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アメリカの大自然を200%楽しむキャンピングカー旅行とは?

早朝のイエローストーン マディソンリバー沿い

早朝のイエローストーン マディソンリバー沿い

トラベルプランナーの橋本です。私はこれまで100カ国以上旅をしています。広大なアメリカの大自然を堪能するなら「キャンピングカーの旅が最高!」と私は常々思っています。
私がこれまでしてきた100回近い旅の中で、ベスト1の旅を挙げるのであれば、キャンピングカーで巡ったイエローストーンかもしれません。
アメリカ各地をレンタカーで巡ったことも幾度とあるのですが、普通の車よりもキャンピングカーのほうがより強烈に思い出に残っています。
「海外旅行、しかも海外で運転なんて!」と誰しもが思うでしょう。しかし必ずあなたの思い出に残る旅行になることに間違いありません!

キャンピングカーで行くアメリカ旅のススメ

ジェニーレイクまでのトレイル

ジェニーレイクまでのトレイル

私がキャンピングカーを使って旅行をしようと思ったのは、既存のツアーに私の希望する最適な観光プランがなかったからです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私がキャンピングカーで旅したイエローストーン国立公園のベストシーズンは6~8月。現地の旅行会社はソルトレークシティ発着のツアーを、7月・8月を中心として2日間や3日間のプランで設定しているのですが、私が休暇を取れるのは9月。しかも2日間や3日間では短すぎる(とガイドブックにも書いてある)ので、なんとか長く滞在できないものか、と考えていました。

ジャクソン湖畔でサンドイッチをつくってランチタイム

ジャクソン湖畔でサンドイッチをつくってランチタイム

そんな折に、アメリカではキャンピングカーでの旅行がポピュラーらしい、という情報を耳にしたのです。もともと3人で旅をする予定だったので、ホテルの部屋を2つ取ることを考えるとキャンピングカーにしたほうが、食費も浮くしいいかもしれない、と思ったのです。

同行者に同意を得て、私は思わぬ形で、生まれて初めてキャンピングカーでの旅をアメリカですることになったのです。
結果「キャンピングカーでよかった」と思ったポイントがいくつかありましたので、次からの項目で詳しく紹介いたします!

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仲間内だけでワイワイ楽しめる!

私が実際に使ったキャンピングカー  C28タイプ

私が実際に使ったキャンピングカー  C28タイプ

キャンピングカーを選んだ理由はいくつかありましたが、実際に旅してみて期待以上によかったのが「周りに気兼ねなく旅ができる!」という点です。

私はこれまで現地発着のグランドサークル1泊2日の日本語ツアーやヨセミテ国立公園の日帰り日本語ツアーなどに参加したことがあります。ツアー代金を安くする上で仕方がないことではあるのですが、大人数のツアーの場合どうしても窮屈で息苦しく感じることが多かったのです。
1日や2日であれば耐えられなくはないのですが、同じ日本人とは言え他人様ですから車内で勝手気ままにくつろいで過ごすことができませんでした。

イエローストーン観光途中グレートソルト湖で浮遊体験

イエローストーン観光途中グレートソルト湖で浮遊体験

ましてや「暑いからエアコン付けて!」「トイレ行きたい!」「コンビによって~」などは気軽に言えるわけがありません。その点キャンピングカーであれば同乗者は勝手知ったる間柄ですので、かなり気楽に過ごすことができます。
好きな音楽やアメリカのローカルラジオやをかけながら過ごすことができるのも嬉しいですよね!気分も盛り上がります。

中には愛犬を連れての旅行、或いは足の悪い年配の方との一緒の旅行など、これまで難しかった旅行ができるのもキャンピングカーの人気の理由のようです。

朝日や夕日鑑賞も思う存分!自分のペースで旅行できる

野生のエルクの群れが出現 マディソンリバー沿い

野生のエルクの群れが出現 マディソンリバー沿い

そして、私が何にもましてキャンピングカーでよかったと思った点は、各自のペースで観光できたことです。
朝早く出発して日の出を見たいのであれば、早く出発することもできます。当然、同乗者には「着いたら起こして」と言っておいて、運転してくれているメンバーをよそに寝てたっていいわけです(笑)。かなり気楽ですよね。
団体ツアーの場合はこうもいきません。
普通サイズのレンタカー旅行であってもホテルをチェックアウトする必要もありますから、ベッドの上で「着いたら起こして」なんて言ったら「なに寝ぼけたこと言ってんの?」と怒られますよね。

ギャラリーを見つけたら絶好の撮影のタイミング!

ギャラリーを見つけたら絶好の撮影のタイミング!

個人的な経験をお話しするとイエローストーン国立公園に早朝に出かけたときに、野生のエルクの群れを見つけることができました。ギャラリーがたくさんカメラを構えていたので、私も負けじとキャンピングカーを停車させ撮影したのはいうまでもありません。
こういった偶然のタイミングにも対応できて、自分が満足するまで撮影できるのも、キャンピングカー旅行の良さですね。

生活空間そのものが移動手段!

