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スイスホテル|サンモリッツの名門・ドラッツパレス

テラスからサンモリッツ湖を望む

テラスからサンモリッツ湖を望む

「スキー」「毛皮」「シャンパン」・・・この3つのイメージが象徴するサンモリッツは世界のVIP達が集まるK湖畔の高級リゾートとしてあまりにも有名です。市街地に佇むバドラッツ パレス ホテルは、1896年にパレス ホテルとして創業して以降、こうしたサンモリッツの華やかさと魅力を象徴する代名詞でした。オードリー・ヘップバーンをはじめマレーネ・デートリッヒやチャーリー・チャップリンなどの著名人が宿泊し、今日では大富豪たちの来訪によって高級感が溢れています。そんな名門ホテルのバドラッツ パレス ホテルに実際に滞在しました。皆様にご紹介したいと思います。

まるで映画の世界に入り込んだような気分

カジュアルレストラン「ル・グランドホール」にて

カジュアルレストラン「ル・グランドホール」にて

外観もシャトーのように豪華でサンモリッツのランドマーク的存在のバドラッツ パレス ホテル。歴史も長く全てが超一流のホテルといえます。とりわけこのホテルのサービスはヨーロッパの名門ホテルにふさわしいです。

ホテルに一歩足を踏み入れた途端、制服姿のスタッフ達が皆次から次へと声をかけてくれるのです。座って仕事をしているレセプションのスタッフも仕事を止めて皆立ち上がり挨拶してくれます。この歓迎の挨拶はすごいです。

年配のベテランコンシェルジュやバトラーも見るからに長年に渡ってこのホテルでサービスをしてきたと思える人々です。そういう人達がホテルを独特な雰囲気に作り上げているのです。まるで映画の世界に入り込んだような気分です。

レイクビュールームのお部屋

レイクビュールームのお部屋

ホテルのラウンジであり食事も取れるカジュアルレストラン「ル・グランドホール」もその内装はため息もの。サンモリッツ湖を一望できるテラスもありますが、歴史あるインサイドの座席が居心地よく気に入りました。

シャンデリアや家具調度品の全てが歴史を感じさせる素晴らしいもので溢れています。その中でスタッフ達が私達にかけてくれる美しい言葉の数々に気分も上々です。これはこうした本物の一流ホテルでこそ味わえるもので、けっこう病みつきになってしまいます。

施設名 バドラッツ パレス ホテル
住所 Via Serlas 27, 7500 St. Moritz, スイス
TEL 41818371000
公式サイト https://badruttspalace.com/

ロゴ

このホテルはレイクビューがマストです

レイクビュールームからの眺望

レイクビュールームからの眺望

宿泊したのは308号室。シグネチャー・ダブルルーム・レイクビュー。35平米くらいの広さ。レイクビューでバルコニー付き。サンモリッツ湖が真正面に見える部屋です。サンモリッツ湖は時間や天気により色彩を変え、変化に富んだ風景が楽しめます。やはり、このホテルはレイクビューがマストでしょう。

ただし、部屋そのものはバスルームも含め高級感はあるものの、特に広いわけでもありません。また、バスルームもシャワー独立型ではなく、古いタイプです。

それでも部屋全体としてはまずまず満足です。レイクビューという点が大きいのです。逆に言うとレイクビュー以外だと物足りないかもしれません。

室内プールの水深はなんと3mも。

室内プールの水深はなんと3mも。

この地方の風景を楽しむだけでなく、ホテルの有名なスパ「パレス ウェルネス」を訪れる健康志向の人々でも多く賑っています。室内温水プールはけっこう広く深さは3m以上もあります。室内プールからの続きに室外のジャグジーもあり、大変気持がいいです。

シェルジュは何人もいるようです。ヘッドコンシェルジュさんは名刺をくれました。電話で何件かのレストランの予約を頼みました、いつもコンシェルジュは忙しそうで電話を早く切りたがります。用件がいくつかあって1件めの用件が終わり、次の依頼を・・と思ってもダメ。電話が切れてしまっています。(笑)

イタリアに近いせいか、イタリア人らしきコンシェルジュが多く、気質がイタリア人のようなやや大雑把なところがありますが、なぜか心をなごませてくれます。少しチップをはずむと、途端に対応が2倍よくなったりして・・・。

レストランではワンちゃんも最高のもてなしが・・・?

