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ニューカレドニアのウベア島へ行ってみた|天国に一番近い島

パラディ・ド・ウベアから一望できるグラデーションの美しい海

「今まで行った中で一番綺麗な海はどこ?」時にそう尋ねられることがありますが、私は迷わず「ニューカレドニアのウベア島!」と元気よく答えます。それは「感動」という言葉だけでは言い表せず、ただ泣きたくもないのに自然と涙が頬を伝うような、圧倒的な尊い美しさの海だったから。『天国に一番近い島』という旅行記及び映画で大きく注目を集める場所ですが、寧ろ天国そのものではないのかと期待してしまうほど、崇高な雰囲気を纏う島。この世に生きているうちに一度は、青と白が織りなす澄み切った地で疑似天国体験をしてみませんか?

イサルコ火山
アクセス 首都ヌメアから国内線で約40分
言語 フランス語
時差 日本との時差は+2時間(日本が正午のとき、ニューカレドニアは14:00)
通貨 フレンチ・パシフィックフラン(100フラン=約107円)
気候 年間平均気温24℃で、一年を通して暖かく爽やかな気候です。

国内線の窓から三日月形の島が見えたら旅のはじまり

ニューカレドニアの国内線は元気なオレンジのプロペラ機!

ニューカレドニアの玄関口であるヌメアから国内線でウベア島を目指します。そんな国内線は小型のプロペラ機!オレンジ色の機体に搭乗すると、なんと自由席というから驚き。当日の天候や旋回の角度などによっても異なりますが、基本的にヌメアを出発する際のおすすめの座席位置は進行方向に向かって左側の前方の席です。

国内線の窓から見えるウベア島は三日月のように綺麗な曲線が特徴的

なおかつ、窓からプロペラの羽が見えない位置がベストです。なぜその位置をすすめるかと言うと、ウベア島の上空に近づいた時に島の全景をみおろすことが出来るのです。三日月のように弧を描く美しい海岸線や島の緑と、思わず見惚れる鮮やかなグラデーションの海が目下に広がります。ニューカレドニアのバリアリーフは世界遺産に登録されており、ウベアのラグーンも含まれます。上陸前から気分が上がる、国内線の旅をお楽しみください。

ロゴ

天国への入り口かと見紛うムリ橋の下に広がる海

橋を渡れば天国へ?言葉が出ないほどに美しいブルーグラデーションが優勝

ウベア島は、細長く土地の大半を占めるウベア島と、南端の小さなムリ島から成り立ち、そのふたつの島を繋ぐのがムリ橋と呼ばれる橋です。このあたりの風景が、ウベア島で最も美しい場所だとされます。確かに、こんなに鮮明で、且つ圧倒的な透明度を誇るグラデーションの海は今までに見たことがありませんでした。この世のものとは思えないほど、文字にするのが阻まれるほどの美しさ。それはやはり、天国に通ずると見紛えてもおかしくはない光景だったのです。

異なる角度でもう一枚!波打ち際の白い輝きと白砂が透ける澄んだ水に見惚れる

白砂のビーチで、現実を忘れて何も考えずにぼんやりしても良し、橋の近くでシュノーケリングを楽しむも良し。恐ろしいほどに透明度が高いため、優雅に泳ぐ魚たちが水の上から透けて見えます。波も静かで、心地よいリズムの水音に五感が癒されます。神様が眠っていそうな青の景勝地、必見です。

ムリ橋
アクセス 空港から車で約20分 ホテル「パラディ・ドゥ・ウベア」から徒歩15分
住所 Ouvea Nouvelle-Caledonie,Mouli Bridge

透明度の高い海の向こうに静かにそびえるレキンの絶壁

タブーの海の向こうで波を閉ざすレキンの絶壁は確かに神聖な雰囲気

ムリの橋からは巨大な絶壁が見えます。レキンの絶壁と呼ばれる、かつて海中にあったサンゴ礁が石灰岩となり、地殻変動を経て隆起したことによって出来た奇岩です。地元では神聖な場所とされており、特に壁の手前に広がる海は「タブーの海」と呼ばれ立ち入り禁止です。よって、海を挟んだ対岸の砂浜から絶壁を見学することとなります。

何もない砂浜からもじんわりと湧き上がる自然のエネルギーが宿る島

この断崖の特性で、何か音を鳴らすと反響して返ってくるやまびこ現象も体験できます。また、接近して観察することは出来ませんが、カメラのズーム機能等を使って岩をアップすると、命が宿っているような躍動感のある石灰岩が表面に見えます。天国にいちばん近い島と謳われつつも、これらの自然がつくった地形や豊かな海からは膨大な「生」のエネルギーを感じられます。天国は案外、生き生きとしているのかもしれません。

