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未知なる国イランおすすめ都市 ベスト7

モスクの模様を閉じ込めたような美しいミーナー・カーリー。

イランと聞くと危険な国と思う人もいるのではないでしょうか?実際、海外旅行でイランを訪れる日本人は珍しいかもしれません。しかし、イランにはペルシャンブルーの美しい建築物が多く、見所がたくさんあり、人もとてもあたたかく迎えてくれて観光にぴったりの国なんです。歴史ある古代遺跡も残っていますよ。繊細な模様が綺麗なミーナー・カーリーのお皿や布製品、象牙細工などの伝統工芸品やローズウォーターなど、お土産選びも楽しめます。未知の国に一歩踏み出してみませんか?

「世界の半分」と言われるイスファハンは必見

マスジェデ・シェイク・ロトゥフォッラーのドームは内も外も繊細な美しさ。

イスファハン(エスファハーン)は「イランの真珠」と呼ばれるほど美しい街として知られ、イランを訪れるなら外せない場所です。大きな見所は街の中心のエマーム広場。この広場からはアーリー・カープー宮殿、マスジェデ・エマーム、マスジェデ・シェイク・ロトゥフォッラー、ゲイサリーイェ門がぐるりと見渡せ、バザールや職人街が広がっています。広場からの眺めだけでもかなりの見応えがあり、イランに来た事を実感できるでしょう。

チャイハネで水たばこに挑戦してみては?

また、宮殿や寺院はそれぞれ世界遺産に登録されていて、美しいイスラム芸術を堪能することができます。アーチ状のエイヴァーンなどの至る所に、イランらしい青のタイルが使われていて、細かな装飾も綺麗でつい目を奪われてしまいます。ザーヤンデ川にかかる11本の橋を巡ってみるのもおすすめですよ。

イスファハン
エリア名 イスファハン
アクセス方法 テヘランから国内線で約1時間半
主な見どころ マスジェデ・エマーム、マスジェデ・シェイク・ロトフォッラー、アリー・カプー宮殿、
マスジェデ・ジャーメ、ヴァーンク教会、バザール
ロゴ

みずみずしい花と緑あふれる古都シラーズ

エラム宮殿の噴水。イラン人もたくさん訪れています。

シラーズはバラが美しいことで有名です。特にエラム庭園はバラをはじめ四季折々の花が咲き乱れ、ペルシャ式庭園として世界遺産に登録されています。また、イランの有名な詩人ハーフェズとサアディーの出身地で、文化や芸術の発信地でもあります。彼らの墓は現在も緑豊かで美しく整備されていて、人々の憩いの場になっています。

マスジェデ・ナスィーロル・モルク。ローズモスクとも呼ばれています。

また、シラーズの近年の人気急上昇スポットがマスジェデ・ナスィーロル・モルク、通称ピンクモスクです。午前中に訪れると、ステンドグラスを通して光が差し込み、礼拝堂内がピンクや黄色、青などの鮮やかな色に染まります。中庭側の壁は入り口から奥までアーチ状のステンドグラスが続いているので、この時間は入り口から奥までカラフルな世界が広がって、とても幻想的です。この景色を見に行くなら午前中到着がマストですよ。

シラーズ
エリア名 シラーズ
アクセス方法 テヘランから国内線で約1時間半
主な見どころ マスジェデ・ナスィーロル・モルク、サーディ廟、ハーフェーズ廟、バザール

大都市ながら観光スポットもある首都テヘラン

ヒジャーブの下では髪を高めに結んでおくとシルエットが綺麗になるそうです。

イラン人女性は黒いチャドルで全身をすっぽり覆っている人が多いですが、首都テヘランではチャドルではなくマントとヒジャーブで、髪も見えていたりと、ラフな感じの女性も目立ちます。テヘラン市内はメトロやバス、路線バスのようなBRT、又はタクシーで移動できます。メトロには女性専用車両もあるので、男性は間違えないように注意しましょう。

ゴレスターン宮殿。こんなにギラギラした部屋もイランならでは。

空港から市内への道中に見える金色のドームは、イスラーム革命の指導者エマーム・ホメイニーの霊廟です。内装は白を基調にした豪華な空間で、今も多くの人が巡礼に訪れていますよ。また、イランは広大な土地に歴史ある遺跡が点在していますが、テヘランのイラン考古学博物館に行けば、それらをまとめてチェックできます。また、キラキラと豪華絢爛なゴレスターン宮殿も見ておきたいですね。

テヘラン
エリア名 テヘラン
アクセス方法 日本から中東やヨーロッパ諸国で乗継ぎ、16~20時間前後
主な見どころ イラン考古学博物館、ゴレスターン宮殿、アザーディー・タワー、
エマーム・ホメイニー霊廟、バザール

ゾロアスター教の聖地ヤズド

ゾロアスター教の善の神アフラ・マズダ。

ヤズドには拝火教とも呼ばれるゾロアスター教の信者が今も住んでいて、聖なる火が灯る寺院を見学することができます。ゾロアスター教の神、アフラ・マズダの像も見られますよ。ゾロアスター教徒の墓地である沈黙の塔にも登ることができるのですが、1930年代に禁止されるまではここで実際に鳥葬が行われていました。現在は鳥葬の形跡は見られずシンプルな塔ですが、不思議な気分になる場所です。上まで登ると見晴らしがよいですよ。

