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オマーンとは?どこにある国?ツアーや行き方もご紹介

スルタン・カブース・グランド・モスク
オマーンの子供たち

オマーンの子供たち

アラビア半島の国・オマーン。古くからのアラブの文化や風習が残るオマーンはあの「船乗りシンドバッド」の舞台とも言われています。

お隣のドバイ擁するアラブ首長国連邦(UAE)と比べるとまだまだ観光地として馴染みのない国のオマーンですが、実は治安がよく自然に溢れ、清潔で物価が安く過ごしやすい国なのです。人工的に作られたドバイと比べて歴史深い国ですので、オマーンだけを1週間滞在しても飽きることはありませんが、ドバイから空路で1時間で行ける国ですので気軽に行くにもおすすめです。
手軽に秘境を体験するにはこれ以上ないオマーンについて詳しく解説します!

オマーンってどんな国?

スルタン・カブース・グランド・モスク

スルタン・カブース・グランド・モスク

アラビア半島の東端にありアラビア湾に面する国・オマーンは北西にアラブ首長国連邦(UAE)、西にサウジアラビア、南西にイエメンと隣接する国です。サウジアラビアやイエメンと国境を接しているので、治安的に不安と思われるかもしれませんが外務省が公表している危険度レベルは0。タイのバンコクやバリ島やセブ島などは危険度レベル1ですので危険度レベル0ということはオマーンは台湾や韓国、ヨーロッパ諸国並みに安全ということなのです。

ダイビングも人気のアクティビティの1つ

ダイビングも人気のアクティビティの1つ

人口は2020年時点で約448万人。2010年の調査によるとオマーンに住むオマーン人の割合は約7割。外国人の労働者は約3割となっています。お隣のアラブ首長国連邦(UAE)では外国人労働者の割合が約9割を占めることを考えますと、海外旅行に異国情緒やエキゾチックな雰囲気を求めるのであればUAEよりも伝統や風習が残っているオマーンへ旅するほうが適していると言えるでしょう。

オマーンの主な産業は原油生産で、GDPの半分程度を占めています。天然ガスも豊富で原油に次いで多く産出する資源の1つとなっています。
GDPに占める観光産業はまだまだわずかですが、オマーンにはダイビングに最適な美しいビーチや冒険心をくすぐる大自然に溢れた国ですので観光地としては非常にポテンシャルのある国と言えます。

オマーン観光の見どころ

ワヒバ砂漠

ワヒバ砂漠

オマーンの観光地は大きく北と南に分けることができます。

オマーン北部はハジャール山系の岩山とオマーン湾に面した緑溢れるエリアです。
一般的なツアーであれば首都マスカットを中心にオマーンの見どころを巡ることが多いでしょう。
マスカットから日帰りや1泊2日で足を伸ばせる場所としては、オマーンの古都といわれる城砦都市ニズワやオマーン東部の南北180キロメートル、東西80キロメートルに広がるワヒバ砂漠が挙げられます。ダイビングなどのマリンスポーツが盛んなのも北部です。

喧騒から離れてリラックスできるのもオマーンの良さ

喧騒から離れてリラックスできるのもオマーンの良さ

対してオマーン南部の観光のメインとなるのはドファール地方です。ドファール地方の中心都市であるサラーラはオマーン第2の都市。ドファール地方は香料の原料となる乳香の産地として知られ、紀元前2世紀頃にはすでに乳香貿易によりこの地は大いに栄えた歴史があります。そのため現在のオマーン国王の源流もここサラーラで、近年までの歴代スルタン(王)はサラーラに拠点を置いていました。さらにドファール地はアラビア砂漠の近くにあるもののインド洋熱帯域のため、竜血樹やボトルツリーなどここでしか見ることのできない貴重な自然が見られるのも魅力の1つです。

遺跡やビーチも楽しめるマスカット

マスカットを代表するリゾート・チェディ

マスカットを代表するリゾート・チェディ

オマーンの首都であるマスカットは大きく4つに分けることができます。
マトラ、ルイ、オールドマスカット、グレートマスカットです。

マトラはマスカットの「浅草」です。ローカルの雰囲気たっぷりのマトラスークや海辺に並んだ白い壁の住宅が印象的な地域で、大衆的なレストランや安宿も簡単に見つかります。マトラから望む、帆船の停泊するオマーン湾の光景はさながら「シンドバッド」の世界です。

ルイはマスカットの「丸の内」といっていいでしょう。銀行や通信会社などオマーンの大企業のオフィスビルが立ち並んでいます。ルイの観光スポットはほとんどありませんが、ビジネス客向けの清潔で機能的なホテルが充実しているのでマスカットに宿を取る場合はこちらのルイ地区のホテルを利用することも多いようです。

