目次
- 1 『イシス神殿』ナイル川に浮かぶ、イシス女神の総本山
- 2 ファルーカでナイル川を優雅にセーリング
- 3 『エジプト大博物館』2024年OPENの新名所
- 4 エジプトといえばギザの3大ピラミッドとスフィンクス
- 5 秘宝が盛りだくさんのエジプト考古学博物館(カイロ)
- 6 実は世界遺産に登録されているカイロのイスラーム地区
- 7 幻想的な景色が広がる白砂漠(カイロ近郊)
- 8 遺跡好きにひそかに人気のハトホル神殿(デンデラ)
- 9 歴代ファラオが眠る王家の谷(ルクソール)
- 10 見応え抜群!ルクソール西岸・東岸の遺跡群
- 11 最近人気のフォトジェニックなヌビア村(アスワン)
- 12 夜のショーも見たい大迫力のアブシンベル神殿
- 13 ダイバーの聖地シャルムエルシェイク
エジプトが世界地図のどこにあるのかご存知でしょうか? アフリカ大陸の北東端、西アジアと接する位置にある国です。
気候的にベストシーズンは1-2月と言われていますが、年間を通して気温が高いので基本は夏の服装で大丈夫です。しかし日差しが強かったり、逆に冷房が強かったりなどがあるので上着とサングラスはお忘れなく。
治安が良くない場所がありますが、観光地のあるエリアの治安は悪くありません。ご心配ならツアーを利用した方が無難でしょう。
入国にはビザが必要ですが、観光で30日以内の滞在なら現地空港でも取得が可能です。
エジプトといったら砂漠にそびえ立つピラミッドをイメージする人が多いのではないでしょうか?でもピラミッドだけじゃないんです。もちろん神秘的な古代遺跡の数々を存分に楽しめるのがエジプト最大の魅力!でも、真っ白な砂漠で絶景に浸ったり、写真映え抜群のカラフルな村に溶け込んでみたり、リゾート地でのダイビングやシーフードを満喫するといった楽しみ方もありますよ。砂漠のイメージが強いですが、紅海と地中海に面しているので海沿いの街に寄ってみるのも有りですね。今回はそんなエジプトのおすすめ観光地スポットをご紹介します。
正式国名 | エジプト・アラブ共和国 Arab Republic of Egypt グムフーリーヤト・ミスル・アル・アラビーヤ |
面積 | 約100万平方キロメートル(日本の約2.7倍) |
人口 | 9,842万人 |
首都 | カイロ |
民族 | 主にアラブ人(その他,少数のヌビア人,アルメニア人,ギリシャ人等) |
言語 | アラビア語,都市部では英語も通用 |
宗教 | イスラム教,キリスト教(コプト派) |
『イシス神殿』ナイル川に浮かぶ、イシス女神の総本山
イシス神殿は、古代エジプト神話に登場する冥界の王『オシリス神』の妻、イシス女神に捧げられた神殿で、紀元前3~4世紀のプトレマイオス朝時代に建設されたものです。
イシス神殿はかつて、ナイルの真珠と言う愛称で親しまれていた、ナイルに浮かぶ美しい小島“フィラエ島”にありましたが、アスワン・ハイ・ダムの建築に伴い、湖に沈む運命に辿ろうとしていました。
そこで、水没の危機から救出するために、ユネスコの協力の元、1972年から1980年にかけて島の遺跡群をフィラエ島から近くのアギルキア島に丸ごと解体移築されたのです。
また、イシス神殿の移築先であるアギルキア島の環境自体も旧フィラエ島にそっくりに似せて造り直し、現在では名前もフィラエ島と改名されています。
イシス神殿にアクセスするには、アスワン市内からタクシーで約10分程度の場所にある船着場でQRコード付きのチケットを購入した後、ボートに乗船する必要があります。
ボートの料金は、島での待機時間込みで1隻当たり200EGの公定料金となっていて、人が集まれば集まるだけ安くなります。
ただし、公定料金が決められていたとしても、それ以上の値段を要求されるケースも少なくありません。
交渉すればある程度値切りすることも可能ですが、自力で行く自信がない方やスムーズに観光を楽しみたい方は、現地ツアーを上手く利用することをおすすめします。
心地良い風を感じながら進むこと約10分。何気なく外の景色を眺めていると、ボートの中からイシス神殿の全体の姿が遂に見えてきました!
