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首都キシナウの青空市場ではマトリョーシカも売っていました!
美味しいワインと素朴で心温まる食文化、どこか懐かしい風景が広がる国、モルドバ共和国。東ヨーロッパに位置し、ルーマニアとウクライナに挟まれた小さな国ですが、世界的に評価の高いワインやクラシック音楽など豊かな文化が魅力です。観光地化されていないからこそ出会える、人々の素朴な暮らしや本来のヨーロッパの空気感も大きな魅力です。世界87ヵ国を訪れた岡野由里と、73ヵ国を訪れた山本みなと、二人のチーフトラベルアドバイザーがその魅力をご紹介します。
モルドバ共和国ってどんな国?

パステルブルーと玉ねぎ屋根が可愛い!モルドバ正教会
| 首都 | キシナウ |
| 面積 | 33,843平方キロメートル(九州よりやや小さい) |
| 言語 | 公用語はルーマニア語。ロシア語も広く通じるが英語は通じにくい。 |
| 時差 | 日本との時差は-7時間 ※サマータイム時-6時間(日本が正午のとき、モルドバは6:00) |
| 通貨 | モルドバ・レイ(MDL) |
もともとモルドバは、ルーマニア人の国家であるモルダビア公国でした。16世紀にオスマン帝国の支配下となり、その後1812年にロシアの手に渡りました。第一次世界大戦後に再びルーマニアのもとに戻りましたが、1940年に旧ソビエト連邦に組み込まれました。そして、1991年に旧ソビエト連邦から独立し、現在のモルドバ共和国が誕生しました。

可愛い♡ノビル ラグジュアリー ブティック ホテル
住民の多数派はモルドバ人で、文化的にはルーマニアとのつながりも色濃く見られます。公用語はルーマニア語で、ロシア語も広く通じます。道路標識や看板はルーマニア語で表記されています。
地域によっては今でもロシア語を話す人も多くいるようです。モルドバ人はとってもフレンドリーです。
モルドバには自称独立国家である沿ドニエストル共和国があります。1つの国の中にもう1つ別の国が存在するとは、なんてミステリアスな国なのでしょう!

モルドバ共和国への行き方

将来の美人候補♡
日本からモルドバ共和国への直行便は現在運航されていません。
モルドバへはターキッシュエアラインズでイスタンブール乗り継ぎ、首都キシナウに入るのが日本からの最短ルートになります。ルーマニアのブカレストからはルーマニア航空が運航しています。
ブカレストからキシナウまでは国際列車も走っています。
ルーマニアのヤシからは長距離バスもあります。

キシナウの土産物市場
運行・運航スケジュールは時期や曜日によって変動するため、周辺国と周遊する場合は、スケジュール変更にも対応できるよう、余裕を持った行程にするのがおすすめです。
また、深夜に到着する列車などは避けたほうが良いと思います。
モルドバ共和国のツアー

キシナウ大聖堂の鐘楼
モルドバ共和国へ旅するのであれば、ルーマニアやブルガリアとセットで旅するのがおすすめです。モルドバは3泊もあれば見どころは十分に見られます。
団体旅行だと1泊しかしないなど駆け足の旅行になってしまい、せっかくのモルドバの魅力を味わえないまま旅が終了してしまうこともあります。
団体ではなく個人旅行を扱っている旅行会社に、モルドバと周辺の国をセットで行くプランを組んでもらうのが得策です。

緑が多く気持ちいい、シュテファン・チェル・マレ公園
このような未知の国への旅は、実際に訪れたことがあるスタッフがいるファイブスタークラブに相談したほうが、自分好みの旅行を実現しやすくなります。
ガイドブックには載っていない、行った人しか知らない情報を持っているかもしれません。
モルドバのおすすめツアー



モルドバへ行くべき理由って何?
モルドバ人マダムとお菓子(コルヌレツェ)作り
モルドバの魅力はなんといっても、ガイドブックなどがほとんどなく、圧倒的に情報が少ないこと。そこに何があるのかわからないまま旅に出るワクワク感はたまりません。でも実は、行ってみるといろいろな体験ができるのもこの国の面白さ。せっかくなら人と触れ合い、ガイドさんやお店の人と会話を楽しんだり、ワークショップでお菓子作りを体験することもできます。モルドバのマダムが作る家庭料理は、より深くこの国を知るきっかけになります。
洞窟の外の景色はまるで絵画のよう
美しい景色は、有名な建物でなくても感動がそこら中に転がっています。どこへ行くか決めずに街歩きを楽しみながら、何があるのかワクワクしながら歩く時間も魅力のひとつ。この国を訪れれば、きっと周りの友人に「どこ?何があるの?」と聞かれるはず。モルドバを語れるようになることが、何よりの収穫です。
旧ソ連の面影が残る 首都キシナウ

