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アルメニア7大スポット!! キリスト教のルーツを旅して

アルメニア正教の特徴の一つ、ハチュカル(十字架の石碑)

アルメニア正教の特徴の一つ、ハチュカル(十字架の石碑)

アルメニアは、ノアの箱舟伝説で有名なアララト山の麓に広がる、世界最古のキリスト教国です。このアララト山は現在トルコ領になっていますが、紀元前1世紀にこの地を中心に大アルメニアが繁栄していたことから、今もアルメニア民族のシンボルで、紙幣にも描かれています。アルメニア最大の見所は古い教会です。古都エレバン近郊にあるアルメニア正教の総本山、エチミアジン大聖堂は世界各国に住むアルメニア移民にとって心の拠り所となっています。

アルメニアに関する基本情報
正式国名 アルメニア共和国
場所 ユーラシア大陸の南コーカサスに位置する内陸国
トルコ、ジョージア、アゼルバイジャン、イラン国境を接する西アジアの国
首都 エレバン
面積 2万9,800平方キロメートル(日本の約13分の1)
人口 300万人(統計2021年)
通貨 ドラム
宗教 キリスト教(東方諸教会系のアルメニア教会)
民族構成 アルメニア系(98.1%)、ヤズィディ系(1.1%)、ロシア系(0.3%)、アッシリア系(0.1%)、クルド系(0.1%)、その他(0.3%)
言語 アルメニア語(公用語)ホテルやレストランでは英語が通じます

紀元前8世紀から現代へ・・・歴史を見てきたエレバン

エレバンのランドマーク、カスカードから望むアララト山

エレバンのランドマーク、カスカードから望むアララト山

アルメニアの首都エレバン。エレバンの歴史は深く、なんと紀元前8世紀まで遡ります。町の中心にあるカスカードは、アルメニア建国50周年を記念して建てられ、頂上から市内はもちろん、遠くにアララト山を見る事ができます。このカスカードを中心に、放射線状にいくつもの通りが伸びています。ホテルや博物館、郵便局は美しいバラ色の凝灰岩で建てられていて、「石の国」と呼ばれるアルメニアにふさわしい街並みです。

エレバン近郊の見所の一つ、リプシメ教会

エレバン近郊の見所の一つ、リプシメ教会

一方で、一部には旧ソ連時代の建物がいまだに残り、去りし日のエレバンの面影を残しています。またアルメニア旅行に欠かすことのできないエチミアジンを始め、3つの世界遺産(ハフパットとサナヒン修道院、ゲガルト修道院、エチミアジンとスヴァルトノツ)に行くための起点となる町でもあります。

エレバン
正式名 エレバン
場所 アルメニア共和国の首都であり、同国最大の都市(政治・産業・文化の中心地)
面積 エレバンの面積は約227km²ほどで、おおよそ東京の5分の1ほどの面積
人口 約107.5万人
行き方 日本から直行便はなく、中東又はヨーロッパの都市で乗り継ぎが必要。
所要時間 (乗り継ぎ時間を含めて) 最短で15時間半程度、
エレバン訪問によく利用する航空会社 ターキッシュエアラインズ、カタール航空、アエロフロート・ロシア航空

世界最古の教会 エチミアジン大聖堂と教会群

アルメニア正教の総本山で世界遺産のエチミアジン大聖堂

アルメニア正教の総本山で世界遺産のエチミアジン大聖堂

世界で初めてキリスト教を国教としたといわれるアルメニアには、当然、歴史深い大聖堂や修道院が点在しています。その中で最も重要と言っても過言ではない、アルメニア正教の総本山、エチミアジン大聖堂(世界遺産)は世界最古の教会と言われています。大聖堂の横にある宝物館には、キリストの脇腹を刺したとされる「ロンギヌスの槍」や「ノアの箱舟の破片」といった、にわかには信じがたいような品々が大切に収められています。

これが「キリストの脇腹を刺した」とされる槍!

これが「キリストの脇腹を刺した」とされる槍!

4世紀には教会の基盤ができ、後に増改築を繰り返し完成した大聖堂の圧倒的な存在感を見せる外観や、内部のフレスコ画、ドーム天井の装飾の美しさは際立っています。アルメニアを旅するということは、まさにキリスト教の起源に触れる旅でもあるのです。

エチミアジン大聖堂
エリア エレバン郊外
住所 Manushyan St, Vagharshapat, Armenia
公式サイト https://www.armenianchurch.org/
営業時間 07:00-20:00 (宝物庫は10:00-17:00)
定休日 なし(宝物庫・月曜)
入場料 1000ドラム
アクセス 首都エレバンから西に約20kmでタクシーまたはバスで約30分

ギネス認定世界最長のロープウェイで行くタテヴ修道院

世界最長のロープウェイから望む、世界屈指の絶景!!

