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世界の遺跡ツアーの最高峰といえばエジプトでしょう。なにせ世界遺産の総本山ともいうべきアブシンベルをはじめ、ルクソール、ピラミッドなどのスーパー5つ星の遺跡が目白押しです。しかし、エジプトの魅力は遺跡だけではありません。海と島、砂漠、絶景、街歩きなど楽しみ方もさまざまです。定番の遺跡観光だけでなく、プラスアルファの体験をすることこそ、エジプトツアー成功の秘訣なのです。さあ、一緒にエジプトでトクベツな体験にトライしましょう。
アブシンベル、ルクソール、ピラミッドが定番
エジプトツアーの定番は何と言っても遺跡を中心とした周遊コース。最低8日から10日間で主だった遺跡を周遊するのが一般的です。その中で、アブシンベル、ルクソール、ピラミッドはマスト。プラス、途中にある遺跡も立ち寄ります。例えば、ルクソールからアスワンの間には、エドフのホルス神殿やコムオンボ神殿がありますし、アスワンにはイシス神殿もあります。これらの遺跡はアブシンベルやルクソールのようなスーパー5つ星の遺跡ではありませんが、エジプトにあるので目立たないだけで、もし、エジプト以外にこれらの遺跡があれば、大観光地になること必至の遺跡なのです。
モデルルートとして、夜便を利用しての8日間は以下のような日程になります。
日本→機中泊→カイロ→ルクソール2泊→エドフ・ホルス神殿、コムオンボ神殿観光→アスワン・イシス神殿観光→アスワン泊→アブシンベル→アスワン→カイロ2泊(ピラミッド・スフィンクス観光→機中泊→日本
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個人旅行がエジプト旅行ではベスト
エジプト旅行では団体旅行をおすすめしません。その理由はハードスケジュールなので疲れる日程だというのが第一です。いまだに団体旅行はたくさんの観光地を訪問するという古いスタイルから抜けきれていません。またwithコロナの時代、もう団体旅行は時代にも適合しません。
おすすめなのは、個人旅行です。といっても航空券とホテルだけを取り、あとは自分で現地で決めるというのは、ハードルが高いです。そもそもルクソールからアスワン間はフライトが今はありません。
そんな中でおすすめしたいのが、個人旅行スタイルのツアーです。観光はある程度ガイドさんが付いていて案内してくれるけれど、フリータイムもありバランスがいい。また、アレンジが自由自在にできるツアーがいいです。そうしたエジプト個人旅行を専門にしている会社があるので、そこで相談し、モデルコースをカスタマイズするのがベストなのです。
ここだけの話、遺跡ばかり周遊すると飽きてしまいます
あなたがエジプトの遺跡にかなり興味があったり、知的好奇心が高い人だったら、定番のエジプトツアーで問題はないのですが、平均的な興味を持っている人であればエジプトで遺跡ばかり周遊すると飽きてしまうかもしれません。こんな話をすると、旅行会社の人から怒られてしまいそうなのでココだけの話なのですが・・。しかし、それは遺跡がつまらないという意味ではありません。各地とも素晴らしい遺跡ではあるのですが、それが続きすぎると、いくら素晴らしいものでもうんざりしかねません。
遺跡中心の内容でも、各地において遺跡以外の観光を楽しんだり、町歩きにトライしたり、エジプトでは意外と遺跡以外の楽しみ方があるのです。例えば、アスワンではファルーカと呼ばれる帆掛け船でナイル川をクルージングするのがおすすめです。また、アスワンまでくるとヌビア人などのアフリカ系の人々が住んでいるため、アフリカンテイストを感じさせる雑貨などのショッピングも新鮮です。スーク訪問、ヌビア村訪問などをスケジュールに入れてみては?
