目次
- 1 世界205の国と地域を旅したスタッフ井原三津子が最近訪れて感動したルーマニアの話
- 2 ルーマニア最奥地のブルサナ修道院と木造教会
- 3 マラムレシュ地方の小さな村巡りの拠点 シゲトゥ・マルマツィエイ
- 4 イモトアヤコさんも来ていた!サプンツァの陽気な墓に魅了される
- 5 シュルデシュティ木造教会
- 6 イエウド村のペンションで民族衣装体験
- 7 シク村で温かい人々と出会った~
- 8 シク村のペンション SOVIRAG PANZIO
- 9 カルパチア山脈の岩山に囲まれた自然の美しいルメテア村
- 10 私が今回の旅で一番気に入ったのがこのビスクリ村でした!
- 11 ビスクリ村で泊まった料理が最高に美味しいおすすめの宿 VISCRI 125
- 12 まとめ

サプンツァの陽気な墓
東ヨーロッパの中で唯一ラテン系の民族からなるルーマニア。他のスラブ系の国民に比べてルーマニア人はどことなく陽気で親切な気がします。
中でも田舎で出会う人々は、自然豊かな土地で暮らしているせいか穏やかで温かみのある人々が多いのも嬉しいところ。
北西部、ハンガリーやウクライナの国境に近いマラムレシュ地方では小さな村で伝統的な生活をし、また中部トランシルヴァニア地方では中世の古い街並みが多く、それぞれ個性的な見どころに溢れています。
今回は、まさに桃源郷と呼べるような、ルーマニアの田舎の村々の見どころを紹介していきたいと思います。
世界205の国と地域を旅したスタッフ井原三津子が最近訪れて感動したルーマニアの話

イエウドのペンションで民族衣装を着て
世界205の国と地域を訪問した私井原三津子はヨーロッパもかなりあちこち訪れた経験があります。それも普通の都会だけでなく、田舎の方が見どころが多いからお薦め、という持論を持っています。ヨーロッパの田舎、それも辺境と言えるところを巡ると、都市部では絶対に味わえない魅力的な体験ができるのです。

今回のガイドさんとドライバーさんと一緒に
ルーマニアは3度目の旅。最初はオーソドックスな首都ブカレストとドラキュラにちなんだお城などを見てルーマニアを語っていた私ですが、2回目に行った北部5つの修道院と、今回3度目に周遊したマラムレシュ地方とトランシルヴァニア地方の田舎を廻ってみて、ルーマニアの本当の魅力を知ることとなりました。今回はそうしたマラムレシュ地方&トランシルヴァニア地方で絶対に行くべきスポットを最新情報と共にご紹介したいと思います。

ルーマニア最奥地のブルサナ修道院と木造教会

ブルサナ修道院
まず私が訪れたのはマラムレシュ地方の北の果て、シゲトゥ・マルマツィエイの町から郊外へ車で2時間ほど走ったところにあるブルサナ。小さな村々にはいくつもの世界遺産の教会があります。このあたりはウクライナとの国境からすぐの位置にあります。
ブルサナ木造教会は、朝一に行くと誰もいなくて、扉も閉ざされていて中に入れません。ガイドさんが教会の人に電話してくれました。驚くほど小さな地味な教会で、ぐるっと回ってみてもこれが本当に世界遺産なのか?と不思議に感じました。
しばらくすると教会の女の人がカギを持って走ってきました。ドイツ人の観光客も一人だけやってきました。中に入って説明を聞きます。

ブルサナ木造教会の後ろ側
内部見学は英語の説明付きです。そのあたりは世界遺産らしいかも。ここはカトリック教会なので、目立たないようにひっそりと建てられたそうで、それでも3度移転させられたとか。苦労が絶えなかった教会なのです。
そこから車で5分の所に、規模の大きなブルサナ修道院がありました。マラムレシュ最大の木造建築と言われています。広い敷地内には花々も咲き乱れ、たくさんの観光客や地元民が集まってきます。こちらは正教会なので華やかさもあります。教会のスタッフの宿舎や訪問客用の施設などたくさんの建物が並んでいて、ちょっとしたアミューズメントパーク風の賑わいを見せています。ひっそりしていた木造教会とは正反対です。
マラムレシュ地方の小さな村巡りの拠点 シゲトゥ・マルマツィエイ

