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南部アフリカ|究極のサファリロッジ「チーフズキャンプ」

ライオンに出会うのはここモレミ動物保護区では珍しくない

ライオンに出会うのはここモレミ動物保護区では珍しくない

地球最後の楽園!最高のサファリスポット

ヒョウが獲物を咥えて木に登る貴重映像をゲットしました

ボツワナで最高のサファリスポット、ひいては世界中でも最高レベルのサファリスポットである、モレミ動物保護区内のチーフズアイランド。まさに野生動物のパラダイス、地球最後の楽園とも呼べるスポットなのです。その中にあるのがチーフズキャンプです。

一般のゲストが入ることのできない、それにしては広大すぎるサバンナでのサファリは2つのロッジのゲストだけの特権です。もうひとつのモンボキャンプは、チーフズキャンプから離れているのでめったにサファリカーに出会いません。

チーフズキャンプは全11室。同じキャンプに滞在中のほかのゲストのサファリカーには時々出会うこともあるのですが、動物を見つけたらサファリカーが10数台1匹の動物を取り囲む…などという、他の国のサファリスポットでよく見かけるシーンのようなことはあり得ない世界です。

ロッジの部屋はこんな感じ。ナチュラル感にあふれつつ、快適な設備が整っている

ロッジの部屋はこんな感じ。ナチュラル感にあふれつつ、快適な設備が整っている

ずっと前から憧れ続け行ってみたかったチーフズキャンプ。コテージ式の客室は、かなりゆとりのある広さです。夜には蚊帳が下ろされるベッドルーム、バスルームにはオーバーサイズのバスタブがあって、レインシャワーの付いたシャワールームと、屋外のシャワーもあります。見上げれば青空と木々の緑が美しい屋外でのシャワータイムは格別なひと時。鳥が飛び交っている姿も見えました。

バルコニーにあるプランジプールには、乾季の時期とあって水を飲みに来るバブーンのグループの姿も。バルコニーでくつろいでいるバブーンのカップルもいたりして、微笑ましいものの、バブーンが水を飲んだプールには不衛生だから入ることができませんでした・・・・残念

施設名 CHIEF’S CAMP MOREMI GAME RESERVE

ロゴ

チーフズキャンプの1日はこんなスケジュールで進んでいきます

キャンプのスタッフは皆フレンドリーで優しい

キャンプのスタッフは皆フレンドリーで優しい

早朝5:30/起床 ロッジの室内に電話などないので、専属のドライバーガイドさんが起こしに来てくれます。外からGOOD MORNING!と叫ぶので、こちらも答えます。動物の多い早朝サファリのために毎朝早起きです。

06:00-07:00/朝食タイム ダイニングルームにゲストが起き出してきてコンチネンタルブレックファストのビュッフェです。パン、ハム、サラミ、チーズ、フルーツ、ジュース、ヨーグルト、シリアル、コーヒー、ティーなど

07:00-11:00/モーニング・ゲームドライブ  途中でコーヒーブレークが入ります(スコーンなどのスナック付き)

オールインクルーシブなのでドリンク類も飲み放題

オールインクルーシブなのでドリンク類も飲み放題

12:00頃/キャンプに戻ってランチタイム  サラダ、メイン、デザート。窯焼きピザとパスタの日も。

休憩タイム

16:00/アフタヌーンティー サファリの前にアイスティなどでのどを潤し、クッキーなども摘まみます。

16:30-19:00/アフタヌーン・ゲームドライブ  途中、夕陽の時間にサンダウナータイム 好みのドリンク(ビールやワイン、ソフトドリンクなど)と数種類のスナックやナッツ類が用意されます。

19:00-21:00頃/ロッジに戻ってディナータイム

朝が早いので、皆さん夜は早く寝るのがサファリロッジでは一般的です。

チーフズキャンプに住んでいる動物。キャンプに遊びに来る動物は?