オマーン湾に面した美しいプールが自慢のチェディ

オマーン湾に面した美しいプールが自慢のチェディ

オールドマスカットはその名の通り最も歴史ある地区で、例えるなら「霞が関」です。迎賓館の王宮アラム・パレスや国立博物館などの政府の施設。そしてジャラリ・フォートやミラニ・フォートなどポルトガル統治時代に建てられた砦などが残っています。国を代表する機関が集まっているためか、街にはゴミ1つなく、格調高い建物が並んでいるのが印象的です。マスカット観光はオールドマスカットの訪問なしでは語れません。

最後のグレートマスカットはマスカット西部に位置する市外の高級エリア。各国の大使館の他に、インターコンチネンタルやクラウンプラザ、グランドハイアットなどマスカットを代表する高級ホテルが建ち並びます。中でも個人的に推したいホテルはチェディ・マスカット。GHMホテルグループが手がける白亜の豪華リゾートで自慢のプールは全長400m、中近東最長と言われています。日頃の疲れを癒すにはピッタリのリゾートです。

オマーンの古都ニズワとは?

ニズワフォートからのニズワの眺め

ニズワフォートからのニズワの眺め

マスカットから車で2時間。日帰りで行ける観光地の定番と言えばこのニズワです。
ニズワは6~7世紀にはオマーンの首都として栄えました。その面影を残すように街の中心には城壁で囲まれたスークとニズワフォートと呼ばれる巨大な砦が構えています。
スークは現在でもニズワ市民の台所として親しまれており、野菜や果物、肉、香辛料などの日常的な食料はすべて集まります。金曜にはヤギの取引も行われているのだとか。

ジャブリン城

ジャブリン城

スークを抜けるとニズワフォートが現れます。17世紀頃には内陸地方の統治機関として利用されていましたが、現在は博物館になっています。砦の内部には敵の侵入を防ぐための落とし穴や、上から攻撃できるような仕組みなど、17世紀当時の様子を再現した展示が楽しめます。

またニズワ近郊の17世紀に建設された宮殿・ジャブリン城もニズワと併せて訪れてみてください。
かつての王族の住居と使用されていた建物で、白亜を基調としたオマーンテイストの内装は現在でも色あせることなくその美しさを今に伝えています。

絶景!オマーン最高峰ジャバル・シャムス

美しい緑とダイナミックな山並みがオマーンの代名詞!

美しい緑とダイナミックな山並みがオマーンの代名詞!

ジャバル・シャムスは標高3075m、ハジャール山脈の最高峰です。その険しい渓谷を持つことからオマーンの「グランドキャニオン」とも例えられています。

4WDでジャバル・シャムスの山頂を目指したあとは、標高2000mのリゾートで1泊するのがおすすめです。オマーンの大自然に囲まれながら、夕暮れや日の出を見て過ごすのは贅沢なひと時です。
眼下に望む雄大なパノラマが実は有史以前の海で形成された地質であることは、あまり知られていないかもしれません。実はハジャール山脈は世界でも珍しい古代の「オフィオライト」と呼ばれる地層が地表に表れている山脈なのです。つまりジャバル・シャムスから望む景色はアラビア文化が栄えるはるか以前の古代の海底山脈を映していることになるのです。

こちらはマスカット近郊の古い集落とデーツの木

こちらはマスカット近郊の古い集落とデーツの木

またジャバル・シャムスに訪れると、荒々しい岩山や切り立った崖に囲まれた小さな古い村々に今でも人が住んでいることに気がつくでしょう。
マスカットなどの大都市では見られないローカルな村人達が、昔から変わらない素朴な生活を営んでいるのも、ジャバル・シャムスを訪れる理由の1つです。

乳香の聖地・オマーン南部のサラーラ

乳香の木

乳香の木

首都マスカットから南へ約1050km。マスカットの第2の都市であるサラーラは、海と空が美しい港街です。
白で統一された低層の家々、広大な土漠とラクダの群れ、その先にはコバルトブルーの海とヤシの木やバナナの木が立ち並ぶ様子は、まさに「中東の南国」といった趣きです。

サラーラ西部のビーチ マグセイル

サラーラ西部のビーチ マグセイル

サラーラは乳香の産地として栄えた歴史があります。乳香とは香料の原料の1種で、紀元前1千年もの太古の昔から世界中の王侯貴族を魅了してきました。かつては黄金と同等に取引され、神聖な儀式から医薬品、軟膏、香水などあらゆる場面で活用されていたそうです。特にサラーラを中心としたドファール地方は、乳香貿易によりローマ帝国への通商路が確立した紀元前1世紀から2世紀に最大の栄華を誇りました。南アラビアを統治したシバの女王は、ソロモン王への贈物として乳香を持参したと伝えられ、ローマ皇帝ネロは妻の葬儀の際に、乳香一年分を焚いて弔ったとされるほどです。
サラーラではアラビア文化と切っても切れない関係にある乳香についての歴史についても学ぶことができます。

