世界で見つける旅の思い出 こだわりの旅をプロデュース

海外旅行情報
旅行記
旅の写真集
お気に入り

南西フランスの魅力ある小さな町

何部で食べたい名物料理カスレ

何部で食べたい名物料理カスレ

ヨーロッパの国々には首都から少し遠い、小さいけれど美しい町が沢山あります。フランスにもアルザス地方、ニース周辺の南フランスと美しい町々は沢山ありますが、南西フランスと呼ばれるトゥールーズ周辺にも美しい町があるのです。ここではこのトゥールーズを拠点に列車で日帰りで訪れる事が出来る町々を紹介いたします。

南西フランスの中心都市トゥールーズ

キャピトル広場に出る市

キャピトル広場に出る市

トゥールーズへは他国からの国際線も乗り入れしているのでパリを経由する必要もなくフランス南西部への旅には便利。16世紀に商業都市として繁栄を極めたトゥールーズは現在航空産業の都市として有名です。「バラ色の町」と呼ばれる所以であるレンガ造りの建物が建ち並ぶ旧市街ではクロワッサンを片手に散歩が似合います。ガロンヌ川やプリエンヌ運河、ミディ運河沿いもいい散歩コースになりますのでのんびり歩いてみて下さい。

サン・セルナン・バジリカ聖堂

サン・セルナン・バジリカ聖堂

トゥールーズの町にはいくつもの教会がありますが、中でもサン・セルナン・バジリカ聖堂、ジャコバン修道院は必見。見事なステンドグラスのある礼拝堂や美しい回路で静寂なひとときを過ごすのもいいものです。また、トゥールーズでは鴨肉が名物。鴨肉のコンフィとマッシュポテトの重ね焼きなどは定番のバーメニュー。是非お試しを!

ロゴ

中世の町並みを残すレンガ造りの町アルビ

アルビ旧市街

アルビ旧市街

アルビはトゥールーズから列車で約1時間で行ける美しい小さな町。フランスの有名な画家ロートレックの故郷でもあります。13世紀に異端派であったアルビジョア派がこの町に多く住んでいたことから、圧力をかけるために建てられたセント・セシル教会かま町の中心。目的だけに、外観だけでなく内部の装飾は圧倒される美しさです。祭壇部のフレスコ画「最後の審判」だけでなく天井まで美しい装飾がなされています。ここでは日本語のオーディオガイドを借りてじっくり見てみましょう。

セント・セシル教会の「最後の審判」

セント・セシル教会の「最後の審判」

アルビの観光のメインはこの教会のある旧市街になります。ベルビー宮にあるロートレック美術館ではロートレック作品の数はもちろん世界一。川沿いの庭園も楽しめるので是非時間を取って訪問を。旧市街はレンガ造りの赤い建物が建ち並び、小路の両側には様々なお店やレストランが並びます。旧市街内にはホテルもあるので美しいこの町で1泊するのもいいですね。

空の上の町コルド・シュル・シエル

コルド・シェル・シエル町の入り口

コルド・シェル・シエル町の入り口

アルビからバスで30分程で行けるひっそりと佇む町コルドシュルシエル。この町は13世紀にキリスト教異端アルビジョア派が住み革製品や織物製品で繁栄した丘の上にある城塞都市です。バスで町の入口に到着するのでそこから急な坂道を上がって町に入っていきます。坂道の両脇には当時から変わらぬ石造りの家々が建ち並ひ、まるでその当時にタイムスリップしてしまったかの様です。

コルド・シェル・シエルからの眺め

コルド・シェル・シエルからの眺め

昔と変わらぬ革製品の工房などを過ぎ、一番高いところには眺めのいいレストランやワインが美味しいカフェレストランなどがあるのでランチを含めてゆっくり滞在するのがおすすめです。緑溢れるこの城塞都市の周りも美しい田園風景。アルビからの道中も風景に飽きる事がありません。アルビに来たらまずインフォメーションセンターでバスの時間をご確認下さい。

世界遺産の城塞都市カルカッソンヌ

カルカソンヌ駅

カルカソンヌ駅

フランス人の間でモンサンミッシェルの次に人気の町がカルカッソンヌです。「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」とまで言われるこの町は3世紀に造られた古代ローマ要塞の廃墟跡に建てられ、13世紀にはアルビジョア十字軍との戦いの舞台となりました。シテ(都市)の中心に建つコンタル城は強固な要塞らしく交戦に備えたろう跡がそのまま残り、当時の様子が目に浮かぶ様です。この城壁から眼下に広がる城下町の眺望をお楽しみ下さい。

カルカソンヌ(シテ)コンタル城

カルカソンヌ(シテ)コンタル城

また、城のすぐそばにあるサン・ナゼール・バジリカ聖堂は同じく11〜13世紀に建てられ、ロマネスク様式とゴシック様式が融合されたステンドグラスが美しい教会です。シテにはレストランやショップも多く、南部名物カスレも周辺で造られたワインと共にいただけます。トゥールーズから日帰りでも楽しめますが、この城塞都市の夜のライトアップも見事なので対岸のホテルに宿泊するのもおすすめです。

ロゴ

まとめ

小さな町は迷路みたいなところも

小さな町は迷路みたいなところも

南西フランスには魅力的か小さな町が点在しています。このパリとは違う穏やかな町を周遊するにはトゥールーズを拠点にするのが便利です。トゥールーズからの列車は時間も正確ですし、今はウェブサイトからの切符購入が主流でとてもわかりやすくなっています。またマタビオ駅はさほど大きくなく駅ナカにはあの「PAUL」もあり、旅行者にも利用価値大です。

小さな町ではお買い物も楽しい

小さな町ではお買い物も楽しい

南西フランスはパリのある北部とは全く違う雰囲気です。気温も北部よりは高く、人々は明るく陽気でどちらかと言うとスペイン寄り。道でぶつかりそうになっても笑顔を返してくれたり、レストランでは気さくに話しかけてくれたり、とても気持ちのいいものでした。2回目以降のフランスはパリとは違うフランスを是非お楽しみ下さい。

今回のトラベルアドバイザー
能祖 文子/66か国訪問

海外で赴くままに町を歩いている時間がとても好き。初めて訪れる国に飛行機が降り立った時の高揚感が好き。街角で飲むその国のビールも好き。アジアの雑踏、ヨーロッパの石畳、イスラム圏のアザーン、とてつもない広さの大自然、どれも好み。ずっと旅していたい。

【FIVE PENGUINS ファイブペンギンズ】をフォローする
ヨーロッパ
ファイブスタークラブ

Follow Us !

タイトルとURLをコピーしました