また、カイロ市内観光もおもしろいです。モスクの尖塔が立ち並び、まるでアラビアンナイトの世界そのもの。特に夜のライトアップはインスタ映えします。またカオスのようなごぢゃごぢゃしたところもこの街の魅力です。
こうした遺跡以外の行程を入れることで旅は輝きを増します。旅の計画時にはぜひともこうしたプラスアルファをいれてほしいものです。
フリータイムでカイロの街中を散策!イチオシのモデルコース
エジプト最大の都市、カイロには多くのショッピングスポットや飲食店が建ち並んでいることから、エジプトツアーのプラン内容の1つとしてカイロ市街でのフリータイムが組み込まれていることがあります。
ショッピング目的で散策を楽しむ場合、まず最初に訪れたいのはカイロのムスキ通りにある『ハーンハリーリ・スーク』です。
ハーンハリーリ・スークは、14世紀末のスルタンの時代から続く老舗の市場。その巨大さと迷路のように複雑な作りが特徴的で、世界中の観光客だけでなく、地元の人々もお買い物に来るので日々賑わいが絶えることはありません。
ハーンハリーリ・スーク | |
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住所 | Al-Azhar Street, Cairo 11511, Egypt |
アクセス | カイロ中心部から車で約10分 |
ハーンハリーリ・スークには、2000以上もの店が連なっており、香水瓶・工芸品などここでしか手に入らないお土産品からエジプトならではの日用品までついつい目移りしてしまうほど多彩な品揃えです。
どこのお店も基本的には値札が無いので、価格は交渉次第!
納得のいく金額であれば値切らずに、そのまま気持ち良く購入するのも有りかと思いますが、店主によってはかなり高めの金額を提示してくる場合もありますので、自分自身が買いたいと思える希望額に近づくまで粘り強く交渉してみましょう。
また、ハーンハリーリ・スーク内でもJORDIというお店は珍しく全ての値段が決まっており、全体的に良心的な価格設定なので、もし価格交渉や言葉に自信がない場合はこちらのお店をチェックしてみて下さいね。
Jordi bazar shop | |
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住所 | 6 Haret Khan Al Khalili, El-Gamaleya, El Gamaliya, Cairo Governorate 4331301 Egypt |
営業時間 | 【月曜~日曜】11:00~0:00 |
細い路地に数多くのお店がひしめく、ハーンハリーリ・スークではひと休みのタイミングを見つけるのは至難の業。休憩を兼ねてお茶を楽しみたい場合、予めお店の目星をつけておくと効率が良いかと思います。
同バザール内の飲食店でも特に人気なのは、1710年にオープンした300年以上続くカフェ『エル・フィッシュアウェイ』です。
エジプト発祥の水タバコ『シーシャ』をはじめ、コーヒーやミントティー・マンゴージュースなどのドリンクを中心に提供しており、24時間営業なので時間を気にすることなくのんびりと過ごすことができます。
また、別名『鏡のカフェ』と呼ばれているエル・フィッシュアウェイの店内には、アンティーク調の美しい鏡が沢山飾られています。フォトジェニックな内装で、写真映えすること間違いなしのお店です!
EL FISHAWY | |
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住所 | Haret Khan Al Khalili, El-Gamaleya, El Gamaliya, Cairo Governorate 4331302 Egypt |
営業時間 | 24時間営業 |
シティスターズモールは、インターコンチネンタルホテルに隣接しているカイロ最大のメガ・ショッピングモール。
高級ファッションブランドからH&Mなどのファストファッション、日本未上陸のコスメブランド、レストラン・スーパーなど、1日では見て回れないほど様々なお店が入っており、お買い物からグルメまで存分に楽しめること間違いありません。
カイロにはいくつかショッピングモールがありますが、シティスターズモールはその中でもセキュリティチェックが厳重に行なわれているため安心して過ごすことができます。
また、シティスターズモール内はしっかりとエアコンが効いているので、暑さが厳しい時期に訪れた際はきっとオアシスになることでしょう。
シティスターズモール | |
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住所 | City Stars, Masaken Al Mohandesin, Nasr City, Cairo Governorate 4451620 Egypt |
アクセス | カイロ国際空港より車で約20分 |
営業時間 | 【土曜~水曜】10:00~22:00 【木曜~金曜】10:00~23:00 |
カイロのショッピングエリアと言えば、ハーンハリーリ・スークとスターシティーズモールが2大定番スポットですが、エジプト考古博物館からすぐそばにある新市街にも、1900年代から続くカフェや人気のパティスリーなどが多数立地していて、歩いて見て回るだけでも楽しい空間が広がっています。
中でもフレッシュジュース屋さんがおすすめで、入り口には旬の果物がダイナミックに飾られています。
カイロ散策の途中に、鮮度抜群のジュースに含まれる水分・ビタミンをチャージすれば、暑さも旅の疲れもスッキリ吹っ飛びますよ!
