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ポーランド旅行|定番から穴場の観光スポット7選

旧市街・ヴァヴェル城・地元の男の子<クラクフ>

旧市街・ヴァヴェル城・地元の男の子<クラクフ>

東欧の国ポーランドには歴史的価値の高い街、建物、施設が数多く存在しています。2016年からはLOTポーランド航空がワルシャワ-成田間の就航を開始し、直行便でのアクセスも可能となっています。国内には多くの観光地が点在し、16もの世界遺産が登録されています。今回は今まで以上に身近になったポーランドへ二度の訪問経験から実際に訪れた中で、定番と穴場のおすすめ観光地をご紹介させていただきます。

世界遺産のワルシャワ旧市街

旧市街・旧市街広場<ワルシャワ>

旧市街・旧市街広場<ワルシャワ>

「旧市街は復元されたからこそ登録に値する。もし旧市街が破壊と復興の歴史がなく、残っていなければ登録しようとも思わない」世界遺産登録の際に、「復元文化財」は登録に値しないと登録が危ぶまれた際に説得した時のワルシャワ工科大学教授ヤン・ザフファトヴィッチ氏の言葉です。

旧王宮前<ワルシャワ>

旧王宮前<ワルシャワ>

第2次世界大戦における市街戦で、ほとんどの建造物が跡形もなく破壊されました。旧市街に広がる一見古い街並みは、ワルシャワ市民達が過去の絵や写真、生き残った住民の記憶を元に「壁のひび1本にいたるまで」忠実に再現したといわれています。
旧市街にはひとつひとつに特徴がある石造りの建物がならび、旧王宮前の広場は年間を通じて観光客で賑わい、古きよき時代の魅力あふれるワルシャワの雰囲気を感じることができます。

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ショパンの音楽が溢れるワルシャワ

ショパンピアノコンサート<ワルシャワ>

ショパンピアノコンサート<ワルシャワ>

ワルシャワ市民にとって偉大なピアニストであり作曲家のフレデリック・F・ショパンは天才音楽家として、今なお誇るべき存在であり続けています。ワジェンキ公園からクラクフ郊外通りを通って王宮広場へ続く道は「ショパンの道」と呼ばれ、観光スポットが点在しています。またショパン博物館隣のレストラン「TAMKA43」ではショパンメニューを食してみるのも良いでしょう。

ショパンメニュー<ワルシャワ>

ショパンメニュー<ワルシャワ>

ワルシャワ観光局お勧めの「Chopin in Warsaw 」のアプリをダウンロードすれば、フレデリック・ショパン関連の場所を音声で案内するオーディオガイドとして機能するので大変便利です。また毎日18:00に開催される旧市街のショパンコンサートは敷居も高くなく、ショパンの音楽を堪能するのには最適です。

ショパンの生家・ジェラゾヴァ・ヴォラ

ジェラゾヴァ・ヴォラ(ショパンの生家)

ジェラゾヴァ・ヴォラ(ショパンの生家)

ショパンの生家のある街として有名なジェラゾヴァ・ヴォラは、ワルシャワから車で約一時間の人気観光地です。ショパンが生まれた部屋、出生証明書、ショパンが幼少時に初めて書いた楽譜の複製など貴重な品を見学できるショパン博物館などが見どころです。夏季には毎週日曜にピアノコンサートも行われています。また入口には充実したショッパングッズもあり、お土産に最適です。

ジェラゾヴァ・ヴォラでのコンサート<ワルシャワ>

ジェラゾヴァ・ヴォラでのコンサート<ワルシャワ>

生家の周りは公園として整備されており記念碑やショパンの像も設置され、ショパンの音楽が流れる庭園の散策も楽しいです。近郊のブロフフ村のショパン一家と深い繋がりのある教会も併せて訪れたいところです。ショパンの両親や姉の結婚式、ショパン自身の洗礼も聖ロフ教会で行われました。個人では行きにくい場所ですのでツアーでの参加がおすすめです。

