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タシケントにあるプロフセンター
みなさんはウズベキスタンにどのようなイメージを持っているでしょうか?
旅好きを中心に密かにブームになっているウズベキスタン。SNSで流れてきた写真を見て実際に行ってみたいと思うものの、「旅慣れた人が行く国なんだろうな」と諦めてしまっていませんか?
中央アジアと聞くと未知の国でなかなか最初の1歩が踏み出せない方も多いと思いますが、実はウズベキスタンは旅慣れていない人や女子旅にこそぴったりな国なんです!
インスタ映えするブルーのタイルが美しい

青いタイルの霊廟がずらりと並ぶシャーヒズィンダ廟群
まさにウズベキスタンがSNSで話題になるきっかけとなったのが青く美しいタイルでしょう。特にサマルカンドは「青の都」「イスラム世界の宝石」と称されるほど青を基調とした建物が多く、その姿は青空をバックにしてもよく映えます。一説によると、この街をつくったかつての王がこの色をこよなく愛したことから、青色で彩られるようになったのだとか。サマルカンドを象徴するこの青色を今では「サマルカンド・ブルー」なんて呼ぶようです。

サマルカンドのビビハニムホテルからは最高の眺めが!
レギスタン広場やビビハニムモスクはもちろんのこと、青いタイルで装飾された霊廟がずらりと並ぶシャヒズィンダ霊廟も圧巻!近くで見てみるとただ青いだけではなく、一つ一つ細かくタイルに模様が描かれているので、デザインを見比べてみても面白いです。




タイムスリップしたかのようなヒワの町

ここだけタイムスリップしたような雰囲気抜群の町並み
ウズベキスタン旅行で是非とも訪れてほしいのが、首都タシケントから飛行機と車を乗り継いで行くヒヴァという都市。サマルカンドと比べると小ぢんまりとした小さな町なのですが、城壁の中に一歩足を踏み入れると、まるでシルクロードの時代にタイムスリップしてしまったかのような世界が広がります。

ウズベキスタンの伝統的な帽子を被って記念撮影
半日で観光できてしまうほど見どころがギュッとまとまっているので、町の散策もしやすいです。
意外と美味しい!?ウズベキスタンの料理

激うまプロフ
旅の重要なファクターとなる食事。「ウズベキスタン料理」で検索すると、検索候補に「美味しい」と「まずい」が両方出てきて、実際のところどっちが正しいのかと気になっている方も多いはず。特に私は羊肉が苦手なため、羊肉が主流というウズベキスタンで食べられるものはあるのかと旅行前はずっと気掛かりでした。
ですが、実際にはウズベキスタンの料理は想像以上にバリエーション豊かで、食事で困るシーンは全くと言っていいほどありませんでした。

ラグマンはトマトベースの麺料理
特にピラフのもとになった「プロフ」と呼ばれる料理や、トマトベースのうどんのような麵料理「ラグマン」、ウズベキスタン版の餃子「マンドゥ」などなど、日本人の口に合うものが多い印象です。



隣の国にも気軽に行ける

タジキスタンにある世界遺産のサラズム遺跡
定番ツアーが物足りない人に是非とも勧めたいのが、ウズベキスタンと一緒に隣国にも立ち寄るプランです。
トルクメニスタンやタジキスタンなど、なかなか単体では行くにはハードルが高い国でも、ウズベキスタンから陸路で入国すれば簡単に訪れることができます。

ペンジケントのバザールを見学
私は国の数を増やす目的でサマルカンド滞在中に日帰りでタジキスタンを訪れたのですが、サマルカンド市内から国境までは、車でわずか1時間半ほど。入国審査は混みあっていると時間がかかることもありますが、ビザも不要でパスポートを見せるだけなので難しいことは何もありません。なにより、秘境の国を手軽に体験できてしまうというのは、旅好き女子には嬉しいポイントですよね。
華やかなウズベキスタンの建築とは対照的に、観光地化されていな素朴な雰囲気が残るタジキスタン。また、地獄の門で有名なトルクメニスタンなど、ウズベキスタンから少し足を延ばしてスタン系の国を周遊してみてはいかがでしょうか?
人が親切

現地の子供たちが大集合!人気者になったような気分!
意外かもしれませんが、ウズベキスタンは親日国家の一つなんです。土産物店の人が「日本人は大好きだよ!」と力説してくれたり、空港の入国審査官が「アリガト~」とニコニコ笑顔だったり…やっぱり訪問国が親日的だと嬉しいですよね。

日本語も話せるブハラのお土産物屋さん
ウズベキスタンはまさにそんな国で、9日間の滞在中わたしは一度も不快な思いをすることはありませんでした。むしろ観光中現地の子供たちが「ジャパン!ジャパン!」と寄ってきて撮影大会になることもあって、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
バザール

色とりどりの野菜やスパイスなどが並ぶ
ウズベキスタンに訪れたら各都市で是非バザールに立ち寄ってみましょう。食料品や日用品が溢れんばかりに並べられていて、ローカルな雰囲気を楽しめるはず。

サービス精神旺盛なドライフルーツ屋のおっちゃん
その中でも特に楽しいのがドライフルーツのコーナー。観光客が歩いていると次々に「これ美味しいよ」「トライしてみて」と声をかけてくるのですが、このドライフルーツがなかなかレベルが高く、お土産にもぴったり。いろいろ試して気に入ったものを好きな分量だけ購入できるのでお勧めです。
ショッピング

ブハラのお土産物屋さん
やっぱり女子旅で外せないテーマの一つ「ショッピング」。いかに安くセンスのいいお土産を買えるかって大事ですよね。

ウズベキスタンでよく見かけるおじさんの置物
実はお土産の種類が豊富なウズベキスタン。伝統工芸品の陶器やスザニ(刺繍)をはじめ、コウノトリの形を模したハサミ、タイルなど選択肢が多いんです。特に陶器やスザニはその鮮やかな色遣いと緻密なデザインが美しく、旅の思い出の品になること間違いなし。欧米と比べると物価もはるかに安いので、少ない予算でも結構いい商品をゲットできてしまうかも。
治安が良い

ライトアップされたレギスタン広場
SNSで話題になっているとは言え、やはり気になるのが治安面。中央アジアと聞くと「未知の国だから不安」と感じる人もいるでしょう。
今回私は女子2人での旅行だったので、できるだけ夜間の外出は避けようと思っていたのですが、どうしてもライトアップされたレギスタン広場が見たくなり、暗くなってからサマルカンドの街を散策しました。

ヒワも是非夜に歩いてみたい
中央アジアに限らず、「石橋は叩いて渡るタイプ」の私。以前バルセロナでスリにあいかけた経験から、観光地ほど夜の街歩きは警戒しているのですが、サマルカンドの夜はそんな私の心配が杞憂になるほど安全でした。特にレギスタン広場の周辺は大通りになっていて夜になっても人通りが多いので、身の危険を感じるような場面はなかったです。




まとめ

最高に映えるビビハニムホテルからの眺め
「見どころの多さ」「お土産の豊富さ」「治安の良さ」「食事のおいしさ」は特に旅行の際重要なファクターになりますよね。実は世界中を見渡してもこれらをすべて満たす国はそう多くはないのですが、ウズベキスタンはすべてを兼ね備えた稀有な国なんです。
もし次の旅先に悩まれている方は、ぜひウズベキスタンを選んでみてはいかがでしょうか?きっと想像以上に充実した旅ができること間違いなしです。