目次
アーユルヴェーダで心と体を整え、トロピカルなプールや高級リゾートでゆったりと過ごせる国、スリランカ。

シギリアロックにて
雑貨ショッピング、紅茶畑や工場見学、占星術など「女子旅」にぴったりの体験も豊富に揃い、遺跡や大自然だけにとどまらない楽しみ方が満載です。
旅先として定番化しつつあるスリランカですが、今回はラグジュアリーなホテルステイから大自然の中のサファリ体験、そして紅茶鉄道での旅まで、“欲張りに楽しむ”旅のヒントを、100コース以上のツアーを生み出してきたスリランカ・マイスターの久保井と、世界40カ国を旅し最近はアジアにどっぷりハマっている海保、2人の視点からご紹介致します。
きっと、「次に行きたい国」の筆頭に挙がる旅先になるはずです!
| 国名 | スリランカ |
| 首都 | スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ |
| 言語 | シンハラ語、タミル語、英語 |
| 宗教 | 仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教 |
| 時差 | 日本との時差は-3.5時間(日本が正午のとき、スリランカは8:30) |
| 通貨 | スリランカルピー(LKR) |

スリランカでジェフェリー・バワのホテルに泊まりたい

トロピカルな雰囲気溢れるおしゃれなプール!
あまり知られていませんが、スリランカには世界的にもレベルの高いラグジュアリーホテルが揃っています。今や高級リゾートでよく見られるインフィニティ・プールも、スリランカの建築家、ジェフェリー・バワが生み出しました。トロピカル建築のカリスマとも呼ばれるバワホテルは“世界のリゾートの原点”とも呼ばれ、彼の建築したホテルに泊まりたいがためにスリランカを訪れる人も世界中にいるほど。バワホテルの中でもリゾート感満載の素敵なホテルをご紹介します。

開放感溢れる館内 もちろん、スパ施設も充実しています
それは、天才建築家バワが手掛けた最後のリゾートとして有名な、「ザ・ブルー・ウォーター」。ロビーを水が流れ、その水はそのままプールへと繋がり、その視線はキラキラと光るインド洋の海へと繋がります。ブルーウォーターの名の通り、水がモチーフとなっているのです。バワの建築は仕切りを作らず、開放的な空間を演出することが特徴ですが、海の風が水面を通り開放的なロビーへと自然の涼を運ぶ設計となっているのです。南国らしいヤシの木と、おしゃれで洗練されたホテルはSNS映え間違いなしです。
| エリア | ワドゥワ |
| 住所 | Thalpitiya Bridge, Wadduwa 12560 |
| 公式サイト | https://www.bluewatersrilanka.com/ |
スリランカのおすすめツアー



究極のデトックス!本格的なアーユルヴェーダに挑戦

ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ
今や日本にもサロンがあり、人気が高まってきているアーユルヴェーダは、スリランカや南インド発祥と言われています。スリランカでは、専門医師による診察の上で、個々に合った食事、運動、トリートメントを組み合わせて施術を受けることができます。そう、アーユルヴェーダは実はれっきとした医学なのです。数日間かけて体から毒素を抜くことが理想とされますが、忙しい日本人、なかなかアーユルヴェーダ施設に何泊もするのは難しい…という人も多いはず。そんな忙しい方にも、じっくり治療を受けてみたい方にもお勧めなのが、「アーユルヴェーダ・パビリオンズ」です。

客室の一例 天蓋付きのベッドも素敵です
アーユルヴェーダ・パビリオンズは、スリランカの高級リゾートグループ、「ジェットウィング」が手掛ける本格的なアーユルヴェーダ専門施設で、全36室しかない、まさに隠れ家リゾート。日本の有名女性誌でも取り上げられています。問診と脈診で体調の不調を読み取れるという、「ドクターCTスキャン」の異名を持つ名医がいる事でも有名です。長期滞在のみ、滞在中の外出不可というストイックな施設もある中、短期間で観光も楽しみたいというお客様にも柔軟に対応してくれます。また、ヨガ・瞑想・クッキングレッスンなどのアクティビティも充実していて、滞在を最大限楽しめるのも高ポイントですね。
| エリア | ニゴンボ |
| 住所 | Porutota Road, Ethukale, Negombo |
| 公式サイト | https://www.jetwinghotels.com/jetwingayurvedapavilions/ |
「占い大国スリランカ」の占星術を体験

詳細なデータをもとに、ドキドキの占星術スタートです
女子って占い好きですよね!実はスリランカ人と占い(占星術)は切っても切れない関係です。子供が生まれれば占星術師にその子の運命や性質などをみてもらい、就職や結婚といった人生の岐路においても占いに行く人が大半です。また国の祝賀イベントや政治、経済といった場面でも占星術が用いられるというから驚きです。つまり、スリランカ人にとっての占星術とは、信じる・信じないのレベルではなく、生活に深く根付いた、とても大切な文化そのものなのです。そんな占い大国スリランカで、占星術に挑戦してみましょう!

