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美しい秋の山
山は好きですか?私は山には登りませんが、山を見て育ったので山自体は大好きです!スイスは山を眺めて楽しむ私のような人から、本格的な登山をする人まで、幅広く山を楽しめる国なのです。そして、ベストシーズンは夏ですが、ハイキングをしないのなら冬のスイスも魅力たっぷりなのです。スイスで出会った日本のご婦人が、私はスイスが大好きで何度も来ているけれど、冬のスイスが一番好きだわ、と仰っていました。冬山の麓の家々が灯りをつける夕暮れの光景は本当に美しく、冬ならではの景色だと思います。
今回はスイスに詳しい楠本悠子と、まだまだ知られていない絶景スポットを巡った竹内龍馬が冬のスイスについてご紹介します。
スイスに来たら外せない!ゴルナーグラート展望台

ゴルナーグラートからの眺め
スイスは鉄道がものすごく発達しているので、3,000m級の高さまで列車で上がることができます。スイスは街並みも美しいですが、せっかくですから世界的にも有名な山を近くで見たいものです。外せない山が2つ!そのうちの1つがツェルマットにあるゴルナーグラートの展望台です。このあたりはアルプス山脈で4,000m峰の密集度が最も高く、間近に迫る山の迫力に圧倒されます。

ツェルマットから見えるマッターホルン
山に疎い方でも聞いたことがあるのではないでしょうか、マッターホルン。この山はツェルマットの街からも見られます。鉄道の場合は終点の展望台まで行ってもよし、終点の1つ手前のローテンボーデン駅で降りて歩いて5分、有名な逆さマッターホルンを見るのもよしですが、冬は寒いのでそのまま終点まで行ってしまいましょう。冬はかなりの防寒をして臨んでください。
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こちらも外せない!ユングフラウヨッホ展望台

冬はこんなことできませんが、展望台の屋外施設にて
さて、もう1つおすすめしたいのがユングフラウヨッホの展望台です。展望台は3,400mのところにありますが、麓のグリンデルワルトの街から一気に列車で登ることができるから驚きです。ユングフラウヨッホは訪れる際は、日の差し方の関係から、早朝か夕刻がおすすめです。ですが、高山病にはよ~く注意してください。決して無理をせず、ゆっくりと観光することを心掛けましょう。なお、途中の乗換え地点のクライネ・シャイデックでもユングフラウの眺めが最高です。(晴れれば)

クライネ・シャイデック駅にて。天気悪し・・・
そして終点のユングフラウヨッホ駅に到着です。構内にはレストランもありますが、おすすめは郵便ポスト。ここからハガキを出すと押される記念スタンプが人気です。全面ガラス張で眺望を楽しめますが、外に出られる展望台もあります。冬はものすごく吹雪くので注意です。
スイスのリヴィエラと呼ばれるリゾート地、モントルー

神秘的なシヨン城。内部も神秘的で必見。
私はモントルーという街が大好きです。レマン湖に沿って美しい街が広がる高級リゾート地です。避暑地として夏に賑わい、冬は落ち着いた雰囲気ですが、湖畔にひっそりとたたずむシヨン城が見事です。湖に突き出た岩場に建てられているので、遠くから見るとまるで湖に浮かんでいるよう。城内の見学ができるので入ってみてください。ここでしか買えないシヨン城のワインはお土産にもぴったりなサイズでお勧めです。

クリスマスマーケットのオーナメントのお店
クリスマスが近い時期はクリスマスマーケットが賑わいますよ。モントルーではアットホームなマーケットが楽しめます。簡易遊園地もあって、グループだった私たちは観覧車を楽しみました(いま考えると恐怖)。ホットワインはクリスマスマーケットに欠かせませんよね!
スイスに来たらチーズは欠かせません。

ラクレット。正直、味よりもそのパフォーマンスが魅力
チーズフォンデュは食べたことがありますか。あれはスイスの食べ物なんです。ただスイスではチーズが七変化!様々なチーズの種類、料理の仕方があります。有名なところではラクレットでしょうか。大きなチーズの断面を熱し、溶けてきて熱々になったチーズをお野菜にかけたり、そのまま食べたりします。温かいチーズが冷えた体を温めてくれます。チーズフォンデュは基本的に日本と同じですが、日本よりもアルコールの香りが強い気がします。

高級チョコレート「レダラッハ」のルツェルン支店
甘いものだとチョコレートが有名ですね。ミルクチョコレートはスイスが発明したそうですよ。牛乳の温度の調整が難しく、製法がなかなか発見されなかったようです。スーパーでばらまき用お土産を買うのもよし、高級チョコを楽しむのもよしです。
鉄道ファンにとっては聖地!?多種多様な列車たち

車窓にぶどう畑が広がる
スイスといえば鉄道も忘れられません。観光列車が豊富なスイス、乗り鉄の私みたいな人にはぴったりです。車窓を眺めていたらあっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。乗り鉄の人には分かりますよね、この感覚・・!しかも車窓はハイジの世界です。有名なところではベルニナ急行や氷河特急が知られていますが、ゴールデンパスラインもおすすめですよ。いくつもの湖と牧草地を眺めながら走ります。雪で覆われた山々はまた違った趣で最高です。