あれ?ここはパリ?と思わせるようなモルドバの凱旋門
モルドバ共和国の首都であり玄関口であるキシナウは、緑豊かな街です。ヨーロッパの街が持つ独特の華やかさはありません。通りが碁盤の目のように整然と並ぶ町並みは、旧ソビエト連邦の面影を色濃く残しています。
【ミニ凱旋門!勝利の門】
シュテファン・チェル・マレ通りには、パリの凱旋門のミニチュア版のような小さな凱旋門が立っています。 正式名称は勝利の門。この門は、1840年にロシアがトルコに勝利したことを記念して建てられました。

レモンイエローが可愛い♡ナステレア大聖堂
【ナステレア大聖堂(キシナウ大聖堂)】
キシナウの中心にある広場にひときわ目立つパステルカラーの教会があります。それはモルドバ正教会の教会であるナステレア大聖堂です。ブルーを基調とした教会内部は必見の美しさです。
| 住所 | Piața Marii Adunări Naționale 12, Chișinău, Moldova |
| オープン | 8:00-16:00(土曜日のみ8:00-20:00)要確認 |
| 公式ホームページ | https://en.mitropolia.md/ |
断崖絶壁に建てられたオルヘイ・ヴェッキの洞窟教会

教会の入り口はとても小さくワクワクします。
首都キシナウ郊外にオルヘイ・ヴェッキという田舎町があります。青い空と見渡す限りの大草原の丘の上に、小さな教会がポツンと立っています。
それは、洞窟式に建てられた修道院です。修道院が現役で使われていた頃には、実際にこの中で生活をしていた人もいたそうです。
とっても小さな入り口を通って階段を下ると、神秘的な雰囲気が漂う礼拝所が現れます。暗い礼拝堂内には、人々の祈りが込められたロウソクの灯りだけが静かに輝いていました。

十字架の周りを1周すると願いが叶うと言われています
教会の外には断崖絶壁に建てられた大きな十字架があります。この十字架の周りを1周すると願いが叶うと言われています。ただ、かなり危険そうだったので、くれぐれも足元にはご注意ください!!
| 住所 | Manastirea Orhei Vechi, Butuceni, Moldova |
| 備考 | モルドバの首都キシナウの北東、車で約1時間。 オルヘイ・ヴェッキ地区のブトゥツェニ村にある修道院。 |
その規模はギネス級!!モルドバのワイナリー

ヴィンテージワインがずらりと並ぶ、とーても広いワインセラー。
モルドバの一番のおすすめはワインです。モルドバワインは3,000年の歴史を持っています。ヨーロッパ各国の王室御用達であったというほどクオリティが高く、ここ数年で急速に注目を集めるようになっています。
ミレシュティ・ミチワイナリーは、世界最大のワインコレクションを持つワイナリーとしてギネスに登録されています。
地下100mに迷路のように張り巡らされたワインセラー。その長さはなんと200km!自家用車や電動トレイン、自転車での見学となるため、現地旅行社への事前予約が必要です。
| 住所 | Mileștii Mici, Ialoveni, Republica Moldova, MD-6819 |
| 備考 | モルドバの首都キシナウの南。車で約15分 ※注意※見学は事前予約が必要なので旅行会社にお問い合わせください。 |
| 公式ホームページ | https://www.milestii-mici.md |
クリコバワイナリーは、モルドバでミレシュティ・ミチに次ぐ第2位の長さを持つワインセラーです。その長さは120km。ワイナリーツアーに力を入れているので、個人でも簡単にツアーに参加することができます。このワイナリーでは、世界のセレブたちのプライベートワインのコレクションを見ることができておもしろいです。

ワイン祭りでは民族衣装を着た地元の人々の姿も♪
毎年10月の第1週末には、国を挙げてのワイン祭りが催され、首都キシナウに各地のワインが集まってきます。

まとめ
ガイドブックの掲載ページも少なく、日本にはあまり情報が届かない未知の国のひとつですが、実際に行ってみると安全でとても楽しいことがわかりました。モルドバは他のヨーロッパの国に比べて物価が安く、ワインも1本10ユーロ程でとっても美味しいものが手に入ります。ワイン好きのそこのあなた!ぜひ次の旅先はモルドバへ!
街歩きの楽しみの1つキシナウのお洒落なカフェで休息
昔ながらのヨーロッパの雰囲気が今も残り、クラシック音楽の魅力にもあふれる国。緑あふれる公園やお洒落なカフェと、旧ロシア時代の古い建物が混在する風景も印象的です。世界最大級のワイナリーを訪れたり、雄大な自然の中を歩いたり、地図には載っていない街角を気ままに巡る楽しさも味わえます。優しい人々との出会いも、この国ならではの大きな魅力のひとつです。
モルドバのおすすめツアー