先生と一緒に記念撮影☆
占星術に必要なものは、①名前、②生年月日、③生まれた場所、④生まれた時間 です。こういった基本情報に加え、生まれたときの星の位置、現在の天文学、手相など古来から伝わる計算方法で、驚くほど具体的な運勢を導き出してくれるのです。過去の運勢をみてもらっても、よく当たっていてびっくりします!また、占星術に基づき、その人に合ったパワーストーンを持つ事もスリランカ人にとって大切な文化の一つ。宝石の島とも呼ばれるスリランカでは、日本で買うよりも安く宝石が購入できます。先生が教えてくれるパワーストーンを現地で購入すれば運気もパワーアップしてくれる気がします。
オシャレ雑貨に紅茶 買い物も楽しめるスリランカ

ポップでカラフルな商品がメインの、ベアフット
ショッピングはやはり、女子旅に欠かせないエッセンスです。旅行に行く前にネットでお土産を探してテンションを上げる!という人も多いのでは?スリランカでは財布のヒモも緩みっぱなしになること間違いなし!お勧めのお土産やショッピングエリアをご紹介します。お土産を買うなら、なんといっても大都市コロンボです。近年おしゃれショップ急増中で、なかでも「オデール」「パラダイスロード」「ベアフット」「ダッチホスピタル」といったショップでは、スリランカのイメージとはかけ離れた(失礼)ハイセンスなお土産が見つかります。スリランカ文字である、シンハラ語が書かれたお皿や、象の描かれた小物、バティック製品、ポーチ、クッションカバー・・・と見ているだけでワクワクしてしまいます。
| エリア | コロンボ・ダッチホスピタル店 |
| 住所 | Hospital St, Colombo 00100 |
| 営業時間 | 10:00~22:00 |
| 定休日 | 無し |
| 公式サイト | https://barefootceylon.com/ |

スリランカに来たら紅茶を買わずには帰れません!
スリランカは紅茶も名産です。有名な紅茶ブランド「ディルマ」はコロンボにオシャレなティーラウンジがあり、素敵なカフェタイムを楽しめるのでお勧め。テイスト別に色付けされた紅茶の缶がズラーッと並び、思わず全色揃えたくなってしまいます。また地方都市のキャンディ郊外には、日本の陶器ブランド「ノリタケ」の工場があります。アウトレット価格で買えるとあって、わざわざここを訪れる人も多くいるそうです。スリランカから帰国する時にはきっと、スーツケースがお土産でパンッパンになっていることでしょう♪
| エリア | コロンボ |
| 住所 | Dutch Square Block B,62/2, Chatham Street, Colombo 1 |
| 営業時間 | 08:30~19:00 |
| 定休日 | 無し |
| 公式サイト | https://www.dilmaht-lounge.com/sri-lanka/ |
| カフェ予算 | 一人10$~ |
スリランカのおすすめツアー



絵葉書のような街並みにうっとり 港町ゴール散策

コロニアルな街並みが広がる世界遺産の町、ゴール
城壁に囲まれたゴールの町に一歩足を踏み入れると、他の都市とは一味違った雰囲気を感じるはずです。ゴールの歴史は古く、東方貿易の拠点として栄えた時代から始まり、16世紀末にポルトガルの植民地となって以来、オランダやイギリスからの入植を繰り返してきました。故にコロニアルな街並みに新鮮な異国情緒を感じるのです。仏教遺跡の多いスリランカの中で、仏教寺院ではなくモスクや教会が多いことも特徴で、白亜のオランダ教会はこの町のシンボルともなっています。