町の蜂蜜屋さん
ルーマニア北部、ウクライナとの国境にも近く、西へ行けばハンガリーもあります。そんなシゲトゥ・マルマツィエイの町にはハンガリー人やウクライナ人も多く暮らしています。
町の中心にある自由広場では賑やかな市場があって、ぶらぶら見て歩くのも楽しいところです。大きなナスやトマトが見るからに新鮮で艶がよく美味しそうです。山積みのチェリーも味見させてもらったらとっても甘いので500g買いました。15レイ=500円ちょっと。価値あり!
少し歩いたところに蜂蜜の瓶を並べて売っている店がありました。蜂蜜も名産品だそうです。毎日蜂蜜を食べる私は早速2瓶購入。1瓶10レイ=350円。西ヨーロッパの物価の高さからするとこの国はまだまだ物価が安いようで嬉しくなりました。

市場の果物屋さん
シゲトゥ・マルマツィエイは周辺の木造教会や修道院の観光の拠点となる町なので1泊することになりました。泊まったのは3つ星ホテル「グラニダ・モリイホテル」。山もあるので自然豊かな緑の多いロケーションで和める環境です。
7月初め、外は38℃もあって、今年は日本と変わらない猛暑です。エアコンがよく効くホテルなので助かりました。でもシャワーはなぜか外に飛び散ってずぶ濡れになるし、湯沸かしポットもコーヒーもミネラルウォーターも置いてないので、それほど設備がいいとは言えません。これがルーマニアの田舎ではスタンダードなサービスのようです。
翌朝の朝食バッフェは、欧米の団体客が来ていたので出遅れて一旦カスカス状態に・・・・。ミニクロワッサンの新しいのを運んできてくれたのでホッとしました。
イモトアヤコさんも来ていた!サプンツァの陽気な墓に魅了される

ずらりと並ぶ陽気な墓!
「陽気な墓」というものの存在が行く前から気になっていました。今回マラムレシュ地方を旅する際に一番楽しみにしていたのがここだったのです。なんでお墓なのに陽気なんでしょう?
ルーマニア最北端、ウクライナとの国境のすぐ手前にあるサプンツァ。この地方には独特のお墓があって、ブルーを基調に、カラフルで楽しいムードの木製のお墓が並んでいました。
生前の職業などを元にイラストが描かれ、エピソードが面白おかしく記載されているのです。写真をはめ込んだのもあります。

イモトアヤコさんの架空のお墓
ユニークなものでこんなお墓がありました。
義母のことを婿さんが語っています。「私たちはずっと決して仲が良いとは言えませんでした。義母は亡くなり・・今は静かになりました。お墓の前にいる方。どうか大声で話さないでください。義母が目覚めては大変だから・・・」
なんだかんだ言っても愛情深い婿さんのようです。こんな一ひねりしたエピソードが多いそうです。
1935年からこうしたお墓を作り始めた元祖の男性はスタン・イオン・パトラシュ氏。最初は友人のために作ったお墓を見て、村の人々が皆頼むようになったとか。今は3代目の男性が一人でお墓を作り続けているのです。費用は500~900ユーロで、一つ作るのに1か月かかるそうです。
2017年、「イッテQ!」の番組でやって来たイモトアヤコさんのお墓が飾ってありました。番組で大蛇にかまれて死んだ。それで視聴率が60%になったという架空のエピソードが書かれていました。(笑)
ずらりと並ぶお墓の隣に聳える美しい教会のような建物がありました。これはスタン・イオン・パトラシュ記念館でした。
シュルデシュティ木造教会

尖塔の高さが目を引くシュルデシュティ木造教会
バヤ・マーレから東へ20㎞ほど離れた小さな村にある木造教会がシュルデシュティ木造教会。世界遺産に選ばれているだけあって、その尖塔は高さが72mもあって壮観です。これはヨーロッパでも最も高い木造教会のひとつに数えられています。