沈黙の塔は2つあり、その一つがこちら。

砂漠地帯にあるヤズドの街には、地下水路が整備され、涼しい風を採り入れるバードギールという塔が普及しています。バードギールは円柱形や角柱形などデザインが様々で、ヤズドのあちこちの家に煙突のようについているので、訪れる際には注目してみてくださいね。

ヤズド
エリア名 ヤズド
アクセス方法 テヘランから国内線で約1時間、バスで約7時間
入場料 マスジェデ・ジャーメ、沈黙の塔、ゾロアスター教寺院

中東の遺跡最大の見所の一つ、ペルセポリス

百柱の間の門と柱が青空に映えますね。

ペルセポリスはアケメネス朝ペルシャ帝国の都で、当時の繁栄ぶりを伺わせる壮大な石造りの宮殿跡が残されています。その後アレクサンドロス大王によって壊されてしまい、現在は跡地になってはいますが、それでも広大な敷地に残る列柱やレリーフから歴史を感じ取ることができます。レリーフが綺麗に残っているところもありますよ。

双頭の鷲像はイラン航空のマークにもなっています。

特に謁見の間、アパダーナのレリーフには、王に特産物などを献上しにきた各国の使者が列をなす様子が彫られ、帝国が当時、エジプトや地中海のイオニア、インドやパルティアなど、かなりの地域に勢力を広げていたことがわかります。それぞれの使者が特徴的に彫刻されているので、じっくり見てみると面白いですよ。また、丘の上からはペルセポリスが一望できて、その広さを実感できます。

ペルセポリス遺跡
エリア名 マシュハド(マシャド)
アクセス方法 シラーズからタクシー、又はバスとタクシーで約1時間
入場料 200,000リアル(500円前後)

シーア派の聖地マシュハド

エマーム・レザーの聖墓は夜も訪れたいですね。

マシュハド(マシャド)には8代目エマーム・レザーの殉教地として、今も多くの巡礼者が訪れます。街の中心ハラメ・モタッハル広場(ハラム)には、エマーム・レザー聖墓やマスジェデ・アズィーメ・ゴウハルシャード(ゴハルシャード・モスク)、博物館などがあります。
ハラムにはイスラム教徒以外も入れますが、他の街より服装などのルールは厳しめ。女性は黒のチャドル着用で顔以外の全身を覆い、男性は長袖長ズボンがマナーとされて、荷物を預けてボディチェックも受けます。

マシュハドのバザールでは、実は生産量世界一のサフランも買えますよ。

エマーム・レザー廟が最大の見どころで、大勢のムスリムが集団礼拝をする様子は圧巻です。さらには金ぴかに輝くまばゆい内装にも驚かされます。夜はライトアップもされて、さらに輝きを増した姿が見られますよ。近くには大きなバザールもあり、お土産探しも楽しめます。

マシュハド(マシャド)
エリア名 マシュハド(マシャド)
アクセス方法 テヘランから国内線で約1時間半
主な見どころ エマーム・レザーの聖墓(ハラメ・モタッハル広場)、博物館、バザール

まるで火星!?イランの秘境ゲシュム島

こんな奇妙なスポットがたくさん。

イランを訪れるにはビザが必要ですが、実はビザなしでも入国できる場所があるのをご存知ですか?自由貿易特区ゲシュム島なら、ドバイから直接入ればビザなしでOKなんです。
ゲシュム島はペルシャ湾に位置し、地殻変動や侵食によってできた独特の景観が広がるジオパークのような島です。まるで別の惑星に来てしまったかのような不思議な岩のスター・バレーやチャークー・バレー(チャークフ渓谷)、世界最長の塩の洞窟やマングローブ林など自然の見所が満載です。

伝統の手工芸品を作る女性。ネガーブをつけているのは年配の方が多いです。

周辺の海ではイルカに会えることもありますよ。シーフードも豊富で、エビのキャバーブや魚のシチュー、ロブスターなどが楽しめます。
また文化も独特で、女性たちがネガーブと呼ばれる仮面を目元につけているのが印象的です。さらには服がカラフルで、凝った伝統の刺繍もかわいいですよ。

ゲシュム島
エリア名 ゲシュム島
アクセス方法 バンダレアッバースからフェリーで約1時間
主な見どころ ホルベス・ケーブ、スター・バレー、ソルトケーブ、チャークー・バレー、ヘンガム島、マングローブ林
ロゴ

まとめ

イランにはこの国ならではの独特の文化や歴史を感じられる観光地がたくさんありますね。
旅行好きにもあまり知られていないマニアックなスポットもありますが、国際情勢なども関係して、日本では現地の情報がなかなか入手しにくいです。
そのため、イラン旅行を計画するなら、イランに詳しいファイブスタークラブなどの旅行会社に相談してみることをおすすめします。

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