イシス神殿の建造者は、世界三大美女の一人として有名なクレオパトラの父親である『プトレマイオス12世』。そんな関係もあり、クレオパトラは度々この神殿を訪れていたという伝説が残っているようです。
第一塔門右のレリーフには、左からイシス女神・セト神・ハトホル神の姿が描かれています。
オシリス神との間に、ハヤブサの頭部を持つ天空と太陽の神ホルスを生んだイシスは、魔法・豊饒・母性・癒し・再生を司る女神で、古代エジプトにおいて最も広く信仰されてきました。
その外見は時代によって異なりますが、こちらのレリーフに描かれているイシス女神は、頭の上に牛の角と太陽の円盤を載せている姿が特徴的です。
いよいよ本殿の中へ入ると、高い壁面いっぱいに掘りめぐらされたレリーフに目を奪われます!
壁面装飾を通じて、古代エジプトの多彩な神々の姿を拝見することができますが、中心となるのはやはりイシス女神の物語。
赤ん坊のホルス神に乳を飲ませていたり、イシス女神が翼を広げてオシリスを守っている様子など母、そして妻としての愛情と威厳に満ちた世界が美しく描かれており、じっと見つめているとその時代にタイムスリップしたかのような幻想に引き込まれます。
壁面の装飾の意味は、ガイドさんに尋ねるのが一番ですが、事前に神々の特徴やヒエログリフの文字を予習しておくと意味が読み取れて、より一層楽しく見学することができますよ♪
イシス女神はエジプト国内に限らず、ローマのほぼ全域でも崇敬されていた偉大なる存在。
そのことを表すかのように、島内にはローマ皇帝が捧げた建造物が連なっていたりと、エジプトとローマのエレメントが溶け合った、他の神殿とはまた違う趣きを感じることができます。
上の写真はトラヤヌス帝のキオスク。イシス女神のために造られた休憩所で、この奥に進むとナイル川の絶景が広がっています。
イシス神殿の壁面装飾やキオスクなどの建造物は、エジプトの遺跡の中でも比較的保存状態が良好で、中でも本殿は奥に進めば進むほど、レリーフやヒエログリフがはっきりと残されていてとても綺麗です。
そしてもう1つの魅力としては、イシス神殿は同じアスワンエリアに位置するアブ・シンベル神殿よりも観光客が少なく、商人による勧誘なども控えめで、静かな空間の中で古代エジプトの神秘に包み込まれながら、ゆっくりと見学や撮影を楽しむことができます。
ただし、イシス神殿はナイル川に浮かんでいるため、先述した通りボートによる移動が欠かせません。
特に少人数で利用する場合、予想以上に費用がかさんでしまう可能性も考えられます。
乗船料金の交渉や言語について不安がある方は、ファイブスタークラブでも添乗員同行ツアーやお客様のご要望に沿ったカスタマイズプランをご用意しておりますので、お気軽にご相談下さい。
入場料金 | 300EGP(約1,400円) |
営業時間 | 【月曜~日曜】7:00~16:00 |
住所 | Island of Agilika, Aswan, Egypt |
アクセス | アスワン市内より車で約10分の場所にある船乗り場からボートに乗船後、約10分 |
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ファルーカでナイル川を優雅にセーリング
遺跡観光でアクティブに動き回った後は、のんびりゆらゆらと風にまかせてファルーカ体験を楽しんでみませんか?
