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自然の宝庫パタゴニアの3都市、カラファテ プエルト・ナタレス ウシュアイアとは?

世界で最も有名な氷河 ペリト・モレノ氷河

パタゴニアとは南米大陸コロラド川を境に南緯40度以南のアルゼンチンとチリにまたがる地域を指します。その面積は、なんと日本の約3倍、110万平方キロメートル。標高4000~5000mのアンデス山脈を境に、アルゼンチン側とチリ側で大きく気候が異なります。そのため多様な動植物、一面広がる豊かな草原、険しい山脈に澄み渡った氷河など、いくつもの美しい自然に溢れています。今日もパタゴニアでしか見ることができない、手付かずの大自然を求めて世界中から観光客が訪れます。そんなパタゴニアで旅の拠点となる3つの都市をご紹介いたします。

パタゴニアの基本情報

パイネ国立公園にて 野生のグアナコ

パタゴニアの気候

一般的に観光に適したシーズンは10月~3月の春から夏にかけてです。この時期であれば平均気温は10℃前後。特に夏の間は1年の内でもっとも日の長くなる季節です。さらにペリト・モレノ氷河は1年で最も崩落が発生する時期でもあります。逆に6月~8月の冬は平均気温が氷点下になることも珍しくはありません。また冬は雪のため宿が休業をしていたり、道が閉ざされることもありますので観光には注意が必要です。

パタゴニアへの行き方

メインの移動手段は飛行機です。カラファテとウシュアイアへはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスから国内線が定期運行しています。チリの最南端の都市プンタ・アレーナスへはチリの首都サンティアゴから国内線が運行しています。アルゼンチン内ではカラファテ/ウシュアイア間の定期路線がありますが、パタゴニア内でチリ側/アルゼンチン側を行き来するフライトはないため、国境を跨ぐには定期バスを利用するのが一般的です。

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パタゴニアのお役立ち情報

ベストシーズンの夏の時期(12月~3月中旬 )であっても平均気温は10℃前後です。そのため冬着で着脱しやすい服装を心掛けましょう。特に強風を防ぐためのウインドブレーカーは必需品です。また登山や長時間のハイキングをされる場合は登山靴やトレッキングポールをお持ちください。なお通貨に関してはアルゼンチン側の街はアルゼンチン・ペソ、チリ側の街はUSドルが流通していますので、USドルを出発前に用意し、必要に応じて現地通貨に両替してください。

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必ず訪れてほしいパタゴニアの3大都市をご紹介

ハイカー達の憧れの街・カラファテから近いペリト・モレノ氷河

南部パタゴニアの街・カラファテは氷河から流れ込むアルヘンティーノ湖に面した風光明媚な街。ブエノスアイレスから定期フライトがあり、チリ側へのアクセスも良いことから、パタゴニア観光の拠点となっています。街中にはツーリスト向けのホテルやレストラン、アウトドア用品店が並びます。ここからパタゴニアのハイライトの一つであるペリト・モレノ氷河へは車でわずか1時間。アンデス山脈を代表するフィッツ・ロイ山への日帰りツアーもおすすめです。

プエルト・ナタレスを拠点に観光したいパイネ国立公園

次に紹介するのはプエルト・ナタレス。アルゼンチンとの国境に近いチリの街。街には飛行場がないため、約300キロ離れたカラファテから国境を渡ってバス移動するのが一般的です。この街に来るツーリストの目的はただ一つ、トーレス・デル・パイネ国立公園。荒々しい岩峰、どこまでも続く草原とツンドラ地帯、鮮やかな高山植物、真っ青な湖、そして野生動物たち。トーレス・デル・パイネ国立公園はパタゴニアの自然の魅力をぎゅっと凝縮したような場所なのです。

ビーグル水道クルーズから見るウシュアイアの街並み

最後は世界最南端の都市・ウシュアイア。ブエノスアイレスからの距離3000kmに対し、南極大陸まではわずか1000km。そのため南極クルーズへの拠点として人気があります。街は海峡に沿って形成され、街の背後には万年雪を被った山々が連なっています。まるで山岳地帯にいるかのような錯覚を覚えますが、これは緯度が極端に高く、森林限界が標高600mと非常に低いため生まれた、まさに世界の果てと呼ぶにふさわしい不思議な景観です。

 

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