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美しい海に囲まれたシチリア島
地中海最大の島、シチリア島は自然豊かで美しい町並みが魅力的です。海に囲まれていて太陽燦々気持ちの良い町というイメージの通り、同じイタリアでもローマやミラノなどとは時間の流れまで違うように感じられます。
イタリア本土に比べると小さな島ですが、シチリアは町ごとに全く異なる表情を持っており、シチリア島だけの旅行でも十分にお腹いっぱいになれること請け合いです!
もしイタリア本土と周遊で旅行するなら、是非列車でシチリアへ渡ってみてください。列車ごと船に乗って移動という、摩訶不思議な体験ができます!
国名 | イタリア |
首都 | ローマ |
面積 | 25,710km2 |
人口 | 約508万人(2016年時点) |
時差 | 日本との時差は-7時間 (日本が正午のとき、イタリアは朝5:00) |
通貨 | ユーロ |
時差 | 日本より8時間遅れ。サマータイム時は7時間。 |
公用語 | イタリア語、シチリア語 |
シチリア島の基本情報|場所・特徴・ベストシーズン

花が溢れる街並み
シチリア島の気候とおすすめの旅行時期
観光のベストシーズンは、雨の多くなる冬を除く4月から11月まで。海で泳ぐのなら夏がお勧めですが、天気が良ければ9月中旬までは泳ぐことができます。ただ、夏の盛りには日差しが強くなりますので、遺跡観光には春から夏前までと、少し肌寒くなるので防寒具と雨具が必要になる秋が快適です。冬は寒く、シチリア島でも雪が降ることもあります。
シチリア島への行き方|アクセス方法
日本からシチリアへの直行便は残念ながら今は飛んでいませんが、カターニャ(カターニア)とパレルモには複数の航空会社が飛んでいますので、この二つの空港を拠点に行程を組むのがお勧めです。
また、イタリア本土からは電車も通っています。島であるシチリアへ電車で渡る?橋の上を通るのかと思いきや、なんと車両をそのまま船に載せてメッシーナ海峡を渡ります。列車の座席に座ったままなのに船旅、なんと不思議な体験でしょう。列車から降りて船のデッキにでることもできます。
イタリア・シチリア島のおすすめツアー一覧