滞在している部屋のベランダのすぐ横をゾウが横切っていくことも

滞在している部屋のベランダのすぐ横をゾウが横切っていくことも

チーフズキャンプのダイニングルームやレセンプションの棟から、自分の部屋に戻る渡り廊下の道中、いつもたくさん見られる動物はインパラ、バブーン、イボイノシシなど。バブーンは部屋のベランダのプールに来たり屋根に上ってバタバタ走り回ったりして大暴れです。

ドアを開け放つのは厳禁。バブーンが部屋に入ってきたら、食べ物など取られたり大惨事になるでしょう。でも網戸を閉めておけば、入ってくる心配はなく、彼らがくつろいでいる姿を観察することもできます。少々脅かしてもバブーンはへっちゃらで、逃げていくこともほとんどないのです。

バブーンのグループが私のロッジのプールの水を飲みにやってきた

バブーンのグループが私のロッジのプールの水を飲みにやってきた

キャンプによく遊びに来るのは、大きいものからゾウ、キリン、クドゥ、イボイノシシ、夜には夜行性のジャコウネコなど。

通常はデルタ地帯には水が多いはずが、私が訪れた乾季にはほとんど水がない状態で、少しの水を求めて動物がやってきます。部屋のすぐ外をゾウがのしのし歩いて通り過ぎるなんて言うこともあります。要するに動物のテリトリーにお邪魔してロッジが建てられていると考えればいいでしょう。

敷地内にいろんな動物がいるため、夜暗くなってからはゲストだけで歩くのは危険です。ディナーの送り迎えはキャンプのスタッフが付いてきてお世話してくれるので安心です。

チーフズキャンプでのサファリの魅力。それは真近で目撃できる野生動物の驚くべき世界!

ハイエナとジャッカルとハゲワシの餌をめぐる駆け引き

ハイエナとジャッカルとハゲワシの餌をめぐる駆け引き

チーフズアイランドの広大なサバンナの中で動物は日々移動しています。動物のいる場所も日々変わることが多く、探すのも大変な作業です。なのにチーフズキャンプのベテランガイドさんは経験豊かで、色々な動物を見せてくれるのです。私の何倍も目がいいようで、すぐに遠くの動物も見つけてくれます。

私の担当になってくれたKENOSIさんは、もう12年もサファリガイドをしている超ベテランです。シーズン中の半年はキャンプでゲストのアテンドをして2か月は遠くの家に帰ってお休みとか。

毎日朝夕のサファリの案内をしてくれました。最初にサファリカーでの決まり事を教えてくれます。動物が驚くので立ち上がらない、大声を出さない、サファリカーでは食事をしないこと。当然のことですね。

イボイノシシの肉を咥えて木に登る寸前のヒョウ

イボイノシシの肉を咥えて木に登る寸前のヒョウ

ヒョウは、他の国のサファリでは大体木の上でごろんと寝ているのをやや離れた場所から見るくらいが一般的でした。運が良ければ地面を歩いている姿が見られることも。ここでは初日の1回目のサファリでヒョウのすごいシーンに出くわしたのです。

1匹の雄のヒョウがハンティングして仕留めたイボイノシシの肉を咥えて歩いてきたかと思うと、目の前で木に上ったのです。初めての衝撃映像ゲットです。旅行の前にiPhone 14 Pro Maxを買ってきた甲斐がありました。

ほかにも、雄ライオンがバッファローの赤ちゃんの肉をガリガリと貪り食っている様子や、ハイエナが大きな肉を咥えて独り占めしようと画策し、ジャッカルやハゲワシがその後をひょこひょこ付いて回りおこぼれを頂戴しているシーンなど。サファリ好きなら見てみたい様々な貴重な場面に出会うことができました。

チーフズキャンプのサファリでよく見られる動物とは?ワイルドドッグは今では希少動物に!