2021年にオープンしたエジプト文明博物館は、カイロ市内を訪れた際に欠かさず見ておきたい施設です。
見どころは何と言っても、地下にあるミイラホール!ラムセス2世やハトシェプスト女王など20体ものミイラが展示されており、展示計画は日本の建築家である磯崎新氏が担当したそうです。
ミイラホールのコンセプトは「ファラオたちが眠る王家の谷を散策するイメージ」で、今にも起き上がりそうな歴代のファラオの姿を順路に沿って、1体1体ゆっくりと眺めることができます。
メインホールには、文明の夜明け・国家と社会などテーマに沿ったコレクションを先史時代・ファラオ王朝時代・イスラム時代・コプト時代の各エリアに分けて展示が行なわれています。壁や仕切りは使われておらず、間隔を十分に開けて展示されているのでとても見やすかったです。
また、各資料物の説明は翻訳アプリから読むことができるため、入館前にダウンロードしておくと便利ですよ。
エジプト国立文明博物館 | |
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住所 | Ein as Seirah, Old Cairo, 4245001 Egypt |
アクセス | カイロ国際空港より車で約45分 |
開館時間 | 9:00-17:00(金曜のみ9:00-17:00、18:00-21:00まで開館予定) |
入館料 | 500EGP |
カイロ散策を楽しむ際は、地下鉄乗車にトライしてみて下さい。駅によっては無料Wi-Wiが完備されている他、Suicaのようにチャージして使えるカード『CashWallet』などもありますので、各観光スポットへスムーズに移動することができます。
また、カイロの地下鉄では荷物検査が行なわれている他、女性専用の車両が用意されていたりと比較的安全性の高い環境が整っていますが、日本と違って車内放送や出発の合図がないままドアが突然閉まったり、スリなどもたまにいるのでケガや窃盗の被害を避けるためにも利用する際は、気を引き締めて乗車するようにしましょう!
日本のタクシー業界の間でも少しずつ浸透しつつありますが、近年のカイロではタクシーを呼ぶ際はUberやCareemと言った配車アプリを利用するのが主流となっています。
配車アプリの魅力は言葉を発さなくても自分の目的地へ辿り着けるところ。また、値段交渉の必要がありませんので、ストレスなく移動することができます。
ただし、配車アプリを利用しているからと言えど100%安全とは限りません。誤って目的地と別の場所に向かう可能性もありますので、Googlemapで常に現在地を確認する必要があります。
また、周辺が渋滞している時にはいつまで経ってもドライバーと落ち合えないというケースも考えられます。その点、ツアーであれば個人でタクシーを手配しなくても送迎やガイド付きで安心して移動することができるので、エジプト方面への旅行に慣れていない方はツアー利用を検討されることをおすすめします。
ナイル河クルーズはおすすめ?
