ハリハラーラヤ」に築かれた最古の寺院とされています。プリア・コーは聖なる牛という意味で、基壇には3体の牛の像が作られています。バコン寺院は周囲に環濠をめぐらせたアンコール時代初のピラミッド型の寺院です。第5層の壁画には美しい阿修羅の像が描かれています。
| チケット料金 | アンコールワット遺跡券に含まれています |
| アクセス | シェムリアップ中心部から車で約30分 |
| 創建年代 | 879年~893年 |
アプサラダンスディナーショー
伝統的なアプサラダンス
さてこちらは番外編。ここまでアンコールワットなど遺跡のご案内をしてきましたが、終日観光の最後にぜひあわせて楽しんでいただきたいのがこのアプサラダンスディナーショーです。こちらも歴史ある伝統的な舞を見ることができるショーなので、無形の遺産といったところでしょうか。そもそもアプサラダンスとは古典舞踊の一種で、古くから宮廷で伝えられてきた神々に捧げる踊りのこと。寺院遺跡にもレリーフとして刻まれている精霊アプサラスが由来だとか。細やかで柔らかい手の動きと、きらびやかな衣装、ストーリー性のある演目が特徴です。
ビュッフェに並ぶカラフルな南国フルーツ
演目をじっくり楽しめるのはもちろんですが、ディナーショーというだけあって、豪華なビュッフェをいただきながらダンスを鑑賞できるというのもポイント。広い会場にはカンボジア料理から洋風のステーキ、色とりどりのフルーツまで種類豊富なお料理がずらりと並びます。外にはグリルブースもあり、頼んだお品をその場でBBQスタイルで調理してくれるという本格派。カンボジアならではの舞踊も見ごたえ充分ですが、お食事からも目が離せません。現地のお食事をいただきながら伝統的な舞踊をゆっくりと鑑賞する、そんな贅沢なディナータイムはいかがでしょうか。
| 施設名 | Amazon Angkor Restaurant |
| エリア | シェムリアップ |
| 住所 | Krous Village, Svay Dangkum, Angkor Wat, Siem Reap, Kingdom of Cambodia |
| TEL | +855 12 966 988 | 015 929 999 |
| 営業時間 | 9時00分~21時00分 |
| 公式サイト | www.amazon-angkor.com |

まとめ
一言にアンコール遺跡といっても、とても数が多くエリアも広いので、じっくり見て回ったら時間がどうしても足りなくなってしまいます。事前にそれぞれの遺跡を調べて、自分が興味のある遺跡を効率よく回るのをおすすめします。
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