ライオンのファミリーの憩いのひと時

ライオンのファミリーの憩いのひと時

私はチーフズキャンプに3泊したので、ゲームドライブは全部で6回。水が多い時期だと、1回はモコロ(丸木舟)での水辺のサファリをするところですが、水が少なくてモコロができないので、すべてドライブとなりました。モコロは前に来た際にやったことがあるので、1度で十分というのが感想でしたからちょうどいい感じでした。

朝のサファリは4時間ほどと長く、午後は2時間半ほど。その時間内に行ける範囲まで足を延ばしてくれるのです。

ヌーの姿も

ヌーの姿も

このエリアに多いのはインパラ。これはあちこちで群れを成しています。キリンもかなり多いです。ゾウ、シマウマ、バッファロー、ヌーもいます。アンテロープはインパラ以外ではサザビー、クドゥ、リードバックも。バブーン、イボイノシシもたくさん見かけます。ゾウは2020年に特殊なウィルスでたくさん死んでしまうことがあったものの、その後増え続けているので、ガイドのKENOSIさんは、もうゾウはいいと言うほど今では多いそうです。

CATSとも呼ばれるネコ科に関しては、ヒョウのほかにライオンも多いですが、チーターは少なめでした。ハイエナは時々見かけますがワイルドドッグ(日本名:リカオン)はほとんどいなくて、空港でも「ワイルドドッグを見かけたらご一報ください」という、まるでお尋ね者のようなポスターが貼ってありました。以前来たとき見られたのに、今回はやはり出会うことはできませんでした。

チーフズキャンプの食事やサービスについて

オープンテラスでの食事は最高の気分

オープンテラスでの食事は最高の気分

チーフズキャンプの客室内にはエアコンが付いているので、暑い季節でも快適です。またランドリーサービスは無料なので、朝にかごに入れておいた洗濯物は、すべて夕方にはきれいに洗濯とアイロンかけをして返してくれます。それも宿泊代にインクルードです。
キャンプ内にはSPAもあります。フットマッサージ10分は無料サービスでしたが、別オーダーでフルボディマッサージを60分してもらいました。(別料金110$)

ちなみに、空いている場合、サファリカーはグループでの専用サファリカーにしてくれるようです。私が泊まった際はもう1組しかいなかったので、私ども家族2人だけの専用サファリで最初から最後まで楽しめました。

ある日のランチのサラダは豪華でとっても美味しかった

ある日のランチのサラダは豪華でとっても美味しかった

高級サファリロッジの中には、食事の際に長いテーブルでゲストとガイドさん、ロッジのマネージャーなど全員で取ることがあります。他のゲストや他のガイドさんなどと仲良くなれるチャンスですが、英語力は必要。英語が苦手だとやや苦痛に感じるかもしれません。
チーフズキャンプでは、ゲストのグループごとにテーブルが分かれているので、気兼ねなく食事が楽しめます。
食事内容は辺境の地とは思えないほど美味しくて驚きです。

ランチの例:
ピザ(トッピング自由)、ケニアの同系列のサンクチュアリーオロナナロッジでもあったのですが、ピザ窯があって本格的なピザが味わえます。
他にもスパゲティボロネーズかエッグプラントカプレーゼなど。デザートもあります

ディナーの例:
チーズスフレまたはトマト&バジルスープ
グリルビーフフィレまたはチキンブレストまたはタイベジタブルカレーなど。デザートもあります

ロゴ

まとめ

ゲストが到着したらスタッフが総出でウエルカムソングとダンスで歓迎してくれる

ゲストが到着したらスタッフが総出でウエルカムソングとダンスで歓迎してくれる

チーフズキャンプのサファリライフ、その素晴らしさをお分かりいただけたでしょうか?

どうしてプライベートコンセッションでのサファリロッジは他に比べて高価なのか、その理由も理解できるはずです。でも目の前で繰り広げられる野生動物の姿、まさに楽園の世界を独り占めできる体験は絶対体験する価値ありなのです。サファリ通を名乗るあなたでしたら、ぜひ一度トライしてみてください。

夕陽の時間にはサンダウナーの幸せなひととき。ガイドさんと

夕陽の時間にはサンダウナーの幸せなひととき。ガイドさんと

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