
賑わうグルメの街イポー
トラベルプランナーの竹内です。今回私は、マレーシアの歴史都市マラッカから、北部の街イポーを目指し、バスと列車を利用しながら各地の観光地を巡る旅に出ました。世界遺産の街並みが残るマラッカを出発し、近代的な都市や豊かな自然、個性あふれるローカルグルメを楽しみながら北上。移動の途中では、その土地ならではの文化や人々の暮らしに触れることができました。効率だけでは味わえない、陸路ならではの魅力に満ちたマレーシア周遊の旅をご紹介します。
マラッカ王国の交易都市 マラッカ

セントポール教会<マラッカ>

ウォールアート<マラッカ>
旅のスタートとなったマラッカは、かつて東西交易の要衝として栄えたマラッカ王国の中心地です。現在はジョージタウンとともに世界遺産に登録されており、街には多くの観光客が訪れ、活気にあふれていました。

オランダ広場<マラッカ>
中でも印象的だったのが、鮮やかな赤色の建物が並ぶオランダ広場です。オランダ統治時代の面影を残す歴史的な景観はマラッカを象徴する存在で、多くの観光客が記念撮影を楽しんでいました。歴史と異文化が融合した街並みからは、かつて国際貿易港として栄えたマラッカの歴史を感じることができました。

セントポール教会
オランダ広場から坂道を登った先にあるセントポール教会は、マラッカを代表する歴史スポットの一つです。16世紀にポルトガル人によって建てられた教会で、現在は屋根のない遺跡として保存されています。丘の上からはマラッカ海峡や市街地を一望でき、かつて多くの船が行き交った交易都市の面影を感じることができました。歴史的価値だけでなく丘からの景色も素晴らしく、マラッカの歴史を知るうえで欠かせない場所でした。

ジョンカーストリート
マラッカ観光で外せないのがジョンカーストリートです。かつて華人商人たちが暮らした通りで、現在はレストランやカフェ、土産店が軒を連ねる人気観光エリアとなっています。色鮮やかなショップハウスが並ぶ街並みは散策するだけでも楽しく、マラッカならではの異文化が融合した雰囲気を感じることができました。週末にはナイトマーケットも開催され、多くの観光客や地元の人々で賑わいを見せていました。

マラッカ海峡モスク
マラッカ海峡沿いに建つマラッカ海峡モスクは、美しい景観で知られる人気スポットです。海上にせり出すように建てられており、満潮時にはまるで海に浮かんでいるかのような姿を見ることができます。白を基調とした優美な建築と青い海とのコントラストが印象的で、多くの観光客が写真撮影を楽しんでいました。特に夕暮れ時には幻想的な景色が広がり、マラッカ観光を締めくくるのにふさわしい場所でした。
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マレー鉄道の旅

マレー鉄道 高速列車ETS
移動にはマレー鉄道(KTM)の特急列車ETSを利用しました。乗車券はオンラインで購入でき、駅ではQRコードを提示するだけでスムーズに乗車できます。駅員さんとの難しいやりとりは特にないのでご安心ください。出発時刻の30~40分前まではホームまでのゲートが開いておらず待合室で待ち、なぜか出発予定時刻の5分前に出発していたため余裕をもって駅に着くことをおすすめします。

クアラルンプール駅 外観<クアラルンプール>
座席の感じとしては日本の特急列車のものに似ていて、各車両の端には日本の新幹線のように大きな荷物を置いておく場所もあります。最高時速140kmで走行するため移動時間も短く、道路渋滞の影響を受けない点も魅力です。車窓には緑豊かな景色が広がり、のんびりと景色を眺めながら移動を楽しむことができるためマレーシア国内を移動する手段として、非常に利用しやすい鉄道だと感じました。
レトロな街イポー

イポー市内のウォールアート
イポーは、かつて錫(すず)の採掘で栄えた歴史ある街です。現在も当時のコロニアル建築やショップハウスが数多く残り、どこか懐かしさを感じるレトロな街並みが広がっています。近年はおしゃれなカフェやウォールアートも増え、新旧の文化が調和した魅力的な観光地として人気を集めています。落ち着いた雰囲気の中をゆっくり散策しながら、歴史と現代が融合したイポーならではの魅力を楽しむことができました。

イポーの田園風景
イポー鉄道駅は1917年に完成したコロニアル様式の美しい駅舎で、「イポーのタージ・マハル」とも呼ばれています。白を基調とした優雅な外観は街を代表するランドマークであり、歴史を感じさせる風格が印象的でした。現在も鉄道駅として利用されており、駅舎内にはホテルも併設されています。レトロな街並みを象徴する建築として、多くの観光客が写真撮影に訪れる人気スポットです。

サンポトン寺院
サンポトン寺院は、石灰岩の洞窟を利用して建てられたイポーを代表する洞窟寺院です。自然の岩肌と中国寺院の鮮やかな建築が調和した独特の景観が魅力で、洞窟内には仏像や美しい装飾が並んでいます。境内は静かで落ち着いた雰囲気に包まれ、外の暑さを忘れるほど涼しく感じられました。イポーならではの自然と信仰が融合した、見応えのある観光スポットでした。

イポー名物もやしチキン
イポーは「美食の街」としても知られ、名物料理やスイーツを楽しむのも旅の醍醐味です。特に、もやしが添えられたチキンライスや香り高いホワイトコーヒーはイポーを代表するグルメとして人気があります。また、昔ながらのカフェやローカル食堂が数多くあり、地元の人々に愛される味を気軽に楽しめるのも魅力です。観光だけでなく、食べ歩きを通してイポーならではの食文化を満喫することができました。

タシク・チェルミン
タシク・チェルミン(ミラーレイク)は、石灰岩の山々に囲まれた静かな湖で、イポーを代表する自然スポットです。湖面は風が穏やかな日には鏡のように周囲の景色を映し出し、その幻想的な美しさから「ミラーレイク」と呼ばれています。入口のトンネルを抜けると広がる絶景はまさに別世界で、豊かな自然に囲まれながらゆったりとした時間を過ごすことができました。街歩きとは異なる、イポーの自然の魅力を感じられる場所でした。

まとめ

マラッカを彩るおしゃれなウォールアート
いかがでしたでしょうか。今回は、人気観光地のマラッカと、これからどんどん魅力が発掘されていきそうなイポーを、マレー鉄道を利用しながら巡る旅をご紹介しました。歴史ある街並みが残るマラッカと、レトロな雰囲気や豊かな自然、美食が魅力のイポーは、それぞれ異なる個性を持つ街です。

落ち着く雰囲気のある夜のイポー
特にイポーでは、自然やグルメを満喫しながら、首都クアラルンプールとはひと味違う、地方都市ならではのゆったりとした空気に触れることができました。マレーシアを訪れる際は、ぜひ鉄道の旅とともに、魅力あふれる地方都市にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
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