世界最大級の砂漠!ルブアルハリ砂漠

ルブアルハリ砂漠の写真がないため、ワヒバ砂漠を

ルブアルハリ砂漠の写真がないため、ワヒバ砂漠を

オマーン南部の最大の見どころはこのルブアルハリ砂漠です。
ルブアルハリ砂漠はアラビア半島南部の3分の1を占める世界最大級の砂漠で、オマーンのみならずサウジアラビア・アラブ首長国連邦・イエメンの4つの国にまたがっています。長さ1000km、幅500kmと広大なため、ベドウィンと呼ばれる地元の遊牧民族でさえも、砂漠の端をわずかに移動するに過ぎません。

実はこの広大な砂漠の中に、伝説的な都市・ウバールが存在すると信じられてきました。
ウバールは紀元300年頃、乳香の交易路沿いにあって繁栄していたとされ、コーランや「アラビアンナイト」など古代の文献にも登場する都市です。

こちらもワヒバ砂漠

こちらもワヒバ砂漠

ウバールの場所は数千年間、不明のままでした。あまりに広大すぎる砂漠ですから、それも当然ですよね。
悪徳が栄えたウバールを神アラーが戒めのために破壊した、という伝説もまことしやかに囁かれたほどです。
そんな伝説の都市・ウバールの存在が実際に確認できたのが1990年代。米航空宇宙局(NASA)の協力で、人工衛星とレーダーを使った調査が進められた結果、ウバールの位置が解明されました。

ルブアルハリ砂漠のツアーでは、そんな幻の都市とも呼ばれたウバールを目指してサラーラから4WDで出かけます。日帰りツアーもありますが、できれば砂漠の真ん中で1泊したいところです。オマーン旅行の中で最もアドベンチャーな体験になることは間違いありません。

オマーンへの行き方

切り立った断崖が印象的な渓谷 ワディ・シャープ

切り立った断崖が印象的な渓谷 ワディ・シャープ

オマーンの行き方ですが、一般的にエミレーツ航空のドバイ乗継ぎ、カタール航空のドーハ乗継ぎ、あるいはエティハド航空のアブダビ乗継ぎが一般的です。
フライトの就航が多いのはオマーンの首都であるマスカットですが、カタール航空であればマスカット南部のサラーラへも定期運行していますので、オマーン国内の周遊旅行をお考えてであればカタール航空が最も便利と言えそうです。

オマーンの飛び地にある高級リゾート・エヴァソンハイダウェイ

オマーンの飛び地にある高級リゾート・エヴァソンハイダウェイ

あるいはUAEから陸路でオマーンに入ることも可能です。
アラブ首長国連邦から陸路でオマーンへ入国する街として最もメジャーなのが、オマーンとアラブ首長国連邦の国境を接する街アル・アインです。アル•アインは2011年にアラブ首長国連邦初の世界遺産(文化遺産)に登録された遺跡があることでも知られています。
UAEとオマーンの自然を両方楽しみたい!という方には陸路で両国を抜けるルートもおすすめです。

オマーンへのツアー

険しい道が多いオマーンでは4WDでの観光も一般的。

険しい道が多いオマーンでは4WDでの観光も一般的。

人気観光地であるドバイより日本に近く、魅力的な自然や遺産など見どころが多いにもかかわらずオマーンへのツアーはあまり見かけません。

稀に秘境系の旅行会社でオマーンへのツアーを目にしますが、出発日も限られていますしコースの種類が多いとは言えません。
前述したようにオマーンは治安がよく安全ですし、イギリス植民地であったことから英語は広く使われているので、個人旅行の心得があれば個人旅行もさほど難しいとは言えません。とは言え日本語ガイドはほとんどいないため、中学生レベルの英語の心得はあったほうがいいでしょう。

オマーン料理も旅の楽しみ

オマーン料理も旅の楽しみ

ただしオマーンの大自然を満喫するには、行き当たりばったりの旅行では後悔することは目に見えています。オマーンの観光地への道は険しいことが多いため、4WDのチャーターすることが一般的だからです。タクシーを捕まえてすんなり行けるとは限りません。そのためオマーン旅行の手配に実績のある旅行会社にプランニングや手配の相談をされることをおすすめします。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

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