ファルーカとは、エンジンを使わずに帆の操作だけで滑らかに川を進む伝統的な木造の帆船で、古代エジプト時代では石材を運搬するために使用されていたそうです。
また、古くから現地の人々の生活を支えてきたファルーカは現在、アスワン観光の目玉となっており、街中を歩いていれば『ファルーカに乗らないか?』と必ず声を掛けられるほど大人気のアクティビティの1つです。
アスワン近郊はナイル川の水が澄んでいて、ファルーカにぴったりのエリア。島の近くに着いたら、更に小さなボートに乗り換える必要がありますが、先程ご紹介したイシス神殿があるフィラエ島へ向かうコースなども用意されています。
一度で二度楽しめるので、効率良くエジプト旅行を堪能したい方はそのような旅行プランなども検討してみると良いでしょう。
ファルーカはモーターボートと違い、動力は風と水だけなのでとても静か!街の喧騒からも遠く、流れる景色と川面の爽やかな風に癒されながら、バカンス気分に浸ることができます。
広さとしては、8人乗り位のスペースが確保されている他、テーブルや湯沸し器も揃っているので美味しい紅茶やお菓子を嗜みながら快適に過ごすことができますよ。
また、ファルーカの中では現地の人による民族演奏も見どころの1つ。軽快なリズムに合わせて手拍子をしたり、ダンスを楽しんだりと異国情緒満載な空間となっています。
道中では、ファルーカに乗っていなければなかなかお目にかかれない遺跡も多いそうで、自由気ままに下船してそれらを間近で眺められる点も魅力的です。
エジプトに訪れたら、一度は体験して頂きたいアクティビティです。
『エジプト大博物館』2024年OPENの新名所
全世界が待望!ツタンカーメン王のコレクションをはじめ、歴代ファラオの至宝など10万点以上の収蔵品を誇る、エジプト博物館が2024年3月より遂にグランドオープンします。
当初は2020年に全館オープン予定となっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で度重なる延期を経て、ようやくそのベールが剥がされる時がやって来ました。
大エジプト大博物館の入場料は、日本円で約6,000円程度。
こちらの巨大なオベリスクがエジプト大博物館の目印で、かの有名な3大ピラミッドからもアクセスが便利な立地にあります。
ご存じの方も多いかもしれませんが、実は大エジプト博物館は日本人と非常に関わりの深い施設!
建築するにあたり、日本のJICA(国際協力機構)を通じて約840億円の円借款による包括的支援を実施した他、各コレクションの修復作業は日本人と現地の専門家がそれぞれの国の知識や技術を共有しながら、合同で行なわれたそうです。
しかも、最古の紙と言われている”パピルス”の修復には和紙の技術が導入されているんだとか。
世界中の人々が待ち侘びていたプロジェクトだからこそ、和の伝統文化が織り混ざった上で、このように壮大なミュージアムを形にできたことは、日本人として大変誇らしいものですね。
大エジプト博物館の中に入ると、まず最初に飛び込んでくるのはラムセス二世の巨像。
メンフィス博物館でも建物内に横たわる、全長15メートルのラムセス二世の巨像が安置されていますが、こちらの巨像はまっすぐ立てられた状態で展示されているため、更に迫力満点!
横並びで撮影すると…まるで天然のトリックアートのよう!