小さくて可愛い町ゴール スリーウィラーがあちこちに
ヨーロッパ建築と南アジア独特の伝統文化が融合した町並みは、どこを切りとっても絵になる事間違い無し!ハイセンスな雑貨屋さんやおしゃれカフェも多く、女子が街ブラするにはもってこいの町なんです。2時間もあれば街全体を見て周れるコンパクトさですが、ゆっくりお茶を飲んだり、城壁の上から青く輝くインド洋を眺めたりと、のんびり過ごすことをオススメします。
スリランカの2大名物 セイロンティーとカレーを楽しむ

絶景かな♪ 緑が一面に広がる茶畑でお茶摘み体験
旅行に行ったら、そこでしかできない体験をしてみたい!そんなアクティブ系女子も多いはず。スリランカと言えばセイロンティーで有名ですが、セイロンティーの故郷ヌワラエリアでは茶摘みの体験ができるんです。一面に広がる美しい茶畑はため息ものです。美しい景色の中、現地の人に混ざっての茶摘み体験はきっと一生の経験になることでしょう。茶摘み体験の後は工場見学もさせてもらえます。そして最後に、最高級の老舗ホテル「THE GRAND HOTEL」でアフタヌーンティーを楽しめば、あなたもきっと紅茶マスターです。

スリランカと言えばやっぱりカレー!食べずには帰れない
カレーと言えばお隣の国、インドのイメージが強いですがスリランカもカレーが国民食。やっぱり日本のカレーとは一風異なります。お米を中心にパパダンと呼ばれるスナックのような揚げ物や、野菜のカレー、豆のカレー、魚のカレーと様々な種類のカレーが小鉢に乗って提供されます。緑の葉っぱはバナナの葉です。本場ではバナナの葉にのっけて提供されるんですね♪見た目にも華やかで、味も絶品のスリランカカレーに是非挑戦してみてください!
| エリア | ヌワラエリア |
| 住所 | No. 05 Grand Hotel Road Nuwara Eliya 22200 |
| 公式サイト | https://thegrandhotelnuwaraeliya.com/ |
ヌワラエリア~エッラ 紅茶鉄道の旅

緑に包まれてゆく、癒しの鉄道時間
スリランカの「紅茶鉄道」は、イギリス植民地時代の1864年に、山岳地帯の茶畑やコーヒー畑で生産された農産物をコロンボ港へ輸送するために敷設された鉄道が起源です。当初はコーヒー、後に紅茶の輸送に使われ、景色の良い高原を走ることから観光客にも大人気となりました。1864年のコロンボ~アンベプッサ間開通を皮切りに、キャンディ、ナワラピティヤ、ナヌオヤ、バンダラウェラ、バドゥッラへと段階的に延伸され、1924年にバドゥッラまで全線開通しました。路線図を見ているだけで歴史とロマンを感じます。
途中のHaputale駅でもたくさん人が降ります
ヌワラエリアから紅茶鉄道の最寄り駅「ナヌオヤ」へは車で20分程。欧米人がスリランカで最も好む、高原都市のエッラに向かいます。午後12:40発予定が、結局30分遅れで出発。しばらく標高1,800m程の区間が続くので、外の空気はかなりひんやり。霧も濃く、隣に座っていたイギリス紳士は「日本の高野山みたいだね」と言っておりました。徐々に霧も晴れ、外の景色は光を浴びた紅茶畑が延々と広がり、小さな村や家々がぽつぽつ顔を出し「おお、スリランカだ~」と思わずつぶやきたくなります。外の空気もどんどん気温が上がっていって、徐々に標高が下がっているのが体感で分かります。約3時間かけて、エッラに到着。夕方と言うのにエッラは日差しが凄まじく、一気にヌワラエリアの寒さが懐かしくなりました。次回は是非、キャンディからヌワラエリアの区間に乗ってみたい!
| 施設名 | 紅茶鉄道 |
| 公式サイト | https://seatreservation.railway.gov.lk/mtktwebslr/ |
| 運行区間 | https://maps.app.goo.gl/8vwym6bbRnBFPptn8 |
ミンネリヤ国立公園でジープサファリ

バッファロー<ミンネリア>
スリランカ中央部、乾いた大地にぽっかりと広がるミンネリヤ国立公園。ここは、まるで「ゾウたちの社交場」。乾季になると、周囲の森から数百頭ものアジアゾウが水を求めて集まります。なかでも7~9月頃、雨季の終わりには「エレファント・ギャザリング」と呼ばれる光景が見られ、100頭を超えるゾウたちが湖のまわりに集まることも!小さな子ゾウが母親の足元を離れずによちよち歩く様子は、見ているだけで笑顔になってしまいます。

