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エストニア、リトアニアで行きたい近郊の町・バルトの国

タリン旧市街は一日過ごしても飽きない

タリン旧市街は一日過ごしても飽きない

バルト海に面した旧ソ連の国エストニア、ラトビア、リトアニア。バルト三国としてひとくくりにされる事が多いのですが、この三国は言葉も民族も違い雰囲気がそれぞれ違います。エストニアの首都タリン、ラトビアの首都リガ、リトアニアの首都ビリニュスにある旧市街は世界遺産に登録されている事もあり、世界から観光客が集まります。日本人観光客も増えてきてはいますが、多くは首都のみを観光するだけ。それでは勿体ない。ちょっと足を伸ばせはその国の違った顔も見れるのです。今回三国のうちのエストニア、リトアニアについてあえて首都以外の町をご紹介いたします。

エストニア第2の都市タルトゥ

タルトゥの中心ラエコヤ広場

タルトゥの中心ラエコヤ広場

タリンから南東に車で2時間、学生の街とも言われる緑豊かな街がタルトゥです。中心部にはエマユギ川が流れ、約400年近い歴史を持つタルトゥ大学裏には小高いトーメの丘があり憩いの場となっています。こな丘にある13世紀から約200年かけて建てられた大聖堂は、現在壁を残すだけの廃墟となっていますが、その空に向かって建つ塔の高さには圧倒させられます。

トレンドスポット/アパラーディテハス 古い本屋

トレンドスポット/アパラーディテハス 古い本屋

学生の街タルトゥには若者が集まるが故にお洒落なスポットが続々誕生しています。ソ連時代の工場跡地がカフェやレストランの集まるエリアになっていたり、クラフトビールが飲めるお洒落なお店が増えています。また、おすすめなのが無形文化遺産の舟でエマユギ川クルーズ。伝統的の木製の舟でお茶を頂きながらタルトゥの町を眺めのもいいものです。

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リトアニア トゥラカイ

湖に囲まれた小島に浮かぶトゥラカイ城

湖に囲まれた小島に浮かぶトゥラカイ城

ビリニュスから西に車で約50分、トゥラカイは以前首都が置かれていた湖の美しい町です。最も古く歴史があるのがこの湖に囲まれたトゥラカイ城のあるエリア。湖の周りにはお土産屋さんやレストランなどが並び、リトアニア人の人気の観光地となっています。トゥラカイ城は14世紀後半にチュートン騎士団の侵略を防ぐ為に建てられましたが、一時廃墟となってしまった時代もありましたが、1961年から約25年かけて復元されました。

カライテ伝統的料理キビナイのレストランでキビナイ作りを体験!

カライテ伝統的料理キビナイのレストランでキビナイ作りを体験!

ここトゥラカイで是非食べたいのが焼きミートパイ「キビナイkibinai」。カライテ人がこの地に伝えたパンで名物となっています。香辛料を効かせた牛肉か鶏肉が包まれたパンですが、焼き立ては熱々で肉汁が溢れ最高に美味しいです。有名お店「kybyns」ではキビナイ作り体験も出来ます。パン生地は既に用意されているので、伸ばして上手く包むだけ。ただしこの包むのが難しく、不格好になったり。それでも自分で成型したパンは可愛く焼き上がるのが楽しみです。

リトアニア カナウス

聖ペテロ&パウロ大聖堂

聖ペテロ&パウロ大聖堂

リトアニア第2の都市カナウスは首都ヴィリニュスから車で約2時間、15世紀にハンザ同盟により商業活動が繁栄した町です。1920年から約22年の間、ヴィリニュスに代わり一時首都にもなりました。カナウスの町は新市街と旧市街に分かれ、それぞれに見所がありますが、旧市街には美しいバロック様式の旧市庁舎や、赤レンガで素朴な外見からは想像出来ない程、内部が鮮やかなフレスコ画と彫刻で溢れた聖ペテロ&パウロ大聖堂など是非時間をかけて歩きたいエリアです。

杉原千畝記念館

杉原千畝記念館

またカナウスで忘れてはならないのが杉原千畝記念館。第二次世界大戦初期、ナチスに追われたユダヤ人達が生きる為に第三国へ渡る唯一の通過国であった日本。その日本の通過ビザを日本政府の命令に反し発給し続けた外交官が杉原千畝です。人の命を優先し、約6,000人以上の命を救った外交官を日本人として誇りに思わずにはいられません。

バルトの国々で体験したい!

サウナ体験(薬草で身体刺激する)

サウナ体験(薬草で身体刺激する)

冬の長い北欧の国々では生活の一部となっているサウナ。もちろんバルト三国でもサウナは伝統的に人々の身近にあります。多くの4星クラス以上のホテルにはサウナがあり、旅行者も気軽に楽しめるのです。ビリニュスの中心地より少し離れたところには伝統的なサウナ儀式を体験出来るところも。心も体もリフレッシュ出来るサウナを是非お楽しみください。

人気のバルーンツアー

人気のバルーンツアー

ビリニュスで最近人気のバルーン(熱気球)。市街地上空又は、近郊で楽しむ事が可能です。バルーン飛行は飛行機の飛ばない早朝で、気球に空気を入れる事から始ります。だんだんと大きく膨らんできて籠が浮いてきたら皆で飛び乗って一気に上空へ。地上約1000メートルから地平線まで広がる豊かな自然の景色はとても美しいものです。着陸後は皆で気球を畳んで収納し、飛行機の成功の儀式をスパークリングワインと共に行います。パイロットの名前の入った飛行機証明書も貰え大満足のアクティビティです。

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まとめ

食事も美味しいバルトの国々/2022ミュシュラン獲得レストラン「NOA」

食事も美味しいバルトの国々/2022ミュシュラン獲得レストラン「NOA」

バルトの国々の首都には世界遺産の旧市街があり、3ヶ国それぞれ雰囲気も違いますので、その首都だけを巡る3ヶ国周遊ももちろんおすすめですが、近郊の町々を訪ねてみないのはとても勿体ない。バスや専用車を使って近郊の町に寄りながら周遊をすればその国がもっと知れて、きっとお気に入りの国が出来るはずです。

ヘルシンキからタリンまではフェリーで約2時間で行けます

ヘルシンキからタリンまではフェリーで約2時間で行けます

バルト三国をリピートするなら次は周辺のフィンランドやポーランドと組み合わせるのもいいですね。旧ソ連時代を経て変わりゆくバルトの国々。これからの変化も楽しみな国々です。ロシアも早く戦争を終わらせ、周遊の可能な国の一つになりますように。

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