シチリア旅行前に知っておきたいお役立ち情報
湿度は低く、朝夕の寒暖の差が大きく、夏でも夜などは肌寒さを感じることもあるので、羽織るものを一枚持ち歩くのをお勧めします。冬は寒くなりますので防寒具もしっかりご準備ください。
日本のように、梅雨はありませんが、春先と秋には雨がやや多くなりますので、雨具が必要です。
シチリアと言えば、ワインと柑橘類、そしてシーフードが美味しいのでお勧めです。レストランに入ってこの3つを避けて注文するのは難しいほどですので、是非挑戦してみてください。レモンのリキュール、レモンチェッロは女性でも飲みやすく、シーフード料理にばっちりです!
治安・言語・通貨など現地情報
シチリア島を安心して快適に旅するために、事前に知っておきたい現地情報をご紹介します。
治安
シチリア島全体としては、極端に治安が悪いわけではありませんが、主要都市(特にパレルモやカターニア)では、観光客を狙ったスリや置き引き、ひったくりが発生しています。日本に比べると注意が必要です。
注意点:
- 貴重品は分散して持ち歩き、人前で多額の現金を見せない。
- バッグは体の前で抱えるか、たすき掛けにする。
- スマートフォンを見ながら歩く際は周囲に注意する。
- 夜間の一人歩きや、人通りの少ない路地は避ける。
- 声をかけてくる見知らぬ人には安易についていかない。
通貨
イタリアを含むユーロ圏なので、通貨はユーロ (€) です。
支払い: クレジットカード(VisaやMastercardが一般的)が広く利用できますが、小さなお店や市場、地方では現金が必要な場合もあります。ユーロの現金も多少用意しておくと安心です。
両替: 日本国内で両替しておくのが一般的ですが、現地でも空港や一部の銀行、両替所で行えます。ただし、場所によってレートや手数料が異なるため注意が必要です。クレジットカードでのキャッシングも選択肢の一つです。
言語
公用語はイタリア語です。地元ではシチリア語という方言も話されていますが、観光地やホテル、レストランなどでは基本的に標準イタリア語が通じます。大きなホテルや主要な観光スポットでは英語が通じるスタッフもいますが、流暢な英語を話せる人は多くないため、簡単なイタリア語のフレーズを覚えておくとコミュニケーションがスムーズになります。
シチリア島で使える簡単イタリア語フレーズ
太陽の光あふれる美しいシチリア島への旅行をさらに楽しむために、簡単なイタリア語フレーズを覚えておくと、現地の人々とのコミュニケーションがぐっと楽しくなります。シチリア島ではイタリア語の他にシチリア語も話されていますが、観光地では基本的に標準イタリア語で問題ありません。
基本的なあいさつ
こんにちは / さようなら(カジュアル): Ciao (チャオ)
友人や親しい間柄で使う、最も一般的なあいさつです。
おはようございます / こんにちは(丁寧): Buongiorno (ブォンジョルノ)
午前中から午後にかけて使います。お店に入る時などにも。
こんばんは: Buonasera (ブォナセーラ)
夕方以降に使います。
感謝・謝罪
ありがとう: Grazie (グラッツィエ)
何かをしてもらった時や、親切にしてもらった時に必ず使いましょう。
どういたしまして: Prego (プレーゴ)
感謝された時の返答です。どうぞ、という意味もあります。
すみません / ごめんなさい: Mi scusi (ミ スクージ) / Scusi (スクージ)
道を尋ねる時や、軽く謝る時に使います。
ごめんなさい(もう少し丁寧に): Mi dispiace (ミ ディスピアーチェ)
残念な気持ちや、申し訳ない気持ちを表す時に使います。
その他の便利なフレーズ
はい: Sì (スィ)
いいえ: No (ノ)
助けてください!: Aiuto! (アイウート!)
困った時や緊急時に大きな声で。
わかりません: Non capisco (ノン カピスコ)
言っていることが理解できない時に。
シチリア島の楽しみ方|観光・グルメ・世界遺産めぐり

マルトラーナ教会
南イタリアも全体的にのんびりとした雰囲気ですが、シチリアは島ということもあり、輪をかけて穏やかで緩やかな空気に包まれています。
島内の移動も電車よりもプルマンと呼ばれる長距離バスの方が便利なこともあり、さらにゆったりな旅を演出してくれます。

ニューシネマパラダイス博物館
シチリアの中でも専用車を使った方が便利なところがあります。
まず一つ目は「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」として世界遺産にも登録されている、ラグーザ・モディカ・ノートを巡る旅です。どれもが小さな町ですが、華やかなバロック様式の建物群は堂々たる美しさです。
二つ目は、映画好きならご存知の「ニューシネマパラダイス」の舞台となったパラッツォ・アドリアーノへ行くコース。撮影時よりは多少建物はキレイになっているものの、ほぼ映画の中のままの姿を見ることができます。残念ながら映画館は現在ありませんが、すぐ近くの建物で、主人公トト役をした俳優、カシオの親戚などが「ニューシネマパラダイス博物館」を運営しており、撮影当時の貴重な写真や小道具などを見ることができます。

神殿の谷
シチリアのハイライトとも言えるアグリジェントの神殿の谷は、世界遺産に登録されています。真っ青な空の下に佇む神殿は遥か遠い昔を生きた人たちの息遣いを今に伝えてくれています。

まとめ|シチリア島を満喫するための旅支度を整えよう
今でも活動している活火山のエトナ山を望むタオルミーナ、町全体が宝石箱のように歴史と活気に溢れたパレルモ。シチリアは自然に溢れ、歴史が息づく魅力を詰め込んだ島なのです。
イタリアへ行く際はぜひシチリア島も訪れてみては?
イタリア・シチリア島のツアーはこちら