イコンがたくさん飾られている
この教会はローマカトリックの教会です。中へ入ってみると、天井までびっしりと壁画(天井画)が描かれ、カトリックなのに正教会のようにイコンも飾られているのは不思議でした。またこの地方独特の白地に赤い刺しゅう入りの布が掛けてあります。
ちなみに正教とカトリックでは祈りのポーズが異なるとか。正教の方は3本指を付けて三位一体となし、父と子と精霊の皆においてアーメンと祈りますが、カトリックは手を平らにして行うそうです。ガイドさんがそのように説明してくれましたが、私は初めて知りました。
ルーマニアのおすすめツアー



イエウド村のペンションで民族衣装体験

ペンションの女性と一緒に記念写真
14世紀に建てられた最も古い世界遺産の木造教会があるイエウド村。自然豊かで静かな環境にあるペンションで、この地方の民族衣装を着る体験ができると聞いてやってきました。
ペンションの衣裳部屋に入って圧倒されました。壁にびっしり刺繍の入ったブラウスやカラフルなスカート、スカーフがずらっと飾られ、棚にも山積みの衣装が所狭しと置かれています。たくさんある衣装から自分の好みの色柄のものをチョイス。私は白地に赤い刺しゅうのブラウスと、赤い花柄のスカート、黒字にカラフルな柄入りのスカーフを選びました。
白い厚手のハイソックスを履いたら、ペタッとした黒い靴を履いて、長い黒革の紐を膝まで巻き付けていきます。これは難しいので宿の女性がやってくれました。
以上で着付けは完了。ブルーのスカートを履いている宿の人と一緒にペンションのお庭で記念写真を撮りました。一人で気取った写真も・・・。

ランチに出たチキンピラフ
民族衣装を着て、そのままランチタイムもできたけれど、何となく体も足も締め付けが強かったので、私はいったん着替えてからペンションのレストランへ。
ペンションで作られている陶器のお皿でお食事がサーブされました。
★ビーフ入りのさっぱりしたコンソメスープ。
★チキンピラフ
★チキンソテー…塩辛かった
★デザートはゴゴシ=ドーナツのことです。揚げ立てで美味しかったです。手作りのかりんのジャムとプラムのジャムをつけて頂きました。カフェにもよく合いました。
シク村で温かい人々と出会った~

日曜の朝、教会へ向かうご夫婦に出会う
住民の9割がハンガリー人だというシク村。まずは日曜の朝とあって、教会に行く人々に会いに出かけました。11時、鐘が鳴ったら、村の人々が正装してたくさん教会へやってきました。ハンガリー人の住民がほとんどで、教会はプロテスタントです。
一番乗りの老夫婦は、シックで伝統的な装いです。女性は黒いスカーフを巻いて、白いブラウスと黒いスカート。男性はベストも着てペタンとしたつばの狭いストローハットを被っています。このあたりの男性が皆さん被っている伝統的な帽子です。写真を撮らせてもらいました。
赤ちゃんの洗礼のために来ていた若夫婦は華やかな正装です。教会に行くときに一番いい服を着るという発想は、あまり信仰心のない日本人には別の世界の気がします。でもある種尊敬の念が湧いてきます。
シク村で昔から知られている民族衣装に、アコーデオンのようなひだの付いた大きく膨らんだ袖の白いシャツがあるそうですが、それを着ている人には出会いませんでした。残念!
信者でもない私を教会のミサに参加していきなさい、と優しいおじさんが誘ってくれました。そんな真心に心がポッカリ温かくなりました。

初めて会ったのに家族のようにもてなしてくれたクララさん
シク村で暮らすハンガリー人のクララさんのお宅を訪問しました。ランチをご馳走になるプログラムです。ご主人と二人暮らしのクララさんは手芸も料理も得意です。自分で絵を描いたというお皿や刺繍した美しい布に囲まれてニコニコ笑っている優しいおばあさんです。
初めまして、ミツコと言います。そう挨拶するとクララさんの目がキラっと光りました。「オー、ミチコ!!」と言って私に抱き着いてきたのです。聞くと、今から30年近く前にTV番組の「世界ウルルン滞在記」で女優の羽田美智子さんがやって来てクララさんのお宅に滞在したのだそうです。いろんなエピソードを聞かせてくれました。
今でも忘れられない懐かしいミチコさんと名前が似ていた私。私はミツコですと言ってもダメ。そのあとも何度もミチコミチコと呼ばれました。