3泊4日または4泊5日で、ルクソールとアスワン間をナイルクルーズで楽しむのは、昔から人気です。おすすめ度はどうなのでしょうか? ナイル河クルーズは長所と短所があります。まず、いいところは、①豪華クルーズを体験できるということ。②川の航行なので揺れが少なく船内は快適だということ。③ナイル河の景色が美しい。特に日の出とかサンセットが最高。④毎晩パーティがあって、トモダチがたくさんできます。⑤思っているほど料金が高くない。など。これだけあげるといいとこだらけのようですが、悪い点も。
良くないところは、①クルーズは究極の団体旅行なので、団体行動をいつもしなくてはいけない。②そもそもルクソールからアスワンまでは車で行けば、半日以内で行ける行程を3泊4日で回るので効率は良くない。③withコロナの時代、パーティしたりとか、団体行動をしたりとかは、今の時代に合っていない。が考えられます。
要するに個人の好み次第といったところです。
旅行のナイル河クルーズツアーは日本語ガイドさんが一緒に船に乗り込み、日本語ガイドさんと一緒に観光します。クルーズ中は制限がありますが、クルーズの前後はアレンジが可能なので、こうしたナイル河クルーズツアーも旅の候補として考える必要はあると思います。
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アブシンベルではぜひ泊まりたい
アブシンベル神殿はヌビア地方に建てられた巨大な神殿です。大神殿の正面にある高さ20mもの巨像をはじめ、かつての王が自らの偉業を誇示するレリーフがいたるところに描かれています。1960年アスワンハイダムの建設計画が決まり、アブシンベル神殿が水没する危機がありました。貴重な文化遺産の水没を救おうとしたのがユネスコでした。その結果アブシンベルの移転に成功。これが後の世界遺産活動につながるのです。つまり、アブシンベル神殿が世界遺産という概念を作り出したのです。世界中に数多くある世界遺産。アブシンベルはただの世界遺産ではありません。まさに世界遺産の中の世界遺産というほど重要な位置を占めるのです。
そんなアブシンベルですが、日帰り観光客が多く、日中は観光客で混み合います。それでアブシンベルに泊まることをおすすめします。主要なホテルはわずか2軒しかありませんが、泊まる価値は十分あります。朝夕は観光客が少ないし、特に日の出の時間帯から遺跡に入れるのが何よりです。また、夜は幻想的なライトアップも楽しめるのです。
カイロのホテルでピラミッドが一望できる
エジプト旅行時に是非泊まっていただきたいおすすめホテルを1軒ご紹介します。
マリオット メナ ハウス カイロはギザの3大ピラミッドへ徒歩圏内でアクセスできる、素晴らしいロケーションです。
厳重なセキュリティチェックが24時間体制で行なわれているので、エジプトの治安を心配されている方も安心して過ごすことができます。
150年以上もの歴史を誇る伝説的なホテルで、以前は『メナ ハウス オベロイ』という名前の宿泊施設でしたが、2018年2月よりマリオネットホテルズ&リゾートの運営に変わりました。
マリオット メナ ハウス カイロの客室数は331室あり、バルコニーからピラミッドを眺めることができる、”ピラミッドビュールーム”も多く用意されています。
マリオット系列のホテルはゴールド以上のエリート会員の資格を所有していると、当日のお部屋の空き状況次第によっては、予約時点よりもカテゴリーの高い部屋にアップグレードすることができますので、会員の方はチェックインする際に申請してみると良いでしょう。
今回私が予約したのはキングベッド1台のキングルームと、ベッド2台のツインルームです。
さすが世界屈指のリゾートブランド!ふかふかのマットレスで、快適な寝心地を堪能することができました。ベッド横にはコンセントがついており、睡眠中もスマートフォンや他の電子機器を同時に充電できて大変便利です。
ベッドルームには無料のミニバーやミネラルウォーターの他、広々としたデスクコーナー・ソファが用意されているため、食事場所に困ることはありません。
また、マリオット メナ ハウス カイロはお部屋でルームサービスを頼むこともできますが、レストランのクオリティがとにかく凄いんです!