ワンちゃんも最高のもてなしが・・・

ワンちゃんも最高のもてなしが・・・

ホテルの中には個性的なレストランが数多くあります。

メインダイニングはLE RESTAURAUNT。フレンチをメインにした格式を誇るレストランです。今回はあまり食べられないのでパスします。

LA COUPOLE MATSUHISAはあの有名なNOBUの日本料理店です。冬のシーズンにもオープンします。歴史ある公式の室内テニスコートをこのレストランに改装したのです。

昔のテニス3大大会はウインブルドン、全仏と、ここサンモリッツのこの室内テニスコートだったのです。このことは初めて知りました。

カジュアルレストラン「ル・グランドホール」

カジュアルレストラン「ル・グランドホール」

夕食はカジュアルレストラン「ル・グランドホール」で取りました。高いけれど、フレンチのメインダイニングほどではありません。軽く食べることもできるオールデイダイニングのような使い方ができるのですが、その割には本格的な料理が食べられます。

アジアンメニューの中にインディアンフードがあり、本格的なカレーを食べました。インド人シェフがホテルにいるのです。バターチキンカレー(ライス付き)、ナンは別にオーダーします。

カジュアルレストランといえどもここの雰囲気はトクベツです。世界中から富豪が集まっているように見えます。私のテーブルの横のゲストはワンちゃんも一緒でした。贅沢が真髄のこのホテルでは、ワンちゃんもご主人様同様に最高のもてなしを受けます。スタッフはワンちゃんにも料理と飲み物をサーブしていました。ビーフのフィレステーキでもてなされているのでしょうか?

ホテルの外にも直営のユニークなレストランが・・・

山上イタリアンの「パラディッソ」

山上イタリアンの「パラディッソ」

他にもホテルが経営するレストランがホテルの外にあるのも、このホテルのおもしろい点です。1つが別のコラムでも紹介したことがありますが、山上イタリアンの「パラディッソ」です。ここへ行くにはハイキングをしないと行けません。サンモリッツ湖と山々の絶景を見ながら優雅なイタリアンランチを堪能するのは最高です。何しろ山上で最高級ホテルのサービスを感じられるという体験は他では味わうことができません。

「チェサ・ヴェリア」2階はピッツェリア

「チェサ・ヴェリア」2階はピッツェリア

もう1つはホテルから徒歩5分の高台にある「チェサ・ヴェリア」です。ここは1階はスイス料理、2階はピッツェリアです。さすが最高級ホテル経営のレストランだけにエレガントな内装です。ただし、お値段は比較的リーズナブルなので気軽な気分で楽しめます。本格的な窯焼きピザは美味しく、サービスもテキパキしています。

こういうレストランがたくさんあるホテルは連泊しても食事に困ることがないのは魅了的ですね。

ロゴ

まとめ

外観から古城ホテル風

外観から古城ホテル風

いかがでしょたか? サンモリッツの最高級ホテル、バドラッツ パレス は本当に古き良きヨーロッパの最上級ホテルです。客層が全く違います。

いかにも上流階級といった風情のゲストが多く、その空気感が他の高級ホテルと比べて独特です。設備が新しいだけの最高級ホテルでは味わえないものです。

このホテルのそんな空気感に触れるだけでも、ホテルに宿泊する価値があると思います。

今回のトラベルアドバイザー
川崎 真弘/205か国訪問

京都室町界隈の呉服屋の家庭で生まれ、大学、就職まで京都で暮らす。小学校の時、放課後に子供用の自転車で大原、途中越、琵琶湖大橋を周遊。自宅に帰ったのは夜遅く。その時のワクワク感から旅の魅力に取り憑かれる。現在東京在住。世界205の国・地域を旅した。

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