単体でカメラに収めるよりも、いかにラムセス二世の巨像が大きいかがわかります。
大エジプト博物館の”顔”とも言える重要な展示物ですので、思い出づくりの1つとして、是非ツーショットで撮影してみて下さいね。
大エジプト博物館の内部の壁は、ヒエログリフが刻まれた黒の石碑で構築されており、その美しさと精巧さに息を呑むほど。
どこを見渡しても素晴らしく、時空を超えて当時の人々のエネルギーを感じることができます。
ちなみに、ツタンカーメンの墓から発見された宝物の中で最も有名な『黄金のマスク』はまだ今のところ、カイロの考古学博物館内に収蔵されていますが、いずれは棺と一緒に大エジプト博物館へ移動する予定とのことです。
その他、大エジプト博物館では最新の技術を取り入れた、目にも華やかな映像ショーなども
鑑賞することができます。
こちらの映像ショーやラムセス二世の巨像は撮影可能ですが、撮影禁止ゾーンの展示物等もあるようなので、来館の際はその点に十分注意しましょう。
今世界で最も注目を集めているミュージアム、大エジプト博物館で至高のアート体験をお楽しみください。
入場料金 | 200EGP(6,000円) |
営業時間 | 【月曜~日曜】9:00~18:00 |
住所 | Kafr Nassar, Al Haram, Giza 3513204 Egypt |
アクセス | カイロ国際空港より車で約40分 |
エジプトといえばギザの3大ピラミッドとスフィンクス
エジプトの代名詞とも言えるピラミッドはエジプト全土に100以上も残っています。最も有名なのがギザの3大ピラミッドですね。クフ王、カフラー王、メンカウラー王が建てた3つのピラミッドで、その手前にお馴染みのスフィンクスが座っています。最も大きいクフ王のピラミッドには約2.5トンもの巨大な石灰岩が280万個近く使われ、建造当時の高さは146.94mだったと言われています。
でも、実際に見てみるとカフラー王のピラミッドの方が大きく見えることが多いんです。実は、カフラー王のピラミッドは少し高台に建っているので、ピラミッド自体はクフ王のものより低くても、トータルすると最も高いように見えるのです。見る角度やピラミッドとの距離によっても違って見えるので、実際にあちこちから見て比べてみると面白いですよ。
入場料金 | エリア入場料 160ポンド(約1,100円 クフ王のピラミッド内部 360ポンド(約2,500円) カフラー王のピラミッド内部 100ポンド(約700円) メンカウラー王のピラミッド内部 100ポンド(約700円) |
営業時間 | 8:00~16:00(クフ王のピラミッド内は12~13時はCLOSE) |
アクセス | カイロ中心部から車で約1時間 |
住所 | Al Haram, Giza Governorate,Ezypt |
秘宝が盛りだくさんのエジプト考古学博物館(カイロ)
カイロにあるエジプト考古学博物館もエジプト観光の定番です。あの有名なツタンカーメンの黄金のマスクも展示されていますよ。黄金の玉座も人気で、背もたれに描かれたツタンカーメンと王妃の様子は、お土産のモチーフにもよく使われています。エジプトの王はみんな同じような顔で描かれていますが、写実的なアマルナ美術の時代のアクエンアテン王の巨像は、面長のお顔に造られています。実はおなかもちょっとだけぽっちゃりしているので、注目してみてくださいね。
膨大な出土品が並ぶ考古学博物館ですが、ギザのピラミッド近くに新たにできる大エジプト博物館に展示品を少しずつ移しているそうです。オープンは何度か延期されて、今のところ2021年の予定。雑多な雰囲気の博物館もエジプトらしいですが、新しい博物館のオープンも待ち遠しいですね。
入場料金 | 160ポンド、ミイラ室180ポンド |
営業時間 | 9:00~17:00 |
アクセス | 地下鉄サダト(Sadat)駅から約200m |
住所 | Tahrir Square, Downtown, Cairo , Egypt |
実は世界遺産に登録されているカイロのイスラーム地区