世界最長のロープウェイから望む、世界屈指の絶景!!

アルメニア一美しいと言われるタテヴ修道院がある村は、周囲を深い谷で囲まれています。山道・悪路のロングドライブでしか行くことができなかったこの場所に、2010年にロープウェイがかかりました。全長5752m、所要時間約12分、ギネス公認の世界最長のロープウェイです!ただ距離が長いだけではなく、その12分の絶景たるや!雪を冠したコーカサスの山々と、眼下に広がる深い緑の谷、抜けるような青空のパノラマはまるで鳥になり大空を羽ばたいているようです。

アルメニア一美しいと謳われる、タテヴ修道院

アルメニア一美しいと謳われる、タテヴ修道院

タテヴ修道院の創設は9世紀頃。灰色の石でできた修道院はとてもシンプルな造りでありながら、だからこそ教会に差し込む光が一層厳かに、輝きに満ちているように感じます。14世紀頃には大学も併設され、アルメニアの学問・文化を支えた場所となりました。

タテヴ修道院
エリア エレバンから南東に280キロ、イランと接するシュニク州のほぼ中央に位置する
住所 H45, Tatev 3218 Armenia
公式サイト https://tatever.am/en/tatev-monastery-complex
営業時間 ロープーウェイの営業時間11:00-18:00
*ロープーウェイの営業時間は季節により異なります。
定休日 月曜日 (ロープーウェイ)
アクセス ゴリスタウンより車で約1時間又はハリゾール村より運航しているロープーウェイ(Wings of Tatev) で12分

アララト山の雄姿に抱かれた、ホルヴィラップ修道院

まるで絵葉書のようなホルヴィラップ修道院とアララト山

まるで絵葉書のようなホルヴィラップ修道院とアララト山

エレバンから郊外に車を走らせるとやがて見えてくる雄大な山、アララト山は、ノアの箱舟が辿り着いたという伝説で有名です。そのアララト山を臨むように佇むホルヴィラップ修道院。歴史は古く、なんと4世紀まで遡ります。アルメニアに初めてキリスト教を伝えたとされる聖者グレゴリウスは異端者とみなされ、このホルヴィラップ修道院に13年も幽閉されてしまいます。

ホルヴィラップ修道院 その先はすぐトルコ領になる

ホルヴィラップ修道院 その先はすぐトルコ領になる

その後、当時の国王を病から救ったことで、グレゴリウスの功績は認められることとなり、西暦301年、世界で初めてキリスト教を国教としました。ノアの箱舟伝説のアララト山と、聖者グレゴリウスとかかわりの深いホルヴィラップ修道院は、まさにアルメニア人の誇りともいえるでしょう。

ホルヴィラップ修道院
エリア エレバンから南へ約40km、トルコとの国境にほど近い
住所 H11 , near the village of, Pokr Vedi 0612 Armenia
アクセス エレバンから車で約1時間

世界最古のワイナリー探訪

紀元前4世紀 世界最古のワイナリーがこれだ!

紀元前4世紀 世界最古のワイナリーがこれだ!

世界最古のワイナリーと聞くと、何のこと?と思うかもしれませんが、今から約6000年前のワイン醸造の遺跡が、アレニ村で発見されました。洞窟の土の中に素焼きの壺があり、その中からワインの成分が見つかったのです。中世からイスラム教の支配下に置かれることもありましたが、そんな中でも現在に至るまで伝統的な醸造方法が受け継がれてきたことには驚きを隠せませんね。

近郊のワイナリー訪問 アルメニア土産に絶対オススメ!

近郊のワイナリー訪問 アルメニア土産に絶対オススメ!

