世界で見つける旅の思い出 こだわりの旅をプロデュース

海外旅行情報
旅行記
旅の写真集
お気に入り

街中が緑に染まる日 ― ダブリンで体感するセントパトリックスデー!

有名なThe Temple Bar Pub

有名なThe Temple Bar Pub

3月のダブリンを訪れるなら、ぜひ体験してほしいのが「セントパトリックスデー」。街全体が鮮やかな緑に包まれ、世界中から集まった人々が一体となって盛り上がる、アイルランド最大の祝祭です。実際に訪れてみると、その熱気と人の多さは想像以上。普段は落ち着いた街が、この日ばかりは巨大なフェス会場に変わります。緑色の衣装に身を包んだ人々、音楽が響く通り、そして圧巻のパレード。今回は、実際に訪れて感じたリアルな視点も交えながら、その魅力をご紹介します。

セントパトリックスデーとは?

とにかく”緑”を身につけよ

とにかく”緑”を身につけよ

セントパトリックスデーは、アイルランドの守護聖人「聖パトリック」を讃える祝日で、毎年3月17日に行われます。聖パトリックは5世紀頃、アイルランドにキリスト教を広めた人物とされ、三つ葉のクローバー(シャムロック)を使って教えを説いたという逸話でも知られています。もともとは宗教的な意味合いの強い日で、教会での礼拝や静かな祝賀が中心でしたが、時代とともにその形は大きく変化。現在ではアイルランドの歴史や文化、そしてアイデンティティそのものを祝う国民的イベントへと発展しています。今ではアイルランド国内にとどまらず、ニューヨークやシドニーなど世界各地で盛大なパレードが開催されるなど、国境を越えた一大イベントとなっています。

街中のダンスパフォーマンス

街中のダンスパフォーマンス

とはいえ、実際に現地ダブリンで体験してみると、その印象は“宗教行事”というよりも完全に“街をあげてのフェス”。数日間にわたってイベントが続き、音楽ライブやストリートパフォーマンス、文化イベントなどが街の至るところで開催されます。外国からの観光客もローカルの人も関係なく、誰もが自然にこの空気に溶け込んでいて、宗教的な知識がなくても全く問題なし。パレードやパブでの盛り上がりを体験しながら、肩の力を抜いて楽しめる――それがセントパトリックスデーの大きな魅力です。

説明会バナー

セントパトリックスデーを彩る象徴 ― レプラコーンとシャムロック

レプラコーンのコスプレ姿のお兄さん

レプラコーンのコスプレ姿のお兄さん

セントパトリックスデーを語るうえで欠かせないのが、「レプラコーン」と「シャムロック」という2つの象徴的な存在です。まずレプラコーンは、アイルランドの伝承に登場する小さな妖精で、緑の服に帽子、そして革靴を履いた姿で描かれることが多く、セントパトリックスデーのマスコット的存在として親しまれています。いたずら好きで、人目を避けて暮らしていると言われる一方で、金貨の入った壺を隠し持っているという伝説もあり、「捕まえるとその財宝のありかを教えてくれる」とも。街中の装飾やグッズにもよく登場し、どこかユーモラスで愛嬌のあるキャラクターとして、祝祭の楽しい雰囲気をより一層盛り上げてくれます。

レプラコーンと三つ葉のクローバー(シャムロック)

レプラコーンと三つ葉のクローバー(シャムロック)

一方のシャムロックは、三つ葉のクローバーのことで、セントパトリックスデーのもうひとつの重要なシンボルです。聖パトリックがこの三つ葉を使ってキリスト教の“三位一体”(父・子・聖霊)を人々に説明したという逸話が広く知られており、宗教的な意味合いを持ちながらも、現在ではアイルランドの象徴として広く親しまれています。街中ではこのシャムロックがデザインされた装飾やグッズが至るところに見られ、帽子やアクセサリーとして身につけている人も多数。実際に歩いていると、レプラコーンとシャムロックがあちこちに登場し「自分はアイルランドにいるんだな」と実感させてくれる存在でもあります。

セントパトリックスデーの街の様子

聖アンドリュー教会の前にたむろう人々

聖アンドリュー教会の前にたむろう人々

セントパトリックスデーの時期、ダブリンの街はまるで巨大なフェスティバル会場のようになります。通りには音楽が流れ、ストリートパフォーマンスやイベントがあちこちで行われ、普段は落ち着いた街並みが一気に華やかな空間へ変貌。特にテンプルバー地区やオコンネル通り周辺は中心的な賑わいを見せ、昼夜を問わず人で溢れかえります。カフェやショップも祝祭ムード一色で、どこを歩いてもお祭りの真っ只中を実感できるのが、この時期ならではの魅力です。実際に歩いてみると、とにかく人、人、人。街のどこを見ても人で埋め尽くされ、その熱気と一体感に圧倒されます。

Heinekenのビルもアイルランドカラーに!

