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失敗しないスイスツアーの選び方 その1 ツアー選びの5つの法則

登山電車の終点ゴルナーグラードにて

一生に一度は行きたいスイスアルプス。マッターホルン、アイガー、ユングフラウなどの絶景は本当に感動します。しかし旅行をちゃんと考えないと、せっかくのスイスツアーが楽しくない旅になる恐れがあります。スイスツアーを計画するにおいて、失敗しないポイントは何かをまずこの項目で説明します。そして、失敗しないスイスツアーの選び方 その2以降で、具体的なルートについてアドバイスをしたいと思います。

団体旅行でなく、個人旅行で行くことが大切

グリンデルワルトの風景

スイスツアーは団体旅行ではなく、個人旅行をお勧めします。それは団体旅行がハードスケジュールだとか、煩わしいとか、そんな理由だけではありません。スイスの旅は大自然を楽しむ旅です。ここで重要なのは天気です。天気によって、その観光地の印象ががらっと変わります。天気に応じて行程をフレキシブルに変更できる個人旅行こそ、スイスの旅にぴったり当てはまります。例えば、グリンデルワルトから行く定番、アルプスの展望台ユングフラウヨッホ。雨が降っていたり、天気が悪かったりすると、展望台はガスで真っ白け。何も見えません。

ミューレンは観光客が少ない絶景アルペンリゾート

個人旅行ですと、たとえ繰り返しますが到着日が雨でも翌日に展望台に行くなど、行程を変更できるので、リスクを回避できるのです。スイスの旅は天気が重要です。それにより感動の度合いが全く異なります。
スイスは個人旅行が簡単な国です。レイルパスを使い気ままに回りましょう。中学1から2年程度の英語がしゃべることのできる人なら初めての個人旅行でも難しくはありません。北海道を一周するのと大差ありません。ただし、スイス個人旅行のプログラムを持った旅行会社を選ぶべきです。また、スイスのことに詳しい担当者を指名できる旅行会社であれば、なおさらおすすめです。

アルプスのリゾートには最低2泊が必要です

ゴルナーグラードからゴルナー氷河の眺め

アイガー、ユングフラウの基地、グリンデルワルト。マッターホルンやモンテローザの基地、ツェルマット。こうしたアルペンリゾートでは必ず2泊してください。場合によっては3泊という選択肢も。これも①の団体旅行を避けるという法則と同じ理由で天気の良い日の確率を上げるからです。具体的に考えましょう。例えばチューリッヒからグリンデルワルトに行き2泊し、次の目的地ツェルマットに行くとします。天気が良ければグリンデルワルト到着日に上まで登ってみたいものです。

ベルン旧市街は時間があれば立ち寄りたい場所の1つ

逆に天気が悪いのであれば、到着日ではなく、翌日以降にユングフラウヨッホに出かけましょう。到着日はどうするかというと、いろいろ行くべき場所があります。例えば、ベルン。スイスの首都ですが、世界遺産の古都でもあります。チューリッヒからグリンデルワルトの鉄道のルート上にあり、かつ駅を降りたらすぐに世界遺産の町並みが広がっているので観光に便利です。臨機応変に対応することこそ、スイスツアーのコツなのです。

季節選びは慎重に! 6月中旬から9月がベストです

フィルスト展望台からのアルプスの眺め(グリンデルワルト近郊)

スイスの山は基本的にいつ訪問してもそれなりに楽しめます。登山電車も年中運行しているものが多く、四季それぞれの良さを体感できます。しかし、5月から10月の訪問をおすすめします。またできれば6月中旬から9月がベストです。天候が比較的安定していること、高山植物が咲いていること、ハイキングが十分楽しめることなどがその理由です。スイスの旅の目的がアルプスの大自然の場合はこの時期に旅行を検討してください。

モントルーとレマン湖

スイスの夏は涼しいイメージがありますが、山間部でもそれなりに暑いです。平野部では、気温が30度を超えることも珍しくはありません。ただ湿度がそれほどないのでしのぎやすいです。もちろん標高の高い地域では真夏でも急激に冷え込み10度以下になることも多いので、そのつもりで準備してください。重ね着できる服装で旅してください。

ハイキングを旅行プランに入れるのが重要

バッハアルプゼーへのハイキングはグリンデルワルトでの定番

スイスは老若男女、体力のあるなしにかかわらず、誰でも山歩きが楽しめます。登山電車やロープウェイなどの山岳交通機関が発達し、ハンキングコースは標識もしっかりし整備されています。展望台で景色を見るよりも、歩いて楽しみながら絶景を楽しみたいものです。ハイキングコースは数多くのルートがありますが、ここでは初心者向きの代表的なルートを紹介します。
(1)フィルスト、バッハアルプゼー
グリンデルワルトからロープウェイでフィルストへ。往復2時間で「アルプスの宝石」アルプスの山上湖バッハアルプゼーに行くルート。ハイキングコースの定番です。

リッフェルゼーでは逆さマッターホルンの絶景を

(2)メンリッヘンからクライネシャイデック
グリンデルワルトからロープウェイでメンリッヘンへ。終始下り坂でクライネシャイデックへ。約1時間半の行程。ユングフラウ三山の大パノラマが楽しめるコース。小さい子供でも歩けます。クライネシャイデックからはユングフラウヨッホまで登山電車で上り、展望台を見学、その後グリンデルワルトに戻るのが一般的です。
(3)ローテンボーデン、リッフェルゼー、リッフェルベルク
ツェルマットからゴルナーグラードへの登山電車。終点のゴルナーグラードからの帰りにローテンボーデンで下車し、1駅歩きましょう。逆さマッターホルンの美しい湖リッフェルゼーを経由し、リッフェルベルグまで約1時間半。マッターホルンを見ながらのハイキングは快適。下り坂なので楽な行程ですが、雨の後などは滑らないよう注意が必要です。

氷河特急はスイス絶景の旅のメインではなく、前菜です

氷河特急一等車は2席、1席の配列

スイスの旅ではずせないものとして、氷河特急の乗車がありますが、氷河特急はフランス料理でいえば前菜と考えてください。スイスアルプス絶景の旅のメインはグリンデルワルトやツェルマットに滞在し、そこから登る展望台やハイキングです。これがベストです。
氷河特急の良さは全長290kmを所要8時間で走る列車の楽しさです。広々とした草原、雄大なアルプスの姿、素朴な村々など変わり続ける風景の魅力です。スイスの旅に必要とは思いますが、ベストではありません。

氷河特急一等の車内

ですので、行程は最初に、チューリッヒからサンモリッツへ、その後、氷河特急でツェルマットへ。その後グリンデルワルトへというのが正しい回り方です。逆ルートの場合、最初にベストの場所を訪問するので氷河特急がつまらなく感じます。行程を考える上で注意してください。

 

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