アレニ村の名産はもちろん、ワイン!遺跡の近くにはワイナリーがいくつかあり、美味しいワインが驚きの低価格で購入できます。帰国時の関税さえなければ、何本も買い占めたくなってしまいます。時に、道端の露店で有名炭酸飲料に入った自家製ワインも売っています。こちらはお土産には適していないかもしれませんが、滞在中の楽しみにトライしてみるのもいいですね。

アレニ-1複合洞窟
エリア 首都エレバンから約110km南東のヴァヨッツゾール地方「アレニ村」
住所 アルメニア 〒3604
公式サイト https://arenicave.livejournal.com/
アクセス エレバンより車で約1時間45分
「ガヴィット」と呼ばれる伝統的な建築様式で建てられたハフパト修道院

「ガヴィット」と呼ばれる伝統的な建築様式で建てられたハフパト修道院

キリスト教国として、世界一の歴史を持つアルメニア。それゆえに古くから建てられた修道院群は、どれもが石造りで重厚な雰囲気に満ちています。その中でも一際厳かで気品に溢れ、世界遺産にも指定されているハフパト(ハフパット)修道院とサナヒン修道院は必見です。そのロケーションの神秘性も特筆もの。アルメニア北部の切り立った岩山や断崖絶壁に建ち、緑の草原の静寂の中で唐突に佇む修道院の姿は、訪れる者に感動を与えます。

サナヒン修道院のハチュカル

サナヒン修道院のハチュカル

10世紀に創設されたサナヒン修道院と、その10年後に建てられたハフパト修道院は、アルメニア産の玄武岩を使い、ビザンチン様式とアルメニア様式が融合した、独特な建築様式となっています。どちらの修道院にも、アルメニア教会の特徴でもあるハチュカル(十字架の石碑)がいくつも飾られています。どれも細かく、様々な美しいレリーフが彫られていて、ついつい魅入ってしまいます。

ハフパト(ハフパット)修道院とサナヒン修道院群
エリア ジョージア国境近くアリバルディ町郊外、エレバンからは北に約170キロ
住所 Villages of Haghpat and Sanahin, Lorri Region
公式サイト https://whc.unesco.org/en/list/777/
アクセス ハフパト(ハフパット)修道院は首都エレバンから約車で3時間、サナイン修道院はさらにそこから約2km南東先

ガルニ神殿&ゲガルト修道院

玄武岩で作られたガルニ神殿

玄武岩で作られたガルニ神殿

ガルニ神殿
エリア エレバン南東約30キロ
住所 Garni Temple, Kotayk, Armenia
公式サイト https://www.mshakuyt.com/page-details.php?id=39&lang=en
営業時間 09:00~22:00
定休日 無休
アクセス エレバンより車でガルニ神殿まで約50分

紀元前3世紀に造られた、アルメニアに唯一残るヘレニズム建築のガルニ神殿。アルメニア王の夏の住まいとして使われていました。この神殿が作られた当時、アルメニアはギリシャやローマの影響を受けていた時代で、異教の神太陽神に捧げるために造られ、1年に1度、神殿内を太陽の光が照らす構造になっているのだとか。残念ながら17世紀の地震で多くが倒壊してしまい、今ある姿は1970年代に再建されたものです。

入口の門から見たゲガルド修道院

入口の門から見たゲガルド修道院

ガルニ神殿のすぐ近くに、世界遺産にも登録されているゲガルド修道院があります。4世紀、大きな岩をくり抜いて造ったという驚きの修道院です。ゲガルドには槍という意味があり、現在エチミアジンに展示されているキリストの脇腹を突いたとされるロンギヌスの槍は、かつてはここに祀られていました。機械もなかった時代に、どれだけの熱意をもってこの修道院を作り上げたのでしょうか・・・。先人の偉業と情熱に感嘆のため息が出てしまいます。

ゲガルト修道院
エリア エレバン南東約40キロ
住所 Garni 2215 Armenia
公式サイト http://whc.unesco.org/en/list/960/
営業時間 09:00~20:00
定休日 無休
アクセス エレバンより車でゲガルト修道院まで約50分

まとめ

紀元301年に世界で初めて、キリスト教を国教としたアルメニアは2011年から世界で初めて「チェス」を義務教育に取り入れています。アルメニアの文化大臣によると「チェス」の授業を通じて、子供たちのリーダーシップ力、判断力、戦略的な計画を練る力やクリエイティブな発想力を育てるということ。他にも子供の考える力が伸び、自分に自信を持つ事ができるとそれが他分野へも良い影響を及ぼすことなどもあるようです。

「先を読む力」や「考える力」を養う。これは、アルメニアが古くから交通の要衝であったため、多くの民族が往来し、交易で栄えるとともに、度重なる異民族の侵入と支配の歴史を歩んで来たからこそアルメニア人の内なる力、発想力なのではないでしょうか。
隣国とは全く異なる文化を持つアルメニア知れば知るほど興味深い国です。是非、訪れてみて下さい。

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