Heinekenのビルもアイルランドカラーに!

そして実際のセントパトリックスデー当日、ダブリンの街は文字通り“緑一色”になります。人々は緑の帽子やマフラー、アクセサリーを身につけて街へ繰り出し、中には全身グリーンのコスチュームで決めている人も。さらに建物や橋、モニュメントまでもが緑色にライトアップされ、街全体がまるでテーマカラーを持ったイベント会場のような雰囲気に包まれます。実際に歩いてみると、何も緑を身につけていない自分は少し落ち着かないくらい…。それでも心配はご無用。そこかしこで売っている”緑グッズ”を購入して身につければ、一瞬でお祭りの一員に。せっかく訪れるなら、是非何かひとつグリーンアイテムを取り入れて、この特別な一体感を楽しんでみてください。

セントパトリックスデーのパレード

沿道見学は早めに場所取りを!

沿道見学は早めに場所取りを!

セントパトリックスデー最大の見どころは、ダブリン中心部で行われる大規模パレードです。色鮮やかなフロート(山車)やパフォーマー、マーチングバンドが続々と登場し、街全体が華やかな舞台へと変わります。毎年テーマが設定されており、芸術性の高い演出やユーモアあふれるパフォーマンスは、まるで巨大なストリートシアターのよう。巨大な人形やダンサー、アクロバットなどが次々と現れ、観客を飽きさせません。当日は世界中から訪れた観光客と地元の人々で街は大賑わい。音楽と歓声が響き渡り、子どもから大人まで一緒になって盛り上がる様子は、まさにダブリンの春を象徴する光景です。

巨大な山車や鼓笛隊が練り歩きます

巨大な山車や鼓笛隊が練り歩きます

私も当日、朝10時頃に街へ出てみたのですが、その時点ですでにパレードルートにはバリケードが設置され、警察やボランティアスタッフがスタンバイ。早い人はすでに場所取りをしていて、これは思った以上に早く動かないとダメだと実感。実際のパレードは12時頃から始まり、14時過ぎには終了。なのですが…とにかく人が多い!大柄な欧米人に囲まれる中、150cm台の身長ではほとんど視界が確保できず、前の人が動画を撮るスマホの画面越しに雰囲気を感じるのが精一杯。本気でしっかり観たい方は、かなり早めの場所取りか、有料観覧席の利用を検討するのがオススメです。

アイルランドと言えばパブ

テンプルバーに行き交う人々

テンプルバーに行き交う人々

アイルランドといえば、やはり外せないのがパブ文化。セントパトリックスデーの期間中、ダブリンのパブは一年で最も活気に満ちた場所になります。店内には陽気な音楽が流れ、人々はビールやウイスキーを片手に思い思いに楽しみ、お祝いムード一色。特にギネスビールは外せない存在で、本場ならではの味わいを楽しみながら、地元の人々と同じ空間を共有できるのもこの時期ならではの魅力です。多くのパブではライブ演奏が行われ、伝統音楽やポップスが入り混じる中、自然と手拍子や合唱が始まることも。

The Celt Barで盛り上がるメキシコからの御一行

The Celt Barで盛り上がるメキシコからの御一行

そして夜になると、その熱気はさらに加速。特にテンプルバー地区は、通りに人が溢れかえり、もはや屋外も含めて巨大なライブ会場のような状態になります。人気のバーは入口から人がぎっしりで、「これ本当に入れるの…?」と思うほどの混雑ぶり。私も目当てのパブに実際に訪れてみましたが、想像以上の盛り上がりに圧倒され、ひとりで入る勇気が出ず断念… これは今でも少し後悔。
尚、私はテンプルバーのホテルに泊まったのですが、なるべく上層階の部屋をリクエストしておいたせいか(と言っても4階くらい)部屋の中では夜のテンプルバーの喧噪はほとんど気にならないくらい、静かに過ごせたのは良かったです。

セントパトリックスデー旅行のポイント

テンプルバーのど真ん中

テンプルバーのど真ん中 “Oliver St. John Gogartys”

セントパトリックスデーはアイルランド最大のイベントだけあって、ダブリンのホテル事情はかなりシビアになります。世界中から観光客が押し寄せるため、人気のエリアやホテルは半年以上前から満室になることも珍しくありません。実際にこの時期に訪れる場合は、「思い立ったらすぐ予約」くらいのスピード感が理想です。特にテンプルバー周辺や市内中心部に宿泊したい場合は、早めの確保が安心。また、パレード当日は大規模な交通規制が行われ、中心部はほぼ歩行者天国のような状態になります。車での移動は難しく、観光は徒歩が基本。人の多さに最初は驚きますが、その混雑も含めてこのイベントの醍醐味。街全体が一体となって盛り上がる、独特の空気を肌で感じることができます。

