
成田空港のカタール航空チェックインカウンター
2026年春以降、中東情勢の緊張が続く中、「ドーハ経由は本当に大丈夫なのか」「カタール航空は通常運航しているのか」といったお問い合わせが増えています。実際にイランによる攻撃や迎撃の影響で、一時的な空域制限やフライト遅延が発生したこともあり、不安を感じている旅行者の方も少なくありません。
そのような中、ファイブスタークラブの小代が2026年6月3日のカタール航空・成田発ドーハ行きを実際に利用しました。搭乗前は空港の混乱や運航への不安がゼロではありませんでした。でも、実際にはチェックインから搭乗、ドーハ到着まで大きな混乱はなく、空港や機内も通常に近い雰囲気でした。
もちろん、中東情勢が完全に安定したと言い切れる状況ではありません。ただ、6月時点で私が現地で見聞きした範囲では、ドーハの空港は緊急事態という印象はなく、空港は情勢悪化前に近い活気を維持していました。
今回は、私が実際に2026年6月3日の成田-ドーハ線を利用した体験も交えながら、ドーハのハマド国際空港の現状やカタール航空の運航状況についてまとめます。
カタール航空の運航状況は?

出発前のカタール航空ゲート
カタール航空は、中東情勢の影響により2026年3月から4月にかけて一部路線で欠航や遅延、迂回運航を実施しました。特にイランによるミサイル・ドローン攻撃が発生した際には、ハマド国際空港周辺で一時的に離着陸停止措置が取られ、一部便が他空港へダイバート(代替空港へ着陸)されたケースも報道されています。

ハマド国際空港
ただ、その後は航空会社側の運航調整が進み、現在は国際線ネットワークの大半が維持・再開されています。カタール航空自身も運航維持を続けており、2026年6月時点では主要長距離路線は概ね通常通り運航している状況です。
実際に私も2026年6月3日の成田-ドーハ線を利用しましたが、空港カウンターの混乱や搭乗手続きの遅れはほとんど見られませんでした。機内サービスも通常通りで、客室乗務員の人数不足などを感じることもありませんでした。
もちろん、今後の情勢次第では直前のルート変更や遅延が発生する可能性はあります。ただ、現時点では「全面的に不安定」という状況ではなく、多くの便が通常に近い形で運航されている印象です。

運航の回復率はどれくらい?

機内食(一例)
2026年6月現在、カタール航空およびハマド国際空港の運航状況は、体感としてはかなり回復している印象です。一時はハマド国際空港でも発着停止などが報道されましたが、現在は国際線ネットワークの大半が維持されています。カタール航空も公式発表で「6/16以降、6大陸、160都市への運航を予定している」と案内しており、日本線に関しても、大阪(関西)は6/16より週5便、羽田は7/16より週4便(8/1より毎日)、成田は5/16より週10便(6/17より毎日2便)の運航を予定しています。

カタール航空機内
実際に利用した感覚でも、空港全体のオペレーションに大きな混乱は見られませんでした。保安検査や乗り継ぎ導線も通常に近く、スタッフ不足や閉鎖エリアが目立つ印象もありませんでした。
もちろん、中東情勢そのものが完全に落ち着いたわけではないため、今後も突発的な空域閉鎖や運航変更の可能性はあります。ただ、2026年3月の空域を完全に封鎖していた時期と比較すると、運航回復率はかなり高い水準に戻っていると考えられます。
カタールのハマド国際空港はどうなっている?

ハマド国際空港トランジットエリア
ハマド国際空港は、2026年春に発生したイラン関連の攻撃により、一時的に運航停止が報道されました。実際、一部時間帯で離着陸が停止されたケースもありました。
しかし、その後の復旧は非常に迅速で、現在の空港機能は、ほぼ通常時に近い印象です。実際に空港を利用した際も、多くの搭乗客で混雑しており、ショップやラウンジ、トランジット施設も通常通り営業していました。

ハマド国際空港トランジットエリア
現在も空港内では警備強化や追加安全対策が取られているとみられますが、利用者側から極端な緊張感を感じる場面は多くありません。乗り継ぎ客も非常に多く、通常のハマド国際空港らしい活気が戻っている印象です。
ただし、中東情勢の変化次第では今後も一時的な運航制限が発生する可能性はあるため、渡航前には、航空会社の運航情報と外務省の海外安全情報を確認することが重要です。
利用客は多いでしょうか?

カタール航空機内の座席
実際に搭乗した感覚では、便の搭乗率はかなり高く、ほぼ満席に近い状況でした。感覚としては9~9.5割程度埋まっていた印象です。利用客の多くは外国人旅行者で、日本人利用者も一定数見かけましたが、全体の1~1.5割程度という印象でした。

機内サービスが停止していることもない
ドーハからはマンチェスターへの便を利用しましたが、この便に関しても8~8.5割程度埋まっていたという印象です。少なくとも現時点では、かなり通常時に近い運航状況まで回復し、搭乗客も戻ってきていると考えられます。

まとめ

カタール航空待合室
2026年6月時点では、中東問題は終息に向かって道筋が見えてきています。ハマド国際空港とカタール航空は、概ね通常に近い形で運航を維持しています。実際、空港内の様子も大きな混乱は見られず、
多くの旅行者が通常通り利用している状況でした。
特にハマド国際空港は世界有数の国際ハブ空港であり、危機対応能力や運航調整能力が非常に高い空港です。そのため、一時的な制限やトラブルが発生しても、比較的早い段階で運航回復が進んでいます。実際に現地を利用した感覚としては、「想像していたほど混乱していない」という印象が強く、ハマド国際空港は昨年の11月と比較して変わった印象はありませんでした。過度に不安視しすぎる必要はありませんが、最新情報を確認しながら冷静に判断することが、今後のカタール航空利用ではより重要になりそうです。