氷河特急1等
他にはチョコレートとチーズの工場見学と試食を楽しめるチョコレートトレインや、急こう配を登っていくピラトゥス鉄道など、個性豊かな鉄道がたくさんあります。個人的には、登山鉄道で下っていくときに雪景色の中、家の灯りがともり始める夕暮れ時の風景が本当にきれいでした。
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ピラトゥス山の山岳ホテルで優雅な夜を

アルプスを照らす朝日
ルツェルンからバスとロープウェイを乗り継いでたどり着くピラトゥス山。山頂は標高約2100mにもなり、ロープウェイや登山鉄道で雲を抜けた先には透き通るような青い空と遠くに見えるアルプス山脈、そして眼下には雲海が広がる日常では見られない特別な世界が広がっていました。山頂にある施設にはレストランやバーが常設されており、暖かいコーヒーやワインと共に食事と景色を同時に味わうことができます。展望台からの景色は視界が開けており、マッターホルンやアイガーなどのスイスを代表する山々をじっくり鑑賞することができました。

山頂で眺める夜空
また、山頂にある山岳ホテルに宿泊した人のみが体験できるアルプスを背景に見る夕日と朝日の鑑賞、そして満天の星空もピラトゥス山の楽しみ方の一つです。山頂には2建のホテルがありますが、客室は合計45部屋しかありません。そのため山頂に宿泊できるのは一日あたり約100人までと限られており、ロープウェイの最終便が終わると、山頂には日中の喧騒はなくなり、静かでゆったりとした時間が流れ始めます。ふと外を見ると雪のかぶったアルプスに夕日が放つオレンジ色の光が降り注ぎ、感動的な世界が目の前に広がっていました。
夜には澄んだ空気のおかげで星が見えやすく、時折流れる星を待つというような優雅な夜を山頂で過ごしました。
アレッチアレーナでアルプスと季節のアクティビティ

氷河沿いでスノーシュー体験
アレッチアレーナはスイス南部のアレッチ氷河沿いにあるリゾート村一帯のことをさします。今回訪れたのはベットマーアルプという小さな山岳の村で、夏はハイキングやゴルフ、冬はスキーやソリ滑りなど季節によって色々なアクティビティを求め主にスイス国内とヨーロッパから観光客が訪れます。今回私が挑戦したのは、スノーハイキングで眼下に広がるアレッチ氷河や山脈などの壮大な自然が作り上げた絶景を楽しみながら雪の上を歩きました。村の中心から氷河の見えるポイントまではスキーリフトを利用することで約1時間ほどで行くことができるため、氷河を求めてスイスを訪れる人にはぴったりの場所だといえます。

ベットマーアルプでの優雅な朝
村自体は小規模で団体客も少ないことから、朝夜は静かで落ち着いた雰囲気がありました。標高が高く、南側にアルプスが位置しているため朝早くから朝日が照らす山々を眺めることができました。山の斜面に村があるため視界が開けており、写真のように景色を一望できる場所で優雅な朝食をとることもできます。
クリスマスマーケットで賑わう冬のジュネーブ

ジュネーブのクリスマスマーケット
今回私が滞在したジュネーブもクリスマスマーケットが有名です。毎年11月下旬からクリスマスイブまでの間に開催され、街中にあるということもありアクセスが良く大変多くの人々で賑わいます。期間中はクリスマスツリーを囲むように多くの店が出店し、寒さの厳しいスイスの夜空を明るく照らします。

マーケットの可愛い雑貨屋
木造の伝統的なクリスマスマーケットの屋台では、季節感あふれる可愛らしいグッズや、特産品のホットチョコレート、チーズをたっぷり使った伝統料理などが販売されていました。人々が大きなツリーを囲んで行き交う明るく温かな雰囲気は、現地でしか味わえない特別なものです。屋台での支払いは基本的にクレジットカードが利用でき、食器のデポジット料を含めた金額を支払います。使用後の食器を返却所に持っていくと、デポジット料金が返金される仕組みになっていました。

まとめ

ベットマーアルプ村の静かな朝
いかがでしたでしょうか。スイスは夏に人気の渡航先ですが、冬にしか味わうことのできないアトラクションも数多くあります。雪に覆われた街並みや温かな光に包まれたクリスマスマーケットは寒さの中で味わうからこそ良いものです。すでにスイスを訪れたことがある人でも、季節を変えて訪れれば、夏とは異なる自然や街の表情に改めて魅了されることでしょう。

ジュネーブのクリスマスマーケット
また、冬のスイスの魅力に気付いている人はまだまだ少なく観光地も夏ほど混んでいないため、ゆったりとした滞在を楽しむことができるかもしれません。次の年末年始は冬のスイスで大自然に触れ、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
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