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スイス・ユングフラウ3山の絶景ハイキングを楽しむ

アイガーグレッチャー駅周辺

アイガーグレッチャー駅周辺

コロナ禍の間にスイスの観光は大きく変わりました。一番の大きな変化はユングフラウエリアに新しいロープウェイ「アイガー エキスプレス」が誕生したことです。今回はこのロープウェイを使ったハイキングコースを紹介したいと思います。ロープウェイで登ったアイガーグレッチャー駅2,320mからユングフラウ鉄道のクライネシャイデック駅2,061mまでの約2.2kmを1時間で下る初心者向きのコースです。

新しいロープウェイ アイガーエクスプレスに乗車

収容人数26名、1分毎に出発の「アイガー エキスプレス」

収容人数26名、1分毎に出発の「アイガー エキスプレス」

拠点となるのはグリンデルワルトに新しくできた駅「ターミナル駅」です。村の中心にある従来の駅の手前に出来たのです。「ターミナル駅」ではインターラーケン・オスト駅からの鉄道と、クライネシャイデック、ユングフラウヨッホに行く登山電車、メンリッヘンに行くロープウェイ、そして今回新しく完成したロープウェイ「アイガー エキスプレス」が発着し、文字通りのターミナル駅に変身しました。昔のグリンデルワルトしか知らない人が見ると驚くはずです。

2020年コロナ禍の時に新規開業したロープウェイ「アイガー エキスプレス」

2020年コロナ禍の時に新規開業したロープウェイ「アイガー エキスプレス」

これによりユングフラウヨッホまでのルートは2つに増えました。つまり従来のクライネシャイデック乗り換えユングフラウヨッホまでの登山電車と、ロープウェイ「アイガー エキスプレス」でアイガーグレッチャーに行き、そこで登山電車に乗り換えてユングフラウヨッホに行く方法との2通りあるのです。「アイガー エキスプレス」は収容人員26名。1分毎に出発するというキャパを持っているため、こちらのルートがメジャーになりました。旅行ルートはこの後者をメインに考えてください。

施設名 アイガーグレッチャー駅
アクセス グリンデルワルドからアイガーエクスプレスにて16分。

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アイガーグレッチャー駅は新しい拠点に

アイガーグレッチャー駅にて

アイガーグレッチャー駅にて

さて今回私は「アイガー エキスプレス」を利用し、アイガーグレッチャーまで行き、そこからクライネシャイデックまで1時間ほどのハイキングを予定していました。初めての人ならグリンデルワルトからアイガーグレッチャーまで行ったあとに、登山電車でユングフラウヨッホまで行くのが一般的ですが、以前にユングフラウヨッホまで行ったことがあるので、ユングフラウヨッホはカットすることにしました。天気はあいにくの曇り空。今にも雨が振り出しそうです。天気予報も曇りのち雨。行くかどうか迷いましたが、行くことに決定!

高山植物のシーズンは7月

高山植物のシーズンは7月

天気が悪いからか時間が早かったからか、ロープウェイはガラガラ。ゴンドラは2人だけの独占でした。26人乗りのロープウェイは1分毎に出るため便利です。わずか15分で標高2,230ⅿのアイガーグレッチャーに到着します。しかし残念ながらあたり一面ガスが立ち込めていて、何も見えません。仕方なく、朝食を取るために「BISTRO」にて休憩。パニーニのチーズサンドとラテマキアートを一緒に食べます。そうこうしているうちに霧も晴れ、美しい眺めが広がってきました。

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1時間の絶景ハイキングでクライネシャイデック駅へ

気持ちいいハイキングコース

気持ちいいハイキングコース

クライネシャイデックへの道はゆっくり下るだけ。わずか1時間のみのハイキングです。アイガーグレッチャー駅を出て線路沿いに下るとユングフラウ3山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)の迫力の景色が迫ってきます。道は広く道標もあるので迷うことはりません。7月上旬の訪問だったので高山植物の鑑賞にはベストなシーズン。黄色い花々やカラフルな花々も咲き誇り、最高の景色が広がっています。ついさっきまで天気が悪かったのがウソのように絶景が広がります。本当に山の天気は変わりやすいことを実感します。ハイカーもほとんでいません。これも天気が悪かったせいかなあ。

ハイキングコース中、登山電車も撮影できます

ハイキングコース中、登山電車も撮影できます

しばらく歩くと遠くにクライネシャイデック駅が見えます。ここへ向かって歩くだけなので目標もわかっていて歩きやすいです。途中アイガー、メンヒが湖面に映る山上湖ファルボーデンゼーで休憩を取りましょう。ここはユングフラウ鉄道がそのすぐ横を通るので、ユングフラウ鉄道の列車の写真を撮るのも絶好の場所でしょう。とにかくこのコースはユングフラウ3山の迫力ある景色が感動的。氷河があったり、湖があったり、登山電車が撮影できたり、短いながらも変化に富んだ行程も魅力的です。初めての人でも問題のないハイキングコースです。

今回のトラベルアドバイザー
川崎 真弘/205か国訪問

京都室町界隈の呉服屋の家庭で生まれ、大学、就職まで京都で暮らす。小学校の時、放課後に子供用の自転車で大原、途中越、琵琶湖大橋を周遊。自宅に帰ったのは夜遅く。その時のワクワク感から旅の魅力に取り憑かれる。現在東京在住。世界205の国・地域を旅した。

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