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中東三大遺跡の謎に迫る!ペトラ遺跡の歩き方

味のあるお土産からも遺跡の雰囲気を感じます。

味のあるお土産からも遺跡の雰囲気を感じます。

シリアの「パルミラ遺跡」とレバノンの「バールベック遺跡」、そしてヨルダンの「ペトラ遺跡」は、3つ合わせて中東三大遺跡と呼ばれています。どれも世界遺産に登録され人気も高いのですが、パルミラ遺跡とバールベック遺跡は治安上の問題もあり、訪れにくい状況です。一方、ペトラ遺跡は出入国や治安上の問題はほとんどなく、毎年多くの観光客が訪れます。広大な遺跡なので、事前に見どころを把握して、見逃しのないようにしたいですね。主な見どころやそれを網羅したおすすめのルート、観光時の注意点などをご紹介します。

ペトラ遺跡の見どころ

断崖に挟まれた道を抜けると・・・

断崖に挟まれた道を抜けると・・・

ペトラ遺跡公園の広さは約264平方km。実は大阪市よりも広いのです。そんなペトラ遺跡の主な見どころは、シークやエル・ハズネ、エド・ディルなどです。見どころを絞れば、広大な敷地の中でもある程度は範囲が限られてきます。

エル・ハズネの前にはラクダも待機しています。

エル・ハズネの前にはラクダも待機しています。

遺跡の入り口から進むと、岩の裂け目が通路になっています。これがシークです。切り立った崖は高さ60~100mにも及び、その隙間を進むと、ふと視界が開けて神殿のようなエル・ハズネが見えてきます。崖を掘って作った高さ約43m、幅約30mの巨大なファサードはバラ色で、光の加減で1日50色に変化すると言われています。
そして、遺跡の奥地にあるのがエド・ディルです。主な見どころの中では最も遠いのですが、照りつける日差しの中、岩山を登った先に巨大な遺跡が見えてくると、探検家気分を味わえます。

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見どころを網羅できるおすすめルート

柱廊通りに立つ柱は地震に耐えて残ったもの。

柱廊通りに立つ柱は地震に耐えて残ったもの。

主な見どころを周る定番ルートをご紹介します。まずはシークを通ってエル・ハズネで記念撮影。さらに進んで円形劇場や数々の王家の墓を見てまわり、柱廊通りを通って、巨大な大神殿を見学します。

エル・ハズネよりさらに大きいエド・ディル。

エル・ハズネよりさらに大きいエド・ディル。

その先にあるレストランのバシン(Basin)でランチタイム。ただ、場所柄もあり料金は割高なので、ランチを持参するのも手です。ここでトイレに行っておきましょう。
ここからエド・ディルに向かいますが、1時間近く山道を登るので、体力が必要です。帰りは下り坂で、バシンまで約30分です。
このルートを丸1日でも周れますが、他にも遺跡は多いので、できれば2日ほしいところ。ちなみにペトラ遺跡の入場料は世界一高いとも言われ、1日券は50JD、約7,500円です!2日券は55JDで1日券とあまり変わらないので、お得感がありますよ。

日帰りも可能?ペトラ遺跡への行き方

メインゲートから馬に乗ることもできる。

メインゲートから馬に乗ることもできる。

ペトラ遺跡を見たくても時間がないなら、日帰りで観光することも可能です。アンマン~ペトラ間を約3時間で走るバスがあるので、早朝6時台にアンマンを出発、遺跡を観光して、夕方17時頃のバスでアンマンに戻るという弾丸スケジュールです。実際に遺跡観光できるのは5~6時間程度なので、見どころを絞り、馬を駆使するのもコツです。

こんな道をロバの上で揺られるのは怖いかも?

こんな道をロバの上で揺られるのは怖いかも?

先ほどのおすすめルートで、シークからバシンまで行って戻ってくるなら十分間に合うでしょう。しかし、エド・ディルまで行きたいなら急がなければなりません。そこで、馬で駆け上がれば時短になります。遺跡内は嫌になるほど馬やロバの客引きが多く、探さなくても向こうからやってきます。ただ、事前の値段交渉が必須なのと、エド・ディルへの山道は柵もないので、スリリングな移動になる事は覚悟しておきましょう。

週3回限定!ペトラ・バイ・ナイト

カラフルにライトアップされるエル・ハズネ

カラフルにライトアップされるエル・ハズネ

通常、ペトラ遺跡のオープン時間は朝6時から夕方18時まで。しかし、週に3日、月曜日・水曜日・木曜日だけ夜間に遺跡内に入ることができます。これはペトラ・バイ・ナイトと呼ばれ、夜間に遺跡内をライトアップして、ベドウィンの伝統音楽の演奏などを楽しめるイベントです。

夜のペトラ遺跡に入れる貴重なチャンス!

夜のペトラ遺跡に入れる貴重なチャンス!

夜の暗闇の中、通路にはロウソクが並べられています。特に夜のシークはとても神秘的な雰囲気で、見上げれば谷の隙間から満点の星空がのぞいています。エル・ハズネまで来るとたくさんのロウソクが置かれ、ショーやライトアップの演出が行われます。ショーよりも夜の神秘的な雰囲気が好評で、これを見られるのは日没後に遺跡に入れるペトラ・バイ・ナイトだけ!せっかくなら旅の日程をペトラ・バイ・ナイトの開催日に合わせてみてはいかがでしょうか?

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ペトラ遺跡観光の注意点

兵士の格好のスタッフさんも暑そう。

兵士の格好のスタッフさんも暑そう。

ペトラ遺跡の観光で注意してほしいのは、暑さ対策や客引きについてです。遺跡内は屋根のある場所はほとんどなく、常に日差しにさらされてかなり暑く、乾燥もします。その為、日除けの帽子やサングラス、リップクリームや水分補給の為の飲み物を用意しましょう。また、山道が多く、基本は徒歩観光なので、足元は歩きやすいスニーカーで。

ベドウィンの若者もカフェで一休みしています。

ベドウィンの若者もカフェで一休みしています。

ペトラ遺跡の名物とも言えるのがロバや馬の客引きです。エジプトやモロッコの”うざい”と有名な客引きに比べれば、マシかもしれませんが、次々に新しいベドウィンが現れて声をかけてきます。「馬車の料金は入場料に含まれているよ」と言われても、結局はチップやガイド代と称して金銭を要求されます。乗るなら事前にしっかり料金交渉を。これも一種のアトラクションだと思えば、楽しめるかもしれませんね。

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