ジャクソン・ホール・キャンプグランドRVパーク

ジャクソン・ホール・キャンプグランドRVパーク

そしてキャンピングカーを使うことで、思いもよらなかったことで非常に楽だった点があります。
それはホテルを移動するたびに「荷造りをしなくていい」という点です。例えるなら「ホテルの部屋がそのまま移動している」感覚に近いと言えるでしょう。要するに、一度荷物を広げてしまえば、キャンピングカーを降りるまで荷造りをしなくてもいいので、チェックインやチェックアウトしたり、身支度するだけの毎日の1~2時間が不要になり、その浮いた時間を観光に費やすことができるのです。

キャンピングカー内部

キャンピングカー内部

ちなみにキャンピングカーはどこにでも停めてよいわけではなく、基本的には「RVパーク」と呼ばれるキャンピングカー専用の施設に停車して一夜をすごします。

RVパーク内にはシャワーやランドリー、売店、さらに給電、給水・汚水処理設備が備わっていますので、RVパークで過ごせば、1棟貸しのリゾートホテルのような状態で快適に過ごすことができるのです。

食費がリーズナブル!もちろんホテル代金も不要

キャンピングカーで夕食の準備

キャンピングカーで夕食の準備

キャンピングカーの旅では車内で寝泊まりするわけですから、当然ながらホテル代金はかかりません。
代わりにRVパークの駐車代金が必要ですが、こちらは1日あたり20$(3,166円)~。1台につきの料金ですので、ホテルの部屋を複数予約するよりはかなりリーズナブルですよね。

アメリカは外食は高いが、食材は安い!

アメリカは外食は高いが、食材は安い!

加えて強調したい点は、食費もリーズナブルにおさえられる点です。
アメリカのレストランでは、日本のレストランの相場の2倍の金額になることは珍しいことはありません。しかもチップの文化もありますので高くなるのは当然ですよね。
レストランは高めですが、スーパーマーケットでの値段の相場は日本と同等或いは日本よりも安いといってもいいでしょう。
例えば6本入りの缶ビールは5ドル(791円)程度、2kgのお米は7ドル(1,108円)程度が相場となっています。水は1ガロンで1ドル(158円)、1リットルあたりにすると42円程度です。

アメリカの食べ物が合わない方や、食生活に気を付けて過ごしたい方にとっても自炊できるキャンピングカーはうってつけです。

国際免許不要!運転しやすいアメリカの道路事情とは?

キャンピングカーを運転中

キャンピングカーを運転中

アメリカで運転するとなると、まず国際免許証が必要になると思うのではないでしょうか。
しかし実はジョージア州を除きアメリカ本土での運転は、国際免許証はいりません。代わりに日本の免許証とその英文翻訳さえあれば運転することができます。
英文翻訳フォームの取得も簡単で予約されたレンタカー会社に依頼すれば、早ければ即日で発行してくれます。

モニュメントバレーのフォレストガンプポイント

モニュメントバレーのフォレストガンプポイント

■フォレストガンプポイント

そして肝心なアメリカの道路事情ですが、日本よりも簡単だと思っても差し支えありません。
そもそも国土が広いアメリカは、日本以上に自動車大国なのです。そのためロードサイドにはコンビニ付きのガソリンスタンドやレストランなど休憩できるお店は充実していますし、日本よりも一回り道路も大きく、真っ直ぐにつくられています。ちなみに高速道路は無料となっています。

逆に言うと単調にも感じられるので、眠くなったらこまめに休憩をとりましょうね!

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キャンピングカーの予約方法、そしてデメリットとは?

ジャクソンレイクとマウントモランの眺め

ジャクソンレイクとマウントモランの眺め

肝心なキャンピングカーの予約方法ですが、実際私がお世話になったエルモンテ(https://elmonterv-japan.com/)をお勧めします。こちらであればアメリカ大手のレンタルキャンピングカー会社で日本に支社がありますから、日本語に対応。もちろん経験ある日本人スタッフが質問に答えてくれますので、プランニングの相談をするにも安心です。

少人数の旅行は普通のレンタカーの方が良い場合も。

少人数の旅行は普通のレンタカーの方が良い場合も。

最後にキャンピングカーを実際使って、デメリットとして感じたことを述べます。
キャンピングカーの最大のデメリットは少なくとも3人以上いないとリーズナブルにならないことです。一人旅やカップル、夫婦だけの2人のみの旅行の場合はあまりお得感はありません。ガソリン代金もばかになりませんよね。
そして少なくとも運転歴がある方は2名はいたほうがいいです。時差ボケとアメリカの広大な道路で、運転中はどうしても眠くなってしまうので、運転を1人に任せるのは危険です。

いかがでしたでしょうか?
大人数、ドライバーの確保、多少の英語に慣れている方という条件が揃っているのであれば、キャンピングカーでの旅行はかけがえのない思い出になることでしょう。
この記事をご覧になった方にとって、アメリカ旅行にキャンピングカーという選択肢が増えるのであれば、これ以上の喜びはありません。

今回のトラベルアドバイザー
橋本 康弘/112か国訪問

これまで旅した国は100カ国以上のトラベルプランナー。特に好きな国はイタリア、スイスやカザフスタンなどの中央アジア。ゲストハウスから5ツ星ホテルまで何でも体験するのがモットー。2020年はアメリカのコロラド州からモンタナ州までレンタカーでドライブする旅行を計画していたがコロナの影響で断念。

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