エジプトには世界遺産が7つありますが、その1つにイスラーム地区が含まれています。多くの観光客が訪れるのがお土産選びにぴったりのハンハリーリ(ハーン・ハリーリ)バザールです。すぐそばのアズハルモスクではコーランを読んだり、ゴロゴロしたりするムスリムの姿も。現地の日常の風景を垣間見ることができますね。
イスラーム地区は歩いて回れますが、結構広くて見所がたくさんあります。ハンハリーリから北へ向かうムイッズ通りには、スルタン・カラウィーン・マドラサなどのマムルーク朝時代の建築物が残っています。夜のライトアップも雰囲気が良くておすすめですよ。また、南方には有名なムハンマド・アリ・モスク(モハメド・アリ・モスク)があります。モスクの中に入ると、まばゆいほどのランプや豪華なシャンデリアに圧倒されますよ。
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幻想的な景色が広がる白砂漠(カイロ近郊)
エジプトの約3分の2は砂漠地帯です。その中に、皆さんがイメージする砂漠とは違った砂漠があるのをご存じですか?カイロ南西のバハレイヤオアシスのさらに奥に、一面に白い砂とキノコのような不思議な形の岩が広がる白砂漠があります。大昔ここが海だった頃に石灰石が堆積し、それが地表に出てきて長年雨風にあたり、この幻想的な景色が出来上がったと考えられています。
この白砂漠はエジプト初の国立公園にも指定されています。しかも不思議な景色と満点の星空を独り占めできる最高のキャンプスポットでもあります。また、近くには砂が黒っぽい黒砂漠もあるんです。しかし、2020年現在このエリアは現地警察によって観光が禁止されています。解禁されたら、白砂漠にも黒砂漠にも一度は行ってみたいですね。
遺跡好きにひそかに人気のハトホル神殿(デンデラ)
数ある神殿の中でも最も保存状態が良いと言われているのがデンデラにあるハトホル神殿です。クレオパトラとカエサルの美しいレリーフが有名です。このレリーフには小さく息子のプトレマイオス16世(カエサリオン)も描かれていますよ。内部は壁から天井までぎっしりとレリーフが刻まれていて、見上げていると首が痛くなるほど。
大列柱室の柱の上部にはハトホル神の顔が綺麗に残っています。他にも天の神ヌート神や魔除けのウジャトの眼、天体図など色々なレリーフが見られますよ。この時代にはあり得ないですが、電球のような謎の物体のレリーフもあり、これはオーパーツとも言われています。ルクソールから車で1時間ほどの場所にあり、アクセスがあまり良くないのが難点ですが、エジプトの遺跡の中でもかなり見応えがあるのでチャンスがあれば是非。
入場料金 | ハトホル神殿 |
営業時間 | 6:30~17:00 |
アクセス | ルクソールから車で約1時間半 |
住所 | Qena, Egypt |
歴代ファラオが眠る王家の谷(ルクソール)
ルクソールにある王家の谷には歴代ファラオの墓が隠されています。新王国時代のファラオたちは王家の谷の地下に穴を掘ってお墓を作り、その中に埋葬品も一緒に隠しました。60基以上の墓が発見されていますが、公開されているのはその一部です。一見何もない砂漠に、実はいくつもの王の墓が眠っているなんて、古代のロマンが詰まっていますね。
ほとんどのお墓は盗掘に遭い埋葬品は持ち去られてしまいましたが、盗掘を免れた一つがツタンカーメンの墓です。最近でも修復作業や、隠し部屋があると話題になるなど注目を集めています。このツタンカーメンの墓も状態が良ければ入れますよ。また、近くには王妃の谷や、建設に携わった労働者の居住区デール・エル・メディナもあります。労働者の墓は壁画も綺麗に残っているのでこちらも立ち寄りたいですね。
入場料金 | 240ポンド(3つの墓で1枚、ただしツタンカーメン、セティ1世、ラムセス6世の墓は除く) |
営業時間 | 6:00~17:00 |
アクセス | ルクソールのナイル川フェリー乗り場から車で約15分、レンタサイクルで約45分 |
見応え抜群!ルクソール西岸・東岸の遺跡群
かつては首都テーベと呼ばれたルクソールには数多くの遺跡が残っています。太陽がナイル川に沈む様子を見て、古代エジプト人は西岸はあの世、東岸をこの世と考えました。そのため、西岸には墓である王家の谷が作られました。東岸の街中にはルクソール神殿があり、スフィンクスがずらっと並ぶ参道が印象的です。ここにあったオベリスクは持ち出されて、今はパリのコンコルド広場に建っていますよ。