メインレストランの『139Pavilion』では、間近にそびえ立つ、ピラミッドの迫力満点の姿を眺めながら、ビュッフェスタイルで食事を楽しむことができますよ。
飲食店は他にもインド料理レストラン『The Moghul Room』、イタリアンレストラン『Alfredo』など様々ありますので、その日の気分によって選べる点も魅力的です。
バスルームは部屋から入ってすぐの左手に設けられており、白と茶色を基調としたモダンクラシックなデザインとなっています。
せっかくなのでバスタブにお湯をためてみたところ、美しい透明な水が流れているのを確認することができました!水回りの衛生面においても徹底されているようです。
また、シャンプー類はミニボトルや個包装タイプではなく、ディスペンサー式のものが用意されてました。
ちなみにマリオット系列のアメニティと言えば、タイの高級スパブランド『THANN」のイメージがありますが、マリオット メナ ハウス カイロではthisworksというイギリスのビューティーブランドを採用されています。
マリオット メナ ハウス カイロでは充実したホテルライフが過ごせるよう、1階に屋外プール・フィットネスジム・スパといった魅力的な施設が完備されています。
フィットネスジムはランニングマシーン等の器具が一式揃っており、スパは要予約となりますが、思わず眠ってしまうほど心地の良いサービスを体感できると特に女性客から評判です。
また、プールを利用する際の注意点としては、エジプトは冬でも紫外線が強く、火傷に近い日焼けをしてしまう可能性がありますので、できるだけ露出少なめの水着を選んだり、日焼け止めやサングラス等のアイテムを必ず準備しておくようにしましょう。
最後に、マリオット メナ ハウス カイロへのアクセス方法に関する情報です。
こちらの宿泊施設はカイロ国際空港から直接向かう場合、少し離れた場所にありますので安全かつスムーズに移動したい方は送迎サービスを利用することをおすすめします。
事前予約する必要がありますが、宿泊当日にタクシーを探す手間を省けるので、より快適な旅をお愉しみ頂けますよ。
マリオット メナ ハウス カイロ | |
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住所 | 6 Pyramids Road Cairo، 12556 Egypt |
アクセス | カイロ国際空港より車で約50分 |
チェックイン/チェックアウト | 15時IN/12時OUT |
駐車場 | 無料駐車場有り |
設備・サービス | Wi-Fi、屋外プール、スパ・ウェルネス、フィットネスセンター、レストラン、ルームサービス等 |
美しいサンゴ礁の海・紅海シャルム・エル・シェイク
エジプトの旅は遺跡ばかりではありません。海と島の旅もすばらしいです。エジプトが世界に誇る美しいサンゴ礁の海こそ紅海なのです。その中心はシナイ半島のシャルム・エル・シェイク(シャルム・イッシェーフ)です。カイロから国内線で空路1時間で行ける他に、イスタンブールなどへの国際線もあります。多くの5つ星ホテルをはじめ、ホテルの数は多く、ヨーロッパからのバカンス客で賑わいます。物価は他のエジプトの街よりも割高ですが、リゾートを楽しむすべてが揃っています。
シャルム・エル・シェイク(シャルム・イッシェーフ)は砂漠の荒涼とした環境の中にあり、リゾートタウンどは縁遠いような風景ですが、海の中は一変。カラフルな熱帯魚とサンゴ礁が続きます。陸の風景と、海の風景がこれほど違うリゾートは他ではありません。
だからこそ、ココでのマストなのがダイビング。ライセンスを持っていないのならスノーケリング。これをしないのなら、行く意味がありません。中でもラス・モハメッドは海の透明度が高く、必見の場所です。
他にも砂漠でのキャメルライドとか、砂漠サファリとベドウィン・ナイトといった砂漠リゾートのようなプログラムもあるので、楽しめます。