必須の”緑アイテム”は街の至るところで販売されています

必須の”緑アイテム”は街の至るところで販売されています

そんなセントパトリックスデーを思いきり楽しむコツは、とにかく“自分も参加する気持ち”で臨むこと。まずは緑色のアイテムをひとつ身につけるだけで、一気に気分が変わります。帽子やマフラー、クローバーのアクセサリーなど、ちょっとしたもので十分。現地で購入するのもおすすめです。そして、昼はパレードや街中のイベントを楽しみ、夜はパブで音楽とともに乾杯――これがダブリン流の過ごし方。見て楽しむだけでなく、街の雰囲気に溶け込めば、この祝祭の魅力は何倍にも広がります。せっかく訪れるなら、ぜひ“観光客”ではなく“参加者”として、この特別な一日を体験してみてください!

説明会バナー

まとめ

窓際のわんこもセントパトリックスカラー🎀

窓際のわんこもセントパトリックスカラー🎀

セントパトリックスデーのダブリンは、街全体が祝祭に包まれる特別な時間です。壮大なパレード、街のあちこちで行われる音楽や文化イベント、そして夜遅くまで賑わうパブ。アイルランドの魅力が一度に凝縮されたこのお祭りは、まさに“体験する旅”です。実際に訪れてみると、そのスケールの大きさだけでなく、人々の温かさや一体感に強く印象を受けました。混雑や寒さといった大変さもありますが、それ以上に見知らぬ人同士でも自然と笑顔を交わし、同じ空間で同じ時間を楽しむ――そんな光景が街中に広がっています。

ダブリン空港到着出口、シャムロックがお出迎え

ダブリン空港到着出口、シャムロックがお出迎え

もしアイルランドを訪れるなら、ぜひこの時期を狙ってみてはいかがでしょうか。緑に染まる街並みと、人々の温かさに触れる体験は、きっと忘れられない旅になります。ダブリンで迎えるセントパトリックスデーは、まさに“世界最大級の緑の祝祭”。いつかまた行きたいですし、次はしっかり緑を身につけて、あのパブの熱気の中にも飛び込んでみたいと思っています。一生に一度は体験してほしい、そんな特別なお祭りです。

アイルランドのおすすめツアー


5つ星エアライン・カタール航空利用☆ダブリン・スーパーフリー<延泊・ホテルアレンジ自由自在>
アイルランドのダブリンへのフリーツアー☆延泊やホテルランクアップ等のアレンジも自由自在☆5つ星エアライン・カタール航空利用☆延泊、減泊、ホテルグレードUP、航空会社変更、ビジネスグレードUP・・・☆あなただけのご旅行づくりをお手伝いします。お気軽にご相談下さい☆オプショナルツアー、空港-ホテル間送迎等の追加手配も可能です

エミレーツ航空利用☆アイルランドらしさが残る西アイルランド☆ケルト文化の中心ゴールウェイとダブリン★アイルランド2都市周遊の旅
ケルト文化の中心 西海岸のゴールウェイの2連泊☆カラフルな町並みとアイリッシュパブが魅力的☆首都ダブリンも訪問するアイルランド2都市周遊の旅☆アイルランドの首都 ダブリンに計3泊☆アレンジも自由自在☆人気のエアライン・エミレーツ航空利用

日本夜出発・エミレーツ航空で行く☆アイルランド・スーパーフリー☆ダブリン<スペシャル>アレンジ自由自在
日本夜出発 会社帰りに出発可能☆アイルランドの首都・ダブリンでゆったりステイ☆人気のエアライン・エミレーツ航空利用☆延泊、減泊、ホテルグレードUP、航空会社変更、ビジネスグレードUP・・・☆あなただけのご旅行づくりをお手伝いします。お気軽にご相談下さい☆オプショナルツアー、空港-ホテル間送迎等の追加手配も可能です☆毎週土曜日【旅行説明会】開催中!お気軽にお問い合わせ下さい
今回のトラベルアドバイザー
海保 ちぐさ/40か国訪問

卒業旅行でなんとなく訪れたメキシコが運命の出会いに。中南米のグルメ、音楽、アート、そして人々の明るさにどっぷりハマり、メキシコは「第二の故郷」と豪語するほどのラテン好き。旅のスタイルは「のんびり、じっくり、何度でも」。メジャーな観光地を駆け足で巡るようなせっかちな旅よりも、地元のカフェでおじさん達が世間話しているのを眺めながら、ローカルの空気を感じてのんびり過ごすことが最高の贅沢。コロナ前に行ったパタゴニアの大自然が素晴らしく、南極ブナの紅葉をみに秋のパタゴニアを訪れることが人生でやりたいことリストのひとつ。「旅を楽しむために健康第一」をモットーに、次の旅を夢見ながら日々準備中。

【FIVE PENGUINS ファイブペンギンズ】をフォローする
ヨーロッパ
ファイブスタークラブ

Follow Us !

タイトルとURLをコピーしました