チキンの骨付き、ミニパスタも入ったコンソメスープ
チキンの骨付き、ミニパスタも入ったコンソメスープ、ビーフシチュとマッシュポテト、マリネサラダ、デザートは大きなサワーチェリーの入ったケーキです。クララさん手作りの料理はどれもが優しい美味しさの口に合うものばかりでした。
ガイドのカルラさんはおばあちゃんがよく作ってくれた大好きなサワーチェリーのケーキと同じだと感激して、大きいのを3切れもペロッと食べていました。蜂蜜を入れたヘルシーなコーヒーも一緒に私も楽しんで頂きました。
今でも懐かしくてまた食べたいと思うケーキなのでした。そしてまたミチコと呼ばれに再会したいと願います。
シク村のペンション SOVIRAG PANZIO

シク村のペンションは内装がフォークロア調
「塩の花」という意味のペンション。シク村は以前岩塩が採れたそうです。村独特のデコレーションの可愛いペンションです。エアコンや冷蔵庫はありません。ホットシャワーあり。
ペンションの設備はホテルのようにはいかないと考え、日本から持参したものが役に立ちました。
★ふわふわのタオル←バシバシのタオルが一応ありましたが
★リンスインシャンプー←シャンプー&シャワージェルが一応あったけれどリンスはなし
★ティッシュBOX←これはどのホテルでもほぼなかったので、現地調達
ちなみに廊下に共用の冷蔵庫とコーヒーメーカーがありました。

シンプルだけど素材の美味しさが際立つ朝食
ディナーはボリュームたっぷり
★チョルバ いつもの野菜スープでルーマニアでは味噌汁みたいに必ず食べるそう。トマトベースで肉も入っていました。
★パン フワッとしたトースト状
★メインはサルマーレ ルーマニア風ロールキャベツ 豚ミンチが入っていた。細い三角巻きだが1本でお腹がいっぱいに!トウモロコシのポレンタを添えて
★ビールはトランシルヴァニア産 11レイ(385円) ルーマニア産ワイン グラスで15レイ(525円) カフェ 6レイ(210円)
朝食は充実していて結構おいしかった
ソーセージ、マスタード、ハム、トマト、パプリカ、きゅうり、モッツアレラやフェタチーズなど3種のチーズ、バター、プラムのジャム、ホットフルーツティ、パン、焼き立てのスクランブルエッグ
野菜は新鮮で食材はどれもがいいものだったので満足。
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カルパチア山脈の岩山に囲まれた自然の美しいルメテア村

こんな大自然に囲まれたルメテア村は人気が高い
ルーマニアで最も美しい村という呼び名も高いルメテア村。カルパチア山脈に囲まれて緑豊かなのどかな村です。私が行ったのは夏休みの日曜日とあって観光客が大勢来ていました。村の中心には土産物店やカフェ、COOPまであって町のようです。
今夜の宿もペンションと聞いていたので、COOPでティッシュBOXとか水とか買い出ししていきました。ところが行ってみるとまるで3つ星ホテルのように設備のいい宿でした。

ルメテア村のペンションは可愛い屋根裏部屋だった
その名は「CONACUL SECUIESC」。民芸風インテリア、屋根裏部屋スタイルでチャーミングな印象です。冷蔵庫もミニバーも付いています。ティッシュBOXもタオルもたくさんあってコンディショナーもありました。設備も完璧!レストランがたくさんのゲストでにぎわっていました。皆さんそよ風に吹かれて心地よさそうに食事しています。ルーマニア人ファミリーがほとんどです。
屋外のパラソルの下、私はガイドさんとドライバーさんと一緒にディナータイムです。
★サラダはいつものキュウリとトマト
★白身魚のフライとレモンスライス、ブロッコリー、カリフラワー、ニンジン、タルタルソース
★デザートはケーキの上にパフェのようなホイップクリームが載ったもの…甘くて濃厚
私が今回の旅で一番気に入ったのがこのビスクリ村でした!

