
ヒワを散策
最近SNSでもよく見かけるようになったウズベキスタン。ブルーのタイルの美しさが度々話題になりますよね。そんなプチブームが来ているウズベキスタンですが、実は旅好き女子もうっとりするような可愛い雑貨がこれでもかと揃う国なんです!
この記事では伝統工芸品をはじめ、ばらまきや職場土産にもぴったりなウズベキスタンのお土産を紹介していきます。ぜひお土産選びの参考にしてみてくださいね。
スザニ

カラフルな模様が魅力的なスザニ
ウズベキスタン土産の代表格とも言えるスザニ。元々は嫁入り道具としてつくられていた伝統的な刺繍で、壁掛けのほかにバッグやクッションカバーなどに加工されたものがよく売られています。

ユニークな形のクッションカバーも
カラフルで繊細な刺繍はなんと一つ一つ手作業!柄は地域ごとにモチーフが異なり、たとえば定番のザクロ模様であれば「豊穣」や「繁栄」、チューリップなど花の模様には「美しさ」や「生命力」といった意味があるのだとか。
つい最初に出会ったお店で「かわいい!」と衝動的に買ってしまいがちですが、土産物店をはじめ、バザールでも買えるような定番商品なので、ぜひ吟味してお気に入りのデザインを探してみてくださいね。




アトラス/アドラス

カラフルで見ているだけでも楽しい
スザニと同じくらい目にするのが「アトラス」や「アドラス」と呼ばれる織物。「アトラス」はシルク100%でつくられているのに対し、「アドラス」はシルクとコットンの混合生地です。軽い柔らかな生地は、ザクロの皮や玉ねぎの皮など天然成分で染め上げられたカラフルなものが目立ちます。

おしゃれなお土産物屋さん
こちらもバッグやスカーフなどさまざまなアイテムに加工されていて、現地の女性もファッションに取り入れているようです。
モスクに入る時、女性は頭にスカーフをまく必要があるので、せっかくだったらかわいいデザインのものを購入して、観光の際に早速活用してみるのもいいですね。
陶器

ウズベキスタン土産の定番・陶器
ウズベキスタンの伝統工芸品である陶器も定番土産の一つです。スザニと同様に一つ一つが職人の手作業によってつくられているため、その絵柄が細かくなればなるほどに高価になります。

こういう柄が細かいもののほうがお値段もお高め
色鮮やかな鳥や花、幾何学模様が描かれた陶器は、インテリアとしても実用性のある食器としても楽しめます。何より、滞在中何度も感動したあの青いタイルの美しさを、日本に帰ってからも陶器を通していつでも思い出せるというのがいいですよね。軽くて持ち運びもしやすいので、家族や友人へのギフトにも最適です。



ヒワの帽子「チュグルマ」

モフモフの帽子は思わず被って写真を撮りたくなる!
ヒワの町を散策していると目を引くのがモフモフっとした毛皮の帽子。「チュグルマ」と呼ばれる男性用の帽子で、羊の毛でつくられています。毛の長いものや短いものなど種類がさまざまで、帽子が縦に長ければ長いほど階級が高いとされています。

ガイドさんもいい笑顔
冬は氷点下まで気温が下がるヒワですが、なんと真夏の40度近い暑さの時でもこの帽子を被るそう。熱がこもりそうに見えますが、太陽の熱を遮る効果があるのだとか。
日本で普段使いするには難しいのでお土産にカウントできませんが、被って記念撮影をしている人の姿をよく見かけました。思い出の1枚になること間違いなしです!
ブハラのハサミ

切れ味抜群のブハラ定番土産
ブハラ土産の定番が、街のシンボルであるコウノトリをモチーフにしたハサミです。手のひらサイズの小ぶりなハサミですが、布やアルミ缶でも簡単に切れるほど切れ味がよく、ブハラの街中にいくつか工房もあります。お値段も意外と良心的で、私が買ったときはハサミを入れる布製のケース付きで10ドルほどでした。(安いと感じましたが、ぼったくられていたのか分からない…)
お店によってはハサミに名前を彫ってくれるサービスもあるので、自分用はもちろん親しい人へのお土産にもぴったりです。
ドライフルーツ

バザールに行くと必ず目にするドライフルーツ
「職場土産にお菓子とか買いたいけど、どれがいいのかよく分からない…」
そんな方におすすめなのがドライフルーツです!ウズベキスタンのお菓子は甘すぎるものが多いのですが、ドライフルーツであればまず外すことはないでしょう。種類も豊富ですし、何よりバザールに行けば黙っていても次々に試食をさせてくれるので、気に入ったものを選べるのが嬉しいところ。

ブハラのバザールにて。めちゃくちゃ味見をさせてくれた
いろいろ試した結果、個人的には「マルメロ」のドライフルーツが気に入りました。日本ではあまり馴染みがない果物ですが、味はリンゴに近く、少しシャリッとした食感も残っています。食べた瞬間に直感で「これだ!」と即買いしましたが、やはり病みつきになる美味しさで、職場でも好評でした。
量り売りで買うとビニール袋に直に入れられるので見栄えは悪いですが、綺麗に箱詰めされた盛り合わせ商品なんかもあります。




まとめ

お土産物屋さんのお姉さんと
いかがでしたか?織物から陶器まで多種多様なお土産が揃うウズベキスタン。特に伝統工芸品のスザニや陶器は繊細な絵柄と大胆な色遣いが美しく、近年SNSでバズっているのもなんだか頷けますよね。
最初は「ブハラのハサミが買えればいいや」くらいに思っていた私でしたが、実際にお土産物屋さんを訪れると、その可愛いデザインの数々に圧倒。使うかどうかも分からないカバンを4つも買ってしまったり、もう食器棚に入らないのにカップを衝動買いしたり…最終的にスーツケースに無理やり詰め込むほどの量になってしまいました。
ウズベキスタン旅行を検討されている方は、ぜひスーツケースのスペースを十分に確保して、現地でのショッピングを楽しんでくださいね!