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イタリア旅行|トスカーナ地方で楽しみたいこと【2023年】

ジョットの鐘楼からの眺めは最高!

ジョットの鐘楼からの眺めは最高!

街を歩いているだけで中世にタイムスリップしたような不思議な錯覚を覚えてしまうほど、美しい街並みを数多く残す古都、トスカーナ。イタリアの中央部に位置していて、ルネッサンスの中心となったフィレンツェやピサなど多くの都と自然景観や文化遺産に恵まれています。少し郊外に足を延ばすと緑豊かな丘陵地帯が広がり、独特の景観美も魅力的です。今回はイタリアを訪れる際にはぜひ行ってほしいトスカーナの観光スポットを厳選してご紹介します。

ピサの斜塔で予想以上の傾きを体感!

近くで見るとその傾き加減に驚き・・・!

近くで見るとその傾き加減に驚き・・・!

トスカーナでまず挙げられる定番スポットのひとつといえばピサの斜塔でしょう。「傾いている建物」として世界的に有名なピサの斜塔は、ピサのドゥオモ広場に建つ大聖堂の鐘楼です。大理石100%で造られ、高さは約56mあります。塔の内部は251段の螺旋状の階段があり、塔の最上部までのぼることができます。重心が傾いているのでのぼっている最中は平衡感覚がおかしなことになります。。。

ピサの斜塔内、頂上への道のりは螺旋階段をのぼります

ピサの斜塔内、頂上への道のりは螺旋階段をのぼります

地盤の調査不足のまま工事を進めてしまったがために、建てていくにつれ徐々に傾いていったようです。しかしながら今まで一度も倒れたことがなく、幾度の地震にも耐え、塔ができてから600年以上経った今でも立派にそびえ立っているから驚きです。うっかりが招いた奇跡の建物は、絶妙なバランスを誇っているのです。
ピサの斜塔の入場料金は18ユーロです。当日券もありますが、確実に入場したいなら事前購入がおすすめです。

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<チンクエテッレ編> 5つの村それぞれで絶景巡り♪

カラフルな家がひしめき合い、映え映えの町

カラフルな家がひしめき合い、映え映えの町

イタリア北西部の海岸線、港や入り江に面して張り付くように建つカラフルな家々。チンクエテッレはイタリア語で「5つの土地」という意味で、5つの村の総称をいいます。なぜこんなにもカラフルな家々がたくさん建っているかというと、昔漁師たちが海から帰ってくる際、霧の中でも自分の家が分かるようにするためだとか!
迷路みたいな路地裏や色鮮やかな家々はなんともフォトジェニック!歩いているだけでテンションがあがります♪

それぞれの村の特徴を一言でいうと、

■モンテロッソ・アル・マーレ
チンクエテッレの起点の町。リゾート地としていちばん発達していて海水浴が楽しめる!
■ヴェルナッツァ
メインストリートがにぎやかでお土産屋さんが多く、町の散策が楽しい♪
■コルニリア
崖の上の高台に村があり、377段の階段をのぼっていく村。唯一海に面していない村
■マナローラ
港町らしい雰囲気あふれる町並みが広がり、これぞチンクエテッレ!という絶景が楽しめる!
■リオマッジョーレ
カラフルな家々を見上げることができる、5つの村の中で最も大きな村

路地裏探索が楽しい町歩き

路地裏探索が楽しい町歩き

村によって違った雰囲気や景色を楽しめるので、チンクエテッレを訪れる際はぜひ全ての村を回ることをおすすめします。
またリオマッジョーレとマナローラを結ぶ「愛の小道」というトレイルは、美しい眺めを楽しみながら舗装された道を歩く、観光客に人気の道です。

ワインやレモンを忘れずに!グルメ&お土産探し

色使いが魅力的な雑貨屋さん

色使いが魅力的な雑貨屋さん

海が近いチンクエテッレでは、やはり魚介類を使った料理を楽しみたいものです。
またブドウの栽培が盛んで、シャケトラと呼ばれる乾燥させた白ブドウを押しつぶして作った濃密な甘味が特徴のデザートワインも有名です。
絶品のワインとシーフードを堪能できるなんで、この上ない幸せですね♪

ワイン用にスーツケースのスペースを確保しないと!

ワイン用にスーツケースのスペースを確保しないと!

町で目にするお土産屋さんは、カラフルなデザインや色使いが魅力的で、ついつい立ち止まってしまう可愛いお店ばかり!
ハンドメイドの食器やトートバッグ、町の雰囲気がそのまま再現されたマグカップやポストカードなど、ときめくものがいっぱいでどれを買おうか迷ってしまうほど・・・
オリーブやレモンなど、この地方らしいモチーフを取り入れたセンス抜群のグッズたちも必見です。チンクエテッレでしか出会えない、素敵なグルメと雑貨を楽しみましょう♪

また5つの村を結ぶ電車やバスが乗り放題になるカード、「チンクエテッレカード」を購入すれば有料トイレやWI-FIが使えたりとなにかと便利です!