ルクソール神殿の参道は古代にはカルナック神殿まで続いていたと言われ、カルナック神殿の入り口にもスフィンクスが並んでいます。このスフィンクス参道は、2021年12月に修復が完了しました。カルナック神殿はかなり大きな神殿で、後に最高神アメン・ラーとなるアメン神を祀るアメン大神殿はエジプト最大規模と言われています。夜には音と光のショーが開催されるので、ぜひ昼と夜両方とも訪れることをおすすめします。
入場料金 | 160ポンド |
営業時間 | 6:00~21:00 |
アクセス | ルクソールの町すぐ |
入場料金 | 200ポンド、ムート神殿50ポンド |
営業時間 | 6:00~17:00 |
アクセス | ルクソールからバス |
最近人気のフォトジェニックなヌビア村(アスワン)
エジプト南部の街アスワン。ここはエジプトではあるものの、ヌビア人のアイデンティティを持つ人々が暮らしています。ここにあるフォトジェニックなヌビア村が最近注目を集めています。青を中心にパステルカラーの家が並び、色鮮やかな模様やイラストがあちこちに描かれていて、とても賑やかな雰囲気ですよ。
さらに気になるのはあちこちの家の入り口のワニ!もちろん生きたワニではなく、剥製が魔除けとして飾られているのです。中には本物のワニを飼っているおうちもありますよ。触らせてくれることもあるので、小さいワニなら挑戦してみるのもスリリングな旅の思い出になりそう。写真を撮りに訪れる人も多く、ほかの街とは違った独特の雰囲気を楽しめます。白い帆のヨット、ファルーカに乗ってのんびりとナイル川を漂ってみるのもおすすめ。
入場料金 | 無料 |
アクセス | アスワン鉄道駅から徒歩7分のボート乗り場から、モーターボートで往復約1時間半、又はファルーカで往復約2時間 |
住所 | Nubian Village, Nag’ Gharb siheil, Aswan, Egypt |
夜のショーも見たい大迫力のアブシンベル神殿
ピラミッドと並ぶエジプトの観光の目玉がアブシンベル神殿です。ラムセス2世像の並ぶ神殿正面も迫力がありますが、内部も列柱室やレリーフが残っていて見応えがありますよ。隣にはラムセス2世の愛妻ネフェルタリの小神殿が寄り添うように建っています。夜には音と光のショーが開催され、プロジェクターでライトアップされます。宿泊して夜も満喫したいですね。
また、年に2回、ラムセスデイと呼ばれる特別な日があります。この日は夜が明けると太陽の光が神殿の奥へまっすぐに差し込み、最奥部の至聖所の神の像を照らします。ラムセス2世の即位日と誕生日にあわせて、この奇跡と呼ばれる現象が起きるように計算して作られているんです。当時の天文技術の高さにも驚かされますね。
入場料金 | 255ポンド |
営業時間 | 5:00~17:00 |
アクセス | アブ シンベル空港から神殿行バスで10分 |
ダイバーの聖地シャルムエルシェイク
砂漠のイメージが強いエジプトですが、紅海に面しているので、ヨーロッパではバカンスに最適なリゾート地としても知られています。美しい海に憧れて、世界中からダイバーも訪れます。シャルムエルシェイク(シャルム・イッシェーフ)の海にはダイビングスポットがたくさん点在していて、ティラン海峡やラスモハメッド国立公園にも行くことができます。初心者でも楽しみやすい近場のポイントもあります。
シャルムエルシェイクの海では色鮮やかな珊瑚や熱帯魚に、ナポレオンフィッシュやマンタ、ジンベエザメやイルカなど様々な魚が見られると言われています。日本人スタッフのいるダイビングショップもあるので安心ですね。透明度抜群の紅海にダイビングを楽しみに行くのはいかがですか?
ファイブスタークラブのスタッフは定期的な現地視察を行っているため、一般的なツアーでは見つからないような組み合わせやこだわりの旅行もプランニングを得意としています♪
コロナ明けの旅行は試しにファイブスタークラブに相談してみては?
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