世界遺産の古都クラクフ

旧市街・ヴァヴェル城大聖堂<クラクフ>

旧市街・ヴァヴェル城大聖堂<クラクフ>

17世紀初頭にワルシャワに都が移るまで、ポーランド王国の都として栄えていたのがクラクフです。アウシュビッツやヴィエリチカ岩塩坑観光の拠点としても、多くの方がツアーで訪れます。徒歩で観光できる規模のクラクフの世界遺産の町並みは、フリータイムに自分の足でぶらぶら散策するのがオススメです。

旧市街の陶器店には可愛いポーランドの器がたくさん

旧市街の陶器店には可愛いポーランドの器がたくさん

旧市街の中心に位置する中央広場の周辺には、「ミルクバー」と呼ばれる食堂も多く、手頃な値段でポーランド料理を味わえるのは、観光客の人には嬉しい限りです。旧市街の南にあるポーランド王室が500年近く王政を司っていたヴァヴェル城も必見です。

負の遺産「アウシュヴィッツとビルナケウ」

アウシュビッツ強制収容所

アウシュビッツ強制収容所

2003年にフジテレビのドラマ「白い巨塔」で、アウシュヴィッツ強制収容所でのシーンを見てから、記憶の片隅に残り続けたポーランド。2012年クラクフ郊外にあるアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れました。もともとはポーランドの政治犯を収容するための施設が、後にユダヤ人を次々に収容し虐殺するためのまさに「殺人工場」と化し、計150万人ものユダヤ人が殺されたと言われています。

アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館 第2強制収容所

アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館 第2強制収容所

幸せに暮らせると騙されて列車で連れて来られたユダヤ人たちは選別され、強制労働かガス室行きかが決定されたとか。余りにも残酷な現実に言葉は出ません。今から70年ほど前に実際に起こった出来事を目の当たりにし、訪れた人々が戦争・平和・差別と改めて向き合う良い機会になるでしょう。

ポーランド第3の都市「ウッチ」

ライトムーブフェスティバル

ライトムーブフェスティバル

ポーランド第3の都市でもあり、19世紀に繊維産業で大きくなった工業都市が「ウッチ」です。日本人には馴染みはありませんが、ポーランドやヨーロッパの人々にとっては、ウッチといえば映画と紡績産業の強いイメージあるそうです。
ウッチの目抜き通りであるピョートルコフスカ通りや織物工場跡地を再開発したポーランド版赤レンガ倉庫が「マヌファクトーラ」は訪れたいところです。産業都市ならではのレンガ造りの紡績工場がショッピングモールに美しく生まれ変わり、劇場、映画館、博物館、美術館、ホテル、レストランと全てのものが揃っています。

紡績技術博物館

紡績技術博物館

毎年秋にウッチで3日間だけ開催される『Light Move Festival 』は、年々規模も大きくなりポーランド内やヨーロッパの他の国からも多くの人が訪れるイベントは必見です。

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ウォヴィチの聖体祭へご招待

民族衣装の花嫁

民族衣装の花嫁

ワルシャワから西に約80kmに位置するウォヴィチは、今もポーランド伝統の手工芸が盛んな「民芸の村」です。ポーランドのお土産屋さんでもよく目にする切り絵は、ウォヴィチが発祥です。また美しい刺繍が施された民族衣装でも有名で毎年聖体祭になると華やかな民族衣装を身に着けた人々のパレードはポーランドの伝統行事を間近に体感できるでしょう。

民族衣装で伝統の結婚式を再現

民族衣装で伝統の結婚式を再現

ウォヴィチの民族衣装はカラフルなスカート、鮮やかな刺繍のブラウスが特徴で、見た目からは想像できないですが、実は凄く重たいそうです。また郊外にあるマウジツェ古民家博物館には、古くから伝わる木造家屋も保存されており、切り絵で飾られた部屋や当時の暮らしを再現した部屋なども見学可能です。

今回のトラベルアドバイザー
大道 隆宏/69か国訪問

20歳の時の初めての海外旅行はフィリピンへ。オーストラリアのワーキングホリデー中にバックパッカーに目覚め仕事を含めると60か国以上を訪問。海外では、迷ったら「YES」を合言葉に何でも挑戦することに決めている。最近は渡航した際にローカルカジノを探し、ポーカーを通して現地の人と勝負、交流するのが楽しみの一つ。

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