<フィレンツェ編> ウフィツィ美術館で有名な絵画とご対面

ボッティチェッリのプリマヴェーラとご対面

ボッティチェッリのプリマヴェーラとご対面

イタリアのほかの都市に比べてコンパクトなフィレンツェですが、たくさんの見どころで溢れています。その中でまず訪れておきたいのが、ウフィツィ美術館です。
16世紀にフィレンツェを支配していたメディチ家が建てた美術館で、ルネサンス期を代表する世界有数の絵画が集まっています。ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」など、誰もが一度は目にしたことがある名画がずらりと並んでいます。

天井が豪華すぎて上を向いたまま歩いてしまう・・・

天井が豪華すぎて上を向いたまま歩いてしまう・・・

全て鑑賞するには丸1日必要といわれているので、時間がない方は見たい作品を事前に絞っておきましょう。また入場の列で時間を取られないよう、チケットは事前予約が◎!
ただ館内もとても混雑していて、背伸びしたり人と人の隙間から覗いてやっと鑑賞できるかな、というレベルなので、名画をゆっくり鑑賞したい場合はオープン時間に合わせて行くのがベストです。

クーポラとジェットの鐘楼に登り2大絶景スポット制覇

クーポラの頂上からの眺め

クーポラの頂上からの眺め

美術館で芸術作品を堪能したあとは、高いところからフィレンツェの街並みを堪能しましょう。まず展望スポットとして圧倒的に人気があるのはフィレンツェの象徴、クーポラです。
高さ107mの展望台までは463段の階段をひたすらのぼっていく必要があります。人ひとりがやっと通れるほどの狭さなので、途中止まったり戻ることができないのが体力的につらいですが・・・頂上から見えるパノラマの景色は疲れを吹っ飛ばしてしまうほどの絶景です!

ジョットの鐘楼からはクーポラと街を一緒に撮れる!

ジョットの鐘楼からはクーポラと街を一緒に撮れる!

もうひとつフィレンツェの街を一望できるおすすめスポットといえば、ジョットの鐘楼です。ジョットという人が設計したのでその名前が付けられ、高さ84m、繊細なレリーフで飾られた塔の中にある414段の螺旋階段をのぼって頂上へ行くことができます。展望スペースには360度街を見渡せるテラスがあり、ドゥオモのクーポラも同時に望むことができます。フィレンツェを象徴する景観を楽しめるので、のぼらないなんてもったいない!

ヴェッキオ橋とヴェッキオ宮殿も見逃せない!

こんな橋のデザイン日本じゃ見られない・・・!

こんな橋のデザイン日本じゃ見られない・・・!

フィレンツェを流れるアルノ川。その川に架かるヴェッキオ橋はフィレンツェで最古の橋です。橋に家がくっついたような独特のデザインが特徴的で、橋の両側にはかつてなめし革屋や肉屋が軒を連ねていましたが、異臭を放っていたことから市場は撤去され、宮殿周辺にふさわしい宝石店が並ぶようになりました。今でも宝石店や貴金属店が並び、人々でにぎわいを見せています。夜になるとライトアップされるので、昼とは違った顔が見られます。

ヴェッキオ宮殿の五百人広間は見ごたえバツグン!

ヴェッキオ宮殿の五百人広間は見ごたえバツグン!

すぐ近くにあるヴェッキオ宮殿はかつてフィレンツェ共和国の政庁舎だったゴシック建築の建物です。現在も市役所として使われており、要塞のような荘厳な雰囲気に包まれています。内部には五百人広間やイルカを抱くキューピッド、部屋のあちらこちらに百合がひしめく百合の間など、ルネッサンス文化の豪華絢爛な芸術作品で埋め尽くされています。

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まとめ

良い香りが漂うレモンのお土産

良い香りが漂うレモンのお土産

私的おさえておくべきスポットをご紹介しました。
中世の面影を残す街並みがありながら、一方で緑豊かな自然が広がり、どこを訪れてもとびっきり美しいのが魅力のトスカーナ地方。世界屈指のワインの産地でもあるので、ワインと相性の良い、素材の味を生かした郷土料理も楽しみのひとつです。
豊かな自然に恵まれた気候と芸術が重なり合ったトスカーナ、次の旅行の候補地に入れてみてはいかがでしょうか?

今回のトラベルアドバイザー
酒井 優紀/33か国訪問

6歳の頃からヨットを習い始めたのがきっかけで、海が大好き(海上に限り、海中は超苦手)。国内ではお家大好き人間だが、海外では大自然を満喫してパワーをもらったり、現地の人々と話したりするのが好き(ほぼボディランゲージにて)。好きな国は、バヌアツ、トルコ、カナダ。子供が生まれたので、子連れ旅行にチャレンジしたい!

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