レキンの絶壁
アクセス 空港から車で約25分
住所 Les Falaises de Lekiny, Ouvea, New Caledonia

南洋杉に囲まれた愛らしいムリ教会

中から小人の神父さんが出てきそうなキュートすぎる教会

まるで赤い帽子をかぶった小さな北欧の妖精のような可愛らしい姿のムリ教会。ガイドブックでもあまり掲載されない小規模なカトリック教会です。ムリ島の中心部に位置しており、レンタサイクルなどで訪れるのが便利です。教会の周りには南洋杉が一直線に植えられ、まるで神社の参道のように道を彩り、人々を教会へ導いています。

因みに首都ヌメアにあるカトリック教会と比べると同じ教会でもその違いは歴然

世界中には様々な宗派や国による独特の建築様式で豪華に飾られたり、強固に造られたりする教会が多くありますが、こんなにもナチュラルで絵本の挿絵から飛び出てきたような教会はなかなか見ることがありません。なおかつ、厳重に柵や門などで守られているわけでもなく、木立の先に素朴に佇んでいるのです。内装も赤と青の積み木のような愛らしさ。ウベア島には他にもいくつか教会がありますが、ムリ教会の放つ魅力は随一です。

ムリ教会
アクセス 空港から車で約30分
住所 Eglise de Mouli Ouvea Nouvelle-Caledonie

深い藍色に飲み込まれそうになるアナワ洞穴

写真中央右下に見える白いフワフワは雲!空をも映し出す水鏡が張られた洞穴

四次元空間に迷い込んでしまいそうな空間。ウベア島の北部、豊かな緑が生い茂る林の中に突如現れるアナワ洞穴(青の洞穴)の中には、澄んだ藍色の淡水が張っています。直径は約30mで、穴はとても深く、水深70m以上はあるとのことですが、異なる見解もあり、今もはっきりとした数値は不明です。

ビーチの向こうに見える鬱蒼とした森も現地の方にとっては神聖な場所のひとつ

晴れた日であれば、その水は鏡となって周辺の木々や青い空の色を映し出します。この水鏡がとても美しく、ガラスの鏡よりも細やかに景色を映しているのではないかと思うほど。洞穴は個人の敷地内にあるうえに入り組んだ場所にあるため、現地やホテルのツアーなどに参加した方がスムーズにたどり着くことが出来ます。現地の人々にとって、森や洞穴は神聖な場所とされていることが多いため、観光地以外のところに入る場合は事前に情報を得ると安心です。

アナワ洞穴
アクセス 空港から車で約20分
住所 Trou Bleu d’Anawa Ouvea, New Caledonia
無人島へのアイランドホッピングでサメにも会える?!

焼き魚を嬉しそうに見せてくれる、ツアーの昼食を作ってくれたお兄さん達

ウベアでは昔、サメを最も神聖な存在として崇拝する土着信仰がありました。現在でもサメとの関わりが深く、無人島からの帰り際にサメの餌付けを見ることが出来るツアーや、サメの産卵を見学できるツアー等が催行されています。以前、実際に参加したツアーは無人島と餌付け見学!まずウベアの船乗り場からボートに乗って無人島へ到着し、透き通る海でシュノーケルやピクニックを楽しみます。

至近距離で2匹も!波の下に透き通るサメは気持ちよさそうに踊っているみたい

出発まで、昼食や島の森散策などを満喫したあと、ボートでサメの餌付けを見られるポイントへ。海に餌を撒くと、水面からのぞく三角形の黒い物体。サメの背びれに間違いない!すると、どんどん多くのサメが近寄ってきて辺りはジョーズのワンシーンのように。映画で見るサメは怖い印象ですが、船の近くをスイスイ泳いでいる姿を見るとなんだか可愛く見えてきますね。

■ツアー代目安
20,000円~(時期によって異なります)

島の満喫後は「パラディ・ド・ウベア」で贅沢な休息を

バンガローの内部はカントリー調の落ち着いた家具で統一された癒し空間

ウベア島で唯一の4つ星リゾートホテル「パラディ・ド・ウベア」。島でゆったりと滞在を楽しむならばここは外せません。島で最も美しいとされるムリ湾とファヤワ湾に囲まれた、絶好の立地。南国感が際立つバンガロータイプの客室に、シュノーケリングにも最適な白砂のビーチ。中にはプライベートジャグジー付きの部屋もあり、ハネムーンやカップル、女子旅は勿論のこと、コネクティングルームとして活用できる部屋はファミリーにもおすすめ。

程よく緑が施され、ほっこりする海沿いの景色。夜に煌めく星空はまた絶景!

加えて、このホテルは日本人スタッフが勤務しており、レストランでは日本語メニューが用意されているなど、日本人には安心の宿泊施設です。レンタサイクルを借りて南国ロードを走ったり、透明度の高い海で魚と一緒に泳いだりと、アクティブに島を満喫したあとは星空の美しい夜風に吹かれて快適に入眠ください!

パラディ・ド・ウベア
アクセス 空港から車で約20分
公式サイト http://www.paradisouvea.com/
ロゴ

まとめ

いかがでしたか?小説「天国に一番近い島」の舞台となったウベア島は、その名の通り絶景が広がるまさに天国の場所なのです。

ニューカレドニア旅行の計画を立てる際、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!

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