夕陽に染まる草原で、ゾウと出会う瞬間
ドライバーのお兄さんの巧みなハンドルさばきでジープは草原の奥へ。赤土の道をガタガタ揺られながら進むと、遠くの水辺に灰色の大きな影??ゾウの群れが見えてきます。ジープを止めてエンジンが静まると、鳥の声、草をちぎる音、そしてゾウの低い息づかいだけが辺りに響き、ただただ自然と向き合う時間を味わうことができます。自然やゾウに敬意を払い、静かに見守りましょう。
スリランカには複数の国立公園のサファリがありますが、ミンネリヤは世界遺産のシギリヤ・ロック、ポロンナルワやダンブッラからも訪れやすい立地の為、定番の観光コースに組み込みやすい、おすすめのサファリです。
| 施設名 | ミンネリア国立公園 Minneriya National Park Sri Lanka |
| 入力不可 | ミンネリア |
| TEL | ’+94 113 671 490 |
| 公式サイト | https://minneriyanationalparksrilanka.com/ |
エレファント・トランジット・ホーム(ETH)
かわいい子ゾウたちに会いに行こう!
スリランカ南部、ウダワラウェ国立公園内に位置する「エレファント・トランジット・ホーム(ETH)」は、孤児となった象の赤ちゃんたちや怪我をした象を保護し、野生復帰を目指す施設です。1995年に設立されて以来、200頭以上の象がここで育ち、5歳を迎える頃には自然の中へと帰されていきました。ゾウの保護施設と言うとピンナワラの象の孤児院が有名ですが、ピンナワラが終身飼育であるのに対し、ETHはやがて野生に戻すことを目的にケアされています。

ミルクを飲むのは1~5歳までの赤ちゃんゾウだけ
赤ちゃんゾウたちには3時間おきにミルクタイムがあるのですが、その愛らしい仕草や、空腹を訴える鳴き声は、訪れる人々の心をつかんで離しません。観光客向けに写真撮影が中心のピンナワラの象の孤児院とは違い、ETHは「野生復帰の準備」という目的があるため、スリランカの自然と動物保護への理解を深めるべく静かで学びの多い体験に。
観光客は1日3回の餌やりタイム(10:30、14:30、18:30)に合わせてのみ、入場することができます。それ以外の時間帯は観光客の入場は受け入れていない為、最新のスケジュールを確認した上で訪問計画を立てましょう。
| 施設名 | エレファント・トランジット・ホーム(ETH) |
| 入力不可 | ウダワラエ |
| 住所 | CRG8+MJF, C.P.D De Silva Rd, B427, Udawalawa, スリランカ |
| TEL | +94472232147 |
| 公式サイト | https://www.udawalawesafarifun.com/2020/04/udawalawe-elephants-transit-home.html |

心と体が満たされる楽園、スリランカへ!
午後の光に包まれるナインアーチブリッジ
インド洋に浮かぶ小さな島、スリランカ。エキゾチックなのにどこか穏やかで、ひとり旅、女子旅、子連れ旅、どんなタイプの旅にもぴったりな癒しの楽園です。世界遺産シギリヤ・ロックでは、頂上から広がる絶景に感動。紅茶の里ヌワラエリヤでは、霧の中に広がるグリーンの茶畑と英国風の街並みに、まるで絵本の世界に迷い込んだ気分に。野生のゾウに出会えるサファリや、海辺で過ごすゆったりリゾートステイ、スパイスの香りがふわっと漂う本場のカレー、etc…,五感をくすぐる体験がいっぱい!アーユルヴェーダのオイルトリートメントで心も体もリセットすれば、旅の疲れどころか日常のストレスまで吹き飛びます。
シギリヤビレッジから望む、シギリヤロック
ジェフリーバワの建築はどのホテルも一見の価値あり、おしゃれなカフェや紅茶専門店も増えていて、SNS映えもばっちり。どこを切り取ってもフォトジェニック、そして何よりローカルの人たちの笑顔と優しさに心温かくなることでしょう。歴史・自然・癒し・グルメがぎゅっと詰まったスリランカは、今、注目度急上昇中のごほうび旅先であり、世界中の旅人を惹きつけています。次の休みは、ちょっと遠くの楽園で、自分をととのえる旅に出かけてみませんか?
スリランカのおすすめツアー