シャルム・エル・シェイクとカイロ、ピラミッド8日間または、シャルム・エル・シェイクとエジプト周遊10日間のようなコースがモデルルートとなります。
砂漠の絶景・白砂漠はマストなのだけれど・・・
エジプトのもう1つの魅力が砂漠とオアシスです。ギザのピラミッドから車で約3時間の場所に位置するのがバフレイア・オアシスがその代表です。ナツメヤシの茂るこのオアシスには温泉や鉱泉もあり、旅の疲れを取ることもできます。ここのハイライトは郊外にある砂漠。鳥やマッシュルームの形をした高さ5m前後の石灰岩の巨石が林立する白砂漠、ピラミッド状の黒い山がいくつもある黒砂漠、山全体がクリスタルでできているクリスタルマウンテンなど、他では見られないような砂漠の絶景がここのウリです。できれば、砂漠でキャンプし、サンセットとサンライズを楽しむというのが必須。
コースとしては、白砂漠、黒砂漠とカイロ・ピラミッドをセットにした8日間とか、白砂漠、黒砂漠とルクソール・カイロ・ピラミッドを周遊する8日間が一般的です。
2020年現在、このエリアは外務省の危険度情報2 「不要不休の渡航を止めてください」に該当します。また、エジプト観光協会や現地の警察も砂漠ツアーの中止の通達をしています。砂漠ツアーには許可書が必要で、現在は許可書が出ません。現地で「許可書なしで大丈夫」と言ってくる人には注意してください。違法ですし、トラブルの元になります。
また、最新情報はエジプト専門の旅行会社に聞くようにしてください。
6日間しかなければ、ルクソールとピラミッド
エジプトに行きたい。だけども6日間しかない場合、これは仕方がないので、観光地を削るしか方法はないです。国際線のフライトがIN/OUTするカイロに一番遠いアスワン、アブシンベルをカットし、カイロ、ピラミッド、ルクソールを周遊するのが一番最適でしょう。カイロからルクソール間は旅情あふれる寝台列車を利用するのもいいかもしれません。これでもそこそこ旅は楽しめます。モデルルートは下記のとおり。
日本→機中泊→カイロ→ルクソール1泊→カイロ2泊(ピラミッド観光)→機中泊→日本
ピラミッドではクフ王のピラミッド入場はぜひトライしてください。入場制限があるため、前もって旅行会社に入場券のオーダーが必要ですので注意してください。
もう1つのコースはあえて、一番遠いアブシンベルに行き、ルクソールをカットするという方法もあります。この場合、アブシンベルに泊まるのはマスト。あとはピラミッド、カイロと周遊します。
2カ国以上行きたい場合はトルコとのコンビが一押し
エジプトも行けたいけれど、同時に周辺の国にも行きたい場合はトルコとのコンビネーションをおすすめします。ターキッシュエアラインでエジプトに行く場合、トルコのイスタンブールで乗り換えなので、乗り換えるくらいなら、滞在して観光をしてみようとすると次のような日程になります。
日本→機中泊→カイロ3泊→イスタンブール2泊→機中泊→日本 8日間
また、これにカッパドキアを加え10日間で旅するのも人気があります。いずれにしてもエジプトは3泊くらいしか取れないので、カイロに宿泊し、1日カイロ市内観光、半日ピラミッド・スフィンクス観光 残りフリーという日程となります。
エジプト以外だと、ギリシャ、UAE(ドバイ)なども考えられます。ドバイの場合はエミレーツ航空を利用することになります。モデル日程は下記のようになります。
日本→機中泊→アテネ2泊→カイロ3泊→機中泊→日本 8日間
日本→機中泊→カイロ3泊→ドバイ1泊→機中泊→日本 7日間
また3カ国周遊なら、ギリシャ、トルコとの3カ国周遊がいいかと思います。この場合もターキッシュエアラインを利用すると効率がいいです。
日本→機中泊→アテネ2泊→カイロ3泊→イスタンブール2泊→機中泊→日本 10日間
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