村の家並みも昔風で情緒がある
シギショアラの街からだと車で約1時間ほど。ビスクリ村はそれほど辺境というロケーションではないのですが、イメージが最高の辺境でまさに桃源郷の村と呼びたいところなのでした。
村全体が世界遺産で、とことん保存されているというのが印象的。車は入れないし、道もあえて舗装せず、昔のままの歩きにくい石畳です。家並みもルーマニアの田舎の農家とはこういう風なんだと思わせる素朴な建物が並びます。淡いパステルカラーのきれいな家で、コウノトリが屋根の上に大きな巣を作っていました。道端には朝にこの道を通る馬や牛のための水飲み場もあります。自然のまま、そのまま、時が止まったままだともいえる風景なのです。
私は素朴な馬車に乗ってチーズ農家のある牧場へと散歩に出かけました。村の砂利道を通り抜けて村のはずれにさしかかると、あたり一面に緑の草原が広がり、小さな色とりどりの花々が乱れ咲いていて、本当に牧歌的な風景が味わえます。たくましい2頭の馬はおじさん一人が走らせて延々と進みます。ガタンガタンと道は悪いものの、のどかな風景に癒される時間が続きます。でも行けども行けども牧場には着かず、1時間半ほど灼熱の太陽の元進んで行って、やっと到着。
牧場では可愛い羊が出迎えてくれると思っていたら、出てきたのは牧羊犬の群れ。それも飛び切り獰猛な犬たちが不審者のごとき我々に吠え掛かって来て、さすがにかなり焦った私たち。
私が予想していた羊の牧場とはまるで違う。そんなことを愚痴るように帰ってからドライバーさんに話しました。すると彼の言ったのは、こんな話でした。

この馬車でいざ羊の牧場へ!
チーズ農場は羊の放牧の場所が変わるから毎年移動するそうです。私たちが向かった時はかなり遠い場所に移動していたようで、だからたどり着くのに時間がかかったのでしょう。羊の牧場はショーを見せるところではないです。ここでは生の暮らしがあって、本当の姿を見てもらうだけ。このビスクリ村の大自然の暮らしそのものを観たいと思う人だけが行けばいいんです。
確かに私が勝手に想像していたにすぎず、ドライバーさんの言うことに深く納得したのです。
こうした自然のままの村を愛し、別荘を買ったというイギリスのチャールズ国王。環境保護主義者としても知られています。別荘の中には入れないけれど入り口から中を覗いてみました。とりわけ豪華でも何でもない別荘。こういうところを愛するチャールズ国王という人の好感度が少し上がった気がします。
ビスクリ村で泊まった料理が最高に美味しいおすすめの宿 VISCRI 125

部屋の入口もムード満点
村全体が世界遺産の建物のひとつがこのペンションとなっています。昔ながらの蔦の絡まる外観ですが、内装はモダンでリノベーションされて快適です。メゾネットタイプの私の部屋は2階にサウナとジャグジー付き。アメニティもそこそこ充実し、ドライヤーも置いてありました。
でもなんといってもこのペンションの良さは食事の美味しさにあります。オーナーである息子さんはスペインにいて夏休みだけ帰ってくるそうで、通常はお母さんが切り盛りし、料理も作っているとか。彼女の料理は今回のルーマニア旅行で最高の味でした!!食材が新鮮で美味しいこともあるのでしょう。

このトマトの美味しさといったら!!
本日のディナー 冷えたビールもありました。
★七面鳥のトマトベースのスープ 最高のスープ!さらっとしたコンソメにこってりと美味しいサワークリームを入れて、ふんわり食パンを浸して食べる。ピリ辛トウガラシの酢漬けを少し入れて味変も格別。
★チキンとダンプリングのトマトソース煮込み これまたデリシャス!
朝食バッフェ
★ハム、ベーコン、チーズ2種、きゅうり、トマト、赤玉ねぎ、パプリカ、ジャム、サラミ、 ツナクリーム、サワーチェリーのケーキなど
トマトがめちゃ旨、赤玉ねぎも辛みがない。
豪華でなくてもこれだけ一つ一つの食材が丁寧で美味しいものだと満足。
こんなにいい食材に恵まれて、料理人も幸せだと思いました。
ルーマニアのおすすめツアー




まとめ

デザートのゴゴシ
ルーマニアの桃源郷のような村の話、いかがでしたか?今度ルーマニアを旅行するなら、ぜひこの中の村をチョイスして足を延ばしてみては?ありきたりのツアーでは味わえない体験ができるはずです。

イエウドの木造教会